2022年7月29日金曜日

 FOMCはハト派的だったと受け止めたマーケット、
リスクオン再開でしょうか?

1・7月FOMCパウエル議長会見受けリスクオン
2・米GDP 2四半期連続マイナス「テクニカルリセッション」
3.米国策銘柄物色広がる~半導体、再生可能エネ
===============================
1・7月FOMCパウエル議長会見受けリスクオン
・7月FOMC、利上げ幅は予想通りの0.75%
・声明全文はこちら 
 https://jp.reuters.com/article/frb-fomc-statement-idJPKBN2P21Z1

パウエル議長の会見では
インフレ低下を最優先させるスタンスは継続させていましたが
足元の米経済状況の軟化を認めいずれかの時点で
利上げペースが鈍化する可能性に言及すると、
マーケットはこの点に食いついてリスクオン!
パウエル議長が、マーケットが警戒するほどには
タカ派的でなかったことを好感しました。

要するに株式市場は売り飽きていて
なにか小さなきっかけがあれば「買いたい」というセンチメントだった、
ということに尽きると思います。
キャッシュ比率が高水準でしたし。

今回1%利上げしちゃっても良かったんじゃないかな、、、
株は崩れるでしょうけれど。短期にインフレ抑制が可能になる。

しかし、パウエル議長の会見を受けて金利は下落を加速させています。
結果が全てですね。インフレは長期化する可能性が出てきた。

インフレがなかなか沈静化しなければ深刻な景気後退をもたらすだけです。

※米国債利回り一覧


米国の引き締めスタンスは、NZやカナダなど他国の金融政策にも
影響をもたらしていましたが、(米国よりタカ派的スタンスを見せないと
時刻通貨安が進み、インフレが止まらなくなるため)
これで米国に歩調をあわせて景気を無視して引き締める必要が薄れた?
とばかりに、主要国の金利も急低下中。

※主要国長期債利回り一覧

これが日米、日欧金利縮小につながり「円高」をもたらしています。

※ドル円、クロス円一覧
昨日就寝前にパウエル議長会見を受けてドル安が急激に進んだことから
ユーロショートを全て手仕舞ってしまいました💦

今日になってユーロの上昇が止まっていることを確認して
改めてユーロを売り直しています。

ユーロドル1.0214ドルS ➡ 1.0190ドル 手仕舞い
ユーロ円140.69円S ➡ 139.17円 手仕舞い

新規
ユーロドル 1.01928ドルS
ユーロ円  138・82円S

8月は豪ドルが弱いアノマリーがあることから
豪ドル円を95.18円でショート参戦も。

2・米GDP 2四半期連続マイナス「テクニカルリセッション」


米経済、2四半期連続の縮小-4~6月GDP速報値は0.9%減
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-28/RFQDHJT0G1L001
・個人消費は1%増と、前四半期に比べて減速(予想1・2%)
・家計支出の減速に加え、企業の投資や政府支出、住宅投資が減少。
・在庫の減少もGDP全体を押し下げる方向に働いた

アトランタ連銀のGDPNowで予想されていた4-6月期のマイナスですが
定義上はリセッション入となるため、
今夜の米金利が一段と低下しているものと思われます。

株式市場は、金利低下を好感して買われているというのがなんとも。
景気が悪いほうがFRBが緩和的になるだろうことを期待して株が上がるフェーズ。

3.アメリカ国策銘柄物色広がる

1■米上院、半導体業界支援法案を可決-520億ドル補助金
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-27/RFOVWMT1UM0W01
520億ドル(約7兆1400億円)の補助金・奨励金

半導体銘柄のリバウンドは、金利低下も追い風ですが
このセクターに政府からの支援金が入る見込みであることも材料か。
週内に下院でも可決見込み。

2■風力・ソーラー関連株が急伸、米税制・支出法案の合意を好感
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-28/RFQCIZT1UM0X01
3兆5000億ドル(約470兆円)規模の税制・支出案「ビルド・バック・ベター」
よりかなり小規模なものだが、再生可能エネルギー発電向けの税控除が盛り込まれた

NOTE
ドイツのインフレ、7月は予想外に加速-ECBに追加利上げ圧力も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-28/RFQD9WT0AFB401
ガス足りないし、金利もようやくマイナス圏を脱却したばかりだもの。
欧州のインフレもなかなか沈静化しないと思います。


2022年7月28日木曜日

 7月FOMCはコンセンサス通り75bpsの利上げ、全会一致です。
1%利上げを主張した委員はいませんでした。
これでFFレートは「2.25 %~2.50%」になりました。

