2022年10月12日水曜日

 1・バイデン政権、対中半導体規制ショック
 ~世界の半導体企業時価総額35兆消失
2・IMF23年成長率下方修正
3・BOE緊急国債買い入れの対象に物価連動債追加
*****************************************************
1・バイデン政権、対中半導体規制ショック


連休明けの日本市場、
なんでこんなに売られるの、、ってくらい下げました。

※日本株主要株価インデックス

先週末に発表された9月雇用統計が強かったことから
米利上げピッチが緩まないという観測が米株売りをもたらしたことを受け~
という概況も間違いではありませんが、
東京エレクトロン(8035)SCREENホールディングス(7735)
アドバンテスト(6857)ディスコ(6146)レーザーテック<6920>
SUMCO<3436>ルネサスエレクトロニクス<6723>など
半導体製造装置株の下落が大きかった背景には米バイデン政権が発表した
対中半導体輸出規制の影響が大きかったものと考えられます。

◆中国の半導体業界を狙い撃ち、米の新規制が痛手に
https://jp.wsj.com/articles/u-s-chip-curbs-threaten-chinas-emerging-manufacturers-11665424136
スマートフォンやパソコン、データサーバーなどに幅広く使用される
先端半導体の製造装置や、パソコンなどに使われる基本的な演算処理用半導体を
製造する装置、先端半導体そのものも対象
「中国に半導体工場を持つ外国企業のリスクが高まっている」

◆米国による対中輸出規制の著しい強化について
https://www.cistec.or.jp/service/uschina/52-20221011.pdf
・かなりの部分が施行され、残りは、22年10月12日及び10月21日に施行される
・日本企業を含む各国の企業の取引(国内取引も含む)に影響を与える規制強化

米国技術を用いた半導体の一部、製造装置の禁輸、
ならびに14nm以下の半導体製造装置、技術を中国に輸出してはならない、
などなど、米企業だけでなく日本、韓国、台湾など外国企業も含まれます。

日本の半導体製造装置も中国に輸出できなくなります。

これを受けた下落と言っていいと思われますが、
何度世界の半導体企業の時価総額35兆円が発表後に吹き飛んだとか。。。

◆世界半導体企業の時価総額、35兆円吹き飛ぶ-米が新たな対中規制
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-11/RJKEE5DWLU6801?srnd=cojp-v2
・バイデン政権、米国の半導体技術への中国のアクセスを制限する措置発表
・世界の半導体企業の時価総額は2400億ドル(約35兆円)吹き飛ぶ

今夜11日火曜はダウは反発していますが
SOX指数はご覧の下落です・・・・。
今夜ダウやS&P500が反発基調にあるのは
米金利上昇が一服しているためかと思われます。

※米長期債利回り 再び4%大台乗せ示現も反落してきた
というわけで今夜はドル高が一服。

※通貨インデックス一覧
明日は9月分のFOMC議事録要旨が公表されるのですが
ここでどのような議論がされていたか
仮にターミナルレート5%台の議論がなされていたようなことがあれば
マーケットはネガティブに反応するリスクがありそうですが
明日は米国の生産者物価指数、明後日には消費者物価指数の発表を控えており
ポジション調整による値動きで、材料があっての値動きではなさそう。

今週のインフレ指標を確認したあとに長期金利が4%超えられなかったら
長期金利4%大台乗せでWトップ完成となる可能性が強まり
株の総弱気もムードが一変するのですが、、、、
インフレ指標が強いようだとやはり金利は上がっていくこととなるのでしょう。
今週のPPI,CPIは長期金利4%大台をどうこなすかを見極める上でも重要ですね。

2・IMF23年成長率下方修正

あまりに急ピッチな利上げの影響はここから本格化するとIMF

IMF、23年世界成長率予想を下方修正-最悪期はこれから
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-11/RJKEE5DWLU6801
・来年の世界成長率は2.7%に減速へ-世界経済見通し
・世界経済の3分の1は来年縮小の恐れ、政策の計算ミスのリスク上昇

1月時点見通し 3.8% 
7月時点見通し 2.9%
10月時点見通し2.7% と発表ごとに23年成長見通しが下方修正されています。

FRBの金融引き締めの影響が世界的に波及、
新興国通貨に対するドル高はインフレ高進や債務への圧力につながるとしています。

IMFと世銀のトップ、世界的なリセッションリスクの高まりを警告
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-10/RJJJL0T1UM1501
世界経済の約3分の1は
今年と来年に少なくとも2四半期連続でのマイナス成長に見舞われ、
生産高は2026年までに4兆ドル(約582兆円)縮小する

強すぎるドルの影響が世界経済を疲弊させる、というのは
誰もが懸念していることではありますが、

強いドル、新たな危機の引き金になり得る-JPモルガンのマイケル氏
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-11/RJL43ZT0G1KW01

ドル高による米国のみならず世界の景気後退リスクが強くても
FRBはインフレ抑制が最重要課題としていますので
IMFやOECDの世界景気見通しが下方修正されても
FRBのスタンスが変わることはないかとは思いますが、
世界の需要が縮小してしまうことでインフレが急速に低下する可能性はないのか?
あまりに引き締めをやりすぎると今度は需要不足からのデフレがやってきたりして。
その時はまた緩和するんでしょうけれどね。

3・英中銀、物価連動債の購入開始 金利上昇で対象拡大
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR1160W0R11C22A0000000/
11日から物価連動国債の買い入れを始める
【1日当たりの買い入れ上限】
物価連動国債 50億ポンド(約8000億円)
従来の国債  50億ポンド

これを受けてポンドが反発しています。
14日時限的な国債買い入れの措置が終了する予定ですが
BOEの買い入れがなくても問題ないという状態ではなさそう・・・
基本的にトラス新政権の財政拡張計画の修正がなければ
(富裕層の減税案撤廃では足りない)
英債券売りは止まないでしょう。

よって14日以降もQEは継続されるのでは・・・?

