金利高の恩恵を受け過去最高益を叩き出したJPモルガンなど
銀行セクターの決算は概ね堅調で
米決算シーズンは明るいスタートを切ったのですが・・・
大型ハイテクの決算がトリガーとなり米株が崩れるリスクが出てきた?
■TESLA
テスラ株下落、一時6.6%安-一段の収益性悪化のリスクを嫌気
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-07-20/RY3J5RDWRGG001
・4-6月期の世界納車台数が過去最多の46万6140台に達したが
値下げの影響で収益性が低下。
逆にいうと販売台数が拡大したのは値下げの恩恵ということで
これはイーロンの狙い通りではあるのですが
マーケットは収益悪化を嫌気しているようで株は下落。
■Netflix
ネットフリックス株急落、売上高と見通しが市場予想に届かず
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-07-19/RY27VHDWLU6901
・4-6月期の会員数は589万人増、市場予想は207万人増
予想の2倍以上の伸びとなったものの
・7-9月(第3四半期)の売上高見通しが予測に届かなかった
・会員数は4-6月期に8%増加したが、売上高は2.7%増と予想を下回っている。
■ASML(オランダの半導体製造装置メーカー)
ASML、対中輸出規制の影響小さい 第2四半期利益は予想上回る
https://jp.reuters.com/article/asml-china-idJPKBN2YZ0CT
ASML、4-6月受注が前期比20%増-通期ガイダンス引き上げ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-07-19/RY12UEDWX2PS01
ASMLの決算、一見悪くない用に見えるのですが
この決算でもASMLの株が大きく売られ、それをみてSOX指数なども弱い。
TESLAやNetflixが下げるのは理解できても
ASMLがなぜ売られているのかはよくわかりません。
しかし、これらのハイテク銘柄の決算後の株価は軒並み安で
これが今日20日の東京市場でのレーザーテック、東京エレクなどの
日本の半導体銘柄の下落に繋がり日本株は軟調となりました。
ん~利食い先行のポジション調整でしょうか?
岡崎さんはこの週末金曜日は米国のSQ、
個別株OPの多い銘柄のボラが上昇しているのはその影響もあると
お話されていましたね。なるほど。
SQの影響が去ればトレンド回帰があるでしょうか。
もうひとつ。
今夜は米金利が上昇しており、ドル全面高。
これら経済指標は軒並み予想を下回ったのに、です。
⬇
・6月景気先行指数:前月比▼0.7%(予想:▼0.6%、5月:▼0.7%)
・6月中古住宅販売件数:416万戸(予想:421戸、5月:430万戸)
・7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:▼13.5(予想:▼10.0、6月:▼13.7)
強いて言うなら週間で発表される
新規失業保険申請件数、こらが予想外に減少(良いこと)しており
労働市場の強さを改めて確認できた、ということがきっかけだったようです。
・新規失業保険申請件数:22.8万件(予想:24.0万件、前回:23.7万件)
これにそんなに敏感に金利が反応するとは。
※米国債利回り一覧
ということで、ドル全面高。
※通貨インデックス一覧
ドル円も見事に半値押しで下げ止まって反発開始です。
押し目を狙っていたドル円139.41円でロング参戦しています。
1.3193ドルで再ショートしたドルカナダ、利益縮小、、、
撤退するかもしれません💦
米株、ダウ平均は今夜堅調ですので
米株全面安ってことでもありません。
これまで強すぎたハイテクセクターに手仕舞い売りが出ているだけ
という感じですので、あんまり悲観することもないと思います。
明日は日本の6月CPI消費者物価指数が発表されますので
あまりに強いといったん円買いが強まると思われますので注目。
NOTE
23年度消費者物価2.6%、日銀の2%目標上回る見通し-内閣府試算
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-07-20/RY2SPUT1UM0W01
・1月に閣議決定された政府見通しの1.7%から引き上げられた。
・24年度は1.9%を見込んでいる。
28日の日銀会合で発表される新たな経済・物価情勢の展望(展望リポート)は
23年度コアCPI見通しを現在の前年比1.8%上昇から2%台に上方修正、
24年度は現在の2%から大きく変わらず、小幅の引き下げとなる可能性が予想されている
ユーロ圏、1-3月はゼロ成長に改定-冬季のリセッション入り回避
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-07-20/RY396RDWRGG001
本日収録
<インフレの時代が始まって1年3ヶ月 日本に起きた変化を探る>
『日米消費者物価上昇率逆転の時代』
https://youtu.be/p3TixUNw9aU
金融ストラテジスト 岡崎良介氏
【ひろこのウィークリーゴールド】
貴金属スペシャリスト 池水雄一氏
<歴史的高値を追う円建てゴールド>
『ゴールド相場 今後の見通し』
https://youtu.be/3mQQxU72QcI
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