2018年5月15日火曜日

動きませんねぇ…。

ドル円相場は108.65~110.05円の1円50銭程度の狭いレンジでもみ合ってますが
このレベルって、結構止まるとこなのよね。
トランプラリー暴騰相場以降、この水準が下値サポートとなってきました。

※ドル円日足

今年2月にその重要なサポート帯を下抜けてヒヤリとさせられるも
再びこのサポート帯水準に戻ってきた、ってチャートね。

だから、ここを上抜ければ114~115円が見えてくるっていう
大変わかりやすい相場でもあります。

だからこんな小さなレンジ相場でばたばたトレードしても労力と資金を
奪われるだけです。
110.05円で逆指値の買いでも置いて放置ですね。
あるいは108.50円割れでショートの逆指値。

どちらにブレイクするか、、、指標は米長期金利でしょうか。

今年に入ってから米長期金利上昇にもドル円相場が反応せず逆相関が続いていましたが
4月、新年度入りから順相関に戻っています。

※ドル円/米10年債利回り
 
やはり、新年入りとか、新年度入りっていうカレンダー的な節目って
マーケットのセンチメントがガラリと変わったり、
焦点となる材料、テーマがスイッチしたりするものですね。

米10年債利回りが3%大台を値固めしてくるようなら
おそらくドル円相場は上に抜けます。

※米10年債利回り


長期債利回りのチャートは上を狙っているように見えますね。
移動平均線大循環分析ではしっかりとトレンドが出ています。

ということでドル円は上昇、日経平均もしばらく高い、ということか。。。

米朝首脳会談が6月12日に決定しましたので
それまでは、地政学リスクは無視なのかもしれません。

昨日14日、イスラエル建国70周年記念の日に
米大使館をエルサレムに移転したことに反発し、
抗議活動を続けていたパレスチナ人に向けてイスラエルが実弾発砲。
報道されているだけで55人もの命が失われる惨事にも
金融市場はあまり反応していません。

ガザ地区でイスラエル軍発砲、パレスチナ人55人死亡 米大使館移転抗議で
http://www.bbc.com/japanese/44118585

国際テロ組織アルカイダが
「ジハードで抵抗するしかない」と米国への攻撃を呼びかけていますが
米国での大規模テロでもあれば、話は変わってくるかと思います。
足下のマーケットは業績相場に沸いていますが
将来のリスクは水面下で不気味に広がっていると思うのですが、、、

まずは、6月12日の米朝首脳会談まで地政学は材料視しないムードが続くか?
米国がターゲットとなるテロが起きるまでは材料視しないムードも続くか。

この点が気がかりですが、じわりじわり上昇する株式市場は
かなり強いように見えます。

急騰があれば急落もあるのですが、そういう浮ついた買いじゃなくて
業績相場でしっかりと物色されているような値動きですので、、、

ということで、6月初旬くらいまではリスクテイクでもいいのかな、、、とみています。

個別株を適当に物色していますが、
為替のポジションはクロス円、カナダ円ロング継続です。

※カナダ円 ブルトラップにはならずに済みそう?!


豪ドルドルショート、DAXショートも継続です。

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2018年5月13日日曜日

米朝首脳会談は6月12日シンガポールにて開催が決定。

イランの核合意からの米国離脱も、米朝首脳会談開催詳細も
すべてTwitterをチェックしておかねばならない時代。

地政学要因は大きく動き出しているのですが
金融市場は決算発表トレードが主軸で株式市場が湧いています。
為替市場では先週後半からはドルの巻き返しも一服。
米経済指標CPIがドル高加速をやわらげた印象です。

