2022年6月8日水曜日

 1・ドル円相場一時133円台タッチ
2・RBAと豪中銀、予想を上回る利上げ決定
3・世銀、今年の成長率予想また下方修正
------------------------------------------------------
※ドル円月足 次のターゲットは2002年の135円との声が大勢


20年ぶり円安も政府・日銀のけん制強まらず、プラス面期待との見方も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-07/RD3J6IDWLU6C01

トレンドが形成されている相場ですので安易に逆張りで売るべからず、かな。

日銀の緩和継続スタンス強調も、円売り安心感につながっていると思われますが
今日発表された5月上中旬の貿易統計速報での赤字額増大も
心理的には円安バイアスを強めるものでした。

5月上中旬の貿易収支、2兆1739億円の赤字
https://www.nikkei.com/article/DGXZASFL03HGX_T00C22A6000000/
5月1~20日の貿易収支は2兆1739億円の赤字(前年同月は6963億円の赤字)
5月単月で2兆円の赤字ってなかなかの数字・・・。

輸出額 前年同期比 17.8%増 4兆1466億円
輸入額 前年同期比 49.9%増 6兆3205億円 輸入が50%近く増えています。

単純に原油および粗油、石炭、液化天然ガスの輸入が
影響しているんですよね。エネルギー価格が下がらなければ赤字拡大は続く?
しかもこの夏の電力不足も懸念されており政府は企業や国民に節電を要請。
原子力発電の再稼働などエネルギー政策の抜本的見直しがなければ
円安のトレンドは続きそうです。日銀のせいだけではありませんね。

円安の歯止めは「原発再稼働」(みずほ銀行・唐鎌氏)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB222WN0S2A520C2000000/

ただし、今夜米長期金利は上昇一服。
NY時間はドル金利上昇からのドル一段高という相場も一服中。

2・豪中銀、インフレ抑制で予想外の大幅利上げ-政策金利0.85%に
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-07/RD3B9TDWX2Q101

市場コンセンサスは+0.4%利上げでしたが、それを上回る+0.5%の利上げ決定。
これで豪州政策金利は0.85%になりました。
大幅利上げとはいえ、まだ0.85%です。

声明
「インフレ率はさらに上昇し来年は2〜3%の範囲に戻ることが予想される」
「オーストラリア経済は回復力がある」

RBAは利上げに慎重でしたが急激にタカ派シフト中。
https://www.rba.gov.au/media-releases/2022/mr-22-14.html?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_content=media-release&utm_campaign=monetary-policy-decision-2022-june
豪政策金利推移 まだまだ歴史的に金利は低水準ですね。

RBAの予測モデルでの中立金利は2~3%の間
まだまだ利上げは始まったばかりです。

昨日のうちに豪ドル円を買っておいて正解でした。
先週カナダが利上げした際も、同様のパターンで
利上げ発表後もカナダ・ドル上昇が加速していましたね。

世界の株の再下落基調が強まる展開が来ない限りにおいては
豪ドルロングでいいと思っています。

株はリバウンドのフェーズにあると見ています。
ただし、8~9月以降にはまた下がりだすのでは。。。。

3・世銀、今年の成長率予想また下方修正-スタグフレーションの痛み警告
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-07/RD3F6EDWLU6S01
・22年の世界経済成長率予想 1月4.1%→4月3.2%→今回2.9%へと下方修正
・マルパス総裁は「多くの国にとってリセッション回避は難しいだろう」

世界景気はよくありません。スタグフレーションリスクも強まる中で
米株が底入れしたとは思えません。
今夜は米金利上昇一服で米株はしっかり。

ポジションは
豪ドル円94.13円L
カナダ円101.03円L
ドルカナダ1.27044ドルS 全て継続
 

NOTE

◆個人マネー、海外株に年8兆円 日本から「逃避」の気配
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB02BR70S2A600C2000000/
・投資信託を経由した海外株への投資額は2021年8兆3000億円
・日本株への投資額(280億円)の300倍近く

・22年1~4月の日本国内の株式投信による米国への資金流入は約1兆5000億円
・米国内の米国株投信への純流入額約2兆1000億円の7割に相当

・ランキング上位10本のうち米国株や米国株中心に運用する投信は6本。
(日本株中心の投信はゼロ)

日本株、日本人が買わなくなってしまったのね。
米国株のパフォーマンスが魅力であったことは確かですが
この先も同じように米株が強い時代が続くでしょうか?

