10月4日(水)は投資の日でしたが、酷い相場になりましたね。
日経平均株価は5日続落し前日比711円06銭(2.28%)安の3万0526円88銭
大事な前回安値を割り込んでしまい、チャートは著しく悪化。
※日本株主要インデックス 今日は7ヶ月ぶりに日銀がETF701億円を購入
米金利上昇で世界の金利の上昇圧力が強まっていますが
日本の金利も今日0.8%台へ。
◆長期金利0.8%と10年超ぶり高水準、スワップ1%到達-日銀修正観測
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-10-03/S1XQ1LT0G1KW01
そうそう、昨晩のドル円の急落、介入かどうかは「ノーコメント」だそうです。
◆ドル150円台乗せ直後に急落、介入有無「ノーコメント」と財務省
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/X3J4HG7M2FMDLG4Y6HUPLTFQFA-2023-10-03/
ただ、当座預金残高予想からは介入はなかったのでは、という観測が。
◆日銀発表の5日当預予想、ほぼ市場予測どおり 為替介入なしか
https://jp.reuters.com/markets/currencies/MFVNSBITWFNCZO46K4Q3YXRNNE-2023-10-04/
介入があったかどうかがはっきりするのは
10月31日午後7時に財務省が「外国為替平衡操作の実施状況」において
9月28日─10月27日分の正式な為替介入額の発表ですね。
今日の東京市場の混乱は
米長期金利が連日で16年ぶりの水準に上昇しているということもありますが、
今朝方入ってきた米国の混乱も心理的にはネガティブだったかと。
◆米下院議長の解任動議可決 “歴史上初” 政府予算案で対立
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231004/k10014214981000.html
つなぎ予算は通りましたが、一難去ってまた一難。
下院議長解任とあっては後任の議長が決まるまでの間、議会の機能は停滞する
と大きく報じられています。
VIX指数も20を超えてきたため、リスクパリティの売りというような
機関投資家の機械的なリスク資産圧縮の動きが出ているものと見られます。
原油も今夜はこの下落です。
◆サウジとロシア、年末まで供給削減継続の方針確認-原油高勢いに陰り
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-10-04/S20AVADWLU6801?srnd=cojp-v2
一部で警戒されていたサウジとロシアの11月からの減産枠縮小観測は
杞憂に終わり、年末まで自主減産の継続が発表されたにも関わらず…。
要は投機マネーが原油市場から逃げ出しているということではないかな。
逆ザヤなので需給はタイトです。何もなければ「買う」相場ですが。
https://jp.investing.com/commodities/crude-oil-contracts
相場が落ち着けば原油はまた反発すると思います。
逆ザヤに売りなし、、、のはず。
しかし、リスクオフ相場ではどこで下げ止まるかわからないので
安易に値頃で買い向かうのは厳禁。
しかしながら今夜の米国市場はやや落ち着きを取り戻しています。
なぜならADP雇用統計が悪かったから。
変な話ですけど、労働市場の鈍化がマーケットには好感される地合いです。
◆米ADP民間雇用者数、全ての予想下回る-労働需要鈍化の兆し
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-10-04/S207G2DWX2PS01
+8.9万人(予想+15万人:前回値+17.7万人➡+18.0上方修正)
ISMサービス業の鈍化も効いた模様。
◆米ISM非製造業指数、9月は53.6に低下 新規受注低調 価格高止まり
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/XQ5AD3NW4ZLQRG6DXVGSBVPWAE-2023-10-04/
・米・9月ISM非製造業景況指数:53.6(予想:53.5、8月:54.5)
サブインデックス
9月 8月 比較
事業活動/生産 58.8 57.3(+1.5)
新規受注 51.8 57.5(-5.7)
雇用 53.4 54.7(-1.3)
入荷遅延 50.4 48.5(+1.9)
在庫 54.2 57.7(-3.5)
価格 58.9 58.9(0.0)
受注残 48.6 41.8(+6.8)
輸出新規受注 63.7 62.1(+1.6)
輸入 50.6 52.3(-1.7)
これで米金利上昇が一服。株価下落もマイルドに。
ただし、これでリスクオフ相場終焉ということではないと思いますので
引き続き警戒は必要。
金利がこのまま下げに転じ、VIXも下げてくればいいですが。
※しかし米国製造業セクターは下げ止まって反発基調にはいっており
今夜発表された製造業新規受注は好結果。
まだ金利上昇が止まったとは断言できるものではありませんね。
◆米製造業新規受注、8月は予想上回る1.2%増 出荷も増加
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/Z4IRE5A4MFJV3HDDGVHDAA6RDE-2023-10-04/
◆フォードの米自動車販売、第3四半期は8%増
https://jp.reuters.com/markets/world-indices/XXDGX7DTEVJD5MO5B5D6CAO4TQ-2023-10-04/
昨晩の急落後の反発局面で売り参戦したポンド円ショートは撤退。
介入じゃなかった模様で、ジリジリ円安が進む展開に耐えられず。
でももう一度戻り高値を狙って売りたい・・・・。
ポンドドルショートは継続ですが
一度戻りを入れる局面なのかも、、、
値動き次第でこちらも仕切り直します。
NOTE
◆NZ中銀、政策金利5.5%に据え置き 引き締めの「効果」確認
https://jp.reuters.com/economy/inflation/2MTREMRDI5NPPCNMTMQVDQLC7Y-2023-10-04/
オフィシャルキャッシュレート(OCR)を5.5%に据え置くことは決定
据え置きは3会合連続。
NZドルは中銀の決定後に下落し、対米ドルで3週間ぶりの安値を付けた。
中銀のタカ派姿勢がやや後退したとの見方が背景。
インフレ率はこのところ鈍化して6.0%を付けており、22年6月に付けた
30年ぶり高水準である7.3%から低下。
今後2年間で中銀の目標レンジ内に収まると予想。
ユーロも戻り売り狙いですね。。
・ユーロ圏・8月小売売上高:前月比▼1.2%
(予想:▼0.5%、7月:▼0.1%←▼0.2%)
・ユーロ圏・8月生産者物価指数:前年比▼11.5%
(予想:▼11.5%、7月:▼7.6%)
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