※ダウ平均 Chart:TradingView https://jp.tradingview.com/chart/


チャート的には下落トレンドを否定する形に
Apple決算と11兆円もの自社株買い、
バフェットのApple株買いが市場のセンチメントを明るくした模様。

イランの核合意離脱のニュースは、中東紛争リスクも大きく
決していい材料ではないものの、原油価格を押し上げているため

※WTI原油価格 Chart:TradingView https://jp.tradingview.com/chart/


ダウ構成銘柄のエネルギー関連銘柄を押し上げており、
これがダウ堅調の背景にあるとも言えます。

今のところ、原油高がダウにいい影響を及ぼしているということね。

ただ、米国は車社会。
ガソリン高は決して消費関連にいい影響とは思いませんので
時間が経過してくれば、これが悪い方向に影響してくるリスクは
大いに考えれらます。

※ダウとダウ構成銘柄エクソン・モービル、シェブロン

エネルギーセクターって結構寄与度大きいですね。
エクソンが3位、シェブロンが6位。

イラン核合意離脱については
米国が制裁を再開するまでに最大180日間の猶予を設けているため
この期間の交渉の進展を見極めようという見方が大きいのでしょう。

トランプ大統領は先制パンチは過激でも、落としどころを模索する中で
両者にとって悪くないあり方に落ち着くはず、、、という楽観もあるかな。

ということで、今週も株高のセンチメントは継続するかもしれません。

※日経平均 Chart:TradingView https://jp.tradingview.com/chart/

日経平均は2月の下落時に作った大きな窓を埋めました。
次の窓は23079円~22978円レベルに存在していますが
ここを埋めてくるかもしれません。

次の展開は、この窓を埋めてから。。。でしょうか。
現在22758円、23100円近くまで上昇すると考えると
300円余りの上昇の可能性は否定しないでおく、という感じ。

*******************

為替市場では
再びドル安基調に戻るのか??というところで1週間が終了。

ドル円相場はGW前からドル高に勢いがついてGW中の5/2に110円大台示現も
上値は抑えられて108.80~110円のレンジが続いています。

※ドル円相場 Chart:TradingView https://jp.tradingview.com/chart/

チャート的にはもう一段高がありそうな形にも見えるんですけれど、、、。

ドル円だけでなく、欧州通貨、新興国通貨などに対してもドル独歩高で
このドル高の背景はおそらく、米国への資金還流(金利が上がってきた、減税法案?)
ですがひょっとすると有事を警戒しての米ドル選択だったりするのかもしれません。

この流れが足元一服しているのですが、、、再開するのか、
やはり2018年の大きなトレンドは通商問題がテーマでドル安なのか、
どっちでしょう、、、という局面ですね。

※通貨インデックス一覧


ドル高一服ですが、、、さて。

先週はCPI消費者物価指数が食品とエネルギーを除いたコアで
前年比2.1%と予想(2.2%)を下回ったことでドル高一服の反応。

それでも2%超えであるならば、6月利上げに何ら影響を及ぼすものでは
ありませんし、足元で勢いがついていたドル高が一服しただけのこと。
もしレパトリが起こっているとするならば、たった3週間くらいで
その流れが終了するとも思えません。ドル高の流れはまだしばらく続くと思っています。

ということで、ドル円相場も、まだまだ上値追いがありそうな気がしています。
ただ、ドル円は110円大台をしっかりと固められるまでは
次の展開がドル高とははっきりは決めかねるのですけれど。

ポジションはユーロドル1.1931ドルSのみ撤退。

豪ドルドル0.7770S
DAX12920
カナダ円85.12円Lは継続。

カナダは原油高を好感している側面もありますが、
週末カナダ円がドル円の失速に引っ張られて冴えない引け味。

※カナダ円

テクニカル的にブルトラップの可能性も否定できず、
コストまで下げてきたら一旦撤退します。

ブルトラップ 一度レンジをブレイクしてトレンドができるかに思わせた後、
再びレンジ内に戻ってしまう動き。

今週は14日がイスラエル建国70周年 米イスラエル大使館が
テルアビブからエルサレムに移転される予定です。

また同じく14日、中国の劉副首相が訪米し通商問題について話し合いを持ちます。


■15(火)
●RBA議事録公表(10:30)
●中国 4月鉱工業生産(11:00)
●中国 4月小売売上高(11:00)
●中国 4月都市部固定資産投資(11:00)
●独 1-3月期 GDP(16:00)
●独 5月 ZEW 景況感指数(18:00)
●米 4月小売売上高(21:30)