FOMC声明
「インフレリスクに高い注意を払う」
「インフレ率を2%に押し下げることにコミット」
「支出と生産は軟化したが雇用は力強く伸びている」
「FEDは金利の継続的な上昇を予想」

予想通りの結果でノーサプライズ、反応は小さいですね。
現在のところマーケットに大きな動きはありません。
長期債利回りは2.77%で上がる風でもなくむしろ低下基調。
株は金利が抑制的であるためか堅調です。
主要株価インデックスは軒並み高。
このところ半導体銘柄の買い戻しも話題ですが
SOX指数は3%近い上昇中。ナスダック総合も同様に強いですね。

この後パウエル議長の会見が3:30~
これを全部見ていると明日に響くので、今夜はここまで。。。

ユーロショートポジションは継続しています。

NOTE

■米IT企業の好決算続くか、アルファベットなど2桁増収で期待高まる
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-27/RFO05DT0AFB401
アルファベット、イクロソフト、半導体大手テキサス・インスツルメンツ
そろって4ー6月期の2桁増収を発表、先行きも楽観的

とありますが、そんなにいい決算だったんでしょうか。。。
Microsoftは 予想EPS$2.29に対し$2.23
売上高予想523.6億ドルに対し518.7億ドル、と予想に達していません。
Alphabet(Google)も同様です。

株価は買い戻されて上昇に転じるなどマーケットの反応は楽観的。
すっかり売り飽きてしまったようで、買い材料を探して買いたい投資家が多い印象ですが
こうして、再び株にし金が戻り景気が冷えないようなら
インフレもなかなか低下しないんじゃないかと思うんですが。

FRBは0.75%ではなく1%くらい利上げすべきだったのでは、とも思います。

■米の財貿易赤字、6月は5.6%減の982億ドル 輸出が急増
https://jp.reuters.com/article/usa-economy-tradefigures-idJPL4N2Z83I2
22年第2・四半期に経済が再び縮小するとの懸念が和らぐ可能性。

赤字の縮小はドル高要因ですね。
しかし米経済が思いの外強い、というなら
インフレもなかなか落ちないということですが、、、。

■欧州ガス価格 オランダTTF ガス価格上昇止まりません~

今週の【ひろこのウィークリーゴールド】
Seahawk代表 成田博之氏にGOLD市場のポジション需給を解説いただきました。

<ファンド筋のポジション変化に注目>
『ゴールドはインフレ預言者?』
https://youtu.be/qgBwjAbP52k

◎COTレポート分析
◎ TIPとNY金先物の急落
◎ NY金先物とユーロのスプレッド

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2022年7月27日水曜日

 欧州時間に入ってユーロ売り再開。
きっかけは「ガス」
金融政策云々よりエネルギー供給不安がユーロを動かしています。

1・EU、8月からガス使用量15%削減で合意
2・世界の金利一段安、米金利低下でもドル高?
===========================

1・EU、ガス使用量15%削減合意 ロシア供給減に危機感
https://www.tokyo-np.co.jp/article/191967
8月1日から来年3月末までの間のガス使用量を自主的に15%削減することで合意

ロシア産ガスの供給が数カ月にわたって減少し、価格が高騰していますが
各国のガス需要は合計でわずか5%しか削減されていないとして
一段の削減が緊急的に必要ということのようっです。

節約しないと底をつく、という逼迫した状況。
エネルギー使用量を減らせということは、経済活動の縮小を意味します。
つまり景気が上がるわけがない。

世界の金利が低下傾向にありますが、
特にEU圏金利の急低下が目立ちますね。

※主要国長期債利回り一覧



となればユーロが買われるわけがない。
ユーロドル、ユーロ円ショート継続しています。

再度パリティ割れてくる日もそう遠くないのでは…?

※ドルストレート通貨日足チャート

2・米金利にも低下圧力、米指標悪化にIMFの世界成長率下方修正

今夜でてきた米経済指標も予想を下回っています。

■消費者信頼感指数(7月) 95.7( 予想 96.9 前回 98.4←98.7)
            ~低下は3カ月連続
          
■新築住宅販売件数(6月)59.0万件~前月比8.1%減
          (予想 65.9万件 前回 64.2万件←69.6万件)

~20年4月以来の低水準。
~住宅価格とローン金利の上昇を受けた需要減退が改めて確認されました。

・住宅中間価格 40.24万ドル(前回44.45万ドル) 
・住宅平均価格 45.68万ドル(前回51.40万ドル)

