週末28日金曜日、米7-9月期GDPを受け乱高下したもののドル円相場は
105.53円までドル高円安となったのですが、
NYクローズに向けては104.45円まで値を削る瞬間も。
何があったかというと、大統領選を巡って再びクリントン氏の
メール問題。FBIが捜査再開のニュース。
トランプ氏、最後の反撃 FBIがクリントン氏の捜査再開
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM29H22_Z21C16A0FF8000/
ここにきて、このタイミングでのメール問題蒸し返し、
トランプ陣営の最後のあがきでの燃料投下という感じで辟易としますが、
それでも週末とあって、マーケットには手仕舞いを促す
材料となったようです。リスク回避という相場にまで発展するかどうかは
週明けの値動きを見ないと何とも言えませんが、NY市場の下落は
リスクテイカーによるポジション整理だったと思われ、
現時点で過度にリスクを警戒しなくてもいいと思うんだけど…。
大統領選まであと10日ほどですが、クリントン優位の大勢に大きな
変化が生じるほどの問題が再捜査によって噴出するとは思えず、
良いガス抜きとなって買い場を与えてくれるような気がしますが、
今年はブレグジットという、まさかを経験しているだけに
大統領選の不透明要因を嫌って手仕舞いが加速する動きにつながる
可能性は否定できません。今週はどこまで調整するかの見極めでしょうか。
ちょうど米長期金利が勢いよく上昇しドル高が進んでいただけに
スピード調整的な押しがあっても全然不思議じゃない局面でした。
◆7-9月米GDPですが、(速報値)
前期比年率で+2.9%(予想 2.5%)事前予想を上回りました。
2014年第3四半期以来2年ぶり高水準。(4-6月期は1.4%)
2015年7-9月期以来、2%を下回っていましたが、一気に3%に近付きました。
*輸出が +10% で大きな伸び。
ここだけでGDPを1.2%押し上げています。
なんでも大豆輸出が寄与しているとか。
買い手は中国。
南米ブラジル、アルゼンチン産が不作だった影響で米国産が割安と
なったということでしょうね。米国産大豆年連続のは大豊作で
価格が南米産よりも安くなったということかと思います。
中国という国は、価格が下がると凄い勢いで買ってきます。
これはほかの商品市場でも同じ。実需の買い方ですね。
欧米は高くなれば買うトレンドフォローで先物市場を動かしますが
中国は下がれば逆張りで買う実需の動きが大きい。
大豆輸出がGDPの1.2%をも押し上げたとなれば、これは一時的な数字と
なる可能性が大きいとの指摘が・・・。
*個人消費 +2.1%(予想+2.6%)
4-6月期+4.3%だったため、個人消費伸びは前期の半分に留まる
GDP7割を占める個人消費が鈍ったのが気がかり。
*設備投資 +1.2%
昨年全四半期を通じてマイナスを記録、
今年第1四半期も0.1%増にとどまっていたことを考えると
この部分の伸びは明るい材料。エネルギー価格の回復で
エネルギー部門の設備投資に改善の兆し。
*国内最終需要 +1.4% 前期+2.4%から減速
ということで数字だけ見れば非常にいいGDP速報値ですが
内容を精査すると、先行きには不安が残るということで、
ドル買いも長く続かなかったという側面があったようです。
それでも12月の利上げを阻むような悪い数字ということではないので
年内利上げはあるんでしょう。
それよりも、足元では11/8に迫る大統領選の最後の罵り合いで
マーケットが警戒して手仕舞いが加速するだけじゃなくて
リスク回避にまでつながらないか、ってことですね。
そして、今週から11月入りということで、早速4日週末金曜は10月雇用統計。
現状予想はNFP非農業部門雇用者数が+16.9万人(前回+15.6万人)
失業率 4.9%(前回5.0%)
前回より若干強い予想。
