アセットマネジャーが円売り拡大、日本株が最高値接近のなか円安警戒
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-19/S934EBT0G1KW00
昨日のブログで通貨先物市場で短期筋がドル円ロング(円ショート)を
積み上げていると書きましたが、円ショートは短期筋だけではありません。
これも何度かとりあげましたが、日本株を買う海外投資家が
ヘッジで円売りをポジションを構築しており、
日本株が買われる(上がる)とドル円が上がるという相場となっています。
その背景にあるのは、今春マイナス金利解除があっても
日本の金利はそう簡単には上がらないという安心感ですが
彼らは日本株を売らなくてはならない事態に陥った際は
このヘッジも外すでしょうから、株の下落(リスクオフ)時には
ドル円の大きな調整があるだろう、と想像することができますね。
そしてその株式市場ですが今夜は米国市場は祝日休場。
今週最大の注目は21日のNVIDIA決算。
米国時間21日米株引け後ですので日本時間22日午前6時20分頃ですね。
ここで流れが変わるのでは、という視点で警戒を強める向きも多く、
あまりに警戒が強まるようなら、むしろ好決算で素直に上がるかも、、、
と思わないでもないですが、SMCIの急落の件もありますし、
今週米国株市場が調整なく乗り切れるかどうかは大きな注目です。
米株市場に大きな調整があれば日本株市場もそれに連れ安となり、
ドル円も下落する可能性がある、という話ですが、
今日、週明け2/20の日本株市場は先週金曜の米国株市場が軒並み安と
なった割にはとても強い展開でした。
これまで上昇を牽引してきた日経平均が小幅安。
また、SMCIの影響かNVIDIA決算への備えなのか
日本の半導体銘柄の一角はご覧のチャートで利食いが旺盛です。
※日本の注目半導体企業
ところが、今日はTOPIXが史上最高値を更新、
旧マザーズ指数である東証グロース市場250インデックスが
先週金曜から大きく上昇しています。
※日本株主要株価インデックス
REITの下落に関しては、地銀が期末(年度末)に向けて処分売りに
動いているという話も。REITは地銀が多く保有しているようです。
代わりに利回りに妙味が出てきた国債に乗り換えているとかなんとか。
REITを買うなら3月下旬かな。4月から上がるかもしれません。
※東証グロース250構成銘柄の一角
東証グロース市場にものすごい勢いで資金が流れ込んでいるのが確認できます。
日経平均が史上最高値更新前に一服している間に
これまで安値放置されてきた新興市場に資金が入ってきた。
ということはマクロマーケットへの警戒はほぼなくて、
資金は循環して日本株全体に血が巡り始めたということです。
これは歓迎すべき流れです。
今週米国株市場が崩れない限り、こうした好循環は続くと思われ
ドル円が下がるかも、などという警戒も杞憂に終わるかもしれませんね。
151.04円で再度ドル円ロングを作りました。
NOTE
元セントルイス連銀総裁
FRBは今すぐに利下げすべき、早くしないと大幅で急速な利下げが必要になる」
https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/421e80f08f8b90b4b5278f056e850cecefde089c
元サマーズ財務長官
FRBの次の行動、利上げになる「可能性それなりにある」-サマーズ氏
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-16/S8YIWVT1UM0W00
どちらも「元」総裁、財務長官ですので発言のインパクトは大きくありませんが
喫緊の利下げ開始と追加利上げ、どちらが正解なんでしょうねぇ。
ポンドは今年最も好調な通貨に、BofAなど強気-英経済低調でも
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-19/S93M9HDWLU6900?srnd=cojp-v2
景気に新たな芽吹きが見られるほか、インフレ率が英中央銀行の
2倍に上っているため、金利が長期にわたって高止まりする論拠を強めている
ポンド上昇を見込むポジションは過去2カ月余りで最も増加したが、
1ポンド=1.30ドルを超えていた昨年7月よりは依然少なく、
トレーダーが持ち高を増やす余地がまだある
悲観が広がる英国経済に対する見方とは対照的。
今のチャートでポンドを買おうとは思わないけどなぁ・・・。
※ポンドドル日足
NZ中銀のオア総裁
インフレは依然として2%を大きく上回っている、当面利下げしない姿勢示す
https://fx.minkabu.jp/news/291388
※NZD/USD日足 足元はトレンドレス
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