■S&Pケースシラー住宅価格(全米)+19.7%(前回 20.6%)
                                   (20都市)+20.5%(前回 21.22%)
住宅価格も失速。

金利上昇が効いています。
需要が冷えて、インフレ抑制にジワリ効果が出ているということですが
明日のFOMCでの政策金利引き上げを前に市場金利はずいぶん低下してきました。
年内の利上げ想定が3.5%前後ですが、
長期債利回りは先んじて6月FOMC時点で3・4%台まで上昇しており、
それがピークとなって下げてしまっています。現在2.7%台。
来年の利下げを織り込んでいるということでしょうけど、、、

※米国債利回り一覧

金利のピークアウトとともに「ドル高」もピークアウトしたか?
それがまだわかりません。今日はユーロが独自に弱いことで
米金利低下でも ドル高になってしまっています。

※通貨インデックス一覧、左上がドルインデックス

リスクオフのドル買いという側面もあるでしょうか。
金利低下は債券買いが強いということで、株から債券へ?!
今夜は米株が弱いですね。

今日はアルファベット、マイクロソフト、ゼネラルモーターズ、マクドナルド、
スリーエム、コカコーラなどの企業の決算発表があります。
アルファベット(Google)とMicrosoftは引け後に発表されますが
リスクを取りたくない投資家がポジションを手仕舞っているのかもしれません。

今週はGAFA企業の決算が相次ぎますが
決算で大きく動くリスクがありますものね、

昨日25日月曜にはウォルマートの決算をうけてウォルマート株が急落しています。

ウォルマート株急落、在庫積み上がりや消費傾向の変化が重し
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-25/RFLHCYT1UM0Y01
2023年1月通期の調整後1株利益が最大13%減少する見込みだと明らかにした

それと、IMFが最新の世界経済見通しを発表。

IMF
世界成長率予測を下方修正、リセッションの瀬戸際近いと警告
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-26/RFLRH4T0G1KW01
リセッションのリスクは2023年に特に顕著
今年の世界GDP成長率予測を3.2%に下方修正(4月予測3.6% 1月時点4.4%)
今年の世界のインフレ率予測を8.3%に上方修正(4月予測7.4%)

日銀は緩和を継続し続けて良かった、ということになりそうね。

IMFゲオルギエバ専務理事もこのように発言しています。

原油高などでインフレ率が2%台に乗った日本は「世界経済の減速を踏まえればインフレ率は再び2%未満になる」と予測した。持続的に2%のインフレ目標を達成できる状況にないことから「日銀の金融緩和が正しい選択であることに変わりはない」

不確実性が高まっている中において
ドルは一定のレパトリ需要があるでしょうから、
金利が低下しても意外とドル円は大きく崩れないかもしれません。

消去法的にはやはりユーロを売っておくのがいいんじゃないかな。

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2022年7月26日火曜日

 欧州の命運はロシアが握っている・・・?
27日からガス供給が20%にまで絞られるようです。

1・ロシア、ノルドストリーム1へのガス供給量削減通告
2・インフレは持続するリスク?米金利反発でドル円も反発
===========================
1・ノルドストリーム1の供給量減少へ、タービン追加停止=ガスプロム
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-nordstream-idJPKBN2P0196?il=0
ロシア国営ガスプロム、ロシアと欧州を結ぶ主要ガスパイプライン「ノルドストリーム1」
タービン1基を追加的に停止させるため供給量が減少すると表明

ポルトバヤ圧縮機ステーションの稼働能力は27日日本時間午後1時から
日量3300万立方メートルに減少する。
(完全稼働能力は日量1億6000万立方メートル以上)

ロシア、やっぱりガス供給減らすと通告してきました。
27日水曜、日本時間午後1時から、最大供給能力の20%程度しか供給されません。
すでに現時点で最大供給能力の40%しか供給されていないのですが
それをさらに半分にする、というわけです。

ロシア、ガスプロム社は
タービンのメンテナンスを担当したドイツのシーメンス・エナジー社が、
タービンがドイツからロシアに戻る最終行程に必要な正しい書類を提供していなかった、
としていますが、
ドイツ経済省は、納品数の減少に技術的な理由はないと発表しています。
「問題のタービンの納入に必要な制裁承認要件は満たされている」

つまりロシアは制裁の全面解除を引き出したい意向なのだと思われます。

それにしても先週21日のガス供給再開で喜んだのも束の間、
欧州の今冬の命運はロシアに握られているというのが実情。

Russia to Cut Europe’s Gas Flow via Nord Stream to 20%
https://www.wsj.com/articles/nord-stream-gas-flows-to-drop-to-20-of-capacity-russias-gazprom-says-11658760473?mod=latest_headlines

