ドル円膠着。
神田財務官、鈴木財務大臣の牽制発言にも
介入警戒はそれほど強くないようですね。
※ドル円日足 小動きですが口先介入でも円高にはならず
財務相 円安進行に「あらゆる手段排除せず」市場の動きけん制
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240326/k10014402501000.html
ほとんどドル円相場、反応していません。
むしろ、口先介入があればドル円を買ってやろうという
トレーダーが多いようです。
151.90円の過去高値を超え152円台に乗せる相場となれば
レンジトレードの売り注文やオプションなどの影響で
152円ミドルまで吹き上がる可能性も考えられる相場つきですが
急激な変動があれば介入が入る可能性も否定できず、
ここからの高値を買ってホールドする気にはなれません。
今日は米指標が堅調なものが目立ちましたが
ドル金利箱動き。上昇とはなっていませんね。
■米住宅価格、1月は都市全般で「健全な」値上がり-伸びが加速
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-26/SAYHGJDWLU6800
■米消費者信頼感、期待指数が昨年10月以来の低水準-現状は楽観
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-26/SAYKF3T1UM0W00
今週の注目は29日(金)のコアPCEですので
それまでは動意薄か。
コアPCEは強めの数字が出ることが予想されており
前月比+0.3%を超えなければ大きく動くこともなさそうですが
注意が必要なのは29日(金)はグッドフライデーで株・債券市場が
休場なんですよね。動いているのは為替市場だけということで
流動性が低いという点でいえば、ボラティリティが上昇するリスクは
高いので注意は必要です。
29日のPCE発表までは、あまり大きく動かないかな・・・
ノーポジのままです。
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今日はラジオで元証券ディーラーたけぞうさんにお話を聞きました。
今週で3月が終わります。期末ですね。
3月の権利付き最終日が27日、28日に権利落ちを迎えますが
インデックスファンドなどはこのタイミングで
配当相当分の先物買いを行います。
権利獲得しても実際配当金が充当されるのは5-6月の株主総会後。
インデックス運用の機関投資家らは配当を受け取るまでの期間
運用指標と成績との乖離が生じるため、配当相当分を
先物市場で手当します。この配当再投資先物買いの規模が
日経平均で2400億、TOPIXで1兆2500億円程度ある、とたけぞうさん。
2018年以降3月権利付き最終日の日経平均は上昇しています。
たけぞうさんによると
20年3/27 724.83円高
21年3/29 207.82円高
22年3/29 308.53円高
23年3/29 365.53円高。
この傾向が続いているのは再投資の先物買いの影響だろう、とのこと。
ご参考まで。
ただし、3/29は日経平均の銘柄入れ替えが。
(採用)・・ZOZO、ディスコ、ソシオ
(除外)・・宝HD、住友大阪、太平洋金、
日経平均連動での運用機関は採用3銘柄を購入するためには
5500億円程度の資金が必要となるそうですが
除外3銘柄を売却しても400億円程度にしかならない、とのことで
その他の日経平均222銘柄から資金捻出のための売りが出るとか。
日経平均構成銘柄は売り圧力にさらされる可能性が大きいと解説いただきました。
その資金で新たに3銘柄が買われるわけで
マーケット全体にとって問題ではないのですが。
NOTE
■豪州、自動車排ガス規制案を緩和-テスラに不利、トヨタなどに有利か
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-26/SAXU5PT0AFB400?srnd=cojp-v2
■鉄鉱石先物が下落、中国の需要巡る懸念再燃-アルミや銅も値下がり
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-26/SAXWLJT0G1KW00?srnd=cojp-v2
■アップルiPhoneの中国出荷、2月は前年比33%減-需要低迷が継続
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-26/SAYGPOT0AFB400
■英中銀のマン委員、市場は今年の利下げを織り込み過ぎている
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-26/SAY8TST0G1KW00
・英国が米国より先に利下げに踏み切る可能性は低い
~人民元安市場は現在、8月から始まる今年3回の0.25ポイント利下げを織り込んでいる。欧州中央銀行(ECB)と米連邦準備制度が緩和サイクルを開始すると予想されている6月に英中銀が利下げをする確率も70%を超えている。
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