米国株市場が金利上昇圧力から下落基調を強める中、
週明け安く寄り付いた日本株市場でしたが、
場中、買い意欲が強まり日経平均株価は5営業日ぶりに反発。
今日、岸田首相が経済対策の骨子を示すと報じられたこともあり
(一部にはインパクトのある減税案も組み込まれるという噂も)
日本株の買い戻し機運が強まったのかと思われますが
出てきた対策の柱をみるには期待に応えるものではないようです。
◆岸田首相、5本柱の経済対策を提示 「物価高から国民生活守る」
https://jp.reuters.com/world/japan/BVRD2NYFLVM6JE6DWLPELSX2AI-2023-09-25/
◆岸田首相「税収増を国民還元」 経済対策で「減税」強調
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA25A6F0V20C23A9000000/
・賃上げ促進や特許など所得を巡る「減税」を列挙
物価高から国民を守る!
減税、というフレーズも出てくる中、
具体的に何をどう減税するというのかまだわかりません。
◆岸田首相、経済対策「5本柱」発表…「コストカット型から歴史的転換を図る」
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230925-OYT1T50192/
〈1〉物価高への対応
〈2〉持続的な賃上げと地方の成長
〈3〉国内投資の推進
〈4〉人口減少対策
〈5〉国土 強靱きょうじん 化など国民の安心・安全の確保
減税に触れている部分はこの辺りかな?
「特許などの所得に対する減税制度の創設」
「ストックオプション(自社株購入権)の減税措置の充実」
◆年収106万円の壁対策
「労働時間の延長や賃上げに取り組んだ事業主に、
従業員1人当たり最大50万円の助成金」
「労働者の保険料を手当てした企業への保険料減免措置」
物価高対策で、というなら広く国民の消費意欲を刺激する減税案が
出てきてもいいように思いますが、法人向けのものばかり。
国民の生活を守るの掛け声に応える政策はないのでしょうか?
ということで、経済対策評価での株上昇は期待できませんが
ドル高が一段と進行しているおかげで
ドル円相場は148円台後半へ上昇、この面からは日本株サポートされそうです。
◆円が下落、対ドルで149円に迫る-米国債利回り上昇で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-09-25/S1JR51DWRGG001?srnd=cojp-v2
日本はいつの間にかG7諸国の羨望の的に?
◆長期停滞を克服した日本、G7諸国の羨望の的に変身-Mウィンクラー
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-09-25/S1IFKAT0G1KW01?srnd=cojp-v2
ようやくデフレからインフレへと転換しただけのことで
インフレとなれば割安放置され続けてきた株(資産)が
上昇するのは当たり前ですね。
政府の経済対策が期待できなくても、
円安、インフレの潮流にありますので
株は持続的に上がっていくと思われます。
しかし、多くの国民は株を持っておらず、
国民の不満の解消にはつながらない=支持率は上がらないと思いますが、
ほんとに経済対策に物価高対策を盛り込まないんでしょうか?
それといつ入っても不思議ではないとされつつも
スムージング目的というには日々の変動幅が大きくないため
介入を打ちにくいという相場ですが、
149円台には乗せてきそうですね。。。
150円手前でやるのかな?
ポンドドル1.2264ドル
ポンド円181.804円
ペソ円8.628円ショート 継続です。
NOTE
高金利維持がインフレ率目標回帰に寄与=ECB総裁
https://jp.reuters.com/markets/treasury/KA7SZ24I5JL7NFJMF3OGMZ6K4E-2023-09-25/
しかし今日はユーロが日通し下落していました。
中国当局、野村HD幹部を中国本土から出国禁止に=関係筋
https://jp.reuters.com/markets/global-markets/2GST32Z6UBN3DFQK6CFRBQWC6I-2023-09-25/
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