2020年6月24日水曜日

23日の株式市場は上へ下へと乱高下の末、上昇基調へ?

為替市場はロンドン~NY時間にかけて
ズルっとドル円が106円台へと下落の円高。

①株式市場の材料は東京時間に伝わった
ナバロ米大統領補佐官(通商担当)の発言。

「もはや中国との貿易合意は終わった」

これがどんな意味を含んでいるのか詳細が見えぬ中
アルゴが動いたのでしょう、日経平均、ダウ先が急落。

リスク資産が売られる展開へ。

額面通り、中国との話し合いのフェーズが終了したというのなら
中国に留まらず米国にも大打撃です。
というか、開戦前夜か、と不安になりますよ、これ。

しかし、相場はあっという間にV字で戻りを入れます。

同補佐官は「報道は文脈からずれている」と火消しに動き
クドロー米国家経済会議(NEC)委員長も
「交渉終わっていない」と、否定のコメントでアシスト。

矢継ぎ早にトランプ大統領まで

「中国との貿易合意は全く損なわれていない」
「中国が合意にこたえるのを望む」とTweetしたことで
売られた分がそっくり買い戻されてノーイベントと化しました。

なんやのこれ~。

②ソフトバンクG、TモバイルUS株を売却へー最大2兆円強
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-06-22/QALTO0T0G1KW01
・SBGは保有するTモバイルUS株の3分の2に当たる
最大1億9831万株を売却すると発表。
・22日のTモバイル株の終値試算で売却額は211億ドル(約2兆2500億円)

これが、円高の思惑につながる、、、ってのは日曜のブログに書きましたね。
Apple一部店舗再閉鎖、SBGのTモバ売却と為替
http://hiroko.yutaka-shoji.co.jp/2020/06/applesbgt.html

このニュースが出たときにはあまり大きな動きはみられませんでしたが
海外市場に時間がシフトすると、円買いが旺盛となりました。
このニュースを材料視したんだろうか??

円高が来ていることは確かです。

ただ、強いのは円だけじゃないんですよ。
ユーロも、スイスも豪ドルも、キウイも、ポンドまで強い。

要するにドル独歩安なんです。

※通貨インデックス一覧

つまり、ソフトバンクネタで買われているように見える円ですが
ドル安であることがそうした思惑を助長してしまっているような気が。

ユーロが強いのはわかります。
半期末ですので、月末に向けては再度ユーロ高となる可能性がある
と思っていましたので、やはり来たか、という感じ。

でも、豪ドル、キウイなどオセアニア通貨まで強いってのは
やはり、ドル売り、リスクオン相場ということじゃないのかしら…。

今日のナバロ氏の発言で株価が崩れた際、
トランプ大統領がすかさずTweetでそれを否定したことを見て
大統領は株価を下げさせたくないという強烈なメッセージと
受け止めた向きもあったのではないか、という気がします。

ということで、私もこの動きに乗って初動は売り参戦したのですが
V字反騰でやられて、とっとと、損切、ドテンロングに組み替えました。
血みどろですよ、まったくヽ(`Д´)ノプンプン

昨日の夜からポジション随分動かしたので
全て報告するのが大変なので割愛しますが、

昨晩26000ドルを超えたところでダウショートをカット。
東京時間の下落の初動でダウショート参戦で随分利が乗ったのに
あっという間に踏まれて損切、トランプtweetをみて
ドテンロングに。ダウCFD26122ドルLでしたが、
26400ドルまで高値を取った後、現在値を崩しており、ちょっと不安。

為替の方も、東京時間のリスクオフになる初動で
ポンドドルSとNZドル/ドルSにポジションを組み替え
うまく行ったと喜んでいたのもつかの間、あっという間に
反転上昇してきたため、こちらも考えを改めドテンロングに。

ロングにする際、何を選ぶか。。。半期末なので
ユーロが思わぬ上昇となるやも、ということで
ユーロドルを1.1268ドルでLしています。
こちらは、うまく上昇を続けてくれています。

ドル/円相場も先ほど106.07円まで下落しましたが
GPIFの買いもありますし105円台まで突っ込んだら
買ってもいいんじゃないでしょうか。
ドル円が反発するなら日経CFDロングでもよさそう。

このまま100円方向に落ちていくほど、マーケットのセンチメントが
悪化しているという風ではありません。今のところは。

もちろん、いつ株価が大きく崩れるかはわかりませんので
楽観はできませんが・・・・。

ちょっと心配なニュースはあちこちにありますね。

北朝鮮による韓国との共同連絡所の爆破、半島有事リスク。
中国とインドの国境付近での衝突、インド兵に多数の死者。

そして今日はイエメンのイスラム教シーア派武装組織「フーシ派」が
サウジアラビアの首都リヤドの国防省と軍の基地に向け
弾道ミサイルとドローン(無人機)で攻撃を行ったと表明。

一方、サウジ主導の連合軍は、弾道ミサイル3発を迎撃したと発表。
前日22日にも爆発物を載せてサウジに向かっていたドローン8基を
迎撃した事も明らかにしています。

2019年9月にもサウジアラビア東部の
サウジアラムコの石油生産プラントを標的として行われた
ドローン攻撃で原油が急騰する騒ぎがありましたが、、、

サウジは来月7月から消費税にあたる付加価値税が3倍に引き上げられます。
国民不満の高まりは暴動や革命などのリスクにつながると
指摘する専門家も、、、
詳しくはこちらの動画を。

経済産業研究所 上席研究員 藤和彦氏
 https://youtu.be/bdLhTejFBlo


そして中国の三峡ダムが危ないなんてニュースもあるようです。

重慶市「史上最大規模の洪水」を警告 三峡ダムは警戒水位2m超
https://news.nifty.com/article/world/china/12241-703996/

中国24の省で大規模な洪水 三峡ダムへの懸念が高まる
https://www.epochtimes.jp/p/2020/06/58430.html



今年はまだまだ世界が荒れそうです。
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