米金利上昇が止まりません。
※米国債利回り 米金利上昇加速、止まらない~
トリガーとなりましたが、
米国は報復には加わらない意向であることが伝わっており、
イスラエルが本格的な報復に出るとの地政学リスクへの警戒は
それほど高まってはいません。
ではなぜ、今夜も米株は続落基調なのか。
やはり止まらぬ金利上昇が背景にあると思われます。
教科書的には有事は米債買いとなり金利が下がるはずですが
今夜は米債が売られています。有事想定の動きではないと思われます。
では今夜の金利上昇は一体何が材料なのか?
今夜の米指標は弱かった。
つまり金利上昇は一服してもいいはずなのですが、、、
⬇️
■3月の米住宅着工件数、8月来の低水準-一戸建て3年ぶり大幅減
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-16/SC1C9ADWX2PS00?srnd=cojp-v2
・前月比▼14.7%の年率132万1000戸(予想148万5000戸:前月154万9000戸)
・住宅建設許可件数は▼4.3%
・一戸建て住宅の着工件数は約3年ぶりの大幅減少
・集合住宅はパンデミック初期以来の低水準
金利高でさすがに住宅市場にはほころびが。
弱い経済指標が出てくるということは金利上昇圧力には
抵抗となるはずですが、今夜も米金利は元気に上昇していますね。
この上昇に今夜の米株市場が売りで反応しているものと思われます。
※米国主要株価インデックス
ハイイールド債もこの下落ですので、
リスクオフ相場の様相を呈していると言っていいでしょう。
※ハイイールド債価格
※VIX指数 恐怖指数もじわじわ上昇してきた
リスクオフでも円高にはならなくなってしまったドル円相場。
今日4/16(火)154.76円まで上昇しています。
※ドル円日足
155円が近づいてきたことで、様々な思惑が交錯
22︙38にドル円急落する局面も。
※ドル円15分足この瞬間に立ち会っていたら「すわ介入か?」と思ってしまいそうですが、
介入待ちの相場に入ると、こうした「なんちゃって介入」のような騙しの下落が
頻繁に出てくるので、こうした値動きに乗せられないように。
昨晩23:00台にも見られた動きです。
ここで売り参戦するとその後の反発でやられます。
狭いストップロス設定だと引っ掛けられちゃいますね。
こういうこともあるので、今はドル円、手が出ないんです・・・。
ただ、介入があることを前提にしてもなお、投資家らは
ドル円相場は上昇することを見込む向きが多いということですね。
■1ドル=160円に備える為替トレーダー、介入リスクお構いなし
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-16/SC0IXAT1UM0W00
どこかで介入があるだろうことも承知の上でドル買いする投資家。
いよいよ日本の通貨当局も打つ手がないと
海外勢に足元を見られているような、、、
日本の個人投資家はこの相場でドル円売り参戦しているという話で
ヘッジファンドら投機家のドル買いと日本の個人のドル売りの攻防。
足元では力技でじりじりドル高に持っていかれていますが
日本の個人は介入待ちなのでしょう。
アレだけ介入を匂わせて為替市場への牽制発言を繰り返しておきながら
介入を実施しない日本の通貨当局も罪深いですよねぇ。。。
■円はさらに10%下落も、日銀が大幅利上げに消極的-ティー・ロウ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-15/SC02CWT1UM0W00
1.0711ドルユーロドルショート継続。
0.5936ドルキウイドルショート継続。
NOTE
■モルガン・スタンレー、14%増益-トレーディング収入が予想上回る
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-16/SC1AO6DWX2PS00
■ドイツZEW期待指数、4月も改善-景気回復は近いと示唆
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-16/SC12KUT0AFB400
■IMF、世界経済の成長率見通しを小幅に上方修正-リスクも警告
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-16/SC1D49DWLU6800
・今年の世界成長率を3.2%と予想-インフレ持続と戦争が懸念材料
・米国の成長率予測は2.7%に引き上げ、中国は4.6%で据え置き
■IMF、米国への警告を強化-支出と債務の膨張を指摘
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-16/SC0KXLT1UM0W00
・米国の成長は持続不可能な支出によるものと指摘
・米国の財政運営は世界金融の不安定化を招くと警鐘
~米国の政策を異例なほど直接的に批判
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