今日は参院財政金融委員会の答弁で
日銀植田総裁がタカ派的とも取れる発言を行ったものの
瞬間やや円高に反応したものの結局は158円台へと上昇。
■7月会合での追加利上げ、「場合によっては十分あり得る」-日銀総裁
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-18/SF7K8XT0G1KW00?srnd=cojp-v2
市場は日銀の引き締めにはあまり関心がないと見えて
この報道があった瞬間わずかに円高に動きましたがほぼ無風。
その後ドル円相場は158.20円台まで上昇しました。
ただ、ドル円レンジです。
今夜、米国市場では小売売上高と鉱工業生産が発表されるも
あまり大きな値動きにはなっていません。
※ドル円日足
■米5月小売売上高、前月比0.1%増 予想下回る 4月分は下方改定
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/S4GTGSGWTJNSXILZZ7GI6DXVNU-2024-06-18/
・5月小売売上高:前月比+0.1%(予想:+0.3%、4月:▼0.2%←0.0%)
・コア小売売上高(自動車除く):前月比▼0.1%(予想:+0.2%、4月:▼0.1%←+0.2%)
5月は前月比+0.1%とリバウンドしたものの
4月分は前月比0%が▼2%に下方修正。
ただ、4月の▼0.2%から今回+0.1%にリバウンドしたと考えれば
最悪期は超えたのかな?という見方もできないでもない。
コア売上高は前月分が+0.2%から▼0.1%に下方修正
5月も▼0.1%と予想を下回っています。
米国の個人消費は鈍っていると見える数字ですので
ドル円は瞬間下落したのですが、、、、
※ドル円15分足 小売で下げたもののリバウンド
リバウンドは
22:15に発表された鉱工業生産が強かったことが上げられます。
■米鉱工業生産、5月製造業は0.9%上昇 予想上回る
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/TWP3G6WGUFIBZCTIJOSYLQFXZQ-2024-06-18/
・米・5月鉱工業生産:前月比+0.9%(予想:+0.3%、4月:0.0%
~過去2カ月の落ち込みの全てを取り戻した
しかし、鉱工業生産でもっとドル買いが旺盛となるかと思いきや
意外とドルの上値は重く、なかなか158円台を値固めできません。
というのも一連の発表を受けて米金利はやや低下、
市場の利下げ期待は年内2回で変化なし。
9月の利下げの確率は66%にものぼっており、
市場の早期利下げ期待がドル円の上値を抑えているのかもしれませんね。
あるいは米国債がフランスリスクの受け皿となっているか。
※米国債利回り
※CME FED WATCH
あまりドル円をトレードする気にはなれず
現在はユーロクロスのみ。
ユーロドル1.0844ドルショートは継続。
ユーロスイス0.9547ドルショートを追加。
■フランス債25兆円持つ日本勢、一段の金利高を警戒-対独利回り差100bpも
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-18/SF7F16T1UM0W00
フランスの危機は他市場に波及するリスクを孕んでいると言えます。
■フランス、極右勢力抑える安全装置が崩壊か-ルペン氏が支持者獲得
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-17/SF7DLBT0AFB400
世論調査によれば、RNはすでに下院の最大政党になりそうな勢い
~RNはまだ政策案の詳細を明らかにしていないが、約200億ユーロ(約3兆4000億円)をかけて燃料やエネルギーにかかる消費税を削減し、EUからエネルギー政策の主導権を取り戻すと公約している。また、定年を60歳に引き下げ、一部の公務員の賃金を引き上げることも掲げている。
■なぜ「フランスリスク」でユーロ売りなのか、
市場が懸念する象徴的変調=上野泰也氏
https://jp.reuters.com/opinion/forex-forum/LEADWJWYVFI4HB7VEXYJOEUB3Q-2024-06-18/
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今日は豪州の中央銀行の金融政策会合。
政策金利は 4.35%に据え置かれました。据え置きは5会合連続。
■豪中銀が政策金利据え置き、再利上げ排除せず インフレなお警戒
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/X63Q5F4CPBJ4VCINEOKU3VE6KI-2024-06-18/
声明:インフレの抑制に必要であれば追加利上げを排除しないと改めて表明
~直近のインフレ率は3.6%で、中銀の目標値をなお大幅に上回る
・ブロック総裁会見
「インフレ率を2─3%の目標範囲に戻すには、道のりはまだ長い」
市場は再利上げの可能性を織り込んでいないが、
早ければ12月にも利下げが実施される確率が、
声明発表前の65%から44%に低下。
利下げが完全に織り込まれているのは2025年4月か5月以降
最新の経済見通しが発表される8月会合が極めて重要。
4─6月のインフレ率が上振れした場合、利上げの可能性も出てくる可能性
~4─6月のインフレ統計は、8月5─6日の理事会直前の7月31日に発表
総じてタカ派的。豪ドルは今日上昇していますね。
※通貨インデックス一覧
NOTE
株価に影響がでるでしょうか?
■11兆円規模ETFのリバランス、エヌビディア買いアップル売り誘発へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-18/SF8OIIDWLU6800
・エヌビディアへのエクスポージャーを高めアップルは低めにする見通し
・同ETFは6月末近くに四半期ごとのリバランスを実施する際、再調整
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