■16(水)
●日本1-3月期 GDP(8:50)
●米 4月住宅着工件数(21:30)
●米 4月鉱工業生産・設備稼働率(22:15)

■17(木)
●豪雇用統計(10:30)
●米 4月 CB 景気先行総合指数(23:00)

■18(金)
●日本4月消費者物価指数(8:30)
●カナダ消費者物価指数(21:30)

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2018年5月10日木曜日

リクルートが米グラスドア買収の報道で弾みがついたドル円。

リクルートが米社買収、射程入りの「世界人材1位」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30248450Z00C18A5000000/

リクルートが、米カリフォルニア州の求人口コミサイトグラスドアを
12億ドル(約1300億円)で買収との報道で、ドル買いが出るとの思惑が
ドル円を押し上げました。武田ではあんまり動かなかったんですけどねぇ。。

109.58円でドル円をショート参戦していましたが、
この報道受けての急伸でロスカット。

どうも、市場はリスクテイクしたいようです。

というのも、気にしていたクロス円通貨群も急反発。
ショートカバーかもしれませんが、下げ止まって円安方向に一斉に動き出しました。

※クロス円一覧


130.68円でショートしてしていたユーロ円も129.87円で買い戻しています。

まだ新興国通貨安も気になりますし、クロス円全般のチャートを俯瞰してみても
下落トレンド終了とは言い難いのですが、、、
どうもポンド円とカナダ円が強い。

ポンドはあまりに利上げの可能性の剥落から売られ過ぎました。
明日はBOE、政策金利の発表がありますが利上げはないとみられているものの、
もし、タカ派的なコメントでも出ようものなら、今度は売られ過ぎの反動からの
反騰があるかもしれません。

そして、ポンドとカナダが強いように見えるのって。。。
もしかしたらオイルカレンシーであるということも多少影響しているでしょうか。

ご存知のように昨晩5/9AM3:00トランプ大統領はイラン核合意からの離脱を
表明し、過去最大級の追加制裁を示唆、原油が上昇しています。

※WTI原油 日足


原油高は産油国経済にプラスですね。
インフレ期待も強めます。
ひょっとしたら、その可能性を織り込み始めている可能性も。

カナダは7月に利上げの可能性も期待されています。

カナダ経済は良好、高水準の家計債務に対応可能=中銀総裁
https://jp.reuters.com/article/canada-cenbank-idJPL3N1S84CH
カナダ銀行(中央銀行)のポロズ総裁は1日、家計債務が過去最高水準に膨らんでいるものの、カナダ経済の見通しはかなり良好だとし、利上げを行っても高水準の家計債務リスクに対応できると自信を示した。

市場が織り込む7月の利上げの確率は73%

ということで、利上げは早くても7月ですしまだちょっと早いのですが
ドル円がM&A絡みのニュースでしっかりしてきたので
カナダ円が面白いと思ってます。
すでに軽めにロングしちゃいました。
コストは85.12円。押し目も拾っていこうかと。
ただし、ドル円が堅調地合いを維持していることが前提ね。

※カナダ円 日足 この陽線はセンチメントを変えるインパクトが、、、


どうも地政学リスクは具体的な衝突でもない限り市場のテーマになりそうにない、、、
というのが現状のセンチメント。株式市場は決算発表に沸いていますし
為替市場はM&Aのニュースに沸いています。
商品市場はリスクプレミアムから原油が上昇していますが
ゴールドは静かなものです。
本当のリスクを警戒して市場が揺らいでいるという動きではないのです。

