2023年5月17日水曜日

 ドル円、上がってきました。
よくよく見れば下値が切り上がっています。

 

【ドル買い要因】

■米小売売上高、4月は0.4%増 予想下回るも基調は堅調
https://jp.reuters.com/article/usa-economy-retail-idJPKBN2X717U?il=0

・4月小売売上高:前月比+0.4%(予想:+0.8%、3月:▼0.7%←▼1.0%)

伸びは予想を下回るも、3カ月ぶりのプラスに改善。
GDPに用いられる自動車・建材・給油・食品などを除いたグループの小売りは
前月比+0.7%と、3月▼0.4%からプラスに改善、1月来で最大の伸び。

■米製造業生産が4月に持ち直す、自動車がけん引-前月は下方修正
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-16/RUR68ST0AFB401

・米・4月鉱工業生産:前月比+0.5%(予想:0.0%、3月:+0.4%)
   製造業生産指数:前月比+1.0%(予想:+0.1% 3月▼0.8%)
  
製造業生産持ち直す、って景況悪化がとまり景気が持ち直すってこと?
だとすると利上げ停止はともかく、利下げの議論などできませんね。
  
■要人発言:メスター・クリーブランド連銀総裁
「利上げ停止する水準とは言えない」
「データによると金利は十分に引き締め水準ではない」

FedWatch Toolを確認すると
6月FOMCでの0.25%の利上げ確率が26%にまで上昇しています。
まだ大勢は据え置き予想ではありますが、
9月の利下げ開始予想は変わらずなのですが
確率が40.5%、据え置き予想が39.9%ですので拮抗してきました。

つまり9月利下げの可能性はやや後退しており
これが足元の米金利上昇要因に。

※米国債券利回り一覧

まだ短期債(2年)も長期債(10年)もレンジの域を抜け出ていませんが
強い経済指標が出るたびに、年内利下げ確率が低下、
市場金利の上昇がトレンド化することとなれば
ドル高要因となってきますね。

債務上限問題は気になるのですが、
ドル金利上昇は強いドル高の材料ですので
ドル高がトレンド化しそうです。

そして、ドル高だけでなく今夜はユーロ安要因も・

【ユーロ売り要因 思ったよりドイツの景気が・・・】

■独ZEW期待指数、5月はマイナス10.7に低下-3カ月連続で悪化
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-16/RUQUO8T1UM0W01

ZEW景況感指数(5月)▼10.7 (前回4.1 予想▼5.4)

前回4月は➕4.1
今回マイナス転落予想ではありましたが、予想のほぼ倍の悪化。
12月以来のマイナス圏に転じたことでユーロ売りに。

しかし、通貨インデックスを眺めてみると
円安がトレンド化しそうな気配。
ドル金利上昇に加え、円安基調も強いとくれば
ドル円のロングが最もトレード妙味ありです。

136.14円で軽めにドル円ロングを作りました。

ZEWでユーロが売られたにも関わらず
円安基調が強く、ドル円に引っ張られる形でユーロ円も強く、
ユーロ円ショートはカット。

ユーロドルショートとドル円ロングになりました。

円安が続くならクロス円ロングもいいと思うのよね。
債務上限問題は気がかりではありますが・・・・。

今夜米金利上昇でダウ平均は軟調ですが
ナスダック総合、半導体指数などはプラス圏に浮上してます。

このところは米国市場とは一線を画している日本株市場、
16日の東京市場で日経平均は29842円で引けましたが
夜間取引で先物価格が29960円まで上がってきています。
3万円の大台は明日17日にでも達成するのでは?!

※日経平均日足

※TOPIXは20年につけた高値を超えた。
後は1989年バブル絶頂期の高値、、、
その翌年につけた2508の戻り高値がターゲットかな?
※TOPIX月足

※ドル金利上昇でゴールドが調整局面入りしそうです。
2090ドルライン、3度目のトライ失敗。

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