2023年11月9日木曜日

 日銀の物価見通し、誤りがあったことは認めざるを得ない-植田総裁
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-08/S3S11IDWX2PS01

このヘッドラインだと、
思ったより日本のインフレは強い=緩和政策の見直しも近い、
と受け止めがちですが、きちんと発言を精査すると
「賃金上昇を伴う物価高はまだ弱く、育てていくために金融緩和を維持」
ということのほうが重要で、むしろ今日は円安が進行。

ヘッドラインに踊らないことが肝要。

ドル円相場は足元で150.90円台まで上昇しています。

先週のFOMC~雇用統計でドル市場金利が低下したことで
2円50銭程度下落しましたが、上昇トレンドは崩れていませんね。
今夜もドル金利は低下傾向ですので
足元のドル円上昇はドル高ではなく「円安」なのでしょう。
つまり、今日の植田総裁の発言が効いている。

※米国債利回り一覧

ドル円が強いのでクロス円もしっかり、なのですが
ユーロ円のこの強さは予想できませんでした。

※ユーロ円日足
欧州は景気が良くない、利上げも打ち止めなので買えない
とばかり思っていましたが、先週からのドル金利低下で
ユーロドル相場がやや水準を引き上げていますが
クロス円でこれほどのパフォーマンスを見せるとは・・・・。

※ユーロドル日足

ここからユーロの高値を追いかけるつもりはありませんが
この調子でいくとポンド円も同じように高値を更新するかも、
と思ってみています。
決してポンドがファンダメンタルズ的に買いだとは思えませんが
クロス円は不思議な強さがありますね。
※ポンド円日足
ドル円、クロス円は神田財務官に「スタンバイ」されているため
介入リスクがつきまとうためトレードする気にはなりませんが。

火曜に利上げした豪ドルが材料出尽くしでの下落が続いており
NZドルもともに難聴ですので、NZドルショート継続しています。

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2023年11月8日水曜日

 ドル円、ホントしつこいですよね。
なかなか崩れてくれない・・・。

今夜はFRB要人発言が効いているんでしょうか?

ミネアポリス連銀総裁、必要なら引き締めへ-「経済が教えてくれる」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-07/S3R7J9DWRGG001?srnd=cojp-v2

シカゴ連銀総裁、インフレ低下が「最優先」-金利の事前コミット否定
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-07/S3R9AODWX2PS01?srnd=cojp-v2

タカ派発言が相次ぎました。
今週はミシガン大学消費者信頼感指数くらいで目立った経済指標の発表がない。
代わりにFOMCを通過したことでブラックアウト期間が解け
要人発言が注目される展開に。

また今週は米債入札にも注目が集まっていますね。
今夜27:00(AM3:00)3年債の入札が予定されています。

白のラインが3年国債利回り。
入札不調となれば金利上昇圧力に。

しかし、現時点では(AM1:50)あまりドル金利が上がっているわけでもなく。。
なぜ再びドルが強いのかはよくわかりません。

今夜は米株が全般上昇しており、リスク選好気味ですねぇ。
相場って、常に明確な理由があって整合性の取れた動きとなるわけではなく
よくわからない局面も多い。

今日の値動きではっきりと言えることは
豪ドルが「噂で買って事実で売る」の格言通りの動きとなったこと。

豪中銀が5会合ぶり利上げ-追加利上げにハードル示唆し通貨下落
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-07/S3QHV9DWX2PS01

9月CPIが強かったことから、今回の利上げ予想が急上昇していました。
つまり今回の利上げは5会合ぶりとはいえ「予想通り」

相場は予想通りの結果となった場合、そこが利食い場となって
終わってしまうことが多いのです。
予想を上回る強い内容とならないことには・・・

先週の日銀も良い事例でした。
前日のリーク記事で期待が膨らみすぎて実際にYCC再修正が発表されても
さらなる円高とはならず、むしろドル円の売り方の買い戻しが優勢となりました。

今日の豪ドルにも同じことが。。

11月RBA会合 政策金利 4.10% ➡ 4.35%へ引上げ(0.25%利上げ)

ブロック総裁は
「金融政策のさらなる引き締めが必要かどうかは、データやリスクを巡る評価に左右される」
と発言しており、さらなる追加利上げの可能性は低いと受け止められたことから
豪ドルロンガーの手仕舞いが殺到したものと見られます。

FOMC後に作った0.6390ドル豪ドル/ドルロングは
昨晩0.6509ドルで手仕舞っておいて正解でした!

