閑散に売りなし
という相場格言があります。
相場が冴えず出来高・売買代金が減少して閑散となる相場では
売りは出尽くしている事が多く、相場は上がりやすい、というような意味ですが
今日5/27(月)の東証プライム市場の売買代金は今年最低。(3兆3800億円)
しかし日経平均は +253.91 38900.02円と上昇しています。
まさに格言を地で行く展開。
今日は英米が休場と合って東京市場も手がかり材料に欠ける展開でしたが
決して弱い地合いではありませんでした。
※日経平均
相場に波乱がなく、ゴルディロックス的展開となれば
クロス円はリスクテイク気味となり上昇基調を強めますが、
今日はポンド円が再び1ポンド200円台に上昇。
1ポンド200円台、16年ぶり円安 英利下げ期待後退で
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR22DNE0S4A520C2000000/
・2008年以来およそ16年ぶりの円安・ポンド高
・4月CPI 前年同月比+2.3%(予想+2.1%)賃金上昇率6%
・6月利下げ折込み後退、9月50% 11月70%
・スナク首相 7/4 総選挙実施表明
強いのはポンド円だけではありません。
最も早く今年の高値を抜けて上昇を続けているのはキウイ円。
豪ドル円も早晩今年の高値をトライしそうです。
現状では金融市場全般見渡してもリスクイベントが見当たらず
円キャリートレードの巻き戻しリスクが低い。
米国の利下げ折込みがやや後ズレしたというネガティブ材料はあるものの
ちょっと前までは年内利下げはない可能性、あるいは追加利上げの可能性を
織り込んでいたことを考えれば、現状の米金利水準は驚く水準ではありません。
というわけで高値ですが、豪ドル円に飛び乗りました。
コスト104.22円。
ドル円相場はここ3営業日小動きでほぼ動意なしですが
ドル円が急伸すればクロス円も上昇するでしょうし、
介入が入ればクロス円も大きな調整を強いられます。
コスト付近に逆指値をおいて買い玉維持。
ドル円は膠着、動いていません。
※ドル円
NOTE
【日本市況】長期金利が12年ぶり高水準を更新、株式は反発-円上昇
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-27/SE4FN6T1UM0W00?srnd=cojp-v2
・長期金利は1.025%に上昇し、12年ぶり高水準を更新
今日は金利高でも日経平均が上昇しました。
金利高への耐性ができたというにはまだ早いでしょうか。
インフレ=金利高 =株高は本格的な上昇相場のパターンですが
(今の米国市場がそれですね)
日本市場も金利高がむしろ景気良好であることの証左であるとして
株式市場が売られるのではなく買われる地合いとなるときが来るはずです。
デフレとゼロ金利制約との闘い「終焉は視野に」-内田日銀副総裁
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-27/SE4NCTT1UM0W00
・過去25年間の金融政策運営におけるデフレとゼロ金利制約との闘いの終焉が視野に入った
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