欧州各国政府は、ノルウェー、アルジェリア、米国、カタールなど他の供給国からガスを確保しようとしており、それらはしばしば船で輸送される液化天然ガスの形で供給される。

ヨーロッパのガス卸売価格は6.9%上昇し、1メガワット時175.74ユーロ(約180ドル相当)となった。ガス価格は今年に入ってから2倍以上になっており、アナリストによれば、冬が近づくにつれて上昇を続け、この地域の経済、政府、金融市場を圧迫しているインフレに拍車をかけるとみられている。


今夜は欧州のガス指標であるオランダTTF価格も上昇していますが
米国のヘンリーハブ天然ガス価格も上昇、
欧州が米国はじめ他国からガス調達を増やす可能性が高まったから、ですね。
※オランダTTF天然ガス

※ヘンリーハブ天然ガス(米指標)
つまり、これは世界の天然ガス価格の上昇要因であり
世界のインフレ要因でもあるわけです。

基本こうした欧州リスクはユーロ売りでいいと思うのですが
インフレがさらに高進するならECBはさらに利上げを迫られるというわけで
そう単純じゃないですよね。

今夕、ラトビア中銀総裁が
「大幅利上げはまだ終わらないかもしれない」
「ユーロ相場が弱すぎることは問題だ」などと述べており
欧州時間にはユーロが急上昇する局面がありました。

ECBラガルド総裁も22日付の独紙のインタビューで、
インフレ率が目標の2%に回帰するまで利上げを継続すると表明しており
金融市場では現在、9月理事会での50bp追加利上げの確率を65%程度
織り込んでいるほか、年末までにさらに107bpの引き締めを織り込んでいます。
とは言え、米国利上げには及ばないのですが。

インフレを潰すための利上げ=通貨高政策は景気を冷やすので
単純にECBのタカ派シフトでユーロ買いというわけにもいかないでしょう。

というわけで、欧州時間に利上げ強化観測で買われたユーロが
ノルドストリーム供給減リスクで売られるという乱高下。
ユーロドル相場は方向感なく神経質に上下しています。

反面、米金利は反発基調となり
クロス円も反発基調となっています。

2・米金利上昇、クロス円反発へ?!


※米国債利回り一覧


※主要国長期債利回り一覧

※ドル円、クロス円日足
単純な話、エネルギーを巡る欧州発のインフレが
世界に波及すれば結局インフレってまだピークアウトしないよね、
ということでしょうか。
米金利が反発基調となっていることで、ドル円がしっかり、
クロス円も反発が大きくなっています。

ただ、今週は27日発表の米FOMCが控えているだけでなく
月末ということもあり、ポジション調整の色合いが強い可能性も。

FOMC直前に新たにリスクを取りたくはないですね。

ユーロショートポジション継続、追加ポジションなしです。

NOTE
日銀の高田創審議委員と田村直樹審議委員が24日任命され
今日25日に就任会見を行いました。

高田委員は、為替相場そのものへの対応は日銀のなすべきことではないものの、
「為替の変動は経済全般や金融市場にも影響を及ぼす」として
「包括的な意味から日銀が対応していくことはもちろんあるだろう」と述べ
急速な円安進行は実体経済に悪影響を及ぼすとの認識を示しています。

イールドカーブ・コントロール(YCC)については、
マクロ経済への効果と金融市場で見られる副作用の両面を
検討していくことが重要だと指摘、
出口戦略については
「今の時点でという状況にはないが、常に考えておくべき論点だ」とし
現在の経済は「予断許さない不確実性」があるとしています。

現状すぐに政策の転換が必要といったタカ派的コメントはなく
為替市場には反応が見られませんでしたが
やはり黒田日銀総裁とはやや毛色が違うことが窺えますね・・・

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2022年7月25日月曜日

 本格的なドル高の調整局面入りとなるか?

