ファーストリパブリックバング、破綻です。
顧客の大量預金引き出しと保有資産価格の下落に耐えられなかった、、、
ということですが米史上2位の大型銀行破綻にもかかわらず
市場に動揺は全くみられません。
ファースト・リパブリック、米史上2位の大型銀行破綻に-SVB抜く
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-01/RTZ8TET1UM0Z01
JPモルガンが買収して、米連邦預金保険公社(FDIC)とともに
損失と回収額を分け合うと報じられています。
JPモルガンがファースト・リパブリック買収、106億ドル支払い
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-04-29/RTV60ZT1UM0W0
米ファースト銀、公的管理下に JPモルガンが全預金引き継ぎ
https://jp.reuters.com/article/first-republic-bank-idJPKBN2WS0QB
JPモルガン・チェースは、ファースト銀の大半の資産を取得し、
預金保護対象外のものを含め全預金を引き継ぐ。
JPモルガン銀のダイモンCEOは
「ディールにより金融システムはより堅調となった」
「現状が2008年、2009年とは異なる」と主張。
米財務省報道官は
「全ての預金者が保護され預金保険基金へのコストを
最小限に抑える形で問題を解決できたことに勇気づけられる」と表明。
すべての預金は保護されるということで、
この破綻が大衆心理を不安に陥れることはなく、
むしろ、これまでの金融不安の連鎖に終止符を打つものになる、
という見方につながっている模様。これで金融危機に終止符のムード?
2カ月弱で4行目の破綻ですが米国、そんなに楽観的でいいんですかね・・・。
さらに今週FOMCですが、警戒するムードもない様子。
今夜は注目のISM製造業景況指数。
この数字が改善してたりするので、買い方には追い風なのでしょう。
・4月ISM製造業景況指数:47.1(予想:46.8、3月:46.3)
ただし、景気の分かれ目である50を下回っておりこれは6ヶ月連続。
6ヶ月連続で50を下回るのは2009年来のことです。
※建設支出の数字も良好。
・3月建設支出:前月比+0.3%(予想:+0.2%、2月:▼0.3%←▼0.1%)
この楽観ムードに気をつけろ、と警鐘を鳴らすモルガン・スタンレー。
FOMCのタカ派コメント、米株高に水差す可能性-モルガンS
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-01/RTYX8KT0AFB501
「会合でのメッセージがタカ派寄りだった場合、
株式相場にとって短期的なネガティブサプライズになる」
市場は今回5月のFOMCでの0.25%の利上げで、ピボット(打ち止め)とみており、
さらには年後半には利下げを織り込んでいるのですが、
まだ打ち止めではない、まだ利上げ余地を残している、
というメッセージが出てくるとややサプライズですね。
株は短期的に手仕舞い売に押されるリスクがある、という見方ですが、
私もどちらかというとこれに近い見方をしています。
今夜は米金利も上昇基調。
ということで、円安ではなく、ドル高のフェーズが来るかもしれない
とみてドル円を136.83円で買い参戦。
高値づかみになりませんように・・・🙏
ユーロは今週ECB理事会が控えていることもあり様子見!
日経CFD28786円ロング、
キウイドル0.6280ドルショート継続です。
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