米株にとってはネガティブなニュースばかりですが
全く動じていませんね、米株市場強い展開が続いています。
■シカゴ連銀総裁、「影響の表面化はこれから」-昨年からの急速利上げ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-15/RUPA5IT0G1KW01
・これまでの急速利上げについて「その影響の多くがこれから表面化する」
⬇実際、表面化しはじめていますが
■米国で過去24時間に7社が破産申請、利上げの信用収縮鮮明に
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-15/RUP5N8T1UM0W01
メディア新興企業のバイス・メディア
ホームセキュリティーシステムのモニトロニクス・インターナショナル
KKR傘下のエンビジョン・ヘルスケア
英化学品メーカーのベネター・マテリアルズ
石油会社のコックス・オペレーティング
防災設備のキッドフェンオール
バイオ医薬品のアテネックス の7社がこの24時間に破産申請。
⬇しかしなお、追加利上げが必要かも、とアトランタ連銀総裁。
■アトランタ連銀総裁、利下げ検討は来年しばらく経過後-市場をけん制
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-15/RUP8P4T0AFB401?srnd=cojp-v2
・インフレ指標は依然当局目標の2倍、残された道のりは長い
・次回FOMCでは追加利上げが必要にも-ボスティック総裁
~利上げまではないにしても、年内利下げを織り込む市場を牽制。
⬇そして今夜発表の5月エンパイアステート景気指数が急低下。
■NY連銀製造業景況指数、5月は20年以来の急低下-受注などが悪化
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-15/RUP9EYT0G1KW01
・5月NY連銀製造業景気指数:▼31.8(予想:▼4.0、4月:10.8)
・新規受注は20年4月以来の大幅低下、出荷指数は40ポイント超下げ
・景況指数の見通しは3カ月ぶり高水準、受注と出荷の見通しも加速
※NY連銀製造業景況感指数
NY連銀管轄の製造業約200社の景況感調査。
フィラデルフィア連銀景況指数、
ISM製造業・非製造業景気指数の先行指標。
上記に示したニュースは総じて米株市場にとってネガティブなはずですが
株式市場はほとんど反応せず。債券市場にも動きはみられません。
債務上限問題も並行して懸念されているはずですが
すでに米株インデックス先物のショートは積み上がっている状態です。
アミンさんのツイート
https://twitter.com/aminimaz/status/1657997993310851072
※週次のS&P500主要先物のE-miniの、非商業部門(投機、ファンド等)におけるネットポジションが-37.6万枚とショートが2011年ユーロ危機並みに蓄積。
5兆ドルを超える待機資金が、株価の急落を待ち受けているとすると
米株は落ちないんじゃないかという気がしてきます。
だからショートは止めたんだけど、
やりにくいというやつまらない相場です(T_T)
※MMF残高推移
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今日は円安基調が強く、ドル円だけでなくクロス円も上昇。
※通貨インデックス一覧 今日はドル高ではなく円安だった
円安基調の背景には、例えば今日発表された企業物価指数。
■企業物価5.8%上昇 4月、伸びは4カ月連続鈍化
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB150HC0V10C23A5000000/
前年比+5.8%ですが、上昇率の鈍化が4ヶ月連続。
輸入物価が26ヶ月ぶりにマイナスに転じるなどして
趨勢としては物価上昇が鈍ってくる=インフレはピークアウト
する可能性も出てきていると思われ
性急な金融性格の転換するべからず、でしょう。
というわけで円安なのかも。
あるいはGW開けの1週間ではとてもさばききれなかった実需の
外貨買いニーズが高いという可能性もありますが
ともかく円売り優勢です。
どこかでクロス円押し目買いしようかと思案中。
ユーロ円147.75円売り継続
ユーロドル1.0908ドル売り継続。
NOTE
■トルコ資産売られる、エルドアン氏健闘で大統領選は決戦投票へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-15/RUP0OBT0AFB401
現職エルドアン大統領健闘、28日に決選投票へ。
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