クリントンメール問題が週初それほど影響がないとなれば
週末の雇用統計に向けての思惑がドルを動かしていくでしょう。
ポジションはドル円ロング継続のままです。
103.50円くらいまでなら押し目があっても問題なし。
そのレベルでは再び増し玉するかもしれません。
大統領選はちょっと怖いけど・・・(;´・ω・)
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2016年10月30日日曜日
2016年10月28日金曜日
そして日経平均も17000大台乗せからじりじりと上値を切り上げにかかっています。
ただし17500円近辺を超えるのには相当のエネルギーがいるようです。
昨夕ラジオNIKKEIマーケット・トレンドにご出演いただいた
投資日報社の林知久氏によると、この価格帯にはテクニカル抵抗が
4つほど重なっているとか・・・。
オシレーター指標も買われすぎ水準に入っていますね。

そう簡単には抜けないということは、抜けた暁にはものすごい弾みがつく、
ということでもあります。まずは大統領選をにらんでということに
なりますが、その前に、不透明な選挙の行方のリスクを避けて
利食いが優勢となれば反落の時間帯入りとなる可能性もあるかな。
また、林さんによると大統領16年サイクルでは今回は共和党が勝利する番。
このサイクル通りにならなかったケースをたどると、その後は
どえらい株価暴落があったというんだから穏やかじゃない。1928年のことです。
つまり、今回民主党クリントンが勝利すれば、(すぐにというわけではないが)
その後大きな株価下落のリスクを孕むということのようですが、果たして💦
詳しくはラジオNIKKEI「マーケット・トレンド」へ
さて、マーケットは債券市場での金利上昇が話題のようです。
※10年物国債利回りは一時1.87%まで上昇
これがドル円相場上昇の一翼を担っています。
100円前後では本邦実需筋の外債投資、M&A活発化などの
実需買いが下値を支えたのですが、105円突破は米金利上昇が大きかったと
思います。これは、年内米利上げの思惑によるものでしょうか?!
ちょっと、それとも違うようなんですよね。
恐らく金利上昇は英国発。それにつれてドイツ、米国という印象。
Q3決算発表した英ロイズが保有国債の売却を示唆した、というところから
英国債の金利上昇がスタートした、という指摘があります。
その理由は「最近の低金利環境」が背景とされていますが
カーニー英中銀総裁の25日のタカ派発言も影響していると思われます。
タカ派、、というほどの発言でもありませんでしたけど、
「足元のポンド下落はかなり著しい、インフレが目標を上回る状況を
許容するには限度がある」
「11月3日の金融政策会合では、最近のポンド安を
間違いなく考慮する」と述べたため、利下げ思惑が後退。
加えて昨日は英国の 7-9月期GDPが発表されましたが
物価変動の影響を除いた実質で前期比+0.5%(予想+0.3%)
前年同期比+2.3%(予想+2.1%)といずれも予想を上回りました。
これを受けて、利下げの必要なしとマーケットが判断したのでしょう。
金利上昇圧力が働いたものと思われます。
※英国債10年利回り(ブレグジット以来の高水準へ)
これに連れて欧州債利回りも上昇。
ドイツ国債利回りも上がってきました。
10月初めには▼0.15%にまで下がっていたドイツ国債がプラス圏浮上です。
※そしてこれが日本国債10年物利回り。
おお~全然上がっていない!!
そうです!
9月の日銀での「イールドカーブコントロール」政策発表で
日本国債10年物利回りは0%を目標誘導、つまりゼロ近傍から動きません。
要するに、日本の利回りは上昇しないのに
米国、英国、ドイツなどの利回りが上昇するってことですから、
円安です。日米、日英、日欧金利差拡大で、
ドル円、ポンド円、ユーロ円上昇圧力となるのです。
これは素晴らしい政策ですね、イールドカーブコントロール!