ということで、クロス円ショートはいったんやめ。
カナダ円ロングに切り替えます。
豪ドル円などはまだ弱いと思いますけどね。。。

ドル高基調というトレンドには変化がなさそうなので
ユーロドルショートと豪ドルドルショートは継続です。
あ、なかなか下げてくれないDAXショートもまだ継続です💦

ユーロドル1.1931ドルS
豪ドルドル0.7770S
DAX12920
カナダ円85.12円L
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2018年5月9日水曜日

やはり、米国はイラン核合意離脱です。

12日が期限でしたがトランプ大統領が日本時間9日AM3時に発表すると表明。
核合意からの離脱を表明するとともに過去最大レベルの制裁(二次制裁)発動の大統領令発動と
かなりタカ派的。トランプ大統領自身の発表前から情報が錯綜し原油市場は乱高下しました。

※WTI原油時間足
 
でもね、日足で見ればこんなものよ。

※WTI原油日足 上昇トレンドは継続しています。


地政学的が大きく動きそうな予感があるものの、金融市場は比較的穏やか。

今夜のダウは現時点で100ドル程度下落していますが大きく崩れたりしていません。
どうやら防衛関連株が物色されて堅調な模様。
イラン制裁発動ということになればイランから輸入できなくなりますので
イラン産原油分の供給が失われると考えるのが原油市場。
原油価格は上昇トレンドを継続すると考えられ、エネルギーセクターも物色される、、、
と考えれば、株が大きく崩れないという見方もできます。
ただ、積極的に株買いという材料ではないですので、全般には売り優勢ではありますが。
債券市場に資金が逃げ込んでいる部分もあるようで金利は低下気味。

※米10年債利回り

ということで、ドル円相場が若干円高気味に動いています。

とはいえ、108円台後半で静かな値動き。
こちらもリスクオフで売り!!というような大きな動きはありません。
米国のイラン核合意離脱はすでに織り込み済みだったか。。。

ただし、クロス円を見ていると明らかに円高傾向です。
積極的にリスクテイクする局面ではないことだけは確か。

地政学リスクにも金融市場全般、特に株式市場は楽観的に見えますね、、、。

8日火曜、日経平均は 41.53円(0.18%)高の2万2508.69円。
日米の株式市場は決算発表を主軸に動いているようです。
業績相場なんでしょうか・・・。

 それから今日は中国の習主席と北朝鮮の金委員長が再び会談したことも話題。
突然の訪中。何を話しあったんでしょうか。
だって、今日9日水曜は日中韓首脳会談が開催されるんですよ。
その前に、どうしても確認しておきたいことがあったとしか思えません。

米国のイランの核合意離脱も今後マーケットにとっても大きな火種となることと思います。
イラン側の出方によっては紛争リスクが高まります。

ということで、地政学は水面下で大きく動き出しているのですが
金融市場は比較的穏やか 。。。
新興国通貨下落、クロス円下落を見ると、リスクテイク相場ではありません。
どこかで、日経もショートしたいと思っています。

ポジションは継続。
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2018年5月7日月曜日

GW明けの東京市場は静かなスタート。

7日月曜の日経平均は 5.62円安の22467.16円。

今日はロンドン市場が英国のバンクホリデーで休場ということもあって
海外勢が不在の中での休み明けとなりました。

大引けこそ5円安ですが、100円ほど日経平均が下落する場面もありました。
今週だけで決算発表が1600社もあるんですってよ。

足下では、ドル円相場が105円割れから110円台まで反転上昇する過程で
日本株も上昇してきましたが、ここからは業績相場。
結果を見ないことには、身動きとれません。

日経平均は大きなマドを埋めにかかっていますが、
アイランドリバーサルトップの形状となっている22950~20060円レベルにある
窓埋めにはかなりの買い材料が必要でしょう。あるいはリスクの剥落かな。