ポジションですが、ドルロングを手仕舞いドルショートにスイッチ。
ひとまず短期目線です。

ユーロドル0.9899ドルS ➡ 0.9729ドル買い戻し
キウイドル0.5782ドルS ➡ 0.5587ドル買い戻し

ポンドドル 1.1095ドルロング
キウイドル 0.5604ドルロング

手仕舞いも、ロングもチャートからのテクニカル的な判断。
ドル金利の上値が重くなることがあれば長期保有にしたいところですが
今週のPPI,CPIで動きそうですので、逆指値はコストにおいておく。

今週のひろこのスペシャリストに聞く!は
東大金融研究会主宰の伊藤潤一氏にご出演いただきました。
TVを見られる方はサンジャポでの伊藤さんのご活躍をご存知かも。

三和銀行、モルガン・スタンレーアセットマネジメント
ゴールドマン・サックスアセットマネジメントを経てヘッジファンドの世界へ。
ヘッジファンドで20年余りご活躍された日本人としては稀有な存在の伊藤さんですが
一貫して日本株のロングショートポートフォリオ戦略で運用をされてこられたとか。

今日は日本株、企業の選び方、考え方を丁寧に教えていただきました。
<日本株、いつ買うか?何を買うか?>
『チャンスを逃さぬ投資思考』
https://youtu.be/XqG8f-TiKW0
◎BS・PLから捉える"お金"の流れ
◎通期業績で特徴的なところの共通項を抽出

日中のつぶやきはこちらで
ひろこのTwitter


いつもご覧いただきありがとうございます。
人気ブログランキングへ

2022年10月10日月曜日

 1・米9月雇用統計受け、11月FOMC0.75%利上げ確率上昇
  ~S&P500アイランドリバーサル?!
  ~世界の金利再上昇もやはりドる独歩高
2・原油急伸、ワイルドカードはベネズエラ
**************************************
 1・米9月雇用統計受け、11月FOMC0.75%利上げ確率上昇

◆米雇用者数26.3万人増、失業率は予想外に低下-FRBへ圧力続く
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-07/RJDUT4DWLU6801
失業率は3.5%-約50年ぶり低水準に並ぶ
平均時給は前月比0.3%増-前年同月比では5%増にやや鈍化

9月非農業部門雇用者数(NFP):+26.3万人(予想:+25.5万人、8月:+31.5万人)
          平均時給:前年比+5.0%(予想:+5.0%、8月:+5.2%)
               前月比+0.3%
           失業率:3.5%(予想:3.7%、8月:3.7%)

失業率が1969年以降53年ぶり低水準に低下し
労働市場が引き締まっていることを確認。
11月FOMCで4会合連続での0.75%の利上げ観測が強まりました。
(労働参加率は62.3%と前回62.4%から予想外に低下、
 これはネガティブ要因ではありますが…)
 
NY連銀総裁から大幅利上げにコミットする発言が。
◆NY連銀総裁、政策金利はいずれ4.5%付近に上昇へ-インフレ抑制で
 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-07/RJE05TT0AFB501

ということで、CME FED WATCHの利上げ織り込み 11月は0.75%利上げが80%超え。
12月FOMCでは 0.5%利上げ織り込みが63%。
年内4.25~4.50%まで金利が引き上げられる見込み。

さらに2月に0.25%利上げし4.75%まで利上げされる織り込みが
60%を超えてきています。

来年第1四半期に金利上限が5%に届くという予想も出てきていますね。

今年22年3月に1回目の利上げを実施したわけで、
23年3月までに5%の可能性が織り込まれているということは
1年で5%近い利上げという前代未聞のスピードですから
本当に株式市場はまだまだ下がるリスクがあるのかもしれません。

元財務長官はマーケットを壊しても構わない趣旨の発言を繰り返しています。 
◆サマーズ氏、金融引き締めの継続を主張-金融リスクに直面しようとも
 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-07/RJEDXZT0AFB401?srnd=cojp-v2

株式市場には逆風ですね。 
S&P500日足 
金曜の下落はギャップダウン。窓を開けて下げました。
ロウソク足が2本、島のように取り残された格好での下落で
アイランドリバーサルに見えないでもない、、、、
このパターン、下落が大きくなることを示唆するものです。

S&P500 月足 
 

コロナショックの底値から22年1月の高値の半値下落まであと少し。
(黄色の点線)
100SMAまで下がるのかもしれません。(緑のライン)
コロナショックの急落では100SMAPでピタリと止まりました。
現在まだまだ下方に位置しています。
やはりコロナ後の大緩和で上がりすぎていたように見えますね。

※ITバブル崩壊やリーマンショックでは
100SMAを割り込んでなお下落していました。

また、米金利が上がる時は
主要国の金利が一斉に上がりだします。(日本と中国以外)

※主要国長期債利回り一覧

しかし、通貨市場で上がるのはドルだけ。

※通貨インデックス一覧
株や債券価格が更に下がるようだと
ますますキャッシュイズキング=基軸通貨ドルに
資金回帰する動きが強まる可能性がありそう。要するにドル独歩高継続です。

ユーロドル0.9899ドルS
キウイドル0.5782ドルS 継続。

※ドル円145円台に乗せてきました
 明日10日は日本市場祝日休場で薄商いですので
 投機筋が買い上げてくる可能性もあるかも、です。
 急激なボラ上昇に注意。
 さすがに147円台まで上がれば祝日でも介入もでてくるかも、、、。

2・原油下落トレンド完了?上昇トレンド入りか


WTI原油 景気後退懸念からの下落トレンドは終焉したようなチャート
先週のOPECプラス会合で日量200万バレルの減産で合意があったことや
ロシアがG7のロシア産石油のプライスキャップに抵抗し
G7への輸出を停止すると発表したことなども材料ですが、
原油先物市場の鞘を改めてみてみると「逆ザヤ」
バックワーデーションと呼びますが
スポット~期近限月が最も高く先に行くほど安くなっています。

