日米の金融政策をこなして、日米の株式は絶好調。
上昇トレンド再開に自信を強めたように見えます。
※日本主要株価インデックス
※米国主要株価インデックス
日銀に関しては、事前リーク乱打でサプライズではなくなっていたこと、
異次元緩和からの正常化であって、緩和政策は継続されるとの
メッセージに市場が買い安心感を強めた、と説明できます。
日経が7月にも追加利上げと裏付けのない希望観測記事を放つも
パウエル議長会見と同時に英訳版が拡散され、瞬間円高となるも
翌日21日の東京時間からは買い戻され結局は高値奪還。
「日銀関係者」といった具体的な出どころでなければ影響は軽微と見られます。
そりゃそうです、すぐに利上げなどされたら日本経済壊れちゃいますよ。。。
FOMCに関しては、今日安田佐和子氏と話をしていて、
来年25年~26年~長期見通しがタカ派転換も、
年内の利下げ回数3回維持、6月利下げ開始見込みに変更がなかったことと、
パウエル議長が労働市場の現状に触れ、極めてハト派的スタンスであったことは
今年の大統領選挙への忖度があったようにみえる、と。
なるほど、今年はどうしても株を崩したくないし、
ノーランディングシナリオのまま突っ走りたいということね。
来年になれば引き締め強化でもいい、と。
大統領選終わってるし。
と、いろいろな捉え方ができますが、
米国の利下げ開始が必ずしも株式市場にフレンドリーでないことは
マーケット関係者にはよく知られた話ですので
利下げ開始以降こそ、米国株動向には注意が必要かと思います。
※FFレートとS&P00
2000年からの利下げ時、2007年の利下げ時、2019年の利下げ時
いずれも米国株は波乱含みで下落基調を強めています。
とはいえ、利下げ開始は6月ですから今年も
セル・イン・メイが意識される頃までは上昇相場を追求するのかもしれません。
4月中は株買いでいいのかもしれませんね。
これ、すなわちカレンダーアノマリー通りの展開ということです。シンプルに。
151.01ドル円ロングは同値撤退。
今日21日東京時間前場で150.26円まで下落しました・・・。
その後再び反発貴重となってきたため
再び151.05円で買い直しています。
今夜も米経済指標が強く、ドル金利はやや反発。
今年3回も利下げしなくていいんじゃないの・・・?
■米製造業活動は加速、PMIが22年6月以来の高水準-インフレも示唆
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-21/SAPA83DWLU6800
・製造業PMI速報値 52.5(前月52.2 予想51.8)3ヶ月連続で50を上回る
・雇用指数8ヶ月ぶり高水準
・総合PMI,ほぼ1年ぶり高水準に上昇
・仕入れ価格指数、1年余りで最高
・販売価格指数 11ヶ月ぶり高水準
■米失業保険申請件数、前週比2000件減-労働市場の底堅さ浮き彫り
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-21/SAP6WJDWLU6900
■米2月中古住宅販売9.5%増の438万戸 1年ぶり高水準 供給不足が改善
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/RZRVOB5VIJN4BK6JLV5SEFMIHM-2024-03-21/
・年率換算で前月比9.5%増の438万戸と、昨年2月以来1年ぶりの高水準
・月間の増加率も1年ぶりの高さを記録
※米国債利回り一覧
※ドル円日足
この先は介入警戒も高まると思いますが、
財務省はどこまで許容するか。
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昨日の1.2756ポンドドルロング、今日は1.2803ドルまで高値があったのですが
BOEで急落しました。
すでに欧州時間入した17:00台には下落が始まっていましたので
1.2774ドルで手仕舞い。微益で逃げました。
そしてその後大きく崩れています。
■英中銀、政策金利を据え置き-タカ派2人が利上げ主張撤回
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-21/SAP5CDDWRGG000?srnd=cojp-v2
・5会合連続で金利据え置き。8対1
BOEは金利を据え置いたのですが
これまでタカ派だった2人の委員が利上げ主張を撤回。
利上げを指示する委員がいなくなりました。
8対1の1人はディングラ委員、この方だけ利下げ主張です。
ただしベイリー総裁はまだ利下げ出来る段階にない、と発言しています。
これまで英国の利下げ開始は8月と見られていましたが
今日のMPC会合を受けて6月に早まる可能性も出てきました。確率50%
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主要国で今回のフェーズで最初に利下げに踏み切ったのはスイスです。
■スイス中銀が予想外の利下げ、ECBとFRBに先んじる
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-21/SAOW0UDWLU6800
・10大通貨中銀の中で最初の利下げ
・政策金利は 1.75%⇒ 1.5%に。
一部にスイスの利下げの予想はありましたが
スイス売りの激しさをみると、市場としてはサプライズだったようですね。
スイス中銀は四半期に1回しか政策決定会合を開かないのですが
次回6月の会合はFRB,ECBより後ですので、先手を打ったということでしょうか。
※ドル/スイス スイス/円 ユーロ/スイス ポンド/スイス 日足
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台湾はなんと利上げ。
■台湾中銀、予想外の利上げ-政策金利2%は08年以来の高水準
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-21/SAOWT8T1UM0W00
・政策金利は2008年以来の高水準 2%
・利上げはサプライズ
・2月CPI 前年同月比+3.08% 22年半ば以来の大きな伸び
インフレ率3%台で引き締めに動くとはなかなかのインフレファイター。
24年のインフレ率見通しを12月の1.89%から2.16%に引き上げており
趨勢としてインフレ加速の兆候が強かったということでしょうか。
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3/19 豪州中央銀行RBAは政策金利を4.35%で据え置きましたが
今日発表された雇用統計が非常に強かった。
雇用統計(2月)
11.65万人(予想 3.9万人 前回 1.53万人(0.05万人から修正)
失業率 3.7%(予想 4.0% 前回 4.1%)
正規雇用 7.82万人(前回 1.99万人(1.11万人から修正)
非常勤雇用 3.83万人( 前回 -0.46万人(-1.06万人から修正)
豪ドル円、今日は100円の大台を回復したんですよ。
100円の大台回復は2014年以来10年ぶりです。
豪ドル円月足
豪ドル円は押し目買い狙いか。
ドル円が介入で崩れない限りですが。
一方でNZは軟調。
今日発表された10-12月期GDPが弱かった。
■NZ第4四半期GDP、テクニカルリセッション入り 早期利下げも
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/U5RNA25FIBPITJZTV6BTNL7YA4-2024-03-20/
・10-12月期GDP ▼0.1% (7-9月期 ▼0.3%)
・2四半期連続マイナス=景気後退入り
・7月の0.25%利下げ確率55%に上昇
・8月利下げ確率は100%
AUD/NZDのロングが面白いかもしれません。
日足
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