ほんと、ドル円動かなくなりましたね。
ドル円日足
今日は米指標良好で長期金利上昇というイベントがありましたが
ドル円、やや上昇したもののレンジの範囲の中での小さなものでした。
ドル円15分足
■米消費者信頼感指数、5月は102.0に上昇-予想96.0
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-28/-102-0-96-0?srnd=cojp-v2
4月 97.5 ⇒ 5月 102.0
米国の年内利下げ折込はたった1回に低下しています。
利下げがあるとの予想は11月FOMCの1回のみ、
それもこれまでの9月から後ずれしています。
※CME FED WATCH
今日もFRB高官はタカ派発言。
カシュカリさんは最もタカ派のボウマン理事の次にタカ派の
メンバーとして知られていますのでサプライズではないのですが。
カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁
「賃金上昇率は2%目標に比べて依然としてかなり堅調」
「米国の労働市場は軟化しているが、依然としてタイト」
「利下げを急ぐ必要性は見られない」
というわけで米長期金利は大きく上昇。
しかし、ドルの上昇は抑制的です。
通貨インデックスをみても、足元ドルは弱いですね。
むしろ、利下げが大きく遅れるだろうと目されるポンドやNZドルの
上昇が目立ちます。
ユーロに至っては6月利下げがほぼ織り込まれていても強い。
ドルに対して弱いのは円くらいか。
ポンドが上昇、対円で16年ぶり高値-市場の見方は強気に転じる
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-28/SE6URIT0AFB400
ポンドはつい2週間前まで投機筋はネットショートで
21年12月以来で最も弱気に傾いていたものが
先週21日までの週の統計ではわずかにネットロングに転じました。
このままロングが積み上がっていけばポンドはまだまだ上昇余地があります。
NZドルに関しては先週のRBNZ会合で利下げ開始時期を
25年Q3としており、来年まで利下げがないとの安心感から買いが続いています。
なんと今回の会合で利上げも検討したことが明らかになっています。
そりゃNZドル、買われますね・・・。
■NZ中銀、政策金利5.5%に据え置き 利下げ開始予想後ずれ(5/22の記事)
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/ICV4JXWTGRJCDPY72VQGCEQEUQ-2024-05-22/
ドル独歩高の様相ではないことがドル円の上値を抑制的にしている
側面があるのですが、クロス円の上昇が止まらないという事態になっています。
※ドル円、クロス円日足チャート
豪ドル円ロング継続です。
ポンドもどこかで参戦しようかな、、、押し目がほしいですね。
米株市場、ダウ平均の下落は続きますがSOX,ナスダックは強い。
SOX,ハイテクセクターの強さはNVIDIAの上昇が牽引しているのでしょう。
決算後上昇が止まりません・・・
しかし、日本株市場はあまり上昇力が強くないですね。
今日は番組で元証券ディーラーたけぞう氏にお話を伺ったのですが
グロース市場の下落は上場基準のさらなる厳格化リスクが
嫌気されているようです。
■5月15日読売新聞
「新興市場 上場維持基準「厳格化を」 経産省提言へ...企業の成長促す」
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240515-OYT1T50008/
それでも元気なセクターというのはあって今日は電力株が軒並み高。
生成AIデーターセンター関連という側面もありますが
女川原子力発電所2号機の安全対策工事の完了が発表された東北電力など
原子力再稼働機運も追い風。
銘柄選びを間違えなければ良い相場環境です。
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