ドル円は139.40円近辺まで上昇しましたが
先週金曜には135.50円台まで円高ドル安進行。
今週はFOMC,利上げ幅と今後のスタンスに注目ですね。
===============================

1・世界の金利更に下落、米長期金利は2.73%へ
  ~今週7月FOMC会合に注目
  
2・小麦急落、穀物はじめコモディティ下落
===============================
1・世界の金利更に下落、米長期金利は2.73%へ

米欧は高いインフレを抑制するために
まだまだ利上げしなくちゃ行けないんじゃないの・・・?
しかし、市場はその先の景気後退リスクを警戒しはじめました。
市場金利が上がらなくなってきた、、、というか下落基調に入っています。

※米国債利回り一覧 6ヶ月金利が10年金利より高い(゚ロ゚)w
 長短金利は逆転しまくってます。1年金利が30年金利より高いとか。
 


先週金曜はPMIの数字が金利低下に拍車をかけたようです。

米企業活動が約2年ぶりに縮小、総合PMIは2020年5月以来の低水準
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-22/RFFD0SDWX2PV01
・S&Pグローバルの総合PMI指数、7月速報値は47.5に低下
・サービス業PMIは47に低下、2020年5月以来の低水準
・製造業は52.3に鈍化、2年ぶりの低水準
・新規受注は2カ月連続で縮小し、雇用の伸びは減速
・輸出受注縮小、ドル高が影響

50が景気判断の分かれ目。総合PMI、サービスPMIが50を下回ってしまいました。
今週開催の7月FOMCで確実視される0.75%利上げの後、
9月は利上げ幅を0.5%に縮小するとの観測が広がったとか。
今回7月は0.5%利上げに留めるのでは、という
これまた極端な予想まで飛び出したようですが
流石に0.75%以上の利上げはあるでしょう。
6月CPIでインフレがさらに加速していたことが確認されているのですから。

とはいえ、すでに0.75%利上げは織り込み済み。

※FedWatch 80%が0.75%利上げを織り込む

その上で、9月以降の利上げが緩やかになるだろうという観測が強まったと
いうことですが、日米金利差が縮小しますから、単純にドル円下落へ。

※ドル円、クロス円日足

ユーロ円の下落の背景は、同日発表された欧州とドイツのPMI。

フランス製造業PMI、欧州圏PMI、
ドイツ製造業PMIと非製造業PMIが
景気判断の分水嶺50を割り込んでしまいました。

欧州 製造業PMI 49.6(予想 51.1 前回 52.1)
欧州非製造業PMI 50.6(予想 52.0 前回 53.0)
⬇サービス業(非製造業)PMI スゴイ角度で落ち込んでいます💦

ドイツ製造業PMI 49.2(予想 51.1 前回 52.0)

ドイツ非製造業PMI49.2(予想 51.6 前回 52.4)

これで欧州圏の金利もご覧の低下。

※主要国長期金利一覧

日銀は先週の会合でも大規模緩和を継続、YCC政策も継続で金利は0%近傍に固定
されていますので、他国の金利が低下すればそれが円高要因とされるわけね。

カナダなんか7月に1%もの大幅利上げを実施したばかりなのに・・・。

今後、欧米の経済指標の悪化のたびに金利が下がるようなら
円高がトレンド化する可能性がでてきました。

とは言え、まずは今週FOMCイベントをマーケットがどうこなすかが重要。

ユーロドル1.0214ドルS
ユーロ円140.69円S 継続。

2・小麦急落、穀物はじめコモディティ下落

ロシアのウクライナ侵攻で急騰した小麦価格
気がついてみれば、急騰前の水準まで下落しています。

※CBOT小麦先物日足
週末の下落はこのニュースがトリガー

シカゴ小麦6%安、トウモロコシ8カ月ぶり安値-穀物輸出再開合意で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-23/RFG2E3DWX2PS01
ウクライナの黒海沿岸の港からの穀物輸出再開に向けた合意成立

ロシア、ウクライナ間でトルコが存在感を示していますね。

戦争によって小麦生産大国ウクライナ港から輸出ができなくなっていましたが
これを再開することが可能になる見込み。

ここまで価格が戻るなら小麦価格の値上げもしなくてよいのでは・・・
世界の食料インフレは杞憂に終わるということでしょうか。

そもそもウクライナからの輸出再開のニュースがなくても
相場は下落基調にありました。

小麦の世界在庫、見通しを引き上げ 米農務省
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN12DTD0S2A710C2000000/
米農務省は12日発表した7月の穀物需給見通しで小麦ととうもろこしの
期末在庫見通しを引き上げた

大豆やとうもろこし価格はどは今年の最安値圏にまで沈んでいます。

とうもろこし日足
大豆日足

コモディティ市場から投機マネーも流出しています。
拡大してみてください、あらゆるコモディティ市場で
投機筋のネットロングが急減していることが確認できます。
(ネットロング=売りと買いを相殺すると買いが多い状態)

この資料についてはこちらの動画を。
https://youtu.be/s5jJbcoZ1ww
住友商事グローバル・リサーチ チーフエコノミスト 本間隆行氏

利上げ、QTが効いてきているとするならば
まだ利上げは続きますし、9月からはQTは加速します。
一層の引き締めが来る中で、
投機筋はコモディティロングを再構築するでしょうか?

