2020年2月28日金曜日

セリングクライマックスとは思いませんが、
短期目線では下落は小休止、一度戻りを入れるんじゃないかな。

※ダウ日足


ということで、
ダウCFD,日経CFDロングメイクしています。
日経21837ドル
ダウ26453ドル

200EMAを突き破る猛烈な下落となりましたが
2018年のクリスマスに向けての暴落の底値から
2019年1年間も続いた上昇の38.2%押しで(これも1度突き抜けたんだけど)
反発してくれそうです。

ただし、戻りの目安へ200EMA近くまでかな。。。
そのあたりまで戻るようなら再ショートします。
いや、そこまで戻らずに再下落する可能性もありますので
臨機応変に対処します。

というもの週足チャートを見ると、、、、

※ダウ週足


まだ上昇トレンド継続しています。
週足でも200EMAが機能してきた経緯がありますが
仮に200EMAまで下がったとしても24000ドル。
オシレーター系指標はようやく弱気に転じたばかり。

今日27日木曜、WHO事務局長がCOVID-19が“パンデミック”に
発展する可能性を指摘しました。

26日、1日前まではパンデミックではない、と否定し続けてきたのですが
とうとう認めたというか、、、

今更指摘されなくても、事実がそれを物語っています。

早くから認めてくれていれば、日本の対応も違っていたと思います。
WHOは全く機能していませんね。

だいたい誰もWHOが発表したCOVID-19という名称を使ってません…。
私がブログで使い続けていますが、世間のWHOへの失望というか
全く期待がないことが表れているように思います。

日本は今日27日、全国の小中学校・高校など一斉休校するよう
安倍首相が要請表明したことで、一層緊張が高まっています。
26日は今後2週間の文化、スポーツイベントの休止を求めたばかり。
事態の深刻度が伺えます。

今朝27日早朝、トランプ大統領もCOVID-19に対し会見を行いました。
米国民へのリスク非常に低い、と不安軽減を狙ったものと思いますが
米疾病対策センター(CDC)は25日、
米国内での感染拡大は不可避であり、米経済を大きく混乱させかねないと注意喚起、

米食品医薬品局(FDA)は新型ウイルスはパンデミックに向かいつつある
との認識を示していますので、市場がトランプ大統領の会見を受けて
安心するということはありませんでした。

むしろ、トランプ大統領会見に賭けてロングした向きは
今夜27日の再下落で投げさせられたのではないかと思います。


FXもクロス円ショートをいったん手仕舞いました。

NZドル/円70.06円S → 69.61円
豪ドル円73.006円S  → 72.39円

そして、ユーロドルを1.0979ドルでショート参戦。

これもあまり引っ張るつもりはありありませんが
株がリバウンドしてくれている間はユーロ売りでいいんじゃないかな。

ってか、今回ユーロ上がりすぎ!

※ユーロドル


初動で、ユーロは上がりそうってことで買ったんだけど
ボラが大きくて振り落とされてから傍観してたら、
めっちゃ上がって悔しいです。。。

イタリアにも感染者拡大飛び火でなぜユーロが上がるのかって?!

これまでユーロはファンディング通貨として売られ続けたからです。
リスクオン相場ではユーロを借りて他の資産に投資をする。
これがリスクオフ相場になれば、逆回転してユーロ高になるってことね。

欧州がマイナス金利なので、
ユーロドル相場ってロングのコストが大きいんです。
現在ユーロ円もロングするとネガティブスワップ、支払いになりますね。
ユーロドルもおなじ。ユーロドルを1枚買うと日々1ドル近くとられます。

ということで、売ってる方がスワップが高いので、リスクオン相場では
ユーロ売りが旺盛になる。リスクオフではユーロ高はそのためです。

リスクオン相場が回帰したとは思っていないので
このユーロドルショートも短期目線。
全ては米株がどこまで戻るか、それ次第ですね。

ドル円ロングでもいいんだけど、
ボラティリティはあんまり大きくないですよね。

そうそう、今日の話題はこれ。

米国株急落、16.5兆円相当のシステム的な売りが原因ーJPモルガン
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-27/Q6C5PBDWLU6K01?srnd=cojp-v2