私もここ数年、米国株投資を増やしてきましたが
高配当株以外の全てを手仕舞ってキャッシュ化しています。
今は日本株主体のポートフォリオです。
岸田政権の新しい資本主義はいただけませんが、
骨太の方針では基礎的財政収支の健全化の25年度達成目標や
分配型の政策を棚上げし、アベノミクス路線を継承した
成長重視路線になっているようですし、
なにより円安の効果を侮るべからず、と考えています。

「悪い円安」とメディアや野党が騒ぎ立てていることが懸念材料ですが
黒田日銀総裁は緩和路線を貫くスタンスを断固変えていません。
米株が大きく下げれば日本株も一緒に下る局面もあろうかと思いますが
そこではコツコツ日本株を拾って増やしていこうと考えています。

米グロースを再度買えるのはFRBが再び緩和政策に舵を切る時かな。

◆インフレのピークアウト間近の可能性-半導体と輸送、肥料に兆候
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-07/RD33Q4DWLU6801?srnd=cojp-v2
・半導体価格、コンテナ輸送のスポット運賃、北米の肥料価格
 転換点がそれほど遠くない可能性を示す幾つかの兆候

米国の金融政策を占う米国のCPIが最も注目度が高い。
今週10日金曜の米消費者物価指数の発表には要注目です。

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2022年6月7日火曜日

 米株が軟調でも日本株は底堅い展開が続きます。
今夜は更に金利上昇でドル円が年初来=20年ぶり高値を更新中。

1・上海正常化好感?ハンセン指数しっかり、日本株堅調
2・米金利はじめ先進国金利更に上昇でクロス円上昇続く
3・天然ガス(米ヘンリーハブ)一段高、インフレ高進懸念
----------------------------------------------------
1・上海市、二つの国際空港を結ぶ鉄道路線が操業再開
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3b72777351f88c38f9943b4f0a9a7711146e00b

中国のゼロコロナ政策はイデオロギーであり再びロックダウン強化の
リスクが強いとの指摘がある中で、あまりに経済へのダメージが大きく、
民衆の不満も高まっていることから李克強派が力をつけ始めているという声も。

ともかく、今は上海のゼロコロナ政策は強化の方向ではなく緩和方向。
香港ハンセン指数も底値がためから上昇しそうな雰囲気。
(上海総合は政府コントロール色が強く参考にならない)


先週末の米国株が軟調だったにもかかわらず驟雨明け6日の日本株市場は
総じて堅調に推移しました。
日本政府内で観光需要喚起策「GoToトラベル」を
6月末-7月にも再開する案が浮上していると報じられたことも好感されたようで
空運や陸運といったアフターコロナ関連にも資金流入がみられました。

日本株には円安効果も効いているものと思われます。
その為替ですが、ドル円20年来高値を更新しました。

2・米金利はじめ先進国金利更に上昇でクロス円上昇続く

今週10日には米国の5月分の消費者物価指数(CPI)が発表になりますが
インフレはピークアウトしているのか、高止まりか、加速するか。
市場予想は4月と並ぶ+8.3%、これを上回るようなら金利上昇はさらに加速すると
米債ショート(金利上昇を見込むディール)が積み上がっているようです。

米商品先物取引委員会(CFTC)の最新データでは、
レバレッジドファンドらの10年国債ポジションは5月末にネットショートと
なりました。これはネットショートになるのは2021年1月以来。
ヘッジファンドが10年物米国債をショート-利回り3%突破見込む
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-06/RD1DCQDWRGG001

6月1日からQT(バランスシート縮小)も開始されており
債券市場の需給悪化懸念も債券売りを誘っているのではないかと考えられます。
つまりQTは利上げ効果を発揮する、ということね。