って感じの値動きになってきました。
とするならば、やはりきっかけは英国だった、ということになります。
ロイズの債券売り号令の裏に何があるのかは不明ですが
(金利上昇に重ねて警戒を示した米ダブルラインのガンドラック氏
「3─4年以内に台風が来襲する」と保有債券圧縮の必要性強調。と
いうように、債券市場バブルに警戒する向きが増えていることは事実)
続いて英国指標好転で、利下げの必要がないということでの金利上昇が
全ての国債の金利上昇のトリガーになっているわけです。
今年は英国、ポンドから目が離せない年ってわけね。
ただ、金利上昇は株式市場への影響が懸念されます。
大倉キャップも米利回りが1.7%を超えてくるとちょっと警戒が必要、
っておっしゃってましたので、この足元の債券下落、金利上昇を
どのようにご覧になっているか、今晩のYMTVセミナーで伺いたいと思います。
http://www.yutaka24.jp/seminar/ymtv.shtml(会員限定)
***********************
それから、今朝のモーニングサテライトの中国NOWCAST
今週開催されていた「六中全会」についてのリポートが興味深し。
「6中全会閉幕 1強体制明確に」
「ゾンビ企業の淘汰加速へ」
「過剰生産の削減目標達成にめど」
習近平氏を「核心」とすることで権力基盤を強固に。
これまでの集団指導体制からの転換。
構造改革を推し進めるためにも、強いリーダーシップが必要。
その構造改革は進んでいます。
ゾンビ企業淘汰、過剰生産削減、などなど。
前回のブログでも引用しましたが
中国の鉄鋼大手が経営破綻 「ゾンビ企業」救済せず
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0325543.h
中国、過剰生産の「ゾンビ企業」淘汰に本腰
鉄鋼大手の破綻容認で強い姿勢を内外に示す
http://www.sankei.com/world/news/161011/wor1610110030-n1.html
この辺のニュースはゾンビ企業淘汰に向けて本腰を入れたと
いうことでしょう。
また鉄と石炭の過剰生産の解消、削減ですが
今年の削減目標は前倒しで達成可能というペース、
9月時点で削減目標の8割達成したとか。
9月杭州で開催されたG20でこの点が議題となり、
メンツが立たなかった習近平氏。
開催国であるのにかなり世界の首脳に責められていた印象でしたが
メンツ回復に向けてアクセルをふかしている模様。
習近平氏に権力を集約し、構造改革を推し進めることを確認した六中全会。
じわじわ人民元安が進んでいることも、うまくコントロールできている
証ということでしょうか。
そして番組で紹介されていたのが李克強指数
(李克強が公式発表されたGDPより確かであるとした)
この指数は
鉄道貨物輸送量25%、銀行融資残高35%、電力消費40%からなるもので
この部分は数字のごまかしがないとされていますので信用度が高いと
されています。これが2016年から上昇基調です。
中国リスクは遠のいたとみてもいいかと思います。
ドル円ロングは継続。
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2016年10月27日木曜日
昨晩ポンド主導で急落を強いられましたが104円台を守って反発。
下がれば買いたかった向きが一斉に出てくる印象ね。
買い遅れた向きもあろうかと思います。
ドル上昇の要因のひとつに米国年内利上げ織り込みが進んでいることが
上げられますが、このテーマが12月までのマーケットの主軸になるなら
米指標にはより注目度が高まりますね。
まずは今週28日金曜発表される米7-9月期GDP、
予想は前期比年率+2.5%、成長率は4-6月期確定値の+1.4%を
大きく上回る見込みですが、予想の期待値が高いと数字がそれに及ばず
利上げ期待で買い過ぎた向きが若干利食いに走りやすいので要警戒。
105円にはオプションがずらりと並んでいるそうですので、
105円を超えるのには時間がかかるかもしれませんね。。。
ドル円ロングはまだ継続中です。
*****************
昨晩、ポンドが急落する局面がありました。
ブルームバーグが実施した世論調査で
58%がメイ首相の戦略を支持していることが伝えられ、
再びハードブレグジット懸念を高めたとの指摘がありましたが、
これがポンド売りのきっかけというには、大したニュースじゃないわよねぇ。
それに昨日25日 英国のハモンド財務相は、EU離脱交渉で、