これは需給がタイトであるということの証左。
これを無視して下がり続けていたほうが不思議だったわけね。

まあ、サウジの石油相はずっとそれを指摘していましたけどね。
「先物価格が基礎的な需給ファンダメンタルズを反映していない」と。

これは8月26日の記事⬇
◆エネルギー相が原油市場の動向に不満を表明
https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/08/4768918fc4a4202b.html

さて、こうなってくると中間選挙前のバイデン大統領は困りますね。
ガソリン先物価格も上昇を始めました。
ということで米国は自らが制裁を課したベネズエラに接近。
制裁を解除する可能性がでてきました。

◆米国、原油高緩和でベネズエラ産輸入協議か
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN0706E0X01C22A0000000/ 
2019年に当時のトランプ政権が反米左派のマドゥロ政権に経済制裁を発動し、
外貨獲得手段である原油の輸入を制限~

ベネズエラの22年1月の原油生産量は日量 69 万バレルとOPECがから公表されています。
制裁前の生産量は日量250万バレル程度ありました。
 ※ベネズエラ産油量推移|米制裁の影響で急減
もし、ベネズエラの生産が制裁前まで戻れば
OPECプラスの減産分を補うことができるか。
◆参考~ベネズエラ原油生産の状況と増産の可能性~JOGMEC
 https://oilgas-info.jogmec.go.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/009/356/2205_l_ve_production.pdf
 
原油の上昇トレンドを抑え込むサプライズニュースがあるとすれば
ベネズエラ。あるいはイラン核合意進展でしょうけれど
中間選挙前にミラクルはあるでしょうか・・・・

原油、ガソリン上昇は米国のインフレを再び押し上げるリスクです。
つまり、米国の金利が更に引き上げられる可能性を高めるもので
金融市場にとってはバッドニュース。

今週はその米国の重要なインフレ指標が発表されますので
マーケットのボラティリティは上昇するでしょう。。。
 
*****************今週の主な予定***********************
10日(月)
東京市場休場
コロンブスデー祝日:米債券市場休場

ブレイナードFRB副議長、講演
シカゴ連銀総裁、講演
全米企業エコノミスト協会(NABE)年次会合
IMF世銀年次総会(16日まで)
国際金融協会(IIF)年次会合(14日まで)

11日(火)
日本、入国者数上限撤廃などの水際対策緩和
日本景気ウォッチャー調査(9月)
ベイリー英中銀総裁、講演
クリーブランド連銀総裁、講演
IMF世界経済見通し

12日(水)

米生産者物価指数(9月)予想+8.4%(前月+8.7%)前年同月比

ラガルドECB総裁、講演
ボウマンFRB理事、講演
ミネアポリス連銀総裁、講演
米FOMC議事録(9月20日-21日開催分)
G20財務相中銀総裁会議(13日まで)

13日(木)
日本国内企業物価指数(9月)
日銀生活意識に関するアンケート調査

★米消費者物価指数(9月)予想 +8.1%(前月+8.3%)前年同月比
       コア指数:予想 +6.5%(前月+6.3%)
       
国際エネルギー機関(IEA)石油市場リポート(10月)

14日(金)
中国貿易統計(9月)
中国消費者物価指数・生産者物価指数(9月)
米小売売上高(9月 予想+0.2%(前月+0.3%)前月比
米ミシガン大学消費者信頼感指数(10月)予想59.0(前月58.6)
      _ 同期待インフレ率(1年 前月4.7%:5~10年 2.7%)     
英中銀、緊急長期国債買い入れ終了

15日(土)
ベイリー英中銀総裁、講演
セントルイス連銀総裁、講演
米財務省、半期に1度の為替報告書の議会提出期限

16日(日)
中国共産党大会開幕(北京)

日中のつぶやきはこちらで
ひろこのTwitter


いつもご覧いただきありがとうございます。
人気ブログランキングへ

2022年10月7日金曜日

あ~原油が下落トレンドを脱却しそう。
OPECプラスの減産に加えロシアも独自減産の意向を表明。

1・ロシア減産の用意ある~G7プライスキャップ導入に反発
2・各国中銀要人らからタカ派発言相次ぐ
3・金利再上昇基調、結局ドル高回帰?!
**********************************************
1・価格上限導入国への石油供給を停止へ ロシア副首相

https://www.cnn.co.jp/business/35194217.html
ロシア産の石油に価格上限を導入する予定の国への石油供給を停止する

昨日OPECプラスが日量200万バレル減産を決定しましたが
それとは別にロシアが独自で減産する意向があることを表明。
ロシア制裁の一貫としてG7が合意したロシア産石油の価格上限決定を受けて。

G7、ロシア産原油・石油製品に3段階で価格上限導入へ=米財務省
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-oilcap-idJPKBN2QZ0MY

仮にG7がロシア産原油を輸入できなくなると
その分を外の産油国からの輸入量を増やすしかありません。
となるとOPECプラスによって減産が始まる限りある原油の価格は
高騰するというわけで、いよいよこのところの下落トレンドの上限を突破しそう。

※WTI原油



ゴールドマン・サックスは110~115ドルの価格を予想。

原油価格見通し引き上げ、OPECプラス減産受け=ゴールドマン
https://jp.reuters.com/article/oil-research-goldman-sachs-idJPKBN2R11O6
22年第4・四半期と23年第1・四半期の予想をそれぞれ
1バレル当たり10バレル引き上げ110ドル、115ドルに

やはりインフレはなかなか沈静化しないか・・・

2・各国中銀要人らからタカ派発言相次ぐ

原油の件がなくても各々の国の事情でのインフレを抑制するために
市場が少しでも楽観に傾くと要人らが釘を刺す発言をするようになって来た印象。

◆米カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁 
「政策スタンス変更のハードルは非常に高い」
「利上げ休止は「かなり遠い先」