その後キウイドル/ドルをショートしたのですが
豪ドルを売ったほうがパフォーマンス大きかったかな?というような下落となりました。

イベント前はポジション手仕舞うが吉。

キウイドルを0.5975ドルショートは継続です。

ポンドも再下落の機運にある?

英中銀は来年3回利下げ、市場が初めて織り込む-違和感ないと当局者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-07/S3R4TRT0AFB501?srnd=cojp-v2

英国のインフレ率は「急低下」する、他国のような水準へ-ピル氏
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-06/S3PRKGDWLU6801

ポンドドルの戻り売りもワークしそうです。

NOTE

原油の下落がエグい。


サウジとロシアが12月末までの減産延長を決めたばかりですが、
減産を続けなくてはいけないという状況は需要が弱いということ。

今日はこんな明るいニュースがあったのですが

中国の原油輸入、10月は前年比13.5%増 大型連休に燃料消費拡大
https://www.newsweekjapan.jp/headlines/world/2023/11/471672.php

それでも原油が上がらないというのは深刻。

ただ、原油安は金利上昇圧力(インフレ圧力)を和らげ
企業のコストも低下させますので株式市場にとってはプラス。
日本にとってもプラス。


2023年11月7日火曜日

 植田日銀総裁、年内に物価目標実現を判断できる可能性低いと示唆
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-06/S3GYFGT0G1KW01
あれあれ、9月の読売一面トップのインタビュー記事で
マイナス金利解除の時期について、
「年末までに十分な情報やデータがそろう可能性はゼロではない」
と話していましたが。
実際年末が近づいてきてトーンがやや変わったような。。。

マイナス金利解除時期が思ったより早くないかも、というこになれば
ドル円が大きく崩れないというわけで、今日はドル円持ち直しています。

長期金利ですが、今夜は米金利はじめ主要国金利が反発基調にありますが
日本の金利は低下したまま。。。ドル円買われちゃいますよね。

※主要国長期金利比較
NZが長短金利ともに大きく低下しており
NZドルのリバウンド局面は終わりじゃないかという気にさせられますね。
キウイドルを0.5975ドルで売り参戦。

0.6390ドル豪ドルドルロングは 0.6509ドルで手仕舞いました。
まだ上がるかもしれませんが、明日RBA会合。イベント前なので
手仕舞っておこうと思います。

今夜の米国株はラッセル2000が弱い。
ダウやS&P500は小動きで決して弱くないのですが、
年内追加利上げがないからと言って、来年の利下げを催促するには
まだ早すぎると思いますし、米国のファンダメンタルズは悪化しつつあります。
米企業7-9月決算、売上高の勢いに陰り-「弱い需要」言及相次ぐ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-06/S3PEO0DWRGG001?srnd=cojp-v2
2000年以降のデータによると
現在約2割の企業による決算発表を残した段階で需要低迷への言及回数はすでに2番目の高さ

先週の米株上昇は「ベアマーケットラリー」-モルガンSウィルソン氏
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-06/S3P6AHT1UM0W01

米国株がベアマーケット入りしている、とは思いませんが
調整局面入りとなったことは事実ですので
あまりここから高値追いしないことです。

アトランタ連銀のGDPナウ、10-12月期のGDP予想は +1.2%ですってよ。
7-9月期GDP速報値は+4.9%だったことを考えるとかなりの減速です。
https://www.atlantafed.org/cqer/research/gdpnow

弱い経済指標などの材料は株価にプラスという考え方もできますが
それは利下げの催促相場ということですね。

先週の大幅上昇はあくまで金利急低下に伴うショートカバー、リバウンド相場。
追加利上げが完全にないだろうということへの安心感からの買い戻し。
ここから更に高値を買えるような強気相場に発展するには
もっと弱い指標が出てきて、本格的に利下げ開始時期
マーケットの主軸のテーマになる時かな。
そうなれば、現実の利下げ開始までの期間
株はバブル的に上がると思いますがまだちょっと早そうです。

日本株も凄まじいリバウンドを見せました。
日経平均はわずか4営業日で2000円上昇しました。
先週週初は30000円大台割れの可能性におびえていたのに
あっという間に32700円台。
今夜ラッセルはじめ米株が調整色を強めるようなら
明日以降の日本株にも高値飛びつきには注意が必要でしょう。
決して反落して大きく崩れる、ということではありませんが
レンジ相場ではないでしょうか・・・

