今日のHOTニュースは春闘集中回答日で、
企業による賃上げ5%超回答が続々報じられたことでしょう。
製造業8割は満額回答 春季労使交渉
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC12B1W0S4A310C2000000/
日本の夜明けじゃ~と叫びたくなるニュース。
中小企業はまだまだ、という声もありますが
まず大企業から賃上げがなされないことには
トリクルダウンは起きませんから
まずは出来るところからドンドンお給料を上げていくことが大事。
満額回答が相次ぎ、日本製鉄は増額回答ですよ。すごい!
春闘第1回集計結果は15日(金)に公表されますが
五月雨式に発表された回答をみるに、インフレ率を超える賃上げが
実現しそうな勢いです。実質賃金はプラスに転じるのでは?
という期待も高まりますが、
ドル円相場にとっては短期的に上値を重くする材料ですね。
日銀が3月にもマイナス金利解除など
出口戦略に動く可能性が更に高まったためです。
ただし、参議院予算委員会で岸田首相は
「日本経済はデフレ脱却には至っていない」と発言しており、
政府からのデフレ脱却宣言検討といういつぞやの観測報道は
首相自らの否定したことになります。
つまり、異次元緩和からの脱却はあっても金融緩和的状態は継続される、
と考えることができますので、仮に日銀がコンセンサスより早い出口に
踏み切ったとしても、それほど円高が進行することもないですし
日本株が崩れることもないでしょう、安心していいと思います。
岸田首相の発言でドル円相場は147.50円台から147.79円まで
やや円安に動きました。
※ドル円5分足
■日銀がETF新規購入の完全停止を検討、正常化開始で-関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-13/SA9VUXT1UM0W00
今回の日本株調整局面ではETF購入に動いていませんし
驚く内容ではないですが。
そして夜中に日経新聞が報じたこの記事でまたも円高基調になりました。
■日銀、マイナス金利解除議論へ 賃上げ集計見極め判断(AM2:00)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB12D900S4A310C2000000/
すでに各所から繰り返し報じられているのでこれもサプライズでは
ありませんが、これだけメディアが具体的に観測気球を打ち上げているということは
やはり3月18-19日会合でマイナス金利会場に動きそうですね。
ドル円相場は来週の日銀、FOMCを控えて方向感を失っています。
※ドル円日足 手出し無用か
ポジションですが、ドル円は見送り。
ユーロドル1.0889ドルロング継続。
ポンドドル1.2732ドルロング継続。
今日はユーロ圏・1月鉱工業生産が発表され、悪い数字でしたが材料視されず。
:前月比▼3.2%(予想:▼1.8%、12月:+1.6%←+2.6%)
フランス中銀のビルロワドガロー総裁がラジオ番組で
「ECBの初回利下げは4月より6月の可能性高い」と発言。
ラトビア中銀のカザークス総裁は今後、数回の会合で
利下げ開始が決定される可能性を示唆するなど、
利下げ開始が6月年央以降だろうと早期利下げの可能性後退で
買い戻されているとの指摘がありますが、
後付けの理由かな、と。ゴールド上昇の後追いならまだ出遅れ。
ポンドに関しては、今日ベイリー中銀総裁からタカ派トーン発言が。
ベイリー英銀BOE総裁
「インフレ再燃を阻止するために行動する必要がある」
「制限的な金利がどの程度の期間必要なのか検討」
英国はインフレ抑制に軸足。
欧州や米国より利下げ開始は遅いと考えられます。
昨日ブログで書きましたが、豪ドル円ロング参戦しています。
コスト97.58円。
中国上海総合が20%反発でブルトレンド入りした可能性、
中国が豪州ワインの関税を近く撤廃の可能性などのニュース、
そして豪ドル円のチャートがきれいな上昇トレンドであるため。
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■中国の銅製錬大手、共同減産で合意 原材料不足に対応=関係筋
https://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2024/03/489246.php
・今後数カ月の銅精鉱供給の逼迫緩和につながる
・しかし、下半期には海外で年間約170万トンの新規製錬プロジェクトが
予定されており、世界の銅精鉱供給にさらなる圧力がかかる
中国の銅減産報道をうけて銅先物価格は上昇。
■インド株がやや大きめの陰線示現
ただの利食い調整か、それともなにか始まっているのか。
インドNIFTY50
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