2023年10月11日水曜日

 ものすごい勢いで米株市場が反発しています。

先週までの米長期金利上昇とVIX上昇による
リスクパリティの売り(VIX上昇=リスクが高まる=リスク資産を減らす)は
終焉したようです。
イスラエルの戦争状態宣言で不透明感が強まっているのですが
この有事を受けてショートした向きの
ポジションが踏み上げられているようですね。

ではなぜ、有事勃発でも米株が勢いよく買い戻されているのか。

おそらく、米金利の先高観が後退しているためでしょう。
FRBはもう利上げを行わないだろう、という見方が広がっているようです。

◆要人発言、ハト派的なものが増えてきた

10/6 サンフランシスコ連銀デイリー総裁
「長期金利上昇している事が利上げ1回分相当の効果があり、
追加利上げの必要はない」

10/9 ダラス連銀ローガン総裁
「長期債利回りの上昇で利上げの必要性が後退する可能性がある」

10/10ボスティック米アトランタ連銀総裁
「見通しが変化すれば追加利上げが必要にも」としつつも
「これ以上の利上げは必要ないと考える」

FEDウォッチを見ても市場は追加利上げを予想していないですよね。

今日は夕刻、ドル円が40pips程度急落する局面がありましたが
すぐに買い戻されています。やはり下がったら買いたい向きは多い。
金利差=スワップ収入は大きいですものね。

夕刻のドル円急落のきっかけはこの報道。

日銀物価見通し上方修正へ 23年度、3%近くで検討
https://nordot.app/1084363807824707713?c=113147194022725109
日銀が2023年度の消費者物価上昇率の見通しを
7月に示した前年度比2.5%から3%近くに上方修正する検討にはいった。

23年度のインフレ見通しを3%に引き上げる、となると
緩和政策の修正も同時に行われるのではないかという思惑につながる、
というわけですが、円金利も主体性を持って上がるでしょうか?

米金利が急低下すれば円金利も同じように下げる気がしますが
今月10月31日の日銀会合の注目は日に日に上がっています。

ドル円148.98円ショートは継続です。

それと足元ではドル金利が下がったことでドル高の修正がはいり
ユーロドル、ポンドドル、豪ドルドルなどとが反発基調にあります。

ポンドドル、200SMAとフィボの0.382%(38.2%戻り)が重なるレベル
くらいまでは戻る(上昇)する可能性がありそうね。
1.2440~1.2450くらいまでは反発するか?
今日はIMFがこんなことを。

◆英中銀あと1回0.25ポイント利上げし、長期据え置きが必要-IMF
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-10-10/S2B6VYDWX2PS01?srnd=cojp-v2
・ 英中銀が近く利下げを開始する可能性があるとの期待に冷や水
・ 今年と来年の英国は「低成長」に直面-IMFグランシャ氏

英中銀は9月、約2年ぶりに利上げを見送っています。

しかしIMFは後1回利上げしろ、と言いながら
来年の英経済成長はG7で最低だ、と予測していたりもします。

◆来年の英経済成長率、G7で最低に 高金利が重し=IMF
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/JY6JD653GFLTHGJVXYZ5SPFTUE-2023-10-10/

だから9月の利上げを見送っているのでしょうし
利下げ観測が出ていたのですが、
本当にあと1回の利上げが必要なのでしょうか?

基本は、ポンドは弱いと思います。
今、足元でドル金利低下とともにドル安基調が強まっていることから
短期的に反発していますが、ユーロドルなんかも同じですね。
短期では買い妙味も強いので、買ってもいいとは思いますが
テクニカルのターゲット近くでは利食うことが肝要。

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