ええと、、、16.5兆円?! 東証1部の売買代金2兆円とか悲しくなります・・・。

マネックス証券のチーフ外国株式コンサルタント岡元氏(@heihachiro888)が
ツイッターで解説されています。

https://twitter.com/heihachiro888/status/1232923748577218560


そして、今後の気がかり材料は原油。

※WTI原油


50ドル節目を支え切れませんでした。

原油安が長期化すると産油国の財政圧迫はもちろんですが
SWF,産油国の政府系ファンドなどオイルマネーが
リスク資産を手仕舞ってキャッシュ化するリスクが高まります。

米国のシェール企業は社債で資金調達しているところも、まだ多く
これらの企業も原油安となれば資金調達が困難となるだけでなく
社債にリスクが生じます。
ハイイールド債市場も今日比較的大きめの下落となっていますね。


※ただ、利回りのない時代ですので、
この市場はなかなかしっかりしています。
下がれば買いたい向きが多いんですねぇ。

ということで、原油価格にも留意しておきたい局面。
上がる理由がほとんど見当たりません。

新型肺炎の影響で避けられぬエネルギー需要後退
http://blog.radionikkei.jp/trend/post_1341.html

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2020年2月27日木曜日

特に今夜、米国に買い材料が出たわけではありませんが
米株インデックスは軒並み反発しています。

※米主要株価インデックス ダウは200EMAで下げ止まる?!

S&P500やNasdaqはまだ200EMAが下方に位置し、
下げ余地を残しているようにも見えますが
ダウ平均は昨日までの下落で200EMAを思い切り下抜けました。

※200EMA=200日指数平滑移動平均線(黄色のライン)
 
過去、リーマンショック後の長い上昇トレンドの中で
200EMAを下回ったところでは、反発してくることが多かったため
単純にテクニカル的なリバウンドにすぎないのかも知れません。

あるいはCMEフェドウォッチを見ると
4月と9月のFOMCとで2回の利下げを織り込んでおり
近く観測記事でも出ようものなら米株は戻りを大きく入れるだろう、
という期待も安値拾いを積極化させている可能性も。

しかし、ブログを書いているうちに上げ幅をみるみる削っており
まだ買い優勢の相場に戻ったということではなさそう。

デッドキャットバウンス?!
https://www.nomura.co.jp/terms/japan/te/A01919.html

ダウ、200EMAを挟んで乱高下のもみ合いに入るのかも、、、
だとしたらいやなパターンです・・・。

今日は東京時間午後、ドル円をスケベロング参戦したものの、
あまり上がらず、同値カットして仕事に出かけたのですが
NY時間は110.70円まで上昇したのね、、、、。

最終的には戻り売り目線でしたが、NY時間の高値で売ることが出来ず
結局NZドル/円、豪ドル円のショート継続のまま
昨日とポジション変わらずです。

COVID-19の欧米への感染拡大はまだこれからかと思いますので
リバウンド局面を無理に取ろうとせず(自戒を込めて💦
戻り売り継続かな、、、と思っているのですが
やはり米国の利下げ期待が確信に変わってくれば
大調整終了となる可能性もあるので、決して決め打ちはせずに。

こういう相場は狙っていた個別銘柄を拾う好機です。

日々目まぐるしく変化するマクロ動向分析は難しいですが
高くて買えなかった銘柄を暴落時に拾うだけの投資で
資産形成した億り人はたくさんいます。
投資って実はとてもシンプル。

私が日々やっているボラタイルなトレードは半分趣味です(笑)
一方でちょっとづつ安値に沈んだ個別株を拾ったり、
現物の金を買ったりしてます。金は今は高くて様子見ですが。

まだVIX指数は高い位置にありますので、ボラが大きい。
安心できるセンチメントではありません。
ラッセル2000も弱いチャートですので、まだまだ注意が必要ね。

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2020年2月26日水曜日

ダウ、下げ止まらず。

くりっく365CFDのダウは28330ドルまで上昇するもロンドンタイムから失速。
昨晩28050ドルでロングしたダウは28153ドルで何とか利食って、
NY時間が始まる前に日経CFDを22463円でショートメイク中。
ダウにしなかったのは米株を売るのが怖かったからですが、
なんのなんの、あっという間に昨日の安値割れで下落が止まりません。