金融サービス業界の要望に応えることを最優先課題とする考えを
あらためて表明しています。これはハードブレグジット懸念の後退と
受け止めていいニュースかと思いますが、なぜか昨日はポンドが売られた…。
加えて昨日はイングランド銀行のカーニー総裁が上院委員会で証言し、
足元のポンド下落は「かなり著しい」として、
インフレが目標を上回る状況を許容するには限度があるとの認識を示しました。
総裁は「金融政策委員会がインフレのオーバーシュートを静観するにも
限界がある。11月3日の金融政策会合では、最近のポンド安を「間違いなく」考慮する
と述べています。
要するに、11月は利下げしないよ、ってことだと思うの。
なのに、昨日はポンドが売られた・・・。
今ポンドの動きが神経質なので、流動性が低下しているようです。
流動性(相場の厚みが減少している)低下のせいで、さらに値動きが
チョッピーになる、という負のスパイラル。。。
昨日出たニュースは、むしろポンド買いの材料だと思うのですが
値動き読めませんね。
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今日発表されたオーストラリアの消費者物価指数CPIは
予想が+0.5%に対して+0.7%と強い数字になったことで
豪ドルが急伸する場面がありました。
オーストラリアの中銀は利下げスタンスを維持してますが、
CPI上昇で年内の利下げ予想は後退したとみられます。
先週19日に発表された 雇用統計では、予想の1万5000人増加に対して
9800人の減少と悪い数字だったことで豪ドルが売られていました。
オーストラリアの主要輸出品目である鉄鉱石の価格が大幅に上昇していることも
豪ドルに追い風となっているようです。
中国は過剰生産、過剰在庫が重しとなっているのですが
いよいよ採算の合わぬゾンビ企業淘汰に本腰を入れ始めたようです。
中国の鉄鋼大手が経営破綻 「ゾンビ企業」救済せず
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/economy/economy/1-0325543.h
鉄鋼大手の破綻容認で強い姿勢を内外に示す
どうも、こうしたニュースが出始めた頃から鉄鉱石価格が
急上昇を開始していますので、このところの豪ドルの下値が固いのは
中国要因によるものかもしれません。
ただ、そうはいっても豪ドルはレンジの中での推移。
レンジを上抜けて豪ドルが上昇トレンドを描くまでには
強い相場ではないということですね。
利下げスタンスでもありますので、、、。
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今夜は原油価格が在庫統計発表を挟んで乱高下。
原油価格の乱高下を受けて米株も神経質な上下動。
現在の相場は、原油や鉄鉱石などのコモディティの値動きも
ポイントとなってきていますね。
原油価格急落が来れば株の急落もあるでしょう。
今夜原油価格は在庫統計を受けて急伸したものの、
上げ幅削っていって来い。
ダウ平均も同じような値動きとなっています。
※EIA米週間石油在庫統計
原油在庫が55.3万バレルの減少
前日発表のAPIの原油在庫統計では475万バレルの大幅増
だっただけに、EIA週間在庫減少は予想外で上昇したのですが、、、
その後上げ幅すべて削って再び48ドル台です。
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2016年10月26日水曜日
ドル円相場は25日火曜NY時間104.86円まで上昇するも、
急速に104.30くらいまで値を削っています。
ちょっと嫌な下げ方ですが、このドル円下落の背景にはポンド安がありそう。
ポンドドルは1.2230ドル台から1.2080ドル台まで急落しているのですが
何が原因なのかイマイチわかりません。
ひとつ伝わっているのが
ブルームバーグがサーベーションが実施した世論調査で
回答した成人の半数以上が外国人の大量流入の方が
EUとの有利な貿易条件を失うことより大きな懸念だと答え、
58%がメイ首相の戦略を支持。反対は25%にすぎなかった。
というニュースが、再びハードブレグジット懸念を高めたようだ
というのですがまだまだポンドは神経質ですね。
ハードブレグジットは、金融に携わっている向きには避けてほしい
シナリオでも、英国世論はそれよりも移民受け入れに抵抗がある、
ということです。別にブレグジットを選択した英国民のことですから
驚くようなニュースでもないのですが、為替市場にはまだまだ
