米株、今夜は弱い。
ただの押し目か、それとも大きめの調整入りか?
※米主要株価インデックス
1・今夜の経済指標も弱かった。
0:00発表 米製造業新規受注、1月は前月比3.6%減 予想以上の落ち込みに
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/XIYUVVJ4YNIYRDUNDASQ2KWQOQ-2024-03-05/
1月の製造業新規受注は前月比で▼3.6%(予想▼2.9%:12月▼0.3%)
~1月、民間航空機の受注▼58.9%(12月+0.1%)
~ボーイングの民間航空機の受注はわずか3機(12月は371機)
0:00発表 米2月ISM非製造業総合指数、2月は52.6に低下 受注好調も雇用減
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/63HWSBE77FL37FEIW6AQXR5CSA-2024-03-05/
・結果 52.6(前月 53.4: 予想 53.0)
・新規受注指数は 56.1 と、55.0 から上昇し、昨年8月以来の高水準
・新規受注増を反映し景気指数は 57.2 と 55.8 から上昇
・雇用指数は 48.0と、50.5 から低下
ちょうど指標が出た0時に米金利が急低下しています。
※米国債利回り 5分足
日足でみても米金利は低下傾向を強めています。
※米国債利回り 日足
金利が下がれば株は上がるのでは?という話もありますが
大きく買われてすでに高値圏にある株価に
景気減速の兆候で警戒感が広がり利食いが旺盛となる、
という意味では株下落も違和感はありませんね。
しかし、米株の下落は0:00からではありませんでした。
23:30寄り付きはやや前日終値からギャップダウンスタート。
指標発表前から軟調でした。
それが何故か_というのははっきりわかりませんが、
これまで米国株市場の上昇を牽引してきたマグニフィセント7の
7銘柄のうち、3銘柄が年初来でマイナスのパフォーマンスとなっており
ここ2営業日の下落がチャート的にかなり悪化したようにみえます。
※マグニフィセント7とブロードコム
年初来マイナスとなっているのは、アルファベット(Google)
TESLA、Appleです。
とうとうゴールドマン・サックスはAppleを強い買い推奨から除外。
⬇
輝き失ったアップル株、AI製品での出遅れに投資家は我慢の限界
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-05/S9VPFODWX2PS00?srnd=cojp-v2
・EV開発中止、AIプロジェクトに注力と表明も具体策見えず
・投資家はしびれを切らしており、株価は年初来(4日終値時点)で9%下落
・ゴールドマンはアップルを「コンビクション(強い買い推奨)」リストから除外
米株市場を牽引してきたマグニフィセント7は
3社が脱落し、実は今、マグニフィセント4へとなっているのです。
こうした事象を嫌気した投資家が
まだFRBが利下げをしていないのにもかかわらず
ゴールドに資金を向かわせているのかもしれません。
※COMEXゴールド日足
まあ、足元金利低下でゴールド買い、という話でもありますが
それにしても、このゴールドの急伸は不気味ですね。
ビットコインも上がっているので、
単にバブルの様相を呈してきただけかもしれませんが・・・
今日3/5(火)は小反落も 40097.56円と
4万円大台をキープしていた日経平均ですが、
今夜先物市場では4万円大台を割り込んでいます。
急落しているという風ではありませんし、単に押し目を形成しているだけ
かもしれませんけど、今週8日はメジャーSQですし、一旦の高値を見た、と
考える投資家が出てきてもなんら不思議はありません。
私はまだ積極的に売ろうとは思いませんが
すでに個別株投資の買増し、信用買いはやめています。
ドル円の150円台から上はかなり重くなってきた印象。
ドル金利が更に下がればドル円もレンジを下抜ける可能性もあるのでは?
そして、株に大きな調整がはいれば~
というわけで、やはりドル円は戻りを売りたいなぁ。。。
日米金利差は縮小傾向に入っています。
もっとドル円崩れてもいいんだけどな・・・
今夜はもうこれ以上の大きな値動きはなさそうです。
というのも、明日6日、明後日7日にパウエル議長の半期に1度の議会証言。
週末金曜は雇用統計です。あ、東京市場はメジャーSQ
というわけで、今週はボラティリティが上昇する可能性大。
ドル円は下がったところを追いかけて売るのではなく
戻りを待ってから売ろうと思います。日経もね。
NOTE
■そのような事実はない=デフレ脱却表明検討報道で鈴木財務相
https://jp.reuters.com/world/japan/IJNB6QI2BRNUXJKZJM2FTMB2AQ-2024-03-05/
先週末の共同通信の報道はなんだったの?
政府がデフレ脱却宣言表明を検討している、と報じられましたが
昨日は林官房長官、今日は鈴木財務大臣が否定。
■英投資家の米株買い、2月は過去9年間で最大=カラストーン
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/VKMYGNXX3FIHZHTHHL553D2GL4-2024-03-05/
・英投資家による北米株式ファンドへの2月の資金投入額が
25億ポンド(31億7000万ドル)強と少なくとも過去9年間で最大
手仕舞いがはいれば・・・
■エルニーニョが弱まるも、数カ月は平年気温上回る見通し=WMO
https://jp.reuters.com/world/environment/UOCIOG54HZPRDE3IOM7Q5L3BI4-2024-03-05/
・24年3月から5月にエルニーニョが続く確率は約60%
昨今のオリーブオイルやココアの高騰は欧州やアフリカの気候問題。
気候変動問題が穀物、農産物市場に及ぼす影響は小さくありません。
■ユーロ圏インフレ率、ECB目標の2%下回る-BEのモデルが算出
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-05/S9VFB6DWLU6800
☆2/21 エミン・ユルマズ氏との共著が発売となりました。
『無敵の日本経済!株とゴールドの「先読み」投資術』
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~エミン・ユルマズ×大橋ひろこ
エミンさんがかねてから指摘してきた日本株の時代が到来。
デフレ下で強かった円。 インフレ下では円資産は目減りする一方です。
新NISAスタートで個人投資家の意識も変わりつつあります。
日本株、米株、そしてゴールド。どのような投資法がいいでしょうか。
エミンさんとお話させていただいています。
私はゴールドが強いワケと今後の展望、
自身の資産形成にどのようなツールを使ってきたかをお話しています。
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いつもご覧いただきありがとうございます。
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