※米国債利回り一覧 すべての年限で金利上昇加速

そして金利上昇は米国だけではなく・・・・

※先進国10年債利回り一覧
そして、ここで日本の黒田日銀総裁の発言を確認しておきましょう。
今日6日都内の講演で「金融引き締めを行う状況には全くない」としています。

日銀 黒田総裁「金融引き締め 行う状況には全くない」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220606/k10013660131000.html

日本の緩和は続く=金利は上がらない=他国との金利差拡大=円安ですね。

※ドル円、クロス円日足チャート 

ドル円相場は20年来高値を更新しました。

今日は豪ドル円ロング作っちゃいました💦
明日RBA、金融政策発表があるのですがそれを待てず。

豪ドル円94.13円ロング。
カナダ円101.03円LNG継続。
ドルカナダ1.27044ドルS継続

ユーロドル 1.05843ドルL → 1.0724ドルで手仕舞い

3・天然ガス(米ヘンリーハブ)一段高、インフレ高進懸念

今夜特に新しい材料が出たわけでは内容ですが。。。


金利上昇、天然ガス上昇と一見すると良くない状況にある動きですが、
今夜の米国株、意外としっかりなんですよ。
AM3:00時点
やはり相場は戻り局面。

なぜかBTCも強い。
暗号資産は典型的なリスク資産ですが、なにか材料があるんでしょうか?

中央アフリカ共和国:BTC法定通貨化に続き「鉱物資源のトークン化」を計画
https://bittimes.net/news/127037.html
こんなのが材料で上がる地合いでもなさそうですけどね。

NOTE

英与党・保守党、ジョンソン首相の信任投票を実施へ
https://www.bbc.com/japanese/video-61702543
流石に不信任とはならないとは思いますが、
ポンドに影響があるかどうかはよくわかりません・・・

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2022年6月6日月曜日

1・米雇用統計/ISM受け米金利上昇~ドル高へ
2・OPEC増産追加増産も原油下がらず
3・米天然ガス価格急騰、ドル高の一因に?
4・RBAと豪ドル円
------------------------------------------------
1◆5月米雇用統計
・NFP +39万人(予想+32万)
 4月分は+43.6万に上方修正(← +42.8万)
・失業率3.6%(前月と変わらず)
・労働参加率 62.3%に上昇
・平均時給 前月比+0.3%(4月+0.3%)
      前年比+5.2%(4月+5.5%)
  ※NFP推移

◆米ISM非製造業指数、5月は55.9に低下 新規受注は好調
https://news.yahoo.co.jp/articles/e84d65c3712e17737f93e3fa848c14199e8c82e8
・5月非製造業総合景況指数 55.9-2ヶ月連続低下、21年2月以来の低水準
・新規受注 57.6に上昇(前回54.6)
・生産に相当する業況指数は4.6低下の54.5

数字だけをみると2ヶ月連続低下で21年以来の低水準なのですが
新規受注が上昇しており需要は好調も「供給面に制約がある状況」
需要を抑え込まないことにはインフレの抑制が難しいということで、
やはりFRBのタカ派スタンスが緩むことは考えにくいという内容でした。

雇用統計、ISMなど統計の発表を受けてドルと米国債利回りは大きく上昇。

※米債利回り一覧 短期ゾーンが急上昇

※通貨インデックス一覧

ドル高の調整、ドル安のフェーズが終わったのかどうか。
FRBの金融政策がハト派化するのではないか、
という期待が後退したことによるドル金利上昇=ドル高再燃です。
来週6/15(水)はFOMC。FOMCに向け再びドル買いが加速するのかどうか
足下の為替市場は、ともかくドル金利とドルの相関が強いので
市場の金利動向を見ていくしかありません。

ただ、金利だけではなくドル需要が強いというのも
昨今のドルが強い一因となっています。
なぜドル需要が強いか?!
それはコモディティの急上昇のせい。
原油はじめ国際商品の決済には基軸通貨ドルが使われるためです。
教科書的には、ドルとコモディティは逆相関関係にあるのですが
現在ドル高とコモディティ高が同時に起きています。

