トランプ大統領のコメントでドル安が進行中。
トランプ氏、再びドル高けん制「強くなりすぎだ」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGN13H06_T10C17A4000000/
・ドルは強すぎる。
・低金利政策が好きだ。イエレン議長を敬愛している。
(議長を続けるよう指名するかは決めていない。)
・中国を為替操作国に認定しない。
「ドルが強くなっているのは自身への信頼が理由」だそうで、
多分アメリカンジョークなんだと思うけど、なかなかこんなこと言えませんよね。
トランプ大統領、ホント、何でもありです(+_+)
ただでさえ、地政学リスクが円買い機運を高めているのに
このタイミングでトランプ発言に振り回されようとは。
ドル円相場は108.72円まで円高が進行しています。
中国を為替操作国に認定しないと述べていますが、
米中首脳会談の後です、選挙公約だったはずですが、
高度な駆け引きが行われているとみられます。
これと引き換えに中国には様々な要求が突き付けられていると思いますが
裏の裏を読むなら、ドル高けん制発言も中国を念頭に置いたものだったのかも。
(人民元安を止めるために介入を続けている中国アシスト?)
しかしそのせいで、ドル円相場は110円節目がいよいよ上値抵抗と
なってしまう可能性が。これまでは下値をサポートしていたラインですが
遠ざかれば遠ざかるほど、このラインがレジスタンスとなってしまいます…。
しかし、FRBは利上げサイクルに入っているんですけれど、、、
低金利が好きだ!イエレンを敬愛している!とは、これまたびっくり発言ですよ・・・。
中央銀行の独立性は確りと守られるものと信じていますが
FRBの利上げ、バランスシート圧縮議論がひるむリスクもあるでしょうか?!
少なくとも、足元で急激なドル高修正が起こっていることは事実です。
ただ今週初めのブログに書いたように、ドルインデックスは
テクニカル的に一目の雲にぶつかって反落しそうな形になっていました。
トランプ大統領の発言が重なったことで加速したものの、
テクニカル的に下げただけ、驚くようなことじゃないとみることもできます。
ドルインデックス上昇一服?!ドル円はレンジも・・・
米債ショートポジは随分整理されてきた(*‘∀‘)
http://hiroko.yutaka-shoji.co.jp/2017/04/blog-post_11.html
ちなみに今日の時点でのドルインデックスは
※ドルインデックス
青いラインチャートはドル円の値動き。
ドルインデックスの構成比はユーロが圧倒的なんだけど
こうしてみるとドル円相場ってドルインデックスと
同じように動いていますね。
大きく見ればドルインデックスは99~104の間でのレンジなので
99くらいまで下がる可能性は否めないものの、それを下抜けて
どんどん下がるかというと、それは疑問。
足元ドル安進行となっていることで、ストレート通貨が上昇。
ユーロドル、ポンドドルロングは利が伸びています。
ただ、そのせいでクロス円の下落が鈍く、ユーロ円、カナダ円ショートは
それほど利が伸びていません。
ドル円相場も、ここからどんどん円高になるかというと
そんな気もしないのよね。。。105円までは覚悟なのかなぁ。。
地政学リスクが高まっているだけに、なかなか下げ止まり確信が持てないのですが
108円台ってことは年初からすでに10円円高ですので、
どこかでそろそろ拾うことも考えたい水準だと思うのよね。
ということで117円台のユーロ円ショート、83円台のカナダ円ショートは
買い戻して手仕舞いました。
現在はポンドドルとユーロドルロングのみ。
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