※米主要株価インデックス


過去、200日移動平均線辺りで下げ止まって揉みあい、反発することが多かったですが
今回もそのレベルまで下げるならまだもう少し下げ余地を残しているかな??
しかし、そろそろ買い目かもしれません。
ただしS&P500やNasdaqなどは一目の雲がサポートできなければ
200EMAは随分下の方にありますね。。。。怖い。

天井圏で売り玉持ってないので、ボラが高くて長くポジション保有できません💦
それでもダウCFDは27500ドル割れでは拾ってみたいかな(まだ買えない)


この混乱で個別株も落ちてくれたら、買える株が出てくる、
というようにチャンスだと考えましょ。
これまで上がり過ぎて手が出なかった銘柄で買いたい銘柄はいくつもあります。


ドル/円相場は110.10円台まで下落、リスクオフでやっぱり円高です。
ただし、110円台に留まっており水準としては円高ヒヤリ、という感じはないですが。
これは、何度も書いてきたように本邦勢が外モノ投資せざるを得ない環境にあり
断続的な外債投資が行われてきた結果
水準が引き上げられているということかと思います。

決して「リスクオフで日本売り」にフェーズが変わったわけではなかった、
ということね。

※ドル円 謎の急騰から行って来い?!


今夜は2月の米消費者信頼感指数、リッチモンド連銀製造業指数が
予想を下回ったため、いよいよ米国経済への懸念が出てきた模様。
昨日24には2月のマークイット購買担当者景気指数(PMI)で
サービス業が低迷したことも嫌気されていましたね。

◆2月米購買担当者景気指数サービスPMI49.4(予想53.0)
 
 わ~50割れ!!2013年10月以来の低水準。
米経済の約3分の2を占めるサービス部門が
16年以来初めて縮小したことを示唆。

◆2月の消費者信頼感指数は130.7(予想132.6)
◆2月リッチモンド連銀製造業景況指数 ▼ 2(予想+15)予想を大幅に下回る!


米10年債利回りは1.316%代まで低下し、
2016年につけた過去最低の1.3180%を下回りました。

※米10年債利回り リスクマネーは株から債券へ?!


ところが今夜はゴールドがあまり上がっていないですね。

※ゴールド


これが何を意味しているのか。。。。
常にどの市場もピタリと綺麗に相関、連動するわけじゃありません。
そんな市場だったら機械にトレードを任せておけばいい。
ああ、でも随分機械化してて、裁量トレードは10~20%程度なんだっけ・・・。
ということで、歪みや時間差があるのがマーケット。
そこから何かを読み取ることが出来れば勝ち。

これだけ金利が沈んでいるのに金買いが一服しているってことは
ひょっとして、キャシュ化が出始めた??とかね。
それってよくないです。多分。

何故、米株が突然崩れ始めたのか。
イタリアやイランにまで飛び火したCOVID-19による
景気への悪影響の懸念という側面が大きいと思いますが
大統領選挙の民主党予備選でネバダ州でサンダースが
圧勝したことも影響している、との指摘も。

サンダース氏は国民皆保険制度導入、公立大学無償化を掲げている他、
富裕層への増税を訴えており、リベラル、、、、左派とされています。
皆保険制度の現実味が高まるとマネジドケア型医療保険を提供する企業は
大きな打撃を受けるということでマーケットへの影響も大きいようですね。

パンデミックへの警戒、大統領選予備選での左派候補台頭
そして、実際に出てきた米指標の悪化などが米株をも調整入りさせたわけですが
隠れQEと呼ばれるFedのバランスシートはどうなってる?!
と思って確認してみたら、、、このところ拡大に歯止めがかかってるのね。


そういえば、今月11日の下院金融サービス委員会の証言で
パウエル議長、ちょっと気になる発言をしていたよね。。。

パウエル議長、次のリセッションと闘う弾薬尽きている可能性示唆
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-12/Q5KXYP6JIJUX01?utm_source=yjp&utm_medium=bd&utm_campaign=yjp