◆米メスター・クリーブランド連銀総裁
「米国は受け入れ難いほどの高インフレ環境にある」

◆米サンフランシスコ連銀総裁
「2023年の利下げは考えていない」

◆カナダ中銀、急速な利上げ継続 基調インフレ緩和せず=総裁
https://jp.reuters.com/article/idJPL4N3172QG?il=0
カナダ中銀は5回連続で利上げを実施、政策金利3.25%。
今月26日の次回会合でも追加利上げを決定するとみられている。

◆英企業のインフレ期待、9.5%に上昇=中銀調査
https://jp.reuters.com/article/britain-boe-inflation-idJPKBN2R10Y5
8月 8.4% ➡9月 9.5%

◆英中銀、中期的にインフレを抑制する決意=ハスケル委員
https://jp.reuters.com/article/britain-boe-haskel-idJPL6N3170CU

こうなると、楽観的となった株式市場にもブレーキ。
金利にも上昇圧力が強まります。

昨日金利上昇局面でもNY市場の株価が強かったのですが
こんな指摘も。

S&P500の急回復、1件の大口オプション取引が引き金-ウェルズF
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-06/RJAZ8GDWRGGR01?srnd=cojp-v2

だとすると、金利上昇に株式市場の耐性がついてきた?
と考えるには時期尚早だったということで
やはり金利高、ドル高、株安の地合いに戻ってしまった可能性が(;´д`)トホホ…

3・世界の金利、再浮上。

※主要国長期債利回り一覧


ポジションですが
ドル高終焉か?というシナリオを返上。

ユーロドル0.9840ドルLを手仕舞って
ユーロドルを0.9899ドルでショートにスイッチ。
キウイドルを0.5782ドルでショート参戦。

明日は雇用統計ですのでポジションは軽め。
このポジションにも執着せず逆に行くようならとっとと切ります。

2022年10月6日木曜日

 1・OPECプラス日量200万バレル減産決定
2・ISM非製造業景気指数、雇用が強く金利上昇
3・NZは0.5%利上げ決定
++++++++++++++++++++++++++++++++
1・OPECプラス、200万バレル減産で合意

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR05DJQ0V01C22A0000000/
驚きました。
11月から日量200万バレル減産決定です。

先週までの市場のコンセンサスは日量100万バレル、
昨日10/4に急に200万バレル減産検討の数字が出て
そのままスルリと決定しちゃいました。

世界景気後退懸念で9月、WTI原油価格は76ドル台まで下落しました。
今週に入って米金利低下、ドル安が進んだことと今日の減産決定もあり
現在86~88ドル程度まで原油価格は反発してきています。

サウジアラビアの財政収支が均衡する原油価格は79.2ドル。
財政均衡収支を下回るレベルまで原油が下がってきていたことが
サウジにとってもに過ごせない事態であったということでしょうか。

■産油国「防衛ライン」80ドル、原油下落歯止めに大幅減産
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR04DO20U2A001C2000000/

しかし、7月にバイデン大統領はサウジアラビアを訪問、
ムハンマド・ビン・サルマン皇太子と会談し
9月日量10万バレルの増産にこぎつけたということがありましたが
景色がガラリと変わりましたね。
サウジは米国ではなくロシアに阿るスタンスのようです。
西側のロシア制裁に対抗する意向もあるでしょうか。

■EU、新たな対ロシア制裁を支持-石油輸出価格の上限設定含む
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-05/RJ9UEZT0G1L001

しかし、200万バレル減産というサプライズでも
原油市場の値動きは抑制的な印象です。
昨日すでにリークされていたから、という話もありますが
だったら昨日からでももっと上がっていい数字のような気がしますね。

WTI原油 この下落トレンドを抜け出せるか??


というのも、そもそもこれまでOPECプラスは減産幅を縮小=増産してきたのですが
与えられた生産枠をクリアできない国がいくつかありました。
つまり、そもそもOPECプラスプラスは生産目標に達していなかった。

■OPECプラス は 7 月の生産目標に対し日量290 万バレル未達
https://www.arabnews.jp/article/business/article_74896/
さらに8月の産油量は目標に対し日量約360万バレル未達状態。
今回の減産幅はそれを下回る規模です。
つまりすでに実質減産状態にあったため
今回の決定での実質の減産量は日量40~60万バレルではないか、
というのがGSの見立て。
ジェフリーズのアナリストは実質的な減産は日量90万バレルとの推測。
であるならば、それほどサプライズでもないという話になりますね。

■OPECプラス、200万バレル減産で合意 米を刺激する可能性
https://jp.reuters.com/article/oil-opec-idJPKBN2R01IQ

これまでも生産目標未達状態であったにもかかわらず
原油価格は下げ続けていたわけです。
それほどに需要の弱さが上値を重くしていたということかと思います。

つまり供給側の材料ではトレンドを買えられない可能性がある。
コロナ禍の日量970万バレルの減産というような規模なら話は別ですが。

仮にこの下落トレンドを抜けて原油が上昇を始めた、とします。
原油が上がり、再びインフレが加速する懸念が台頭、金利が上昇することで
株はさらに下落するリスク。
そもそもインフレ抑制が最優先としているバイデン政権にとって
原油高~ガソリン高は中間選挙前に失点が大きすぎる。
まあ、そもそも西側諸国は脱炭素、脱石油を掲げているので
産油国はしったこっちゃない、ってことでもあるんでしょう。

2・ISM非製造業景気指数、雇用が強く金利上昇


今夜の経済指標は雇用系が強かった。

■米ADP雇用統計(9月)+20.8万(予想+20万 前回18.5万←13.2万)
 ~前回分の大幅上昇修正も。金曜の9月分の雇用統計がますます注目。
 
■ISM非製造業景気指数(9月)56.7(予想:56.4 前回:56.9)
総合   56.7(56.9)
事業活動 59.1(60.9)
新規受注 60.6(61.8)
雇用   53.0(50.2)雇用強い。
入荷水準 53.9(54.5)
仕入価格 68.7(71.5)1年半超ぶりの低水準
輸出   65.1(61.9)
輸入   51.3(48.2)