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2023年11月6日月曜日

 米10月雇用統計を受けてなお米金利低下。

ようやく米国の利上げサイクルが終焉したことを
相場が折り込み始めまたか。
FOMCを受けて、さらに雇用統計を受けて米市場金利はご覧の急低下。
※米国債利回り一覧

金利急低下で株式市場はご覧の急反騰。
黄色が50SMA 緑が100SMA ピンクが200SMA

50SMAまで戻りました。
そして、S&P500は
今回7月高値からの下落幅に対して50%もの戻り(反発)完了。

ここで頭を抑えられることなく上昇が続くか?
米株の代表のインデックスS&P500は高値から10%下落し
コレクション(調整局面入り)となっています。
つまり、上昇トレンドは壊れている。
セオリーからいくと余程の買い材料がなければ
V字で今年の高値を超えていくような上昇はできません。

要するに「レンジ相場」の高値見極め局面であるということで
今週このまま米株が上がるとは思わない方が良さそうですが、
ポイントは米金利ですので、このまま急低下が続くようなら
買い戻しがさらに大きくなる可能性も否定はできませんが・・・。
このままサンタラリー年末高を予想する強気も出てきたようですが、さて。

■ここまで米金利を低下させた雇用統計。
・非農業部門雇用者数「15万人」に減少
        (予想+18万人、9月+19.7万←33.6万人)
・失業率「3.9%」に悪化。(予想=3.8%、9月+3.8%)
・平均時給「4.1%」9月より低下(前年比予想=4.0%、9月=4.2%)
    
NFPが15万人。予想18万に届かず。先月は33.6万人だったのに、、、
あれ?先月の33.6万人も19.7万人に下方修正されているではありませんか。
NFPの下方修正多いですね。速報は強めに出る癖があるんでしょうか。

失業率も悪化、賃金も前月から低下でインフレ圧力も強くないとあって
金利低下、ドル売りが加速しました。

その後にでたISM非製造業景況指数も予想と前月を下回り、更に金利低下。

・10月ISM非製造業景況指数:51.8(予想:53.0、9月:53.6)
 ~予想以上の低下で5月来で最低。

10月PMI改定値も軒並み下方修正。
・10月サービス業PMI改定値:50.6(予想:50.9、速報値:50.9)
・10月総合PMI改定値:50.7(速報値:51.0)

そう、今は米国の悪い数字が出るのをマーケットは歓迎しています。
予想より悪い数字が出れば金利が下がって株が上がるフェーズです。

ですが、今週は米国の目立った指標発表予定がないんですよね。
ミシガンくらいかなぁ・・・

指標がない代わりに要人発言には注意。
FOMCが終了しFRB当局者の発言が相次ぎます。
市場はもはや追加利上げを織り込んでいませんが、
タカ派発言がでればやや金利が反応しドル高となるかもしれません。

今週の主な予定(5日(日)から米国市場、冬時間へ移行)

6日(月)
日銀議事録(9月21日-22日開催分)

7日(火)
実質賃金指数(9月)
中国貿易収支(10月)
★★★豪中銀政策金利
G7外相会合(8日まで)
ダラス連銀総裁、カンザスシティ連銀総裁発言

8日(水)
日本景気動向指数(9月)
NZ中銀インフレ予想(第4四半期)
ECB消費者インフレ予想(9月)
ユーロ圏財務相会合
NY連銀総裁発言

9日(木)
植田日銀総裁、FT主催オンラインイベントでインタビューに応じる
日銀主な意見(YCC再修正決定した10月30日-31日開催分)
中国消費者物価指数・生産者物価指数(10月)
ECB経済報告
EU財務相理事会
ピル英中銀チーフエコノミスト、経済情勢について講演
・アトランタ連銀総裁、リッチモンド連銀総裁、討論会参加
パウエルFRB議長、IMF年次研究会議出席

10日(金)
豪中銀四半期経済予測および政策見通し発表
英GDP速報値(第3四半期)
米ミシガン大学消費者信頼感(11月)・予想=63.8、前月=63.8
EU財務相理事会(予算)
ダラス連銀総裁、ECB主催金融市場会議出席
アトランタ連銀総裁講演
 
