2023年6月28日水曜日

 米国経済指標強い、強すぎる~(゚ロ゚)w

■米耐久財受注、コア資本財が2カ月連続増-設備投資の安定示す
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-06-27/RWWW4JT0G1KW01?srnd=cojp-v2
耐久財受注(5月)
前月比 1.7% (予想▼1.0% 前回1.2%
コア前月比: 0.6%(予想 0.0% 前回▼0.6%

・設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の
 受注が2カ月連続で増加
・安定した設備投資は労働や資材のコスト上昇を受けて、
 企業が効率性の改善に取り組んでいることの証左

■米新築住宅販売、5月は76.3万戸に増加-約1年ぶりの高水準
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-06-27/RWX0ACT0AFB401
米新築住宅販売(5月)
販売件数 76.3万件(68.0万件)(年率換算)
中間価格 41.63万ドル(40.24万ドル) 
平均価格 48.73万ドル(49.56万ドル)
在庫水準 6.7カ月分(7.6カ月分)

■米住宅価格の回復進む、需給が逼迫-S&Pケース・シラー指数
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-06-27/RWWXGVT1UM0X01
・4月の全米住宅価格指数、前月比0.5%上昇-3カ月連続の上昇

■米CB消費者信頼感、6月は109.7に上昇 約1年半ぶり高水準
https://jp.reuters.com/article/usa-economy-confidence-idJPL6N38J0BB?il=0
コンファレンスボード消費者信頼感指数(6月)
結果 109.7(予想 103.8 前回 102.5(102.3から修正)
~ 2022年1月以来約1年半ぶりの高水準

これらを受けたからといって、年内利上げ折り込みが
年2回になったかというと、そうでもない。
年明け1月からの利下げの可能性も後退していません。

FedWatch


というわけで、ドル高になるかというとそうでもない。
ドル円相場だけで見るとドル上昇なんですが、
今日はユーロやポンドなどの通貨が強くドルは相対的には弱含みです。

※通貨インデックス一覧 

ドルインデックスは弱い。
しかし、それ以上に円が弱いためにドル円は上昇。
今日強かったのはユーロですね。
その背景にあるのがラガルド総裁発言。

■ECB、ピーク金利に達したと近く宣言できない-ラガルド総裁
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-06-27/RWWK0XT0G1KW01

カナダドルが弱いのはCPIの急減速。

■カナダのインフレが減速、2年ぶり低い伸び-7月の利上げ圧力弱まる
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-06-27/RWX0FKT0G1KW01
消費者物価指数(5月) インフレ減速!
(前月比) 0.4%(前回 0.7%)
(前年比) 3.4%(前回 4.4%)

ポンドの強さの背景は市場で6.25%(24年2月)までの利上げが
織り込まれているためかな。
先週のBOE会合で予想を上回る0.5%の利上げを決定しています。

というわけで、ここから更に利上げの可能性が強い
ユーロやポンドが強く、ドルは相対的には強くないのですが
円が最弱通貨なのでドル円は上昇しているという相場です。

ドル円、クロス円の上昇を止めるには
日銀が大規模緩和路線を修正する他ないと思います。
あるいは日本当局の介入ですが、
今日は鈴木財務相が為替市場へ牽制発言を行いましたが
口先介入ではあまり効果が見られませんね。

■為替相場「急速で一方的」、行き過ぎた動きに適切対応-鈴木財務相
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-06-27/RWW5SQT0AFB401?srnd=cojp-v2
まだ「断固たる措置」の強いフレーズじゃない。

※今夜は米株市場全般、反発基調にあります。
指標が軒並み強かったコトが買い戻しに繋がっていると見られますが
注目はダウ輸送株が大きく上昇している点。

ダウ輸送株って、景気の先行指数とされているのですが、
このままぐいぐいダウ輸送株があがるようだと
米株は押し目完了でここからさらに上昇するかもしれません。
知らんけど。

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