週明け月曜、東京時間オープン前に為替相場に牽制発言。
いよいよ昨年の為替介入時にその名を轟かせた神田財務官が登場。
神田財務官
「為替、行き過ぎた動きには適切に対処したい」
「為替、足もとは急速で一方的」
「為替はファンダメンタルズを反映すべき」
「どんな場合でもあらゆるオプションが可能」
夕刻には官房長官も。
松野官房長官
「為替相場は安定的に推移することが重要」
「行き過ぎた動きに対しては適切に対応」
「足もとでは急速で一方的な動きも見られる」
「為替相場の動向を高い緊張感を持って注視する」
ドル円相場、やや円高に振れるも大きく崩れてはいません。
ドル円日足
介入牽制にも段階があって、介入も辞さぬ段階のフレーズは
「行き過ぎた相場の動きに対してはあらゆる措置を排除しない」
「投機的な相場の動きに対しては断固たる措置を取る用意」
などの強い言葉になる、との認識がマーケット関係者の間で
コンセンサスとなっているためにまだ市場は警戒を強めてはいません。
この記事に詳しい⬇
■円安再加速で注目される財務省幹部発言の読み方
https://toyokeizai.net/articles/-/595681
介入牽制が出てくるところまで円安が進行しているわけですが、
日銀は動かない、これも市場のコンセンサスとなっています。
■円スワップは日銀のマイナス金利政策が今年も続くことを示唆
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-06-26/RWUFEXT0G1KW01
介入実弾が来るまでドル円はじりじり上値を試す展開となりそうですね。
145円は超えるのでは。。。
150円に至る過程では介入もありそうですので
ここからロングするのもなかなか勇気がいりますね。
ポジションは作っていません。
世界の株価の上昇の勢いは抑制的になってきました。
6月半期末ということもあり、リバランスや会計処理のための
得珠玉が飛び交うリスクもあって積極的な売買は手控えら得ているようです。
やや株がダレてきたところを押し目と考えるか、
あるいはシーズナリティから秋口までは冴えない展開が続くと見て
新規株ロングは手控えるべきか悩ましいところ。
金利を引き上げて景気を冷やしているのですから
当然といえば当然ですが、欧州の景気指標は冴えません。
■ドイツ企業の景気見通し悪化-6月のIfo指数急落、全予想を下回る
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-06-26/RWUPNOT0AFB401
・6月の独企業期待指数は83.6、前月改定値の88.3から急落
・製造業部門の低迷がドイツ経済を波乱へ向かわせている-Ifo所長
一方、景気刺激のため先週10ヶ月ぶり利下げを発表した中国。
連休の国内旅行支出が振るわないようです。
■中国経済失速の兆し、連休中の消費低迷-取引再開の本土株も下落
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-06-26/RWULFBT0G1KW01
・22日に始まった端午節連休の国内旅行支出、コロナ前の水準を下回る
・旅行1回当たりの平均支出額が2019年に比べて約16%低かった
ノーポジションです。
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