こうしたニュースも材料にしてポンド売りを仕掛けたい向きがあるようですね。
金が強含みの展開となっていますので、今夜は少しばかりリスクオフ気味。
だからといってドル円相場がリスクオフの様相にまで発展しているようには
見えませんが、英国のハードブレグジット懸念がドル円の足を引っ張って
しまっていることには違いないという値動きです。。。
個人的にはドル円の上昇についていけなくて買い遅れていた向きには
絶好の買い場提供というように見えますが、
私はここでの買い増しは止めておきます。
100.80円台と103.40-70円台ロングがありますので・・・。
ドル円相場も105円台大台の壁は相当厚いということなのでしょう。
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2016年10月25日火曜日
24日週明け月曜、
東京時間には103円台で地味な値動きを続けていたドル円相場ですが
NY時間に入って104円台へと急伸。日経平均先物も値を伸ばしています。
きっかけはPMIが良かったことでしょうか。
時間帯から見るとこの数字を受けた後の上昇ですね。
◆ 10月米製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値 53.2(予想:51.5)
PMIがいいから上がったというより、
上がる地合いがあったということです。
いい数字には反応しやすく、悪い数字には反応が鈍いセンチメントというか。
まだ市場には、円高警戒が根強く残っています。
◆ロイターの外為フォーラムのコラムニスト陣のコラムも
最新5コラムが円高警戒・・・・。
http://jp.reuters.com/article/column-forexforum-yuji-kameoka-idJPKCN12O0JV?sp=true
そして日経にはこんな記事。
◆貿易黒字拡大、よみがえる1ドル=80円台の記憶
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO08707960U6A021C1000000/
貿易黒字が円高につながりかねない材料としてマグマのようにたまり始めた。
上半期の貿易黒字は2010年4~9月期以来の大きさ。
黒字の主因は前年比での原油安による輸入減だ。
円相場は10年4~9月期に1ドル=80円台前半~90円台半ばで推移しており、
市場関係者の間には当時の記憶がちらりとよみがえってきている。
16年4~9月期の貿易黒字は2兆4579億円となった。
期間中に東日本大震災が発生した10年10月~11年3月期(2兆5億円の黒字)を
上回り、震災前の水準となった。
ということで、年全半の原油安による貿易赤字縮小、、、どころか
黒字化してしまったことが、円高圧力であるという警戒。
それはその通りですが、貿易黒字額が同じだった頃の為替水準を
思い出して、警戒するというは行き過ぎ。
その後に導入された日銀緩和、アベノミクスを無かったことには
出来ません。80-90円台の記憶を呼び起こす必要などないと思います…。
原油価格についての考察は記事中にある通りですが、
テクニカル的に、そしてサウジの本気度を見ていると
再び原油安にもっていくことはないだろうと思われ、
貿易黒字もそれほど長期化するとは思えません。
恐らく再び赤字化すると思います。要するにサウジはじめ産油国は
本気で原油価格を上昇させるつもりだということ。
シェール生産が再び増えるという可能性も否定できませんが
相当数のシェール企業は淘汰されました。
残っているのは生産性が高いところばかりではありますが。。。
米国シェール企業も自身の増産で価格が再び下落することが
解っていてフル生産に踏み切ることはないでしょう。
◆それから今夜は、オフショア人民元が過去最安値を更新中。
それでも今夜は、リスク選好相場です。
六中全会前に相場が混乱することはないだろうとは思っていますが、
ジワリ進行する人民元安にも金融市場は動揺することなく推移中。
昨年のチャイナショック時の人民元安はそのボラ、、、スピードが
尋常じゃなかったですものね、これが混乱の主因。
少しづつ元安進行している分には問題ないということでしょう。
問題なのはその価格レベルではなく、そのスピードということです。
リスク警戒事項は満載ですが、こんな見方も
◆株式市場、薄れる企業業績への悲観
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL24H9N_U6A021C1000000/