まあ、利下げのカードは残されているので日銀より全然いいと思いますが。

ということで、リスクオフなので、クロス円ショート参戦しています。
NZドル/円70.06円 豪ドル円73.006円。
小次郎講師の移動平均線大循環分析においても
きれいな下落トレンド発生に見えますね。


中長期的にNZドル/円は60円くらいまで下げるんじゃないかと思っています。
だいぶ先のことかと思いますのでずっとショートを続けるかは別ですが
豪ドル円も65円くらいまではありそう、、、。

ってことはドル円が105円割れてなくちゃおかしいわね。
となると105円から上の本当機関投資家の外モノ投資はやられ・・・・(自粛)

それと、昨日買ったユーロドル。コスト1.08630ドル。
今、またコストまで上がってきたんだけど、勝った後は下がった(;´д`)
1.08395ドルで損切しました・・・・。買い参戦するポイントが甘かったです。。。
私もやられてますね、しっかり💦

※追記 日経CFDは22227円で買い戻して寝ます。

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2020年2月25日火曜日

昨日のブログでは110.50円を明確に割り込まない限り
ドル円は買いスタンスでいいのでは、、、などと書きましたが
すみません、今夕、ドル円とポンド円をショートする
デイトレしちゃいました。

月足チャートで三角持ち合いのレジスタンスを超えたとはいえ
それってあくまで月足レベルでの話。

今日になって、韓国とイタリアの感染拡大がニュースとなって
韓国KOSPIやイタリアの株価指数FTSEMIBが大きな下落となったことを見て、
欧州時間からドル円とポンド円売り参戦。

24時過ぎに買い戻しています。

ドル円111.38円S →110.64円
ポンド円143.89円S → 143.06円

そして、昨日ショートした日経平均CFDも買い戻しました。

23290円S → 22338円

買い戻した後の相場をウォッチしていると、、、まだ下がる~(*_*)

※日経平均CFDのチャートこんなんですけど。。。。


ここからは戻り売り狙いですね。
完全にトリプルトップつけました。

日本も景気対策、緩和策を打たないと売りが続きそう。

COVID-19の震源地中国の上海総合指数は
とんでもなく株価対策しちゃってるおかげで上がっちゃってる。

※上海総合指数 


ただし、この管制相場もいつまで続けられるかわかりません。

中国は今日、3月の全人代の延期を正式に発表しました。

まだ日本の外務省は習近平首席の訪日に向けて準備していると
コメントしているようですが、どうなるんでしょうか。
この地合いで明日、上海総合指数が下がらなかったら
ほんと、インチキが過ぎるわ。

今日の突然のリスクオフ全開相場は、
韓国、イタリアの感染拡大にいよいよ金融市場が反応したということでしょう。

これまでは、アジアの問題だと楽観視してきた欧米勢も
自分のこととして恐怖を感じるフェーズにはいったということかしら。

アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学が運営している
新型コロナウイルス感染者数を可視化できるデジタルマップ
『Coronavirus 2020-nCoV』は夜中でも重くて表示できません。
世界中からアクセスがあるんでしょう。
https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6

日経新聞が集計しているマップはこちら
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-world-map/
韓国が爆発的に拡大。
そしてイタリアも。

イタリア国債の利回り、上昇してます。
これぞ、イタリア売り、ですね。

※韓国KOSPI


ドル円は月足チャートでのレジスタンスブレイクがダマシになる可能性も出てきました。

※ドル円月足 ああ、また持ち合いに戻されちゃう?!


しかし、ここからドル円を売るのは怖いので、
(レジスタンスにぶつかったので反発の可能性も)
ここからはユーロ/ドル相場に注目。



ユーロって、マイナス金利なのでユーロ買いはネガティブスワップ。
金利分の支払いが重くのしかかってくるため、
ユーロを売って、スワップを受け取る方が人気化していました。

つまり、ユーロがキャリー通貨になっていたということね。
円を売る(借りる)より、ユーロ売り(借りる)の方が人気化
していたと思われ、そのファンディング通貨としてのユーロは
このリスクオフ相場で買い戻されていると思われます。

ここ数年の三角持ち合いを抜けたか?というドル円を売るより
ユーロの買戻しの波にのるほうが、ちょっと気が楽な気がする・・・

ということで、ユーロドルを1.08630ドルでロング。
そして、今日1日でやや下げ過ぎたダウCFDを先ほど
28051ドルでロングしています。

現在28000ドルをわりこんじゃって
いきなりのアゲインストですが💦

ダウ28000ドル大台割れは一度反発しませんの??
反発できずにずるずる下がるようだと事態は深刻です💦
あれほど、下がったら買いたいとか言ってた人、どこいっちゃったの~
ん~27950を割ったら損切かな。

※米株主要4指標 ダウがこのまま雲あっさり割るん??