※CRBインデックスとドルインデックス

2・OPECプラス「追加増産」を決定も原油下がらず

OPECプラス、増産拡大で合意 日量64.8万バレル
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR02CYT0S2A600C2000000/
・7月8月の増産幅を日量64.8万バレルへ引上げ(従来43.2万バレル)
・インフレに悩む米国からの強い圧力に配慮か
・次回協議は6月30日

追加増産とはやや驚き。7~9月に3か月かけて129.6万バレル増産する予定
だったものを7.8月の2か月で達成させる目標。増産ペースの加速です。

これまでは米国からの増産要請に応えず無視を決め込んでいたのですが、
記事中にあるようにイエメンの親イラン勢力との戦いで米国からの支援強化
という見返りの確約でもあったのでしょうか。

中間選挙を11月に控えガソリン価格が過去最高を更新し続けている米国、
バイデン政権の支持率はガソリン高騰で低下しています。
ガソリンの需給ギャップはFRBの利上げでは埋められませんので
(オーバーキルで景気後退、需要減となれば別ですが)
ロシア産原油の禁輸に踏み切った分、供給を増やすしかありません。
米国からの相当な圧力があったものと思われます。

ただし、記事中のグラフにあるように増産というっても
これはあくまで生産目標。目標を引き上げたところで
現実に生産できるかどうかはわかりません。
現状ですでに生産目標に届いていないのです。

※OPECプラス生産未達
この記事も。

ロシア石油の締め出し加速 英EU、タンカーへの保険禁止
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO61345720R00C22A6EA2000/
・ロシア産の石油を締め出す動きが一段と加速
・「OPECプラス」や米国の増産により、ロシア産の減少分を穴埋めできるか
・「OPECプラス」の4月の産油量は日量3700万バレル強、計画を7%下回った。

※ロシア産の穴埋めには時間がかかる

※OPEC増産プラスでは増産目標に未達の国が多い

そもそも米国の原油在庫は過去5年平均を下回っています。
※雲が過去5年の平均在庫量。青のラインが今年の在庫推移。

というわけで、サプライズの追加増産でも原油は下がらなかった。
増産ですのでけっして買い材料ではないのですが、、、原油更に上昇していますね。
これは困った・・・・

3・米天然ガス価格急騰、ドル高の一因に?

米ガス価格急騰「シェール前」水準 欧州輸出で需給逼迫
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN31DXC0R30C22A5000000/
・米国の天然ガス価格が急上昇~2008年7月以来約14年ぶりの高値
・液化天然ガス(LNG)の欧州向け輸出、1~5月に前年同期比2倍超
・米国ガス在庫急減
注目すべき記述は
「液化天然ガス(LNG)の欧州向け輸出、1~5月に前年同期比2倍超」
とにかく欧州はロシアからのエネルギー供給が途絶えた分は
ロシア以外の国から買うしかない。
そして米国から欧州にガス輸出が急増、結果米国のガス在庫が急減。
これが米国のガス価格を急上昇させているという話ですが
そりゃ米国のインフレが加速するわけです、何やってんだか。
これ為替でいうとユーロ売りドル買い要因ですね。
欧州は米国のガス輸入を増やしているのですから。
※天然ガス価格
この傾向が続けばドル需要が強い状況が続くということになり
なかなかドルは下がらないということになります。
ECBの利上げ観測が強まっても
なかなかユーロが大きく上がらないわけです。

ポジションは
カナダ円101.03円L 継続
ユーロドル 1.05843ドルL 継続
ドルカナダ1.27044ドルS 継続

◆今週の主な予定◆

★7日(火)RBA 豪州準備銀行金融政策
Doves turned hawks think RBA should be ‘aggressive’ on rates
https://www.afr.com/policy/economy/doves-turned-hawks-think-rba-should-be-aggressive-on-rates-20220602-p5aqi2
・大半のエコノミストは、6月のRBA理事会で0.35%から0.75%に引き上げ、さらに2023年初めまでに3%まで引き上げるべきとの見方を示しています。
・金融市場では、6月の公定歩合は3分の2の確率で40ベーシスポイント(0.4ポイント)上昇し、今後12ヶ月間のピーク金利は3%を大きく上回ることが示唆されている。