アナリストによる業績予想の上方修正から下方修正を引いて計算する「リビジョンインデックス(RI)」は10カ月ぶりにプラスに浮上してきた。これは上方修正が上回ってきたのを意味している。~プラスに転じるのは15年12月最終週以来
中東マネーが日本市場に入り始めたという噂もあります。
リスク警戒が強い今が投資のチャンスでは?と思っております。
ドル円ロングは継続。
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2016年10月23日日曜日
ドル円相場円相は日足チャートで75SMAを上抜けて一目の雲の上に
顔を出したものの、一段高となるにはしばらくエネルギー充填が必要なようで。
10月という例年売られやすい時期であることと、
今年は特に大統領選への警戒などがキャッシュ比率を高めるセンチメントを
醸成しているとみられますが、投資家らの懸念は
EU分裂や、債券バブルへの懸念だそうで、、、、。
投資家のキャッシュ保有増加、急落懸念から債券は縮小=BAML
http://diamond.jp/articles/-/105106
債券が急落、金利の急騰を恐れているってことですが
最大のテールリスクをEU分裂と回答しているファンド勢が多いという
ことは、欧州債へのリスクを警戒しているということなのかな・・。
確かに、金余りでも投資先が限られていて、少しでも金利のある
債券市場に資金が集まり過ぎちゃって、先進国の債券は軒並み低金利。
また、米株も最高値圏。
PERからは割高感が出ていると同時にトランプリスクなどもあって
米株をここから積極的に買う局面ではない中で、
中国への投資なんて、今じゃ考えられませんし欧州株もEU分裂が怖いって
ことであれば買えませんし、じゃあ、日本株買えばいいじゃないの…
なんて思ったりするんですが、海外勢はそろりそろりと日本株への
投資を始めているような気配。
外国人投資家は日本の株式市場で
2016年は9月までおよそ7兆円も売り越してきましたが
10月第1週に現物と先物合算で7679億円買い越し
2週目も1824億円の買い越しとなっています。
2週連続で外国人投資家が買い越すのは7月以来
まだ観測の段階ですが、原油価格の安定でオイルマネーが
戻ってきたのではないか、という指摘も。
外国人投資家がついに日本株を買い始めた?
http://toyokeizai.net/articles/-/140610
為替市場でも投機家らは円ロングを減らしています。
つまりドル円ショートを買い戻している。
現在 円を36991枚買い越し中。前の週から8918枚の買い越し減
基調としては10月に入ってからですね。
10月入りで、日本の機関投資家らは下半期入りということで
新たに外債投資(ヘッジなし)で始めたとかなんとか、
本邦勢が海外資産投資に動き出してってことがニュースになりはじめ、
これがマーケットを動かし始めたのかな?と思っていましたが、
どうやらそれだけではなさそうね。海外勢もジワリ動き出したと
考えていいのなら、今のうちにドル買いしておいた方がいいかも。。です。
大統領選が終われば、リスク選好ムードが戻ってくるでしょう。
ということで、ドル円100.80円台と103.40~70円台ロング継続。
*********************************
10月に入ってからの、もう一つの変化はユーロ安。
いよいよ2017年3月に現在の枠組みでの資産買い入れが期限となります。
これを延長するとばかり思われていたのが、ブルームバーグの
テーパリング報道で混乱が生じましたが、それをドラギ総裁が否定した
ことで、ユーロ安が進んだ・・・?!ようにも見えますが、
何故10月入りで急激にユーロ安が始まったかはナゾ。
今更米年内利上げを織り込む形でドル高になったからユーロ安、
っていうのもねぇ。なんか説得力に欠けますが、、、。
(トランプリスク後退でドル高=ユーロ安が鮮明になってきた、
という指摘もありますが)
ユーロ安はEUが望む方向に進んでいるわけですので、
リスクが高まったと考えるよりは、
リスク選好相場へ弾みと考えていいんじゃないかと思います。
10月に入って特にドイツ銀行のリスクが再燃しているという
わけでもありませんし、ユーロ安はECBの思惑通りに動き始めたなら
欧州にとってもプラス、円安に動き始めたのも日本株にとってプラス。
そして、行き場のない資金(キャッシュ化されている資金も)は
儲かるとなれば流れ込んでくるぞと大倉キャプテン。
つまり、トレンドができれば持たざるリスクを恐れて動きだす?!