このダウロングは戻り狙いなのですが、、、

基本、窓埋めしたら戻り売りを考えています。現在のところ、ね。

明日は東京現物株市場が大荒れとなると思いますが、
ボラティリティが高いので、あまりリスクをとらないように。
小さなポジションで売買することです。

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2020年2月24日月曜日

COVID-19の感染拡大は日本において
市中感染拡大が確認されたことから深刻度を増してきました。

台湾など9か国が日本への渡航抑制(禁止ではない)を呼び掛けており
日本がホットスポット化していると世界に認識し始めています。

米国も日本への渡航警戒レベルを引き上げました。

日本への渡航警戒レベル、米国が引き上げ-韓国の感染例さらに123件
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-22/Q64IV5DWX2PS01
・米国務省、日韓への渡航警戒を1段階引き上げ「レベル2」に

まだ禁止ではないのですが米国が日本への渡航を禁止してしまうと、
その影響は甚大、これが解かれるまでオリンピック開催は絶望的となります。
その域にまで行かないことを願うばかりですが、、、
金融系のイベントも軒並み中止(延期)が決定し
私の仕事にも影響が大きくなってきました。

インバウンドはもちろんのことですが
日本国内でも不要不急の外出を控える動きが出始めており
タクシー、飲食業など身近に聞こええてくる悲鳴も
日に日に大きくなっています。

こうした中、中国は明日正式に3月全人代の延期を発表する見込み。

24日 中国、全人代延期を決定へ
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO55984220S0A220C2EA4000/
・北京で3月5日に開幕する予定だった全国人民代表大会の延期を正式に決める
・24日に全人代の常務委員会を開いて延期を決定する

日本では天皇陛下の最初の誕生日の一般参賀を見送っていることもあり
COVID-19の発生と混乱をもたらした中国の習近平首席の4月の国賓待遇は
極めて難しいと思われますが、明日の全人代延期発表を受けて
日本側からの動きがあるでしょうか。

こうした事態にあっても、上海総合指数は力づくでの支えており
完全な管制相場ですが、2019年年初から5月にかけても
尋常じゃない上昇をみせていますのでまだまだ序の口かも・・・・?

※上海総合指数


中国指導部、金融・財政政策をより柔軟に運営へ-新型肺炎でてこ入れ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-22/Q63CDPT0AFB701
・金融・財政政策をより柔軟に運営する方針を示し
・建設プロジェクトを加速させる方針

とはいえ、実体は酷いはずですが、、、

中国乗用車販売が2月前半に92%減、新型ウイルス響く-乗連会
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-21/Q617PAT1UM0Z01
・2月の販売は約70%減少する可能性があるという

中国だけならデカップリングで済むのですが、
米国のセンチメント指標であるPMIも悪化。

米総合PMIが活動の縮小示す、13年来初-新型ウイルスが影響
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-02-21/Q6249DDWRGGF01
・2月のIHSマークイット総合PMI(米国の企業活動)3.7ポイント低下の49.6
・2013年以降で初めて縮小(米政府機関が一部閉鎖された13年10月以来)
・統計発表から間もなく、米30年債利回りは過去最低を示現



ところが、米指標が悪化すれば、マーケットはFRBの利下げ催促に動き
それほど崩れなかったりするので、たちが悪い。
CME Fedウォッチなどを見ていると今年少なくとも
2回の利下げを織り込みに来ています。