まだまだポジション解消が続くとするならば
商品先物市場でのコモディティ価格下落はまだ続くと考えられます。

下がらないのは現物が圧倒的に足りないなど
足元の需要が落ちないエネルギーだけでしょう。多分。

ただし、原油も上値が重くなってきています。
世界景気後退リスクが根底にありますが
ロシア産原油は市場から消失することはなさそうです。
ロシアは第3国はの輸出ができるようになる見込み。
ロシアへの制裁は石油価格上昇と言う形で西側諸国自身を苦しめていますからね。。。

EU、対ロシア制裁を調整 ロシア産原油巡り第3国と取引可能に
https://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2022/07/398757.php
ロシアの国営石油最大手ロスネフチとガスプロムは第3国への石油輸出が可能になる見通し

今週はクロス円売りの好機狙い。

*****今週の主な予定*********
■25日(月)
日銀審議委員に高田創氏と田村直樹氏が就任
 ※日任会見での両人のスタンスに注目か?
 
ドイツIFO企業景況感指数(7月)

■26日(火)
月例経済報告(7月)
日銀議事録(6月16日-17日開催分)
日銀「基調的なインフレ率を捕捉するための指標」公表

米消費者信頼感指数(7月)
米新築住宅販売件数(6月)
米S&Pケースシラー住宅価格指数(5月)
EU臨時運輸・通信・エネルギー相会合開催
IMF最新世界経済見通し公表
※アルファベット、マイクロソフト、ゼネラルモーターズ、マクドナルド、スリーエム、コカコーラ

■27日(水)
中国工業企業利益(6月)
豪州消費者物価指数(第2四半期)
ドイツ10年債入札
米中古住宅販売成約指数(6月)
米FOMC、パウエルFRB議長 記者会見
※メタ・プラットフォームズ、ボーイング、フォード・モーター、クアルコム

■28日(木)
イタリア5年債・10年債入札
ドイツ消費者物価指数(7月)
米GDP速報値(第2四半期)(21:30)
※アップル、インテル、ファイザー、メルク、アマゾン・ドットコム

■29日(金)
日本雇用統計(6月)
東京都消費者物価指数(7月)
日銀議事録(2012年1-6月開催分)
豪州生産者物価指数(第2四半期)
フランスGDP速報値(第2四半期)
スペインGDP速報値(第2四半期)
イタリアGDP速報値(第2四半期)
ポルトガルGDP速報値(第2四半期)
ドイツGDP速報値(第2四半期)
ユーロ圏GDP速報値(第2四半期)
ユーロ圏消費者物価指数(7月)
米個人所得支出(6月)(21:30)
※エクソン・モービル、P&G

■31日(日)
中国製造業PMI・非製造業PMI(7月)

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2022年7月22日金曜日

 1.日銀大規模緩和政策維持
2・ECB、0.5%利上げでマイナス金利政策に終止符
3・イタリアドラギ首相辞任とイタリア国債売り
4・ノルドストリーム1ガス供給開始確認
※日本、1-6月貿易赤字7兆9241億円 上半期として過去最大
*************************
1.日銀大規模緩和政策維持

日銀 黒田総裁が会見「金利引き上げ全くない」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220721/k10013729041000.html
・コロナ影響の中小企業向け資金繰り支援 9月に判断
・今年度・2022年度の物価上昇率の見通しを「2.3%」に引き上げ

・「金利を上げるだけで円安が止まるとは到底考えられない」
・「目標の持続的安定的な実現にはなお至っていない」「金融緩和を継続」
・急速な円安の進行「経済にマイナスで望ましくない」
・安倍元首相事件の影響「金融政策実施の考えに変わりなし」
・物価先行き「今年末にかけて上昇率高まる」

黒田総裁、ブレません。
内外からの政策転換を誘う圧力にも頑として譲らず緩和継続、天晴です。

主要国で日本だけが緩和継続が改めて確認できたわけですから
円安が一段と進んだか、、、というとそんなことはありません。
日銀発表後は138.90円まで発表前の138.30円から50銭ほど円安が進行したものの
ECB理事会での欧州の利上げを受けて円高が進行しています。

※ドル円 15分足

この背景には、ECB会合後、ドル金利が軒並み低下し始めたことにあります。
要するに米国債買いですね。なぜなのかはわかりません。。。

※米国債利回り一覧 長期も短期も全般低下圧力が強い
債券買いということはリスクオフ・・・?と思いきや
米国株は全般堅調、短期的にはベアマーケットラリーが続いています。

※主要米国株インデックス一覧 50SMAを超えてきた
今夜は米国から出てきた経済指標が軒並み悪いというのに。

■米新規失業保険申請件数 25.1万件に増加 8カ月ぶり高水準
 増加は3週連続で、昨年11月以来8カ月ぶりの高水準で労働市場に異変?

