2024年7月3日水曜日

 ユーロ、なかなか下がらないですね。。。

※ユーロドル、ユーロ円、ユーロスイス、ユーロポンド

フランス選挙ではマクロン大敗。
RN国民連合の掲げる政策では財政悪化が懸念されているというのに
大きく売られることもなく。第2回決選投票は7/7ですが。。。

足元ではフランスとドイツ国債利回り差(スプレッド)が縮小しており
過度な警戒は後退しているようです。

ECBはすでに6月に利下げを実施。
このところの要人らの発言やユーロ件のインフレ率から、
年内再度の利下げの可能性も出てきています。
(一方、米国はまだ利下げに踏み切っていない)

■ユーロ圏インフレ率、6月は2.5%に-目標値への低下軌道を示唆
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-02/SFZNSBDWLU6800?srnd=cojp-v2
ユーロ圏HICP・2.5% (前回 2.6% / 予想 2.5%)⬇️
   コアHICP・2.9% (前回 2.9% / 予想 2.8%)コアは横ばい
   
■ECBは年内に2回追加利下げへ、予想外の事態なければ-シムカス氏
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-01/SFYDAWDWX2PS00

■ECB、年内に「あと数回」の追加利下げへ-ポルトガル中銀総裁
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-02/SFZNQ6DWX2PS00?srnd=cojp-v2

もちろんタカ派意見もありますが、

■ECB、追加利下げ急ぐべきではない-ミュラー・エストニア中銀総裁
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-02/SFZIEVT1UM0W00

それでも、まだ利下げを実施しておらず
中央銀行が年内1回利下げの見通しである米国ドルは
もっと強含んでも良いような気がしますし、ユーロがもっと下げてもいいような。。。

ユーロスイスで、ユーロが大きく巻き戻しており、
この勢いがユーロクロスを押し上げているのかもしれません。
スイス6/24、3月に続いて利下げを発表。
スイス高を抑制するスタンスを明確にしました。
フラン上昇に「行動の用意」がある、と介入も辞さぬコメントも。
これで、欧州リスクの受け皿となってきたスイスフランへの資金流入が止まり、
フランからユーロへと資金が逆流しています。
スイスの介入って舐めたらエラい目にあう、ってこと投資家は知っているわけで。
ユーロスイスは下落の半分を取り戻す反発です。
※ユーロスイス  ここからさらに上昇して全戻しもある??
安全資産とされてきたスイスの受け皿がなくなってしまったということでしょうか。

ユーロがなかなか崩れないので、昨日売り直したユーロドルは
コストまで上昇したら撤退します。コストは1.0751ドル

ドル金利は今夜はやや上昇一服。
今夜の指標はドル金利を正当化するものではありましたが。

■米求人件数、5月は予想外に増加-労働需要の減速傾向が一服
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-02/SG01N6DWLU6800
・5月JOLT求人件数:814.0万件(予想:794.6万件、4月:791.9万件←805.9万件)

シントラで開催されているECBフォーラムにて
パウエル米FRB議長が「予想外の労働市場の軟化は行動のきっかけになり得る」
「物価はディスインフレ傾向再開を示すようになった」などの発言で
金利上昇とドル円上昇がやや抑制的になっていますが、
トレンドを崩すほどのものではありません。

今夜は米国株が総じて堅調。
米株はまだまだ終わりが見えませんね。

NOTE
■神田財務官、金利一段高で国債格付け動向に注意-私的懇談会で報告書
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-07-02/SFZOC5T1UM0W00?srnd=cojp-v2
赤字基調の貿易収支など日本経済が抱える課題に対する処方箋として、
生産性の向上、人的資本への投資、国内投資の促進、財政健全化の四つの柱を指摘。
「再エネの拡大や安全確保を大前提にした原発の再稼働を進めることが喫緊の課題」

為替市場、足元の動きは「投機で動いている部分が大きい」

ひろこのX

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