RBAレート・トラッカーを確認してみると~
https://www2.asx.com.au/markets/trade-our-derivatives-market/futures-market/rba-rate-tracker
※RBA Rate Indicato
オーストラリア準備銀行が設定するOfficial Cash Rate(OCR)の
変化に対する市場の期待値。
現在の0.35%から0.75%への 0.4% の利上げが71%織り込まれている状況。
というわけで、急激にタカ派シフトするRBA政策をバックに
豪ドルを買ってもいいんじゃないかと思っています。
気をつけておきたいのは世界の株式市場の動向。
豪ドルはリスク通貨として知られています。
リスク資産である株式市場が弱いと豪ドルも売られるという特徴があります。
株が再び大きく下がることがあれば豪ドルも下がるリスクがあるのですが
株式市場が落ち着いていれば、資源通貨として買われやすい側面があります。

ちなみに豪州は2021年のLNG輸出量世界一です。
この点に置いては豪ドルは買われやすいと考えていいでしょう。
ただし、豪州LNG輸出前年比増加率は1%程度でしたが
21年第3位のアメリカの輸出量は前年比52%も増加していました💦
前述した欧州向け輸出が増えた結果でしょう。
米ドルが強い背景でもあり、取引するなら米ドル/豪ドルの組み合わせより
輸入するしかない日本円を組み合わせた豪ドル円がいいですね。

ちなみに先週1日利上げしたカナダ円が強いですが
カナダ円、月足で見ると長年のレジスタンスを超えているんですよね。
※カナダ円月足


豪ドルはというと、、、
※豪ドル円月足 
ちょうどレジスタンスでひっかかってるところ。
カナダに遅れているのは中国景気後退リスクに引っ張られていたためかと。
カナダは米国に隣接する国であるため米国の好調な景気に連れ高となり
先に上昇を始めていたと考えられます。

中国上海ロックダウンが解除されつつあることからみても
豪ドル円、今週の押し目を拾ってみようかと思います。

★9日(木)ECB理事会 現行の金融政策を維持する見通し

今月は政策の変更は見込まれていませんが
7月の利上げがほぼ織り込まれています。
声明やラガルド総裁の記者会見で7月利上げ幅とその後のスタンスについて
どのような言及がなされるかによってユーロはどちらかに大きく動きそう。
今週はユーロドルのロングを何処かで手仕舞っておこうかと思案中。

◆6/06(月) *ニュージーランド休場    
                              前回  予想
10:45    中国5月 サービス部門購買担当者景気指数(PMI)    36.2    46.0    

◆6/07(火)    
                   前回        予想
21:30    カナダ4月  貿易収支  24.9億カナダドル    26.0億カナダドル    
21:30    米国4月   貿易収支  -1098億ドル       -890億ドル    


◆6/08(水)
                    前回      予想
8:50    日本4月 国際収支・経常収支     2兆5493億円     5132億円    
8:50    日本4月 国際収支・貿易収支       -1661億円     -7350億円    

17:30    イギリス5月 建設業購買担当者景気指数(PMI)    58.2    56.6    
23:00    米国    4月卸売売上高(前月比)    1.7%        

◆06/10(金)    
                         前回   予想
7:45    NZ1-3月期 四半期製造業売上高(前期比)    12.0%        
8:50    日本5月 国内企業物価指数(前月比)  1.2%    0.5%
8:50    日本5月 国内企業物価指数(前年比)     10.0%     9.9%    
10:30    中国5月 消費者物価指数(CPI)(前年比)    2.1%    2.2%    
10:30    中国5月 生産者物価指数(PPI)(前年比)    8.0%    6.5%    
21:30    カナダ5月 新規雇用者数    1.53万人    2.50万人    
21:30    カナダ5月 失業率    5.2%    5.2%    