過度なドル高を嫌気して、バリュー的に割高な米株が
急落するリスクさえうまくこなせれば、いいんだけどね。
そこがリスク要因でしょうか。
ECBは12月にQE継続かテーパリングかはっきりさせるようです。
ECB、QEめぐり12月理事会で決定の公算=オーストリア中銀総裁
http://jp.reuters.com/article/austrian-cen-bank-chief-hints-dec-move-idJPKCN12L27P?il=0
ノボトニーさんって、ECBの金融政策のキーパーソン。
彼の発言は常に市場との対話の意味で、重要ですので注目度が高い。
その方が12月に決定と言っているので、12月のECB理事会が近づくと
緩和延長かテーパリングかという観測記事が出てきてユーロが荒れるでしょうね。
まだ先ですが、、、。
******************************
直接為替市場に関係があるかどうか確信はないんだけど
気になったのがこのニュース。
日本国債、中国の購入急増 1~8月買越額3倍超
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO08687960S6A021C1NN1000/
ポイントは
*2016年1~8月の買越額は約9兆円で、前年同期の3倍超
*米国債の保有高を減らし、一部資金を日本国債に回している可能性
米国債の保有残高を今年1月から8月までに約5兆円減らした。
*中国はドル資産の分散を進めている
(米利上げが今後も続けば、保有する米国債の価格下落(利回りは上昇)が進む)
*人民元の国際化に向け、ドルの一極集中を弱めたい
満期までの期間が1年以下と短い国庫短期証券などの国債が中心だそうで
直接日本国債が将来中国の売りによって暴落するリスクがどうとかって話じゃ
無いので、そういう警戒は考えなくていいんだけどね。
中国による米国債資産減少は、米債を売って資本流出が進み下落が止まらない
人民元安防衛のためのドル売り人民元買いに回っている、
との指摘もありましたが
(その可能性も全くないワケではないと思うけど)
この1-8月米債から日本国債へとシフトしていたってことは、
これも円高圧力だったんじゃないかなぁと思うのよね。
米債から円債でしょ。ドル売り円買いだよね。
この影響が為替市場において全くなかったとはいえないのではないのか。。。
そして、今後、こうした動きが続くのかどうか。
中国の外貨準備は減少しているとはいえ、日本を上回る規模。
彼らのポートフォリオリバランスは少なからずマーケットに
影響を及ぼしていると思っています。
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2016年10月20日木曜日
10/20 日経平均が終値で17000円の大台を固めて引けました。
チャート形状は非常にいいと思います。
あれだけテールリスクを警戒する声があったはずですが
日経平均、結局9~10月はレンジ相場の中で推移していただけです。
年初からの人民元安、原油安ショックで付けた2/12の安値と
6/24のブレグジットショックで下落した安値が、現在までの今年の最安値。
14865円近辺がW底。
結局、ブレグジットを超えるリスクはその後起こっていないということです。
ドイツ銀行リスク、チャイナリスク、日銀の限界、米株天井説・・・。
原油安リスクは1月と2月につけたWTI原油26ドルがW底で現在50ドル台回復。
OPECの減産合意で原油安リスクは消えました。
ドイツ銀行リスクは、カタールがドイツ銀株を買っているという報道が
あってからそれほど騒がれなくなった気がします。
チャイナショックはまだまだ警戒が必要かと思いますが、
それこそ10年近く中国リスクって言われ続けていますので
今そこにある危機ではなさそう。
米株天井説も、ここ2年ほど指摘され続けていますが、
金余りで低金利時代の魅力ある投資先として米株は外せないということでしょう。
ということで、気が付いてみれば様々なテールリスクも
9~10月というアノマリー的に下がりやすい季節性もあったからこそ
過度に恐れられた節は否めません。それがこの9~10月に噴出するとは
限りませんものね。ただ、ファンドの決算期などの事情で手仕舞いが