先日発表された製造業のISMの数字が悪く、これがFRBのタカ派姿勢の後退を
期待させたという背景から、サービス業のISMも悪いければ
さらなる金利低下と株高をもたらした可能性もあるのですが、、、
雇用が強いことが明らかに。
FRBのタカ派姿勢を裏付ける内容でした。

この数字が出てから米金利上昇、ドル高となっています。
原油減産=原油高というのも
金利上昇圧力を高めた可能性は否定できませんが。

※米国債利回り一覧
こういうときって上がるの米金利だけじゃないのよね。。。

※主要国長期債利回り一覧
ということで、金利上昇を受けて下落してスタートした米国株ですが
意外と強いですね、切り返しています。

このレベルの金利に耐性がついてきた、、、とは思えませんが
今年だいぶ下げましたのでバリュエーションからは買いたい向きもあるでしょう。
あるいは10月安値を拾って来年春まで持とうというアノマリー的な長期投資。
あるいはやはりFEDの利上げは最終局面にあり市場の関心が
目先の利上げより、いつ何%で金利がピークアウトするかにシフトしているとか。

昨日国連貿易開発会議がFEDはじめ世界の中央銀行の拙速な利上げに
副作用が大きいと警鐘を鳴らしたというニュースもありましたが
市場金利はみるみる上昇して景気を冷やし始めていますね。

■米住宅ローン金利が7週連続上昇、16年ぶり高水準の6.75%
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-05/RJA4TNT0AFB401?srnd=cojp-v2

■英国の主要住宅ローン金利が6%超、約14年ぶり高水準
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-05/RJA13JT1UM0W01

3・NZ、政策金利0.5%引き上げ決定

ただし、5日のRBNZ(NZ中銀)はきっちり金利を0.5%引き上げました。
これでNZの政策金利は3.5%となりました。(5会合連続利上げ)
11月もさらに0.5%の利上げの実施が見込まれています。

昨日4日のRBA(豪中銀)は
市場予想が0.5%の利上げのところ0.25%の利上げに留めました。
このことが世界の中央銀行による引き締めの終焉が近いことを期待させる
ムードを醸成してしまっていましたが、
NZはインフレ抑制のためにはまだ
手綱を緩めるわけにはいかなかったということですね。

■New Zealand Delivers Fifth Half-Point Hike, Signals More Ahead
https://www.bloomberg.com/news/articles/2022-10-05/rbnz-delivers-fifth-half-point-rate-hike-signals-more-to-come

ポジションですが
ドルカナダ1.3561ドルS コストで損切り(T_T)
ユーロドル0.9840ドルL 悩んでいますが、、、まだ継続。

ドル独歩高修正が終わってしまったのか?
それとも今夜の一時的なドル高なのか、まだ見極めが付きません。
結局ドル高再開、って感じがしないでもないのですが
今夜の株の粘り強さ強さをみていると、他通貨の巻き返しは
まだ続いていくような気も。。。(ポジショントークです💦)
今週末の雇用統計ではっきりするでしょう。

今週の【ひろこのウィークリーゴールド】
貴金属スペシャリスト 池水雄一氏に解説いただきました。
<ドル独り勝ちからの変化&金利上昇の背景>
『雰囲気が変わるゴールド』
https://youtu.be/4FsR7yoqsqc
◆英ポンドとポンド建てゴール◆SGEゴールドのプレミアム

日中のつぶやきはこちらで
ひろこのTwitter


いつもご覧いただきありがとうございます。
人気ブログランキングへ





2022年10月5日水曜日

 株式市場、めちゃめちゃ強い。
なぜって、世界の金利上昇が止まり低下傾向を強めていることと
あれだけ強かったドルが売られていることが背景。

ではなぜ、金利上昇が止まりドル安となっているのか。

1・国連がFRBと各国中銀へ利上げ停止要請?!
2・RBA(豪中銀)コンセンサスより小幅利上げ決定
3・FTXグローバル、ドルインデックス先物提供開始
4・OPECプラス、日量200万バレル減産検討?
**************************************************
1・国連が世界の中央銀行の利上げに警鐘


U.N. Calls On Fed, Other Central Banks to Halt Interest-Rate Increases
https://www.wsj.com/articles/u-n-calls-on-fed-other-central-banks-to-halt-interest-rate-increases-11664809202?st=65z9apt7u6d5il6
「国連、FRBや他の中央銀行に利上げの停止を要請」
国連貿易開発会議
米FF金利1%上昇で、その後3年間で他の富裕国の経済生産が0.5%、
貧困国では0.8%低下すると試算。

昨晩、私がブログをUPしたあとのニュースですが
なんと世界の利上げに国連が物申す?
こんなことってあるんですね。

国連が世界経済の悪化を理由にFRBに利上げを緩めろといったところで
FRBがそれに従うとは思えませんが、
市場はふたたび世界の中央銀行の引き締めのスローダウン期待を
高めているように見えます。
それは市場金利を見れば伺えますね。

※主要国長期金利一覧 下落傾向続く・・・・

この国連の警鐘が材料になったから、というわけではないと思いますが
今日のRBA(豪州中央銀行金融政策会合)では
市場のコンセンサスを下回る0.25%の利上げが決定されました。

2・RBA pivot sparks sharemarket rally
https://www.afr.com/policy/economy/rba-returns-to-business-as-usual-0-25pc-rate-rise-20221004-p5bmyk

0.25%利上げ決定 2.6%へ(5月以来6回連続で利上げ)

市場コンセンサスは0.5%の利上げでした。
これを受けて市場は22年末金利をこれまでの3.3%➡3%へ、
23年来年のピークの金利水準を4.1%➡3.5%へと下方修正しています。