21:30    米国    5月消費者物価指数(CPI)(前月比)    0.3%    0.7%    
21:30    米国    5月消費者物価指数(CPI)(前年比)    8.3%    8.3%    
21:30    米国    5月消費者物価指数(CPIコア指数)(前月比)    0.6%    0.5%    
21:30    米国    5月消費者物価指数(CPIコア指数)(前年比)    6.2%    5.9%    
23:00    米国    6月ミシガン大学消費者態度指数・速報値    58.4    58.3   

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2022年6月2日木曜日

 6月スタート、米FRBによるQTもスタート。
今夜の米金利上昇はその影響でしょうか?

1・QTスタート、金利上昇、米株は高寄りするも急反落
2・金利上昇でもゴールド上昇
3・OPEC枠組みからロシア排除のスクープも原油安は一時的
4・カナダ0.5%利上げ、タカ派的声明でカナダドル上昇へ
-------------------------------------------------------
1・QT (バランスシート縮小)開始。
【6月1日~8月】国債月額$300億、MBS同$175億削減
【9月~】国債月額$600億、MBS同$350億削減

債券市場の需給悪化懸念から
金利上昇圧力が強まることも予想されるわけですが
米金利はこの上昇です。こんなにわかりやすく上がるものか・・・。


米株は高く寄り付いたものの急反落。
下げたと言っても1%前後の下落にとどまっており、
NYクローズまで見ないとわかりません。
まだリバウンド相場が終わってしまったようには見えません。
このところのFRB高官らのハト派的発言もあって
S&P500のベアマーケット入りは回避されているため
下がったところを買ってくる向きもあるでしょう。

※23日トランタ地区連銀ボスティック総裁
 「9月の利上げ一時停止「理にかなう」
※18日フィラデルフィア連銀ハーカー総裁 
 「6.7月は0.5%、その後は利上げ幅を0.25%に戻す」

このところは米株が弱くても翌日の日本株が弱いとは限らず。

今日は番組で株式アナリスト鈴木一之氏にお話を伺いましたが
日本企業の設備投資が増えており日本株の先行きは明るいと。
22年度の実質民間企業設備投資額は87.0兆円、
およそ6割近い企業が設備投資計画があるとしているそうです。

その理由は様々ですが~
. デジタル化、グリーン化(脱炭素)の推進
. 製造業の国内回帰→経済安保推進法の成立
. インフレの高進(円安)でキャッシュは目減りする時代
. 滞留する内部留保に対し活発化するアクティビティスト

脱炭素では大企業が取引先にもCO2削減を要求する時代ですので
設備投資によって何が何でもCO2削減の努力をせざるを得ない
という側面もあるようですが、お金が動くということは
景気も動くということでもありますね。

QTスタート、米金利高でも日本株はあまり心配していません。

2・金利上昇でもゴールド上昇

今夜は株が弱いからでしょうか?
ゴールドが急反発。

教科書的には金利上昇時には金利がつかないとされるゴールドは
弱いとされていますが、今夜の動きはなんでしょうか。
※ゴールドはじめ貴金属に金利がつかないというのはじつは間違い。
リースレートという現物の貸出金利が存在します。
そして今、プラチナのリースレートが急騰しています。

 リースレート上昇、要は現物市場がタイトであるということ。

詳しくはWPICのレポートを。
https://jbma.net/cms2021/wp-content/uploads/2022/05/wpic_tenbou-202205.pdf

というわけで、今夜はプラチナの上昇も大きいですね。


3・OPEC、生産協定へのロシア参加停止を検討
https://jp.wsj.com/articles/opec-weighs-suspending-russia-from-oil-production-deal-11654031623

5/31のNY市場ではWSJのスクープで原油が一時急反落。
ロシアがOPECはから脱退すれば、ロシア生産分をOPECが増産して穴埋めする
との思惑で原油に手仕舞い売が広がったと思われますが、
ロシアが協定からの除外を受け入れるかどうかは不明。
というわけで、原油が暴落するという風でもありません。高止まり。

