明日23日(火)は英欧米のPMIが発表されますし、
NY引け後にNVIDIAの決算が出てくるし、
24~25日はジャクソンホール会合ですし、
イベントを控えて様子見気分が強いマーケットではありますが
米金利上昇は止まらず、ドル高基調が強まっています。
※米国債利回り一覧
この金利上昇はジャクソンホール会合に向けて
自然利子率が上昇している可能性を折り込むものと考えられますが
米景気がいいということで長期金利の水準訂正が起きているだけだとするなら
それほど悲観することはないはずですが、米株は軟調地合いが続いています。
ただし、暴落するというセンチメントではありません。
※米国主要株価インデックス
ドル金利が強いのでドル高だ、というのと同じく
欧州金利、英国金利など主要国の金利がすべからく高いので
今日は「円安」という側面が強かったですね。
※主要国長期金利比較
為替市場、足元では短期債より長期債がフォーカスされています。円金利も上昇しているのですが、要はボラティリティ。
ということでクロス円が強い。
オセアニアは今日は強かったですが、トレンドは弱いのでご注意を。
やはり中国リスクはオセアニア通貨に色濃く反映しているのかもしれません。
※ドル円、クロス円日足
ドル円は再び146円台に乗せてきましたが
介入警戒はあまり強くありません。
JPモルガンは日本の為替介入は「150円付近」を想定している模様。
いつ介入が来るか怖いのですが、
ドル円ショーターは焼かれまくっている相場ですね。
ドル円、クロス円は静観です。
今はドルストレート通貨のほうが安心感がありますが
ユーロドル1.0931ドルショートは1.0885ドルで買い戻しました。
明日欧州のPMIが発表されることもあり、リスクを避けたい。
NZドルショートは継続しています。
※ドルストレート通貨日足
人民元下落が一服しているのですが
どうやら中国は人民元買い介入を実施しているようです。
関係者、中国の国有銀行がオフショア人民元買いを実施しているもよう
https://fx.minkabu.jp/news/272586
先週こんな記事がありましたので驚きではありませんが。
8/17 中国が国有銀行に為替介入の強化指示、急激な元安阻止
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-17/RZJ58NDWX2PS01
といいますか、今日、中国利下げしていますよね。
利下げして元を買うという矛盾。
(日本も中国を笑えないのですが)
◆中国、1年物LPRを小幅引き下げ 5年物は予想に反し据え置き
https://jp.reuters.com/article/cn-cen-rate-cut-idJPKBN2ZW02Z?il=0
更に、自社株買いを政府が推奨。
◆中国企業、相次いで自社株買い発表 当局の株価対策受け
https://jp.reuters.com/article/china-stocks-idJPKBN2ZW06G?il=0
人民元安が中国経済にとってプラスであるという時代ではなくなっています。
米中貿易は規制強化で自由ではありません。
足元の元安は海外からの投資が途絶えたことと
国内からの資本流出によるものかと思われます。
しかしこれらの中国リスクは、
現在のところマクロ経済を冷やすフェーズにないようですね。
今日は東京株式市場、全般反発基調にありました。
今週はNVIDIA決算にジャクソンホールと重要イベントが控えていますので
新規ポジションはなし。
NOTE
Surge in zero-day options sparks fears over market volatility
https://www.ft.com/content/7799af5a-f62d-4905-8f88-8aa53e205e47
ここ数週間、極端に日付の短いオプション市場が活況を呈している
S&P500種指数が1日のオプション総数に占める割合は、
8月11日までの1週間で、ゼロデイ・オプションが55%を占め、過去最高。
アナリストの間では、連日の活発な動きが
株式の急落を引き起こしているのではないかという懸念が広がっている。
S&P500のゼロデイ・オプションは、
S&P500オプション全体の出来高の43%を占める。
ゼロデイ契約の需要は過去3週間でさらに急増。
S&P500のゼロ・デイ・オプション購入日数上位10日のうち4日が8月。
この間、ベンチマークである米株価指数は4%以上下落。
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