あまりに利上げしすぎると経済に及ぼす影響が大きいとの
RBA独自の判断で利上げ幅が決定されているはずです。
国連が何を言おうと自国の経済が需要ですしね。

ただタイミング的に符合した。
これが市場の悲観を急速に後退させるのに一役買った可能性は否めません。

日本株インデックス一覧
米株主要株価インデックス
急速にショートカバーが入っていますね。。。。

加えて、こんなニュースもタイミング的には面白い。

3・FTXグローバル、ドルインデックス先物提供開始

アミンさんのツイートで知ったのですが
デリバティブ取引所FTXグローバルがDXY先物の提供を開始したとか。

Amin Azmoudeh | アミン・アズムデ
@aminimaz
https://twitter.com/aminimaz/status/1577259730300329984
FTXグローバルがFTXDXYを無期限先物で提供開始
https://www.neweconomy.jp/posts/263632
10/3~デリバティブ取引所FTXグローバル
「FTXドルスポットインデックス(FTXDXY)」 を無期限先物で提供開始

仮想通貨取引所「FTX」は現物取引量でBinanceとCoinbaseに次ぐ
世界第3位の人気の取引所です。
MLB大谷翔平さんとの長期的なパートナーシップ契約を結んだことも話題。

DXYというのはドルインデックスです。
今年はドル一強。独歩高です。
これを見るとDXYを売りたくなりますね。

※通貨インデックス一覧22年の動向 円インデックスが最弱です。。。
ドルインデックスとは、
ユーロや円、ポンドなど主要な通貨に対する米ドルの強さを示した指数。
指数化されていますが、その構成比を見てみると、、、

通貨名   比率
ユーロ      57.6%
 円      13.6%
英ポンドル11.9%
カナダドル 9.1%
スウェーデンクローナ4.2%
スイスフラン 3.6%

ユーロの構成比率が高いことがわかりますね。

このところのドルストレート通貨の値動きでは
DXY構成比率の高いユーロやポンドの戻りが大きく、
NZドルや豪ドルはあまり上がっていません。
偶然なのかもしれませんが、これはなかなか面白い現象ですね。
円に関しては例外ですが。。。

カナダも10%程度含まれていることから
ここからカナダドルの巻き返しが大きくなる可能性もあるかな、と思い
ドルカナダショートを作ってみました。

ドルカナダ1.3561ドルS ちょっと出遅れましたが、、、

そして、昨日までユーロショートで粘っていたのですが
このところの潮流からドル高の調整が大きく入りそう、と東京時間に
ユーロドルショートを損切りし、ドテンロングにスイッチしました。

ユーロドル0.9840ドルL です。

欧州が弱いというファンダメンタルズは何ら変化がないのですが
時として相場は売り方、買い方の需給で動くこともあります。
FTXのDXY無制限先物の提供開始というのが、
どれほど投資家のドルショートを誘うものかわかりませんが、
先物の提供開始というのは、
ゴールド市場や暗号資産市場でも
それまで高かった価格の大幅下落のトリガーとなってきた過去の事例がありますので
個人投資家に人気のある取引所での提供開始は興味深いニュースですね。

4・OPECプラス、日量200万バレル減産検討

これまでは日量100万バレル減産の可能性と報じられてきましたが
その倍の量の200万バレルの減産となると、マーケットへのインパクトは大きい。

原油先物相場は大きく上昇しています。
※WTI原油
しかし事前に期待値ばかりが高まって
実際に200万バレル減産で合意できなかった場合は
失望売りとなりますので注意。
どの産油国も原油を売って外貨を稼ぎたいわけですから
生産するな、と言われても安易には合意できないものです。
コロナショック時のようにあまりに価格が下がっていれば話は別ですが。

まさかの200万バレル減産で合意となれば
今年6月からの原油下落トレンドは一旦底入れとなる可能性もあり
今週のOPECプラス会合は大注目です。

原油が再び高値を取りに行く展開となれば
インフレ抑制の障害となってきますね。

日中のつぶやきはこちらで
ひろこのTwitter


いつもご覧いただきありがとうございます。
人気ブログランキングへ



2022年10月4日火曜日

 またしても英国に振り回される金融市場。
やっぱり減税政策見直すって。
最高税率の引き下げ撤回を表明しました。

これを受けて英金利が急落、世界の金利もこれに連れて下げています。

1・英国、最高所得税率引き下げ撤回
2・主要国金利軒並み低下へ
3・米ISM悪化も米下部上昇、Bad news is good news
4・日銀短観と岸田首相の所信表明演説
********************************************
1・英首相、最高所得税率の引き下げ撤回-与党反発に屈し政権に打撃

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-02/RIYPHWDWRGG401
・所得税の最高税率を45%から40%に引き下げる案を撤回
・方針転換は、発足してわずか1カ月の新政権にとって大きな痛手

最高所得税率引き下げは低所得層より高額所得者を優遇するもので
批判が高まっていましたが、こんなにあっさり撤回するとは。
これを受けて英国金利だけでなく主要国の金利が低下に転じました。

2・主要国金利軒並み低下へ
※10年債利回り



※2年債利回り
金利上昇が株式市場のネガティブ材料でしたので
金利低下で株式市場が反発に転じています。
クレディ・スイス問題など今日のマーケットには全く材料となっていませんね。

※米株主要インデックス一覧
この程度の上昇だと下落相場における短期反発局面にしか見えませんが。
現時点では金利低下で株のショートカバーが入っただけかと思いますが、
時期的にはこれをきっかけに年末に向けてのラリー期待も出てくる頃。
金利が再上昇しなければ、意外とここからの反発上昇は魅力かもしれません。

というのも、どうも金融市場にとって悪いニュースが
逆にリスク資産にとって良いニュースになってきたとの指摘も。

3・米ISM悪化も米下部上昇、Bad news is good news

9月米製造業景況感が悪化 受注低迷、採用停止の動きも
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN03C9H0T01C22A0000000/
・9月の米製造業景況感指数 50.9(前月52.8)▼1.9
・新規受注悪化 47.1(▼4.2)家具製品、木材製品などの受注悪化目立つ
・雇用指数悪化:48.7(▼5.5)採用活動凍結(いよいよ労働市場にも暗雲?)
景況感の分かれ目である50が近づいてきました。
要するに米景気悪化が顕著となってきた。
しかし、今夜はこのISMの悪化にも米株が上がっているのです。
そして米金利もほぼすべての年限で低下。