今夜は天然ガスも高いですね。
ロシアからの天然ガス供給が減っていることが影響していると思われます。
これはヘンリーハブ天然ガスですが~
デンマークへのガス供給停止 英シェルのドイツ向けも―ロシア
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022060100150&g=ukr
欧州とロシアの天然ガス巡る争い激化-ドイツにも一部供給停止
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-01/RCRRCQT0G1KW01
ロシア産天然ガス1〜5月輸出量、前年比27%減 対中は増
https://www.afpbb.com/articles/-/3407856

金利上昇でもコモディティが下がらない。インフレは長期化しそうです。
となるとFRBがハト派的にはなれないとも思うのよね。
株はどこかでまた大きく崩れると見ていますが
それはひとしきり戻り高値をテストした後でしょう。

4・カナダ中銀、1.5%に50bp利上げ 物価高に「一段と力強く」対応へ
https://jp.reuters.com/article/canada-rate-hike-idJPKBN2NI3GI
・0.5%利上げで政策金利1.5%へ(予想通り)
・2回連続の0.5%利上げは2000年11月以来
・BOC総裁「必要に応じて一段と力強く」対応する用意
「政策金利を中立金利と見なす2~3%を超える水準に引き上げる構え」

カナダは予想通りの利上げ。
予想通りとなった場合、噂で買って事実で売り、という動きによって
利上げでもカナダドルが下がるなんて展開も考えられたわけですが
今後の利上げに関して市場の予想を超えるタカ派的なスタンスであったことで
更にカナダドルが買われる展開となりました。

カナダ円持っててよかった。
カナダ円101.03円L 継続。

長期債利回りは米国だけでなく、欧州も英国も上がっているのですが
※先進国長期債利回り

なぜかポンドやユーロが反落。

※通貨インデックス一覧
英ポンドは新興国通貨並みの危機に直面、投資家はヘッジを-BofA
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-31/RCQ31QT0AFB501

バンカメがポンド危機のヘッジを、と指摘していますがインフレで
利上げしたことによって景気がかなり減速するリスクがあるということか。
オーバーキルは英国市場から始まる?

ポンド、戻り売り狙い。

ユーロドル 1.05843ドルL 継続
ドルカナダ1.27044ドルS 継続

今週のひろこのウィークリーGOLDは
青ヶ島に眠る大量のGOLDのお話。
貴金属スペシャリスト池水雄一氏に解説いただきました。
<青ヶ島の金鉱脈、商業採掘の可能性は?>
『熱水鉱床とゴールド』
https://youtu.be/986kdVc1vw8
◆海水には50億トンのゴールドが溶けている
◆熱水鉱床とは?
◆ラン藻によるゴールド回収

今週のひろこのスペシャリストに聞く!は
元証券ディーラーのたけぞうさん。
<長期で期待できる日本株銘柄は・・>
『日本株優位の時代到来?!』
https://youtu.be/urxgalr8P18
◎日米パートシップ
◎半導体戦略
◎原子力サプライヤの戦略

ここからは日本株優位の時代?
たけぞうさんが注目したのは日米首脳会談。
日米パートナーシップから見えてくる米国の方針転換と
日米連携銘柄を解説いただきました。ぜひ!!

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2022年6月1日水曜日

 再び金利が上がってきました。
欧州のインフレ、そして原油高などが背景か。

1・ユーロ圏インフレ率8.1%過去最高
2・原油一段高、EUロシア産原油一部禁輸合意
3・米欧金利再上昇で金利差拡大、円安再開か
------------------------------------------------------
1・ユーロ圏インフレ率、5月は過去最高8.1%-利上げペースに注目
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-31/RCQT6CT0G1N101?srnd=cojp-v2