■注目は7日水曜開催の豪州中央銀行の金融政策。
今回久しぶりに利上げに踏み切るかもしれません。

RBAは6月会合で政策金利を現行の4.1%に引き上げてから
7月8月9月10月と4会合連続で金利を据え置いています。
利上げ打ち止めのようにも見えますが、
10月25日に発表された第3四半期消費者物価指数(CPI)が強かったことで
追加利上げの可能性が高まっているのです。

豪7-9月期CPI 前期比+1.2%(予想+1.1%)
         前年比+5.4%(予想+5.3%)
   トリム平均 前期比+1.2%(予想+1.1%)
         前年比+5.2%(予想+5.0%)   
  9月月次CPI 前年比+5.6%( 8月+5.2%)
  
追加利上げ観測が強いことで足元豪ドル買いが旺盛ですので
仮に利上げがなく据え置きが発表されたら豪ドルが急反落するリスクもあります。
が、少なくとも発表までは豪ドルは強いと思われます。

0.6390ドル豪ドルドルロング、継続しています。

通貨インデックス 2023のパフォーマンス 豪ドル巻き返し中
円も頑張っています・・・。
円長期金利が1%超えるかどうか。
ドル金利が急低下する中で円金利だけが上がるとも考えにくいのですが
YCC再修正で1%めど、として長期金利1%超えを容認したのですから
日本のインフレ指標などに反応して
1%超えの金利が示現する日もそう遠くないと思われます。
1%大台に乗せてきたら、
それなりにドル円にも反応が大きく出ると思うのですが、、、
6日(月)
日銀議事録(9月21日-22日開催分)
9日(木)
植田日銀総裁、FT主催オンラインイベント
日銀主な意見(YCC再修正決定した10月30日-31日開催分)など。

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2023年11月3日金曜日

 リスクオン継続です。
とはいえ先週までの下落のリバウンド。
新高値を取りに行くと言うような
リスクテイク相場というわけではありません。

が、米金利の低下は緊張を強いられたマーケットには
大きな安堵をもたらしていますね。
今夜も長期金利は低下しています。
※米国債利回り一覧

2年金利がやや元気なのは、米経済指標がここに来ても強いからでしょうか。

米製造業新規受注、9月は2.8%増 予想上回る
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/PKVS2PAECVN6PHKLXBJOCJ2K5I-2023-11-02/
米9月製造業受注:前月比+2.8%(8月+1.0%)21年1月来で最大。

ドル円はFOMC後ゆるゆる下げてきましたが、買いも強い。
トップアウトしたとは言い難い。
どうもドル円ショートで勝てる気がしない。
※ドル円 トレンドが崩れないのよね。
一方欧州の製造業が弱い。PMI改定値、下方修正。

ユーロ圏製造業PMI、10月改定43.1に低下 新規受注落ち込む
https://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2023/11/471241.php
フランス製造業PMI、10月改定3年余ぶり低水準 受注と生産低迷
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/33N6GAE4RNOK3NX3IZAL3BL4CM-2023-11-02/

ドル金利低下を受けて、今日はドルストレート通貨が軒並み上昇していましたが
ユーロドルは戻り売りでいいのでは・・・

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英中銀、政策金利を15年ぶり高水準で据え置き-利下げ議論は否定
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-02/S3HW0BT0AFB401?srnd=cojp-v2
・政策金利,予想通り5.25%に据え置き決定。
   6対3(3人が 5.5%への利上げを支持)
・金融引き締めが長期にわたり必要、利下げ議論は時期尚早
・インフレが一段と持続的になれば、追加利上げが必要

・「今年の第3四半期GDP見通し横ばい、第4四半期は+0.1%」
・「2023年の0.5成長見通しを維持。24年見通し引き下げ」

利下げ議論を否定し、追加利上げの可能性を示唆ということで
ややタカ派的な内容と受け止められ、ポンド買いが強まりました。

MPCは英国のテクニカルリセッション(景気後退)入り予測は避けたものの、
来年は停滞が続くとの見通しを示しており、
景気後退リスクはくすぶる、との市場の見方が大勢で、ポンド買いは続かず。

ポンドはこのところ方向感が見えないので様子見ですが
基本下目線。
---------------------------------------------------
明日は雇用統計。

■市場10月雇用統計予想
・非農業部門雇用者数:予想:+18万人(9月:+33.6万人)
・失業率:予想:3.8%、(9月3.8%)
・平均時給:前年比予想:+4.0%、(9月:+4.2%)

