今日(8/15)中国が予想外の利下げに踏み切り人民元が一段安。
◆中国、予想外の利下げ-7月経済指標は軒並み予想に届かず
https://bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-15/RZERXNT0G1KW01?srnd=cojp-v2
MLF金利を2.5%に~従来2.65%-引き下げ幅は20年以来の大きさ
◆今日発表された経済指標軒が並み悪かったですね・・・。
・7月鉱工業生産:
前年比 +3.7%(予想 +4.3% 6月+4.4%)
・7月小売売上高:
前年比 +2.5%(予想 +4.0% 6月+3.1%)
・7月 失業率: 5.3% (予想 5.2%)
・1-7月固定資産投資:前年同期比 +3.4%(予想+3.7)
また、見逃していたこのニュースもなかなかのヤバさ。
◆8/14 中国シャドーバンキング大手を投資家不安視-傘下企業の支払い遅延で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-14/RZD3E7T0G1KW01
・中国最大級の資産運用会社の一つである中植企業集団が組成した
高利回りの信託商品で支払いが履行されなかった。
~中植の運用資産は約1兆元(約20兆円)
・この支払い遅延で、中国の2兆9000億ドル(約420兆円)規模の
信託業界の健全性を巡る懸念が強まる公算
・中融国際信託だけで270商品、総額395億元が年内に償還期限を迎える
中国はバブルが弾ける寸前に見えます。
すでに逆回転し始めていることは明白ですが
これはマクロマーケットに影響はないのでしょうか、ちょっと気がかり。
それと、今夜はまたもフィッチがお騒がせ。
米株が全般軟調展開です。
◆フィッチ、JPモルガン含む米銀格付け見直しの可能性を警告=TV"
https://jp.reuters.com/article/usa-banks-fitch-idJPL6N39W09M?il=0
・JPモルガン・チェースを含む70超の米銀行の格付けの見直しを余儀なくされると警告
格下げの場合、JPモルガンとバンカメ AA-からA+に?
というわけで銀行セクター売られています。
JPM▼2.75% BAC▼2.6%などなど
米株から債券への資金シフトが起きれば
足元の急ピッチな米長期金利上昇に歯止めがかかるか?(願望)
今夜はややドル金利低下しており、ドル円相場もやや売られています。
とはいえ、今日は145.86円までドル円上昇したのですが・・・
鈴木財務大臣から牽制発言があるもドル円相場は動じず。
10銭くらい動いたかな?
「為替、ファンダメンタルズ反映し安定推移重要」
「過度な変動望ましくない」
「為替の動向、高い緊張感もって注視」
「行き過ぎた動きには適切な対応取りたい」
「絶対的な数字を防衛するためにやるわけではない」
「投機筋の動きあればしかるべき措置とる」
ドル円上昇のトレンドはまだ崩れていません。
今夜発表された米国の小売売上高は強かったし・・・
米国の消費は強い、米国経済は強いですね。
◆米小売売上高7月前月比0.7%増、予想上回る コア1.0%増
https://jp.reuters.com/article/usa-economy-retail-idJPL4N39W33D?il=0
・7月米小売売上高(前月比)0.7%(予想 0.4%・前回 0.2%)
・7月米小売売上高[除自動車](前月比)1.0%(予想 0.4%・前回 0.2%)
ただし、今夜はNY連銀製造業景気指数が弱かった。
8月結果:▼19.0(予想:▼1.0 前回:+1.1)
ユーロドルショートはまだ粘っています。
◆独ZEW景気期待指数、8月予想外の改善 現況指数低下
https://jp.reuters.com/article/germany-zew-idJPKBN2ZQ0NH?il=0
▼12 (前月▼14.7)7月から改善
これでややユーロが強含みアゲインスト状態ですけど・・・。
NOTE
◆英中銀が50bp利上げに再加速か、観測強まる-賃金が過去最高の伸び
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-15/RZFI68T0G1KW01
・9月の0.5ポイント利上げの確率はほぼ3分の1、市場織り込む
・サクソやTDのアナリストが利上げペース再加速の可能性指摘
◆英国の賃金、過去最高の伸び-イングランド銀のインフレ懸念に拍車
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-15/RZF5OCT1UM0W01
4-6月の週平均賃金(賞与除く)は前年同期比7.8%上昇
市場は来月の0.25ポイント利上げと
来年3月までにさらに0.5ポイントの追加利上げを完全に織り込んだ。
その場合、英政策金利は6%になります。
英国の賃金上昇率が過去最高ということでポンド買われています。
明日16日にはCPIが発表されますが、
市場予想は+6.7%へのインフレ率低下。
予想より強ければ更にポンドが買われるかも。
◆ロシア中銀、緊急会合で3.5%利上げ 急落のルーブル下支え
https://jp.reuters.com/article/russia-cenbank-rates-meeting-idJPKBN2ZQ0HY?il=0
ロシア中銀が最後に緊急利上げを行ったのは、
ロシアがウクライナに侵攻した直後22年2月下旬➡政策金利を20%へ引き上げ。
その後インフレ圧力が緩和するにつれて22年後半に7.5%まで利下げした。
23年7月1%の利上げ。今回3.5%の利上げ。
利上げの背景はインフレの上昇。過去3ヶ月で7.6%上昇。
ルーブル下落に歯止めをかけるのが目的。
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