ユーロ圏5月消費者物価指数(HICP)前年比8.1%
                 予想 7.8% 前回 7.5%
                
コア・前年比 3.8% 予想 3.6% 前回 3.5%
   前月比 0.8% 予想 0.7% 前回 0.6%


欧州のインフレがさらに上昇。
ECBの利上げ幅が大きくなるのでは?という思惑が強まりますね。

ECBのカジミール氏、0.5ポイント利上げの議論も排除せず-報道
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-31/RCQYR2T0AFB701?srnd=cojp-v2
・7月に25bp利上げし、9月に50bp利上げがあり得ると想定している

Twitterで参考にさせていただいている 
Big Daddyさん(@BigggDadyy)のツイート
https://twitter.com/BigggDadyy/status/1531410720515977216

なるほど。
欧州金利上昇と原油高で米金利も上がるという考え方もできるわけね。

原油はというと
2・EU首脳、ロシア産原油の一部禁輸で合意-対ロ制裁
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-30/RCPTUTT0G1KW01
ロシアから海上経由で加盟国に輸送される原油・石油製品の購入禁止
パイプライン経由の原油は一時的な適用除外、制裁第6弾に道開く

EUがロシア産原油の禁輸で合意した報道が原油一段高のトリガーと
なったようです。

※WTI原油 NY時間、値を削っていますが、基調は上昇
OPECプラスは欧米の増産要請にはつれない態度。

OPECプラス、従来通りの供給計画を維持する公算大-参加国代表ら
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-31/RCQZ0AT0G1L201
・7月分は日量43万バレルの引き上げ(従来計画通り)
・OPECプラス諸国の大半は増産に苦慮

エネルギー高はインフレを長期化させる=金利高要因というわけです。

3・欧米金利再上昇で、円安再開か


先進国の長期金利


ユーロ圏は8.1%のインフレの数字がでてきたこともあって上昇。
明日の会合で利上げが見込まれるカナダはじめオセアニアの金利も、
そして米金利も上昇してきました。

日本の金利は、日銀が0.25%から上には上がらないように
YCC政策で釘打ちしています。
日本と諸外国との金利差拡大が再び始まったということで
ドル円、クロス円が大きく上昇。

※ドル円、クロス円

これはドル円ショート粘るのは辛い展開・・・

ということでドル円130.38円S ➡ 127.64円買い戻し 手仕舞いました。

産油国通貨ということと明日の利上げ、チャート形状から
カナダ円を101.03円で買い参戦。

ユーロドル 1.05843ドルL
ドルカナダ1.27044ドルS は継続。

NOTE
◆PB黒字化の目標年度明記せず、マクロ政策の制約懸念-骨太原案
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-31/RCQ8ANT0G1KW01

岸田政権の骨太方針原案が出てきましたがこれは良いニュース!!!

・25年度としてきた基礎的財政収支(プライマリーバランス)黒字化の目標時期を削除。
 目標を「堅持する」との文言も外れた。
・「経済あっての財政であり、現行の目標年度により、
 状況に応じたマクロ経済政策の選択肢がゆがめられてはならない」

その通りです!岸田政権、悪くないかも。
これまで日本は財政健全化が優先されコロナ禍でも
機動的財政政策が打てず日本の経済は停滞したままです。
この旗を一時的にでも降ろすと決めたことは大きな変化。
増税もない、ということかと思われ、
外国人投資家らも日本株への評価を改め買いやすくなると思われます。

と思って喜んでいたら、、、、メディアによって報じられ方が異なります。

◆骨太の方針原案「基礎的財政収支」黒字化目標維持も 検証明記
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220531/k10013652071000.html
2025年度に黒字化する目標を維持する方針を盛り込む一方、
状況に応じ必要な検証を行っていく

時間軸でみるとNHK報道のほうが新しいということは、、、トホホ。

◆ムーディーズ:ソフトバンクGの格付け見通しをネガティブに変更
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-31/RCQMK3T1UM0Z01
~日経平均寄与度が大きい銘柄ですのでインデックスにもネガティブ。


◆米20都市住宅価格指数、前年比21.2%上昇-4カ月連続で伸び加速
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-31/RCR04PT1UM0W01
~インフレはなかなか収まらない?!

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◎半導体戦略
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