先行指標となる指標結果

・ISM製造業景況指数 雇用:46.8(50.6、9月51.2)やや鈍化
・米10月ADP雇用統計:+11.3万人(予想:+15万 9月:+8.9万人)
           予想を下回るも9月よりは良かった
           
・NY連銀景況指数雇用者数:+3.1(-2.7)強かった
・週平均就業時間:+2.2(‐5.0)

・フィラデルフィア連銀景況指数:雇用:4.0(-5.7)強かった

・9月JOLT求人件数:955万件と予想外の2カ月連続増加

今朝豪ドルドルを買いました。
コストは0.6390ドル
それほど強いチャートでもないのですが
フィボナッチリトレースメントの38.2%~50%戻り期待。

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2023年11月2日木曜日

 FOMC受けてドル円が下がってきました!

やはりドル円に及ぼす影響が大きいのは米金利ですね。
米国金利、真っ逆さまに落ちています。

それと警戒されていた米財務省の四半期入札スケジュール。
意外と抑制的だったことも安心材料。

米財務省、四半期入札の規模拡大ペースを鈍化-市場予想も下回る
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-01/S3G2URT1UM0W01

これで米国債の増発のペースが大きければ
債券市場の需給悪化懸念で
(誰がそんなに大量発行される米国債を買うの?懸念)
再び金利が上昇しかねない、と警戒されていましたが、
市場の予想を下回るペースのスケジュールで安心感が広がりました。
(8月の四半期入札発表後から米金利は上昇を早めた経緯があります)

そしてFOMCですが金利は据え置かれました。
予想通りで驚きはありません。

FOMC、政策金利22年ぶり高水準で据え置き-利回り上昇を懸念
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-01/S3GI11T0G1KW01
米FOMC声明全文
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/WNG2DACMLVPTBAVHOTXYIWQJDY-2023-11-01/

経済には予想外に耐性があることを認め、追加利上げを否定せず、
ということですが、マーケットの反応を見ると
FOMCとパウエル議長の会見をタカ派とは
受け止めなかったということでしょう。

米株もリバウンド基調を継続。

このまま介入せずともドル円が落ちてくれればいいんですけどね。
今日は神田財務官が「スタンバイだ」というなかなか切迫した言葉を使って
市場牽制していましたが、いつ、どのタイミングでやるのかは全く不明。

為替、介入含めて「スタンバイ」 急激な円安、強くけん制 神田財務官
https://news.yahoo.co.jp/articles/e611a77e8e67935245baca5e28283e9485fb7d78

今夜の四半期入札とFOMCを受けてドル金利が急騰しドル円が急騰すれば
今夜の可能性もあったかと思いますが、
そうはならずに済んでいます、今のところ。

ただ気になるのは、今夜のJOLTSが強かったことね。

米求人件数は955万件、予想外の2カ月連続増加-市場予想940万件
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-01/S3G70MT0G1KW01

覚えてます?
ドル円が150円台へ急騰した10月3日の夜。
突然147円台まで急落し介入が入ったのでは?
と憶測が広がったのですが、
150円台への急騰のトリガーが「JOLTS」でした。
米求人件数です。

これが今夜発表された10月分も強かったんです。

米求人件数は955万件、予想外の2カ月連続増加-市場予想940万件
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-01/S3G70MT0G1KW01
・宿泊・飲食サービスなどレジャー産業が求人増加を主導
・離職率は3カ月連続で2.3%、2021年1月以来の最低を維持

となると、、、今週金曜の雇用統計も強いのかしら・・・
それで再び米金利が上昇することはないかしら、
との一抹の不安は残りますが

しかし、今夜発表されたADP雇用指数やISM製造業指数などは弱く
全体としては「米金利のピークアウト感」が強いような気がします。

それほどに今夜の米金利下落は印象的。

米ISM製造業指数、3カ月ぶり低水準-自動車ストの影響示唆
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-01/S3G6WWT1UM0W01

主要国の長期金利動向を見ると、
今夜下がっているのは米金利だけではありません。
米金利は世界の金利動向に及ぼす影響が大きいのです。
しかし日本の長期金利だけは崩れていませんね。
昨日YCC再修正で長期金利上限を1%目処とし、が
1%を超える金利上昇を容認したばかり、とあって
そう遅くないうちに1%台への金利上昇をテストする動きとなりそう。