■フィラデルフィア連銀景況指数(7月)▼12.3 (予想+1.7 前回▼3.3)

ひょっとして、景気減速の兆候は
FRBの利上げスタンスをハト派的にさせるとして
金利低下、株高なのかもしれませんね。

ドル円上昇が止まり下落傾向であることから
クロス円が弱含んでいます。

カナダ円106.62円ロングですが107.02円で手仕舞いました。

ECB理事会後の乱高下を経たあとの弱基調をみて
ユーロ円を140.69円で売り参戦。

ドル円・クロス円足 
2・ECB、0.5%利上げでマイナス金利政策に終止符

ECBが0.5ポイント利上げ、引き締め急ぐ-分断化阻止ツール発表
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-21/RFDE9HDWX2PT01

0.5%利上げでマイナス金利政策に終止符、
これは今回のECB直前に織り込まれつつありましたので
サプライズでもなんでもありませんが、
為替市場では、ヘッドラインでひとまずユーロは買われましたね。

ECBは利上げと同時に「TPI」を導入。
※TPI=Transmission Protection Instrument

これは多額の債務を抱える南欧の金利が上昇することによる「域内格差」を
是正する新たな債券買い入れ措置。

しかしこんなニュースもでていて、、、、

ECB、イタリア債に新たな債券購入措置の適用見込まず=関係筋
https://jp.reuters.com/article/ecb-policy-italy-idJPKBN2OW1QR
イタリアの債券市場の混乱に関し議論せず。
TPIをイタリア国債に適用することも見込まれていないと、関係筋

ちょっと意味がわからないんですが
イタリア金利が上昇している(債券が売られている)ことが問題と
なっているためのTPI導入では?
まだ今回会合では具体的に購入計画が詰められなかったということなの?
誰か教えて。

そんなこんなで、TPIを導入すると発表したにもかかわらず
イタリア国債はご覧の通り、さらなる上昇へ。
対して、ドイツ・フランス国債利回りは低下、まさに「域内格差」拡大。
市場は今回のECB会合を評価していないという値動きです。

※主要国長期債利回り一覧
そんなこんなで、ユーロ円を売ってみたというわけ。

ユーロドルショート?
ECB理事会直後のユーロ急伸で、前日高値を一瞬抜けちゃったロスカット(T_T)
ポジション消えちゃいました・・・・
その後結局ユーロは下がっているのに(泣)
また売り直すかもしれませんが、今夜はドル金利低下につき
ドルが弱いということもあり、ユーロドルショートは様子見。

3・イタリアドラギ首相辞任とイタリア国債売り

イタリア・ドラギ首相辞任へ 議会解散、9月にも総選挙
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR217F60R20C22A7000000/

イタリア国債売りの背景にはイタリア政治の混乱もあるでしょう。
ドラギさんでもイタリア経済は救えなかった・・・・

これはユーロ売り要因でしょう。

ただし、ロシアからのガス供給は再開されました。
これは過度なユーロ売りの買い戻しを誘ったと思われます。

4・ノルドストリーム1ガス供給開始確認

ロシア、「ノルドストリーム」でガス供給再開-保守点検終了
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-21/RFCSTPDWX2PU01
・供給は保守点検前と同じ水準である能力の40%に回復-データ
・欧州のガス価格は取引開始時に一時6.5%安

ロシアも外貨収入が途絶えると戦費が調達できなくなる、ということか。

NOTE
日本、6月まで半年間の貿易赤字7兆9241億円 上半期として過去最大
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220721/k10013728851000.html
・輸出額、前年同期比 +15.2%(53兆8619億円、初の50兆円超え)
・輸入額、前年同期比 +37.9%
円安要因ですよねぇ。
これが底流にあるため、リスクオフ時の円高もなくなってしまった。
とにかくエネルギーや資源価格上昇で輸入する際のドル買いが大きい。
(要するに円からドルに替える金額が膨らんでいる)
今週のひろこのウィークリーGOLDはプラチナにフォーカス。

上昇のマグマが溜まっている?!

