2024年6月4日火曜日

 ISM製造業景況指数でこんなにドル円が下がるとは!!
※ドル円日足


*ISM製造業景気指数(5月) 48.7(予想 49.7  前回 49.2)
             ~2ヶ月連続での低下


新規受注 45.5(49.1)↓
生産   50.2(51.3)↓
雇用   51.5(48.6)↑
入荷遅延 48.9(48.9)→
在庫   47.9(48.2)↓
仕入価格 57.0(60.9)↓大きく鈍化
輸出   51.1(48.7)↑

新規受注、生産が低下、仕入価格が急低下、
インフレ鈍化を示唆する内容となっています。

これを受けて米金利急低下。
※米国債利回り

年内利下げ折込は2回に増えました。
9月と12月FOMCで、ということに現状ではなっていますが
これも今後の経済指標でまた動くので確定事項ではありませんが・・・。
今夜ドル円が意外と反応が大きいのは
日本の金利は上昇基調にありますから~
※日本国債利回り
日米金利差は大きく縮小する形に。
今夜のドル円相場は
日米金利差の縮小に反応が大きくなっているものと思われます。
これがトレンドになるかどうかは、
今週のISM非製造業景況指数と雇用統計が重要でしょう。

■5日水曜23:00【ISM非製造業景況指数】
・前回「49.4」(50を割り込むのは、2023年1月以来)
・今回予想「51.1」→50を回復する予想。

■7日金曜21:30【雇用統計】 
・非農業部門雇用者数 予想+17.5万(前回+18.0)
・失業率 予想3.9% (前回3.9%) 
・平均時給 前年比予想3.9%(前回4.0%)
・前月比予想0.2%(前回0.3%)

今夜はドル独歩安です。
※通貨インデックス一覧

ユーロドルに注目していましたが、今日1.0852ドルでロング参戦。
ユーロの材料ではなく、ドルが下がるという形でユーロが上昇してくれています。
今週木曜の利下げはほぼ100%織り込まれているためユーロ売りの材料にはなりません。
次の利下げが比較的早期にあることが示されればユーロ売りとなりますが
声明とラガルド総裁会見にかかっていますが、
ひとまずECBのある木曜までロング継続できる地合いだといいな。
先週豪ドル円を売って踏み上げられましたが
今夜はドル円の下落に取れてクロス円が軒並み下落しています。
クロス円の売りも面白そうな局面ですが、先週やられているので
躊躇しているところ・・・・
※ドル円クロス円日足
ドルストレート通貨ではユーロだけでなく
キウイ、ポンドなど軒並み上昇しており
クロス円が大きく崩れるかというとまだ確信が持てません。
先週はリスクオフ相場が来るかも、と言って豪ドル円を売ったわけですが
その意味では、同じ理由でクロス円を
もう一度売っても良さそうな気もしています。

というのも、今夜の興味深い事象として、
米金利低下でさぞかし米株がハッスルするかと思いきや、
米株軒並み弱いんです。 AM2:00
金利低下でも株が上がらなくなってきた?
いよいよ米景気後退が株安という形で反応するフェーズに入ったか?

ただ、なにかサプライズがあって米株が
暴落するいう話ではないので
やっぱりクロス円ショートはワークしないかも・・・。

ただ今日は折角日本株が堅調だったのですが、
明日は日本株市場再び上値重くなると思われます。
今日の日本株上昇は
月初の積立投信設定による買いもあったのでしょうか。

また個別材料として、
豪ドルには中銀総裁からタカ派発言が出ていますので
売りにくくなったというのもあります。

■豪中銀副総裁、インフレ抑制が「一番目の重要な課題」-報道
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-03/SEH8IZT0G1KW00?srnd=cojp-v2
インフレ率は「今は高過ぎる」-AFRとのインタビューで語る
豪中銀の戦略の一部は完全雇用の水準「試す」こと-ハウザー副総裁

ユーロドルのロングのみです。

NOTE

■ゲームストップ株が一時103%高、ブーム仕掛け人が大量保有示唆
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-03/SEHISUT0AFB400?srnd=cojp-v2
ミーム株が湧いていますね。手出し無用。
※ゲームストップ株
■OPECプラス、減産延長で合意-10月以降は徐々に削減幅縮小へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-02/SEGBNXT0AFB400
日量約200万バレルの「自主減産」、一部予想より早く巻き戻しへ
グループ全体での産油抑制は2024年末まで延長-原油相場は下落

「OPECプラス」は協調減産の枠組みを2025年末まで1年間延長すると発表。
来年末までの延長はサプライズですが、
同時に10月から減産幅を段階的に縮小することも決めています。

今年の原油価格を支えてきた日量約200万バレルの自主減産は、
6月末で失効する予定でしたが、
今回の合意で9月末まで現状の原産枠組みで継続されます。
その後は1年かけて段階的に減産枠が縮小されていく、ということですね。

原油市場の反応は~
※WTI原油

世界の、米国の景気は決して良くないようです。

インド株は堅調。
インド株価指数先物が急伸、モディ氏率いる与党連合圧勝の見通し
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-03/SEH7SLT1UM0W00


ひろこのX

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