これは今年12月のFOMCの金利予想。



指標が悪く、金利低下に拍車がかかった側面のありますが余剰資金は
米債に流れ込んでいますね。一時10年債は1.45%、30年は1.9%割れ。

正常なマーケットが左の〇部分の並び。
長期債の方が金利が高いですね。
足下では短期債、2ヵ月、3ヵ月物金利が10年債をも上回る逆イールド発生。
これが2年債10年債で逆転するとリセッションのシグナルとして有名。

これだけ米金利が低下しても、ドル高が進行しているってことは
やっぱり円売りが加速しているとみるべきなのか。

そして、資金はゴールド市場にもなだれ込んでいます。



さて、ここからのマーケットですが、
「悪い円安論」が聞こえてきます。
消費増税受けてのGDPの落ち込み、COVID-19感染拡大で
日本がHOTスポット化し政権批判が高まっていることなどで
日本売りが出ているのではないか。という指摘ですが

本当に日本売りが出てドル円が112円台まで上昇したというのであれば
日本株、日経平均も売られ、日本国債も売られていると思うんだけど、
これは時間差でやってくるんでしょうか、、、。

私は、GPIFのリバランスや本邦機関投資家らの外債投資による
円売り外貨買いが断続的に出ていることが背景かと思っています。

もし投機的な新規での日本売りが出ているというのであれば、
リスク回避時には円高となるリスクが高まっているということでもあります。

そもそもドル円のポジションの偏りはほぼありませんでしたので
これまでの円ロングが解消されている動きということでもないでしょう。

IMM通貨先物ポジション ポジションに偏りなし

ただし、月足レベルで大きな三角持ち合いを上抜けしているので
月末110.50円を下回っていなければ
ドル/円相場はドル高円安のトレンドが発生したことになります。

ドル円月足、レジスタンス抜けた~!?

ということで、先週はドル円を111.29円でロングして
111.95円で手仕舞うデイトレ。
東京が3連休なので、ポジション持ち越すのは止めておくことに。

119.97円ユーロ円ロングは121.06円で手仕舞いました。
74.16円豪ドル円ロングは73.80円でカットしました、損切です(´;ω;`)

ドル円が上がるのでクロス円も上がる、、、
というわかりやすい相場じゃないのね。
オセアニアは弱いし、、、

通貨インデックス一覧



週末こそ反発しましたが、ユーロが下げ止まりませんし。
悪い円安だ、円売りだ、というなら、
悪いユーロ安、ユーロ売が続いている、とも言えますね。
要するに、ドル最強ってことです。

ユーロは一段安の可能性も、最近のオプション市場が示唆
https://jp.reuters.com/article/forex-euro-idJPKBN20E0F2
・年初から約3.5%下落
・過去1週間でユーロの「プット(売る権利)」の需要が急増
・1.0700ドルを割り込むと、さらに下落する可能性

ユーロは買えないな。。。、

戦略としてはユーロは戻り売り。ストレートにユーロドルで。
ドル円は110.50円を明確に割り込んで落ちてきたら考えを改めますが
ここをサポートして上昇するなら持ち合い上抜けということで
買いスタンスでイイと思っています。

あ、それと日経CFDを凝りもせずまたしてもショートしました。
コスト23290円です・・・。

米国株はまだ全然下げていませんが、日本はさすがに買う理由が少ない。


これはくりっく365日経CFD めっちゃレンジですが。。。


為替のポジションはゼロです。

それと、原油は足下反発基調にありますが、
産油国は減産強化しないとね、、、。

サウジ、ロシア抜きの減産も視野 新型ウイルスで需要減
https://jp.wsj.com/articles/SB12434055387373453952904586217062438238544
・サウジ、原油生産に関するロシアとの4年にわたる協力関係を終わらせることを検討
・サウジ、クウェート、UAEは日量30万バレルの追加減産を視野に協議
 (OPECの生産能力の5割以上を担う3か国)
・今月の緊急会合では、ロシアがサウジの求める日量60万バレルの
 協調減産幅の上乗せを拒否

・国際エネルギー機関(IEA)は13日、1-3月期の原油需要は
 前年同期より日量43万5000バレル減少する可能性が高いとの見通しを示した
・世界最大の独立系石油トレーディング会社ビトル・グループはさらに悲観的で、
 需要が日量約220万バレル減少すると見積もる

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