生産国の通貨ランドのIMM通貨先物ポジション、ランドショートが、、、
プラチナ先物市場の投機家ポジションを確認すると、、、

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<ETF流出は昨年流入量をすでに上回る>
『プラチナ下落、現状認識』
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●南アランドが2年ぶりの安値
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2022年7月21日木曜日

 1・明日、ロシアからのガス供給はあるか?
  ~ユーロも買い戻し終了?!
2・英インフレ更に加速も英金利低下
3・米中古住宅販売過去20年で最大の減少
*****************************
 1・明日21日、ロシアからのガス供給はあるか?
フォン・デア・ライエン欧州委員長が
ロシアの天然ガス供給が完全に中断され
EU全体に影響を与える可能性が非常に高い、
と発言したようです。

さらに、プーチン大統領が
ガス供給が停止する可能性があるとの認識示しているとか。

プーチン氏、ノルドストリーム1再開に疑念
https://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2022/07/398295.php
カナダで修理されたタービンが「どのような状態で返却されるかは不明」で、
スイッチが切られていればノルドストリーム1を通じたガス供給は
停止する可能性があるという認識を示した。

これが戻り歩調にあったユーロを再び下落させた模様。

まあ、ユーロのショートカバーは明日のECB理事会&パイプライン定期修理終了で
ガス供給が再開される日までの短期的なものだと思っていましたので
上昇が続かないだろうことは想定内。

更に債券市場ではイタリアとドイツ/フランスの利回り格差がさらに拡大。
明日のECB理事会で0.5%利上げも検討されると言う点は
ユーロの買い戻し材料となりますが
この利回り格差解消のためにイタリア国債買い入れを増やすとなれば
これは緩和強化となりますので、ユーロが素直に買えないというジレンマも。

※主要国10年債利回り一覧 イタリア金利上昇、ドイツフランスやや低下

1.0170ドルロングは急落後のリバウンドでつけた1.0213ドルで手仕舞って
再度ショートポジションを構築。
コストは1.0214ドル

明日haECB理事会も控えているのですが

ECBの21日0.5ポイント利上げ、短期金融市場は50%織り込み
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-20/RFB8CHDWX2QB01?srnd=cojp-v2

明日の0.5%利上げを50%織り込んでいるにもかかわらず
上がらないユーロ、、、、
明日、ガス供給が再開されるかと併せて注目です。

2・英インフレ率、6月は9.4%に上昇-1982年2月以来の高水準

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-20/RFB2DBDWRGG001?srnd=cojp-v2

英国のインフレ率は米国の前年同期比9.1%を上回る9.4%、
40年ぶりのインフレですので、こんな数字がでれば英金利は更に上昇
しても良さそうなものですが、今日の英国長期債利回りはなぜか低下。

このインフレに賃金上昇が追いついていない実態も、

英労働者の実質賃金、過去20年間で最大の減少 インフレ影響で
https://www.cnn.co.jp/business/35190654.html?ref=rss

賃金が9.4%以上、要するに10%くらい上がってくれないと
インフレに勝てないというわけです。
つまり、家計は苦しい=景気は冷え込む
しかしインフレを潰すために利上げはしなくてはいけない、と
英国経済の成長は見込めないということか。

ポンドも戻り相場終了で再下落となっています。

3・米中古住宅販売は5カ月連続減少、2年ぶり低水準-金利上昇響く
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-20/RFBO98DWX2PS01?srnd=cojp-v2
6月の販売件数は前月比5.4%減

米国盛り上げの効果、、、でしょう。
住宅販売は5ヶ月連続で減少。

こうして景気を冷やすことでインフレを抑えるのが目的ですので
だからといってFRBが年内に緩和に転じることはありません。
市場は来年の利下げを期待し始めていますが、あったとしても来年以降です。

米国市場は来週27日のFOMC待ちですが
ここまでの米企業決算発表内容が「思ったより悪くない」というだけで
買い戻しが優勢です。

昨日のネットフリックスがその典型で

ネットフリックス4-6月会員数、減少は予想の半分未満-株上昇
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-07-19/RFAAFRDWLU6801

会員数は97万人落ち込んだものの、減少幅は市場予想の半分未満
というだけで株価が大きく上昇。
会員数は減少しているのですが、予想よりマシだった、というだけで大幅高。

昨日のブログにも書きましたが
今、機関投資からのキャッシュ比率が高いということも
株価が上がりやすい背景にあるのでしょう。。。
戻り高値を試す相場、しばらく続きそうです。

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『プラチナ下落、現状認識』
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