5月FOMCは事前に警戒されたよりはハト派的となりましたが
ひょっとして、それを受けて日本の通貨当局、介入に動いたかもしれません。
いや、値動き的に介入やってますね多分。
※ドル円15分足
このライミングで入るとは、神田さん侮れませんね。
絶妙なタイミングでした。
というのも、FOMCはタカ派イベントとなるのではないか
という警戒が強かったのですが
蓋を開けてみればハト派的でした。
FOMC声明:保有証券の縮小ペース、6月から減速-国債償還を減額
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-01/SCTJDAT1UM0W00?srnd=cojp-v2
・FF金利5.25-5.5%に据え置き 金利据え置きは6会合連続
ポイントは
・6月からQTのペースを減速させることを決定
~米国債の償還を月当たり最大600億ドルから同250億ドルに減らす
・パウエル議長「次の政策変更が利上げとなる可能性は低い」と発言
再上昇の兆候が見え始めたインフレ率から
市場の一部にはFRBの次の一手が利上げになる可能性もあるのでは?
という警戒がありましたがこれが否定されたことへの安心感から
米金利は低下、ドル円も下落。
米株は上昇する局面もありましたが行って来いとなりました、株ついては後ほど。
そもそも今夜の米指標が弱いものが目立ち、ドル金利が低下していました。
■ISM製造業景況指数(4月)結果:49.2(予想:50.0/前回:50.3)
~再び景気の分水嶺となる50を割り込みました。
■JOLTS求人件数 結果:848.8万件(予想:868.6万件/前回:875.6万件)
~求人が急減少
そこへ来てFOMCが市場が警戒するほどタカ派ではなかったことで
更にドル金利低下、ドル円が下げだしていたところに
追い打ちをかけるような格好で介入が入った(介入かどうかは確定ではないですが)
クレバーですねぇ。神田さん見事です。
にわかロング勢を焼き払いました。
今回どのくらいの規模でドル売りをしたのでしょうか。
※米国債利回り 指標とFOMCで低下するも引け際にリバウンドしていますね。。。
※ドル円日足
見事な上ヒゲ、トップアウトした形にも見えなくもないですが、
トレンドが完全に崩れたとは言い難い。
押し目を拾いたい向きも多い印象ですので、
雇用統計でまた上がるようなことがあれば、叩いてくるかも。
介入の資金に余裕があるか、
そしてGDP比2%以内に収めるということが可能ならば、ですが。
しここからはチャートを悪化させ心理とトレンドを崩す事が重要ですね。
昨日作ったドル円156.51円ロングは
リバウンドの上昇トレンドが崩れた22時台、157.70円で手仕舞い。
158円台まで上がると思っていたのですが、目論見外れました。
今夜の介入らしき下落では何度か売り回転のトレード、珍しくスキャル。
足元下げ止まってリバウンドしていますがここから買うべきか悩みましたが
今週は神田さんを甘く見ない方が良さそう、、今回は買わずに様子見とします。
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気がかりなのは今夜の米株。
FOMCがハトだったので、上昇していたんですが、
見事な行って来いとなりました、戻り売り圧力が強い。
※今日の米株の値動き
※米国主要株価インデックス トレンドはやはり下方向に変わっているか?
FOMCが思ったよりハト派的だったのは
FRBは米経済の減速を警戒しているということなのかもしれません。
今夜は原油も大きく下落したんですよ。
※WTI原油
米石油在庫統計で先週在庫が急増していたことが背景かな。
【米週次石油在庫統計(4/26時点)前週比】
・原油在庫:+726.5万
(予想:▼250万、前回:▼636.8万)
・クッシング在庫:+108.9万(前回:▼65.9万)
・ガソリン在庫:+34.4万
(予想:▼102万、前回:▼63.4万)
しかし、なにか特殊要因でもあったんでしょうか。
予想との乖離が大きいですし、先々週からの振れ幅が大きい。
原油の在庫が増えているというのは、景気が悪いのでは?
景気悪化、あるいはリセッション警戒が強まることで
米株が落ち始めたのかもしれません。
しばらくボラティリティが高い相場が続きそうです。
どんな取引でも「逆指値」を置くことは忘れずに。
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