ドル円どこまで下がるのか。
今週ここから材料となりそうなのが、
今夜引け後のNVIDIAの決算。
今年はチャットGPTなどがテーマとなり生成AIが注目されましたが
NVIDIAは今年の決算で体を牽引するスター銘柄ですので
ここからリスク選好相場を継続できるのか、否かを占う
重要なイベントという気がします。
これは今年7月のコラム
いま、生成AIでNVIDIA GPUが引っ張りだこなワケ
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1517487.html
今年5月、NVIDIA決算が市場予想を大きく上回ったことを受けて
株価は窓を開けて急伸したのですが、この直後から
SOX指数、NASDAQ総合、S&P500などのインデックスも大きく上昇。
8月の今年の最高値に向けて上昇するエンジンとなりました。
というわけで、今夜のNVIDAの決算が良ければ
米株市場全体をさらに牽引して上昇させるかもしれませんし、
期待を下回れば、ここまで大きくリバウンドしてきた市場へ
水を差すことになるやもしれません。
エヌビディアが明日の引け後に決算
事前の期待値がかなり上がっている点は留意
https://minkabu.jp/news/3768768
リスクオン相場継続となるようならドル円の下落が止まって
ドル円、クロス円を買う動きが出てくるかもしれません。
逆であれば、ドル円はさらに下がるか?
そして今夜はAM4時、前回FOMCの議事録が公表されるんですよね。
9月、11月のFOMCでは利上げが見送られましたが
この決定をするに当たってボードメンバーらの間では
ハト派的な議論が交わされていたのか、
あるいはタカ派的だったのか・・・。
今のマーケットはすでに米国の利上げサイクルの終焉を
すっかり織り込んでしまっていますので、
議事録がややタカ派的だったということになれば
ドル金利の反発、ドル円の戻りも大きくなることが予想されます。
まあ、どちらも起きていられませんね。冬時間ですし・・・
現時点(0:40)での米国株市場は利食いが旺盛。
どちらかと言うと、ここからさらにリスクテイク相場に発展するというより
反落しそうなムードですが(ポジショントーク)
やっぱ決算次第かな。
ドル円ショート継続です。
NOTE
米タームプレミアムが再びマイナスに-トレーダーの間に景気後退懸念
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-21/S4GM9FDWX2PS01
タームプレミアム(TP)とは、債券を長期保有するリスクに対する上乗せ金利。
長期債保有は短期債をロールして保有するより価格変動や流動性リスクに
さらされる期間が長いとして金利が高くなるわけですが
長らく米長期債のTPはマイナスだったんです。
これが今年9月に2年強ぶりにプラス転換していました。
それが再びマイナス圏に下がってきたという話です。
シンプルに金利低下、ドル安要因ですね。(ポジショントーク)
金利低下、ドル安を織り込んでCOMEXゴールドが
騰勢を強めています。今度は2000ドル大台を値固めする相場へと
発展していくのだと思っています。
だって、米利上げサイクルの終焉ですもの。
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