今夜発表された米経済指標は軒並み軟調。
米金利反発が止まってしまうか。
⬇米失業保険継続受給者、21年11月以来の多さ-労働市場の軟化示唆
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-04-20/RTEYSXT0AFB501?srnd=cojp-v2
・4月15日終了週:前週比5000件増の24万5000件(予想24万件)の場合
・前週は24万件(速報値23万9000件)に修正
・失業保険の継続受給者数(4月8日終了週)186万5000人に増加
(予想182万5000人)
・前週は180万4000人(速報値181万人)に修正
⬇米中古住宅販売、3月は予想以上の落ち込み-回復の足取り不安定
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-04-20/RTF2X4T1UM1001
前月比:▼2.4% (予想:▼1.8% 前回:+14.5%)
⬇米3月景気先行指数 前月比:▼1.2% (予想:▼0.6% 前回:▼0.3%)
⬇フィラデルフィア連銀製造業景気指数
結果:▼31.3 (予想:▼19.2 前回:▼23.2)
⬇メスター・クリーブランド連銀総裁の発言はハト派的だった
「FRBの利上げプロセス、終わりに近づいている」
「インフレ率、年末にかけて3.75%へ緩和するだろう」
「5%超への利上げを支持するが、慎重さも必要」
というわけで米金利反落。
※米国債利回り一覧
金利反落は米国だけにあらず。
主要国金利軒並み反落。
まあ、だいたいドル金利に連れて同じ方向に動くものですが
その比率が大きいか小さいかで通貨の強弱が出たりします。
※主要国2年債利回り一覧
今日は東京時間オープン前にNZのCPIが発表されましたが、
インフレ率が急低下。これでNZの金利も大きく下がりましたね。
■NZ消費者物価指数(CPI)
23年1Q 前年同月比 +6.7(前回+7.2)
前期比 +1.2% (前回+1.4%)
弱いCPIでキウイは弱含み。
キウイドルショート継続しています。
こうして主要国金利の上昇がとまり再び低下していくこととなれば
ここまで買われてきたクロス円が反落していくこととなります。
※ドル円、クロス円日足
ただ、今日豪ドルが強い理由がわからない。。。
豪州中央銀行、RBAは数十年で最大の改革を予定していると報じられています。
今日RBAロウ総裁の会見がありました。
・金利の決定を年 8 回に減らすとか金融政策の枠組みの見直しを実施する模様
・2024年7月1日開始を目標にRBA 改革を実施するための法律を制定
これが豪ドル買いになったとは思えませんが、
今日は豪ドルが強く、
豪ドルショートはコスト近辺でカットさせられました(T_T)
それと、どうも米株が崩れそうです。
悪い指標➡利下げ期待➡株高 と言うのはすでに現在までの相場に
十分に織り込まれてしまっていると考えられ、
(金利先物市場の年内利下げ折込みが続いている)
今夜は逆に景気悪化懸念からの株売りに転換しそうな雰囲気も。
株の下落に警戒。ダウを短期でショートしてもよさそう。。。
※米国株インデックス一覧
そして、ドル金利低下、ドル安なのに原油も崩れ気味。
金融要因で買われることなく下げているというのは
やはり需要が弱いということではないのか。
OPECプラスは5月から追加減産に踏み切るというのに。
※WTI原油 200SMAで見事に頭を抑えられた今週、中国のGDPが+4.5%と良好だ、
ということで中国景気回復期待もあったはずですが
原油が上がらないというのは、、、。
やはり世界景気の先行きには不安がある
ということのような気がします。
中国の指標は信憑性に欠けるという話もありますし。
■中国の本当のGDPは当局発表の6割しかない…
人工衛星で光の量を測定してわかった中国経済の真の実力
https://news.yahoo.co.jp/articles/202eac5ef929b8dfa1107b6d9643e1968a6a08c0
今週のマーケットディーパーは
ジョセフ・クラフト氏
今年の地政学リスク、中東がきな臭いとのこと。
イスラエルで起きている大規模デモの背景とここから。。。
<市場の政策金利見通しが上方修正>
『今年最大の地政学リスクは中東?』
https://youtu.be/CH-afEF_Wdk
◎イスラエルでの大規模デモ
◎高まる中東紛争リスク
◎今後注目すべき投資戦略
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