※米国債利回り一覧 これでドル安に
何度FRBがインフレ退治のために利上げを継続するというスタンスを
繰り返し表明しても、マーケットというのは
引き締めの緩和を期待するものなのね。(特に株)

ただし、今夜はテスラが弱い。

テスラ株が急落、時間外で一時6.5%安-四半期出荷台数が予想下回る
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-03/RJ6B4ZDWLU6801
テスラ日足
4・日銀短観と岸田首相の所信表明演説

日銀短観
https://www.boj.or.jp/statistics/tk/gaiyo/2021/tka2209.pdf

大企業・製造業DI +8(前回+9)1ポイント悪化:先行き +9に改善見込み
非製造業DI    +14(前回+13)1ポイント改善:先行き +11に悪化見込み

22年度設備投資計画 前年度比 +21.5%(前回+18.6%)
22年度想定為替レート1ドル=125円71銭(前回118円96銭)円安方向に修正

景況感がいいとは決して言えないまでも
設備投資計画が伸びていることや
想定為替レートが円安方向に修正されているものの現在の水準とは乖離があり
今後の業績上方修正期待が高まると考えれれる点は好材料。
中小企業は苦しい。

岸田文雄首相は所信表明演説
学び直しに1兆円、具体策・スピード不可欠 首相所信表明
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA030VR0T01C22A0000000/

リスキリングへの支援について「5年間で1兆円」ですか、、、
日本こそ、減税が効く状況にあるんですけどね。
減税は絶対にやらないのが日本。

円安については
「円安のメリットを最大限引き出して、国民に還元する政策対応を力強く進める」
としているため、介入で円高に持っていこうという意志がないのはわかります。
この点は安心ですが、どのような形で国民に還元するのか具体的な話はない。

電気料金について
「家計・企業の電力料金負担の増加を直接的に緩和する、
 前例のない、思い切った対策を講じる」
これも具体策は述べられていませんので、どんな思い切った対策が出るのか注目。

日経平均はかなり重要な下値支持線に支えられて今日反発しました。
このトレンドライン割れを防ぎ上昇トレンド継続となるなら
今は日本株の絶好の買い場、という見方もできますね。

※日経平均 月足 2013年からのトレンドライン

ポジションですが、英国の減税撤回の報道で
ポンドが急反騰。これに連れてユーロも急反騰しちゃって
0.9792ドルショートは損切りしました(T_T)

今しがた 0.9814ドルで改めて売り直しましたが、、、、。

ポンドは売り狙いではあるのですが
政権と中央銀行がサプライズを連発するためボラティリティが高く
怖くてさわれません。

9月末のドル高の修正が10月入の今日も続いているようです。
ドルはピークアウトしたのか?いや、まだ修正だと思っています、

※通貨インデックス一覧



ドル金利低下、ドル安でゴールドが高値圏で形成していた
レンジ圏に回帰。

OPECプラスの閣僚級会合が開催されないようだ、とのニュースが
飛び込んできましtが詳細不明。
日量100万バレルの減産を検討しているとは広く報じられているため
足元原油も反発しています。

日中のつぶやきはこちらで
ひろこのTwitter


いつもご覧いただきありがとうございます。
人気ブログランキングへ




2022年10月3日月曜日

 1・クレディ・スイスCDS急上昇
2・止まらぬ米株下落、PCEとブレイナード
3・ガスプロムがイタリア向けガス供給停止
*****************************************
 1・クレディ・スイスCDS急上昇

この週末、ツイッターではクレディ・スイス破綻のリスクが高まっている!
という話題で賑わっています。

クレディ・スイス株価はご覧の通り。

そしてCDSが上昇、リーマン・ショック時のレベルに。
※CDSとは「破綻リスクを対象とした金融派生商品」で
簡単に説明すると、破綻リスクに備えた保険料のようなもの。
よってこれが急騰するということは破綻リスクが高まっているということ。

クレディ・スイスの破綻リスクはドイツ銀行と同じようなもので
年中行事だという指摘や、大きすぎて潰せないため
破綻はないという指摘もありますが、
何事にも絶対はないので、週明けからのニュースには注意しておきます。

1週間ほど前にこんなニュースがあったんですね。

クレディ・スイス、投資銀行部門の3分割を検討-FT
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-22/RILGDZT1UM0Y01
アドバイザリー事業と「バッドバンク」、その他の事業に分割か
10月27日の第3四半期決算発表時に戦略を公表する予定

そして2日前にはクレディ・スイスCEOが「重大な局面にある」と発言。

Credit Suisse Is at ‘Critical Moment’ as Bank Prepares for Latest Overhaul, CEO Says
https://www.bnnbloomberg.ca/credit-suisse-is-at-critical-moment-as-bank-prepares-for-latest-overhaul-ceo-says-1.1826390
クレディ・スイス・グループAGのウルリッヒ・ケルナー最高経営責任者(CEO)は、同行の強みを強調しながらも、最新のオーバーホールに備えて「重大な局面」にあると述べた。

信用不安から資金調達が困難になることが破綻のトリガーとなりますので
こうした市場の懸念が、本格的なクレジットリスクに波及しないかどうか、
また、仮にそのようなことになった場合の影響の大きさを鑑みて
公的な救済策が出てくるかどうかなどに注目でしょうか。

この話題がどの程度金融市場全体のセンチメントに
影響するかわかりませんが、
この件がなくても先週末にかけて
米株は一段安の様相を呈しており、
週明けの日本株市場も下げる可能性は大きいかな・・・?