入りやすい時期であったことから上値が重いことも事実ではありますが。
それも10月半ばを過ぎたので、あとは大統領選をこなせれば
待機資金が一気に市場に戻ってくると思うんだけど、
相場というのはその前に動き出すもので、日本株にその兆しが出てきた、
ということではないかしら。。。
それから、2012年10月以来 4年ぶりにブラジルが利下げを実施しました。
※ブラジル中央銀行は19日の金融政策委員会で、政策金利を0.25%引き下げ、
14%(凄いな~14%だって)にすることを決定。
自国通貨レアルの上昇などでインフレ圧力が弱まってきたことを受けた措置。
ブラジルの利下げが何か関係があるかって、これって結構大きなニュース。
有料メルマガで西原さんが書いていてなるほどと思ったんだけど
「新興国通貨にとっての利下げは通貨防衛策の終焉も意味します。」
米国のQEが終わり、米国が出口に向かうと騒がれ始めた2013年以降、
ドル高が進み、対して新興国通貨の下落が世界の金融市場の混乱を
引き起こすとして問題視されてきました。
新興国に投資されていた資金が、米国に還流するレパトリで
新興国通貨は下落し新興国株価も下落にさらされました。
(ブラジルの場合は今年2016年のリオオリンピックに向けた
過剰な投資ブームがありましたので、そのプレミアが剥落した分も
大きかったと思いますが)
先進国は利下げを実施、ほぼゼロ金利政策となる中で量的緩和策にまで
金融緩和策を広げて景気を刺激する必要がありましたが、
新興国は利上げをして、急激な通貨安を防衛する必要があったのです。
だから新興国の政策金利は高金利なんですね。
金融市場が混乱しリスクオフ相場の様相を呈すれば真っ先に売られるのが
新興国通貨。その新興国通貨、しかもオリンピックが終わった後で
今後の景気の冷え込みが心配されるブラジルが利下げを実施したのです。
つまり、リスクオフの懸念がそれほど強くないということの現れですね。
まだまだ今年はこれから大統領選挙という不透明要因もありますし、
米国が2回目の利上げを実施した際の影響も無視できないのですが、
このニュースは、リスク選好相場に回帰しつつあることを示している、
と考えることもできるのではないか、ということですね。
今日は大統領選第3回TV討論の後にメキシコペソも上昇しているようですし、
マレーシアリンギ、インドネシアルピアなども足元堅調に推移しています。
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さて、今夜はECB理事会。
金融政策は予想通り据え置きですが、ドラギ総裁の会見で
「委員会は12月にQEについて見直す予定」などと発言しているようです。
さらに「量的緩和の延長について本日議論しなかった」
これでユーロが跳ね上がっています。
「量的緩和延長議論は無かったが、テーパリングについての示唆もなかった。」
というコメントも流れてきていますが、、、、。
12月に日銀に日銀のような総括検証をするんでしょうか?
ECBの量的緩和資産買い入れは2017年3月までの予定ですが、
今日はその期限について議論されなかったということです。
ただ、それだけです。
12月に追加緩和なのかテーパリングなのか、議論されるということで
ああ、12月はFOMCでの利上げもあるし、ECBの検証とやらもあるし
年末までいろいろと材料豊富なのね…。
まだ、ドラギ総裁発言の全容は見えませんが、随分と神経質に動いています。
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昨日は102円台まで下落したらドル円を買おうと思っていましたが、
102円台まで下げなかった、、、
13日に103.70円台でドル円ロング追加していますが、これは保有のまま。
今日さらに103.40円台でドル円ロング追加。
100.80円台と103.40,103.70円台ロングになっています。
ECBドラギ総裁発言受けてユーロ急伸となっているためドル安ですが
ドル円は下がってませんね。。。
結局、今回は何も決めていないのだから、ユーロは上下に乱高下するも
ノーイベント化するんじゃないかと思います・・・。
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