FOMCを前に、ドル金利急低下していたんですが、
今夜の米経済指標が強く、ドル金利反発。
ドル円もこれに連れて反発。
結局方向感なくレンジの中で行ったり来たりの展開が続きます。
30日早朝5時にドル金利、ドル円が急落する局面が。
背景は米財務省が1-3月の借入額の予想を下方修正」発表。
借り入れ予想額を従来8,160億ドル→7,600億ドルに引き下げたことにあります。
今回の下方修正は前回10月末の国債入札計画の修正です。
10月というと米財務省は国債の増発をふかしていた時期で
ドル金利が急上昇していましたね。
今回は思ったより借入額が減りそうだ、国債増発は少なくて済む、
という話です。つまり債券市場の需給悪化懸念が後退するというわけで
金利低下圧力がかかったということですね。
買い手不足(需給悪化)となれば国債価格が下落して金利は上昇しますが
そのような心配が薄れたということで金利が下がったということです。
これがその金利低下の図。
ところが、NY時間にはいって米求人件数や消費者信頼感指数が発表されると
金利は反発、ドル円もご覧の急反発です。
※ドル円1時間足 今夜のJOLTSと消費者信頼感で反発上昇。
今月は米PMIが良くて、新築住宅販売がよくて、JOLTSと消費者信頼感指数がよくて
ドル買いとなっています。米景気強すぎます💦
■米求人件数、予想外に増加し902万6000件-3カ月ぶり高水準
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-01-30/S82XSBT0G1KW00?srnd=cojp-v2
・12月JOLT求人件数:902.6万件(予想:875万件、11月:892.5万件←879.0万件)
エコノミスト調査での予想全てを上回った
■米消費者信頼感指数、1月は114.8に上昇-2021年末以来の高水準
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-01-30/S81ZUXT0AFB400
・1月消費者信頼感指数:114.8(予想:114.8、12月:108.0←110.7)
■米住宅価格指数、11月は前年比6.6%上昇 伸び加速=FHFA
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/A7I4UHEYNRK3BC2D4Y4CQAQX4E-2024-01-30/
・過去11カ月で最大の伸びを記録
これで、3月の利下げ織り込みが一段と低下してしまいました。
これは今日夕方(欧州時間)時点でのFedウォッチキャプチャですが、
米指標を受けて、こうなりました⬇
3月利下げ織り込みは46.6%→37.1%まで低下。
金利据え置き確率が62.2%に上昇しています。
更に、年内利下げ回数が6回の織り込みから5回に減っていますね。
とはいえ、明日FOMCでどのようなメッセージが出てくるかわからないので
今夜、ドル円の上値をさらに買い上がっていく猛者はいないと思われ
結局レンジ内での動きに終始しつつFOMCまち、という感じかなぁと思います。
※ドル円日足
90SMA 120SMAに下値を支えられていますね。
1.0833ユーロドルショートと
159.96ユーロ円ショートはコスト近辺でカットしています。
まだユーロ売りは早すぎたかな。
月末リバランス期でもありますので、ユーロは意外と強いですね。
忘れてました。。。明日はFOMC!!
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