ドル円、ずいぶんリバウンドしましたね・・・
※ドル円日足
日米金利差は縮小傾向にあるにも関わらず、です。
※米国債利回り
※日米金利差とドル円
メキシコペソ円はじめ、クロス円も大きく反発しています。
ドル円、クロス円の上昇は典型的なリスクオン相場の動きですが、
今夜の米株市場はこの金利低下を囃して大きくリバウンド、
ナスダックなどは新値を更新する勢いで上昇していますので
リスクテイクの円キャリーが再燃している可能性も否めません。
■円キャリー逆流は杞憂、新興国政治リスクでも日本の個人は円売り堅持
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-05/SEL5WVT0AFB400?srnd=cojp-v2
単純に下落した反動のリバウンドの可能性も排除していませんが・・・・
※メキシコペソ円
※ドル円、クロス円日足一覧
今夜はISM非製造業景況指数が注目されましたが
これが、予想を上回る強さを見せました。
今夜の株高はこれも一因かと思われます。
■米ISM非製造業総合指数、5月は53.8 予想上回り8月以来の高水準
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/GNUORHDUPVP5NFXUFJUZVWYEDE-2024-06-05/
結果 53.8 ( 予想 51.1 / 前回 49.4)
前回50を割り込んでいたのですが、一気に回復しています。
ただし、今夜発表されたADP雇用指数は予想を下回っています。
今夜の金利低下はADPの影響が大きいでしょうか。
■米ADP民間雇用者数、1月以来の低い伸び-製造業で大幅減
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-05/SELOA5DWX2PS00
結果 +15.2万 (予想+17.5万 / 前回18.8万←19.2万)
・製造業は2万人減、昨年7月以来の大幅な減少
株式市場は労働市場の悪化も金利低下を好感し上昇していくのね・・・
昨日下落していたインド株もリバウンドしており
過度な悲観は払拭されているようです。
米金利がこれだけ低下し日米金利差が縮小しても
ドル円が上昇するというのは、円キャリーを再開する向きがあるということで
米株が上昇するリスクオン相場が続く限りはなかなか円高にはならなそうです。
今日は155.30円で一度ショートを作ったのですが
戻りが止まらず155.50超えで損切り。
現在156円台、ここからさらに上がるでしょうか、、、
決戦は雇用統計ですね。
予想より悪ければ、金利はさらに低下。
これにドル円が反応できるか。
景気悪化を嫌気して米株も下がってくれれば下がると思いますが
金利低下ではしゃいで株が上がるようならお手上げです。
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明日ECB理事会。
■ECBの前に立ちふさがるインフレの壁-利下げ困難FRB並みも
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-05/SELBOJT1UM0W00?srnd=cojp-v2
ユーロロング、まだ持ってますが足元2日ユーロが弱くやや不安・・・
今日はカナダがG7の先陣を切って利下げを決定。
■カナダ中銀、政策金利を4.75%に下げ-追加利下げも示唆
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-05/SEM5ROT0AFB400?srnd=cojp-v2
・ 政策金利を0.25%引き下げ4.75%へ
・【声明】
インフレ率が2%の目標に向かっているとの確信を深めており、
さらなる進展が得られれば「追加利下げを想定するのは理にかなう」
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