2024年4月18日木曜日

 今日の話題はオランダの半導体製造装置メーカーASMLの決算。

売上高は52億ユーロ(約8500億円)と、
前4半期(23年10〜12月期)の72億ユーロから27%減少。
市場予想を下回る内容で、将来の売上高につながる受注額は36億ユーロと、
前4半期から6割縮小しています。

ASMLは最先端半導体の微細加工に欠かせない極端紫外線(EUV)
露光装置を独占的に手掛けけていますが、
国内企業レーザーテックもEUV光を用いた検査装置を展開しており、
ASMLの決算が伝わるとレーザーテックの株価が急速に売り込まれました。
全ての半導体銘柄が売られたわけではありませんが、
これを機に、17日の東京株式市場後場からセンチメントが急速に悪化。
日経平均は▼509.40円 37961.80円 

38000円をも割り込みました。38000円割れは2ヶ月ぶり。
過去最高値であった38915円も下回っていますね。

今夜の米国株市場にもその余波が?
※米主要株価インデックス

今夜はこの株を売った資金が債券市場に流れ込んでいるのでしょうか。
米債利回りは低下傾向。
おそらく今夜は米金利高トリガーの株売りではなく、
ここまで市場を牽引してきた半導体セクターの先行き不透明感からの
利食いが旺盛となっているものと考えられます。

このところは株下落のリスクオフ相場でも
ドル円はほとんど売られませんでしたが
さすがに今夜はドル円相場やや下落基調にあります。
米金利低下で手仕舞いが入っているだけかもしれませんが。

※ドル円5分足 
日足でみると~
※米国債利回り 今夜は低下
ドル金利上昇は一服したでしょうか。

昨晩のドル金利上昇に背景には、パウエル議長の発言の影響も?

■パウエルFRB議長、利下げ開始の先延ばし示唆-インフレ根強く
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-16/SC1QDJDWLU6800

ついこの間まで1~2月のインフレ指標の強さを受けても
インフレは凸凹するもので一時的であると
ハト派スタンスを示していたパウエル議長ですが、手のひらを返しました。

そもそも3月FOMCで年内3回の利下げを示唆したところに無理がありました。
25年26年のインフレ見通しを引き上げているというのに、
なぜ今年利下げする必要があるのか。
今年11月に選挙を迎えるバイデン政権への忖度ではないかとも言われる始末。
しかし流石に足元のインフレ指標、強い消費の数字を見て
利下げ開始時期が遅くなる可能性に言及しました。

これが昨晩の金利急上昇の背景と見られますが、
イスラエルが米国債を大量売却したという情報もSNSには飛び交っています。
この件については真偽の程は確認できていません。
猛烈に米国債を売っている向きがありそうな金利上昇ではありましたが、、

さて、今夜はドル円上昇圧力が弱まっていますが、
トレンドは円安ドル高。
155円目前だというのに介入が入らないのはなぜか?
これが目下市場の関心事となっていますが、
ドル金利上昇局面では焼け石に水、負け戦に出たくないため、
という指摘もありますが
インフレ再燃リスクの出てきた米国はドル高が都合がよく
為替介入への理解、合意がなされていないのでは、という見方も。

その段取り、というわけではありませんが
介入実施への外堀を埋めるには、単独ではなく
他国との連携、というのは強い支援材料かもしれません。

■日米韓の財務相、急速な円安とウォン安に関する懸念認識-緊密に協議
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-17/SC3J1WDWRGG100

韓国も通貨安が懸念材料となっています。
現状ではドル独歩高ですので、メキシコなど特殊ケースを除いては
ほとんどが通貨安=インフレ懸念の高まりに
苦しんでいると言っていいかと思います。

日米韓の財務省会合は初めてとのこと。
ロシアへの経済制裁のほか北朝鮮への経済制裁について議論
したと報じられていますが、重要な議題として日韓の通貨安問題があった。
ここでイエレン財務省に改めて為替介入の確認、合意を得たのでは、との考察。

日韓G2が協調でドル売り介入に動くという可能性もあるのでは、という話ですが
日本単独でやるよりはインパクトがあるでしょう。
介入が入る時期はそう遠くないような気もしますね。

IMFからもお墨付きをいただきました・・・
■為替介入を容認 過度の市場変動なら―IMF幹部
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024041700157&g=int#goog_rewarded
こういう些細なニュースが意外と重要かも。

ただし、ドル金利が下がってくれないことには
ドル売り介入も一時的な効果でしかないのですが。。。

今夜ドル金利低下で、他通貨が巻き返しの機運にあり
ドルロングポジションは手仕舞いました。

1.0711ドルユーロドルショート⇒1.0653ドルで買い戻し
0.5936ドルキウイドルショート⇒0.5902ドルで買い戻し

154.32円で軽めにドル円売ってみました、、、
どうかな~154.50超えたらやめます。

NOTE

■中国金属製品への関税引き上げ、バイデン氏が「鉄の街」で表明へ
https://jp.reuters.com/world/us/EZ75A6YXHRMGVLMTP6JYI5FCWY-2024-04-17/

ひろこのX

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