ここだけをフォーカスしてみれば
日米金利差縮小で、ドル円もピークアウト!
と考えることができますが、
それでも絶対的金利差が大きいので
ドル買いから入る投資家が多いため
ドル円がなかなか下がらないのよね…。

FX戦略としてはドル金利がピークアウトした、
ということでドル売りをしたいのですが
ドル円を売るより、追加利上げの可能性がある
豪ドルを買う、というのも手かもしれません。

これは10月25日の記事⬇
■豪インフレ率、7-9月は予想上回る伸び-11月の利上げ観測高まる
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-10-25/S32CGTT0G1KW01?srnd=cojp-v2
-9月CPI、前年同期比5.4%上昇-予想5.3%上昇

豪中銀が注目しているコアインフレ率の指標、CPIトリム平均も
前年同期比5.2%上昇と予想を上回った。

豪中銀のブロック新総裁は24日
インフレ見通しが大幅に上方修正された場合、
追加利上げを「ためらわない」と表明していた。

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)は政策金利見通しを修正。
11月会合で0.25ポイントの利上げを予想。


豪ドルドル、押し目まちとします。

明日はBOE英中央銀行の金融政策。
政策金利は5.25%での据え置き予想。
前回9月会合では4人が利上げを主張しており
わずか1票差での据え置き決定だったため
インフレの高い英国の追加利上げの可能性は
低くはないとも考えられますが
(英9月CPI前年比+6.7% コア+6.1%)
今日発表された英PMI改定値、速報値から下方修正されており
これ以上の金利高は景気に及ぼす悪影響が、、、
というわけでやっぱり明日は据え置きでしょう。

英10月製造業PMI、44.8に下方改定 生産は8カ月連続縮小
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/R7OTDUITSZJNJEHGVMYSEFKYFM-2023-11-01/

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2023年11月1日水曜日

 日銀、YCC再修正を発表しました。

昨晩23:00の日経電子版の観測記事通り、ということですが、
植田日銀体制になってからの5回の日銀会合中、3回に於いて
同様のリークで政策変更を実施してきた経緯があることへの
批判も強いようです。

なぜ事前に漏らすのか?ということですね。
意図的なのか、植田日銀体制が緩い(甘く見られている)のか。

どちらにしても、事前にリークされたことで
その効果が逆方向に出てしまったと思われ、残念なことです。
■日銀がYCC運用を再修正、長期金利1%超え容認-緩和は維持
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-10-31/S3AJ3FT1UM0W01

これまで長期金利の上限を1%としてきましたが
これを「1%めど」とし、指値オペの毎営業日実施を取りやめることを決定。
上下0.5%程度としていた変動幅は削除。

簡単に言うと、日本の長期金利は1%超えることが容認されたということ。

「めど」がどの程度までの金利上昇を容認することの表現なのか。
ここは曖昧で、海外勢にとってはわかりにくいとして
不人気な表現だそうで極めて日本的な表現ですが、
7月の「YCC柔軟化」決定からわずか3ヶ月でさらなる修正を
迫られるほどに、金利上昇圧力が強いということですね。

米国長期金利の急ピッチな上昇に起因するもので
YCCの枠組みを持続させるためには必要だとの判断でしょう。

米金利上昇がこのまま止まらなかった場合、日本の金利にも上昇圧力が
かかるわけですが、1%上限のままですと1%を超える部分に於いては
無制限に長期債を購入しなくてはなりません。
つまり金利上昇を抑え込むための大規模緩和で
円安が止まらなくなっていきます。
為替市場での円安ドル高の圧力が強いことも無視できないという側面も。。。
(本来為替水準を意識した政策変更であってはなりませんが)

また仮に1%を超えてしまった場合、
YCC政策が持続不可能となったとして日銀の敗北、円売り、という
シナリオも描けるわけで(それはホントの日本売り、悪い円安です)
ある程度の金利上昇を容認することでYCC政策を持続させていく、
という「緩和継続の意思の表明」という側面もありますね。

ともかく、日本の長期金利が1%に乗ることを容認したのです。
なのに、何でしょう、ドル円相場のこの上昇は!