米国主要株価インデックス
S&P500種は月間で20年3月以来の大幅安
 ~四半期ベースでは3期続落、2009年以来最長の連続安

米株安トレンドに燃料投下となったニュースが
インフレ指標の加速とFRBブレイナード氏の発言。

米インフレ指標のPCE価格指数、予想上回る伸び-消費支出増加
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-30/RJ0W5QT1UM0W01
8月PCE総合価格指数は前月比0.3%上昇、前年同月比6.2%上昇

PCEデフレータ(8月)前年比 6.2%(予想 6.0% 前回 6.3%)

PCEコアデフレータ  前月比 0.6%(予想 0.4% 前回 0.1%)
PCEコアデフレータ  前年比 4.9%(予想 4.8% 前回 4.7%)
・8月個人所得:前月比+0.3%(予想:+0.3%、7月:+0.3%←+0.2%)
・8月個人消費支出(PCE):前月比+0.4%(予想:+0.2%、7月:-0.2%←+0.1%)

ブレイナード副議長、時期尚早な巻き戻し回避にFRBはコミット
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-30/RJ0XO8T1UM0X01
・「しばらくの間は景気抑制的」な政策維持する必要-ブレイナード氏
・借り入れコスト上昇が世界的な金融安定に与えるリスクを警戒する必要性があるが、
 インフレを抑制するため米政策金利をしばらく高く維持する必要がある。
 
利上げの着地点が9月FOMC時点のターミナルレート4.6%で済むのか。
インフレの数字次第では12月FOMCでもさらなるタカ派修正があるかも、、、
という懸念が拭いきれないように見えますが
今週から10月相場。いよいよ今年残すところ3ヶ月となりましたので
風向きがそろそろ変わってくれてもいいような気もしますが。。。

10月は中国共産党大会、
11月は米中間選挙。
中間選挙後は2年後の大統領選挙に向けて様々な政策が打ち出される
傾向が強まることから株価が上昇しやすいという経験則がありますが
今回事前にこれだけ下げているので好材料が出れば反発も
大きくなりそうですけれどどうでしょうか。

しかし、まだまだリスク要因はあちらこちらに。
この週末はこんなニュースも。

ガスプロムがイタリア向けガス供給停止-欧州エネルギー危機悪化
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-02/RJ3HHCDWLU6801

これで再びイタリア国債利回りが上昇するようなことがあれば
欧州金利全般に上昇圧力がかかりるだけでなく
世界の金利上昇へと波及しかねません。
そうなれば株はさらなる下落へ・・・・?!

ドル上昇が加速する相場が続きそうです。

しかし先週はユーロやポンドなどの反発が大きかったですね。
※ドルストレート通貨日足
オセアニア通貨、カナダなどは弱かったので欧州通貨だけ。
月末、四半期末なのでリバランス、レパトリ玉の影響がでるかも、
と警戒はしていましたが、ここまで大きく反発するとは。

しかし、それも10月入りでもとのトレンドに回帰すると見ています。
週末、ユーロドルを0.9792ドルで売り参戦しています。
今週はユーロ、ポンドの戻り売りスタンス。

英住宅市場崩壊も、ローン取り扱い中止や金利上げ相次ぐ-金融動揺で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-28/RIW38VDWX2PS01
住宅価格は「たやすく10-15%下落もあり得る」とクレディ・スイス
借り換えが来年必要になる180万人の住宅ローンの金利負担も急増へ

トラス首相は辞任すべきだ、英国民の過半数が望む-ユーガブ世論調査
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-30/RJ14RLT0G1KW01
トラス英首相、経済対策を擁護 「適切な計画」
https://jp.reuters.com/article/britain-economy-truss-idJPKBN2QU0OK


NOTE
OPECプラス、日量100万バレル超の減産を検討へ-参加国代表
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-10-02/RJ47UKDWLU6801
日量100万バレルもの減産の可能性が報じられているのに
原油価格はあまり反応していませんね。
100万で織り込んでもこの水準なら
減産幅が100万バレルに満たなかった場合は更に下がるリスクか。

来週の主な予定 

3日(月)
岸田首相、所信表明演説
日銀主な意見(9月21日-22日開催分)
日銀短観(第3四半期)
米自動車販売(9月)
米ISM製造業景気指数(9月)
クワーテング英財務相、保守党大会で演説
NY連銀総裁、講演
アトランタ連銀総裁、講演
ユーロ圏財務相会合
中国市場は国慶節で休場(10日に取引を再開)

4日(火)
東京都消費者物価指数(9月)
豪中銀政策金利
米求人件数(8月)
ジェファーソンFRB理事、講演
NY連銀総裁、講演
ダラス連銀総裁、講演
クリーブランド連銀総裁、講演
サンフランシスコ連銀総裁、講演
EU財務相理事会

5日(水)
日銀需給ギャップ潜在成長率
NZ中銀政策金利
ドイツ15年債入札
米ADP雇用者数(9月)
米ISM非製造業景気指数(9月)
トラス英首相、保守党大会で演説
アトランタ連銀総裁、講演
OPECプラス閣僚級会合

6日(木)
日銀支店長会議
日銀地域経済報告(10月)
ECB議事録(9月8日開催分)
クックFRB理事、講演
ウォラーFRB理事、講演
NY連銀総裁、講演
シカゴ連銀総裁、講演
クリーブランド連銀総裁、講演

7日(金)
日本景気動向指数(8月)
豪中銀金融安定報告
米雇用統計(9月)
NY連銀総裁、講演
EU首脳非公式会議

8日(土)
中国財新サービス業PMI(9月)

9日(日)
中国共産党第19期中央委員会第7回全体会議(7中全会)

日中のつぶやきはこちらで
ひろこのTwitter


いつもご覧いただきありがとうございます。
人気ブログランキングへ

※本レポートにて豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※また、本ブログ内にて提供される情報は豊トラスティ証券株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊トラスティ証券は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。

※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。

以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。

運営:豊トラスティ証券株式会社