週末の9月日銀金融政策決定会合を受けて再びドル円148円台ですね。
結局大規模緩和維持です。
日銀会見 “粘り強く金融緩和を続ける必要がある”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230922/k10014203371000.html
マイナス金利の解除について
「物価目標の実現が見通せる状況になった場合にはマイナス金利の解除も視野に入るが、それがどういう変数とどういうふうにひも付いて短期金利がどれくらい動かないといけないのかということについてはまだ決め打ちできる段階ではない」
読売インタビュー記事の影響で、多少は政策転換への期待もあった?
ドル円ショートでイベントを迎えた向きがあったということでしょうか。
いわゆるショートカバーが入ったような動きでした。
しかし、介入が入るほどの投機的な上昇とはいえず…。
介入警戒も強いためここから高値を新規で買う投資家も少ないでしょう。
実需のドル買いが強ければ、為替水準は関係なしに上がっていくでしょうから
このままジワリジワリ上がる可能性もあります。
原油輸入に関わるドル需要とか、米デジタルプラットフォーム利用の
サブスクリプション的なドル需要とか、コンスタントにあるはずです。
しかし、それこそ「ファンダメンタルズに即した」ドル買いですので
介入するわけにはいかないですね。
あくまで投機的にドル円が上昇しないことには介入し難い?!
とはいえ、150円台になればボラとは関係なしに
介入があると見る向きもあります。
どのタイミングで介入が入るかはわかりませんので
いつ来ても困ることがないように準備を。
週末はややドル金利が低下。
※米国債利回り一覧
週末ということでやや軟化、PMIもドル金利低下の背景か。
米総合PMI、9月の企業活動停滞-サービス部門の需要さらに鈍る
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-09-22/S1E4BWT1UM0W01?srnd=cojp-v2
9月の米総合購買担当者景気指数(PMI)50.1(8月 50.2からわずかに低下)
★今週は29日米PCEデフレータ‐に注目。
予想は前年比+3.5%と7月の+3.3%から伸びが加速する見込みですが
CPIの伸びに比べると伸びは小さく、
コア指数は前年比3.9%と7月の4.2%から伸びが鈍化する見込みで
ドル金利上昇を助長するような内容にはならないように見えます。
この秋から学生ローンの返済が始まることや
原油高、金利高などもあり、米株がトップアウトし、
調整局面入りすると見る向きも出てきたようですが、
確かに主要株価インデックス、
三尊を形成してネックライン割れテストにも見えます。
※主要米国株インデックス200SMA(ピンクライン)くらいまでの下落があっても
何ら不思議ではないですね。
米株が下落する過程で、債券市場に資金が流れ金利低下、
ドル上昇圧力が緩和する、、、なんてことはないでしょうか。
株売り=キャッシュ化でドル高になる?
今週は、米財務省が総額1340億ドルの国債入札を実施するため、
利回り上昇圧力がかかる可能性もあるとかなんとか。
う~ん予想は難しいですね。
先週利上げを見送ったBOE、金利先高観の急低下で
ポンド下落が加速していますが
週末、もう一度ポンド売りポジションを作りました。
ポンドドル1.2264ドル
ポンド円181.804円
ペソ円ショートはまだ継続。
ドル円もそろそろ調整入り局面が近いと思うことと
米株に調整がくるようならペソの調整も大きくなるのでは、、、と(期待)
****今週の主な予定*********
9/25(月)
●8月全国百貨店売上高(14:30)
●独 9月 Ifo 景況感指数(17:00)
26(火)
●8月企業向けサービス価格指数(8:50)
●米 7月 FHFA 住宅価格指数(22:00)
●米 7月 S&P コアロジック CS 住宅価格指数(22:00)
●米 8月新築住宅販売件数(23:00)
●米 9月 CB 消費者信頼感指数(23:00)
27(水)
●7月 27・28日開催の日銀金融政策決定会合議事要旨
●9月末権利付き最終日
●米 8月耐久財受注(21:30)
28(木)
●米 4-6月期 GDP 確定値(21:30)
●米 8月中古住宅販売仮契約(23:00)
29(金)
●9月東京都区部消費者物価指数(8:30)
●8月日本雇用統計:失業率・有効求人倍率(8:30)
●8月商業動態統計(8:50)
●8月鉱工業生産(8:50)
●9月消費動向調査(14:00)
●中国財新非製造業PMI(9月)
●ユーロ圏消費者物価指数(9月)
●米個人所得支出・PCE価格指数 (8月)
中国市場休場(中秋節・国慶節入)10月9日に取引を再開