ドル円日足 151.50円を超えてきた。

完全なる踏み上げ相場ですね。
今日の日銀のYCC修正に期待したドル円ショートが膨れ上がっていたのか。
その売りポジションを買い戻す動きが
ドル円相場を押し上げていると見られます。
要するにショートカバー祭りです(゚ロ゚)w

これ、昨日のリーク記事の影響も大きいと思います。
前回もそうであったようにリーク記事の精度が高い。
(つまり誰かが漏らしている)
今回の会合では日銀が動く!円高転換にかけたポジションが
増えたことがこのドル円上昇の背景にあるとしたら
事前に漏れたことで
今回の決定の効果が台無しになったというわけです。

だって、日銀の決定を受けて日本の金利は上昇しているんです。
※日本国債利回り 長短金利ともに上昇
円金利が上昇しているのに、円が売られています。

米金利はというとあまり動いていません。
※米国債利回り
今夜日米金利差は縮小していますが、それでも圧倒的な円売りなのです。
※日米金利差(長期金利)とドル円
というわけで、ショートカバーが終われば自ずとドル円は落ちてくると
考えられますが、しかし、日本通貨当局(財務省)は介入しないのかな??
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今日発表された「外国為替平衡操作の実施状況」
https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/reference/feio/data/monthly/20231031.html

9月28日~令和5年10月27日 介入額 0円
介入していませんでした。
10月3日のJOLTS(米求人件数)発表後
150円に乗せた直後3円近く落ちたのは介入ではなかった。。。
ということで介入警戒感も薄れ、
このドル円上昇に乗じて新規買いもあるかもしれません。
あるいは介入期待が裏切られたショート勢のぶん投げに繋がっているか。
今日のドル円のボラティリティはそこそこ大きいので
介入が入っても不思議はなさそうですが、
なにか介入できない理由があるのでしょうか・・・。

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注目されていた展望レポート。
日銀の最新の物価見通しでは、緩和の継続が示されたことも材料です。
https://www.boj.or.jp/mopo/outlook/gor2310a.pdf
真ん中の消費者物価指数(除く生鮮食品)コアでみるか
右の(除く生鮮食品、エネルギ=)コアコアでみるかで
やや判断が異なりますが
いずれも物価見通しは上方修正されています。
しかし、上方修正事態は事前に予想されていたことですので
事前に織り込み済み。

コアコアで見れば24年.25年のインフレ率は2%を割り込んでいるため
緩和は長期的に持続される、とも読み取れます。

しかしこの展望レポ最後のページを見ると
コアコアではなくコアの物価見通しの
日銀政策委員の予想推移がグラフ化されており
これを見ると22.23.24年とインフレ率は3%近くに
高止まっている姿が見えてきます。
この1枚だけを見せられると、
日銀の大規模緩和はそろそろ転換するのでは?
とも受け止めることができますね。
早期の緩和政策からの脱却、政策修正の布石と読むこともできます。
もし、市場の受け止め方が後者であるなら、
やはり今夜のドル円相場の反応は過剰であり
ポジション解消に伴う動きだと思いますが、今売り参戦は怖いですね。

ポンド円、カナダ円のクロス円ショートは日銀に討ち取られました。
討ち死にです。素直に豪ドルドルショート継続してればよかったです(T_T)
クロス円もドル円上昇に連れて上昇中。手が出ません~
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マクロ環境ですが、米株が反発基調にあります。

VIXが下落し始めたんですよ。
原油、ゴールドも反落基調。
      ゴールド
地政策イベントによる警戒が後退しているということかと思われます。

イスラエルとパレスチナの問題は
なんら解決に向かっているわけではないのですが
■ガザ人質解放に向けた「取引のめど立たず」=イスラエル高官
https://jp.reuters.com/world/security/SAWT2HK5OROL7OH4QY5SNOF4BM-2023-10-31/
■イスラエル、ガザ市付近まで進軍か ネタニヤフ首相は停戦を拒否
https://www.bbc.com/japanese/67269841

マーケットは緊張状態を長く続けられないということでしょうか。
よくよく考えれば、原油の供給に影響が出たわけでもありません。
イスラエルが第2段階に入った、と宣言したところで
材料出尽くしだっった、ということなのかもしれません。


ゴールドは有事で買われた分が剥落するリスクがありますので注意。
原油はそもそも需要が弱い。

株は売られすぎた分のリバウンド相場に入ると思われます。
まだリスクオン相場に入ったとはとても言えませんが
株がリバウンドする中で、良き材料が出てくればそのまま年末高へ、
というシナリオも考えられますので、ここからは株が面白いかも。

あ、米金利が再び上昇しなければ、ですが。

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