債務上限問題。
9日、バイデン大統領とマッカーシー下院議長の協議がなされましたが
進展はありませんでした。驚きはありません。
ギリギリまで駆け引きするのが通例。
マッカーシー下院議長は改めて
短期の債務上限引き上げを否定しています。
というわけでバイデン大統領広島開催のG7欠席するかも、との観測。
■バイデン米大統領、G7欠席も=債務上限問題「進展なし」
https://newspicks.com/news/8429874/body/?ref=user_1425973
■米デフォルトリスクは11年より高い-ヘッジファンド運用者ワドワニ氏
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-10/RUFU80DWRGG001
債務上限問題、2011年のケースではS&P500が18%も下落しました。
今夜は米株式市場が弱含んでいます。
すでに株を売って待っている向きも多いようです。
■UAE王族投資会社、大規模な米株ショート積み上げ-世界不況に備え
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-10/RUFU80DWRGG001
う~ん。。こうして大量のショートが溜まってしまうと
ショートカバーで踏み上がる相場展開もありそうで、いやね。
しかし今夜米株が下落している、というのはいよいよ
大きな下落の入り口かも。
というのも、CPI受けて金利は低下しており、
CPI発表直後は金利低下を好感して株が急伸していたのですが、
その上昇をすべて吐き出して、なお下落基調を強め始めています。
為替市場ではやや円高基調が強まっており
リスク回避ムードが漂い始めたようにも見えます。
債務上限問題で過去政府閉鎖に追い込まれた
2013年、2018年、2018年~2019年にかけての事例では
いずれも数週間~数日前からドル売りとなっていますので
ドル売りが本格化する可能性もあるのですが、
まだはっきりとドル安の兆候はみられません。
ドル円に関しては今夜のベイ4月CPIで急落しているのですが、
ユーロ、ポンド、合ドルなどが弱含みの展開となってきており
ドル独歩安という展開でもないのです。
※通貨インデックス一覧
■米CPI、インフレ鈍化を示唆-FRBに利上げ停止の余地与えるhttps://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-10/RUG05FDWLU6801・4月消費者物価指数:前年比+4.9%(予想:+5.0%、3月:+5.0%)
:前月比+0.4%(予想:+0.4%、3月:+0.1%)
前年同月比ではわずかに低下しているものの、
前月比でみると3月が0.1%の伸びだったのに、今回0.4%の伸びで
インフレ圧力は意外と強い印象ですが。。。
・4月消費者物価コア指数:前年比+5.5%(予想:+5.5%、3月:+5.6%)
:前月比+0.4%(予想:+0.4%、3月:+0.4%)
コア指数は前月比は前回と変わらぬ伸び。インフレは加速していないものの
鈍化もしていない。前年比ではやや低下しています。
6月FOMCでは利上げの必要なしとの確信が強まったか。
かといって、年内利下げするにはインフレが強すぎると思うのですが、
Fedウォッチでは相変わらず9月以降の利下げが織り込まれていますね。
この年内利下げ折込みがあるため米株が下がらずにいるのですが
今夜は米株が売られているのです。
ドル円はCPIを受けて急落
※ドル円5分足
ただし、日足でのドル円上昇基調を崩すには至っていません。
※ドル円日足
他方、欧州はまだ利上げ継続のスタンス。
■ECB当局者、7月に利上げ停止しない可能性を認識-関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-10/RUG57RDWLU6801
今夜のCPI受けてのドル売りに加えてECB当局者によるタカ派発言があった割には
ユーロの上昇が続かない印象。
※ユーロドル5分足
※ユーロドル日足
というわけで、ユーロドル安、ドル円下落で
ユーロ円が調整入りしそうなチャート。
※ユーロ円日足
ユーロ円を147.75円で売り参戦。
ダウCFDを33486ドルで売り参戦。
日本株強気は継続ですが、今日の
プライスアクションが弱い。
ここまで堅調に上がってきましたし、
米国リスクも高い局面ですので
日経CFD28786円ロングは 29023円で手仕舞いました。
調整が来たら買い直す方針。
NOTE
米検察当局、銀行危機前後の株式空売りを捜査-報道
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-10/RUFUC9DWRGG101
今週のWeeklyGOLDはシーホーク代表成田博之氏
ゴールド、テクニカル的には調整が来そうとのこと。
ただし需給が引き締まっているので、、、
<ゴールド、上げ下げどっちだ?>
『テクニカル VS ファンダメンタルズ』
https://youtu.be/lA_Zp93WvPo
◆ラリー・ウィリアムズのシグナル
◆COTレポート分析
◆ゴールドETFのデータ分析
◆フォーキャストライン
☞ひろこのTwitter
いつもご覧いただきありがとうございます。
人気ブログランキングへ