※日経平均日足


ドル円相場は110円タッチしてから108円台まで下落してきていますが
これが短期トップアウトとみるべきか、それともい押し目とみるべきか。。。

ドル円ショートしてるんだけど、今日は意外と粘り強く反発してます(-"-)う~ん

全面ドル高ですが、
対円でも素直にドル高と考えてリスクテイクしていいんでしょうか…。
まだ、わかりません。

ユーロ円ショートも作っていますが、今日はドイツの指標の悪化に驚きました。

3月 ドイツ製造業受注 前月比▼0.9% (予想 0.5% 前回 0.3%
            前年比 3.1% (予想 5.0% 前回 3.5%

なんとプラス0.5%予想がマイナス0.9%の大幅悪化。
さらに前回値も大きく下方修正されています。

ますます強硬なECBの出口政策期待は剥落してしまうでしょうから
ユーロ売りでイイと思いますが、ユーロ円だとドル円が上昇すると
ユーロドル下落が相殺されて
あまり動かないということにもなりかねません、、、、ということで
1.1931ドルでユーロドルをショートしました。

DAXも大きなヘッドアンドショルダーに見えるんですけど。
12920でDAXを売ってみました。(くりっく株365)
どうかな~。昨今のドイツから出てくる指標見てると
ここからDAX買えないと思うんだけど。
早速やられてます~現在12980まで上がってきてる。

※DAX日足



今夜はこれからアトランタ連銀総裁の会合挨拶、
リッチモンド連銀総裁の質疑応答、
カプラン・ダラス連銀総裁の討論会参加、
エバンス・シカゴ連銀総裁の講演などなどのイベントが。
米要人らからの発言がヘッドラインとなると、
多少ドルが動く可能性がありますが、ドル円は109.60円台まで
上昇してきたら撤退します。

現在ドル円、ユーロ円、ユーロドル、豪ドルドル、DAXのショート保有。
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2018年5月6日日曜日

リスクオンでしょうか、それとも、リスクオフでしょうか。

FAANG株、ナスダック総合指数に占める割合が過去最高を更新
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-05-05/P88N3T6KLVR501

予想を上回るアップル決算という背景に加え、
資産家ウォーレン・バフェット氏がアップル株の追加取得を明らかにしたことが
4日のウエート上昇につながった。

株が堅調。ここだけ見ればリスクオン。

※ナスダック総合指数

株堅調の背景は~

①上記記事にあるように、アップル決算が予想を超えてよかったこと、
また、Appleが11兆円もの自社株買いを発表。
さらにカリスマバフェットがApple株を1-3月に7500万株
追加取得していたことが報じられる。
(約1兆2000億-1兆5300億円)Appleは上場来高値を更新。

②米4月分雇用統計

NFP:門雇用者数:+16.4万人
(予想:+19.3万人、3月分は+13.5万に方修正←+10.3万人)
平均時給:前年比+2.6%(予想:+2.7%、3月:+2.6%←+2.7%)
失業率 : 3.9%(予想:4.0%、3月:4.1%)

NFP,そして注目の賃金上昇率が予想を下回ったために米長期金利が低下。
これが米株をサポートしたのでしょうか。
週末金曜のダウは 342.69ドル高の24272.84ドル!!

※ダウ平均(Appleは2015年にダウ平均にも採用されています)


FRBと市場が注目するインフレ率(雇用統計でいうと平均時給)ですが
伸びが予想より低かったとはいえ、6月利上げ確率を引き下げる
というものではありません。

※先週はFOMCでしたが、声明では次回6月利上げの可能性が示唆されました。

政策金利は予想通り据え置き。
「インフレ率は前年比の伸びが中期的に目標の2%近辺で推移すると予想される」と
インフレ目標達成に自信をのぞかせ次回6月利上げを示唆。

→前回の「数カ月で上向く」から表現を上方修正。
これまでの「インフレ動向を注視する」との文言を削除。

(FRBが物価の目安としているコアPCE価格指数、
3月の伸びが前年同月比で1.9%と、2017年2月以降で最大)


今回の雇用統計の数字受けて利上げ織り込みが後退しているわけではありません。
ただ、ものすごい強い内容の数字が出ていたら、米金利上昇に勢いがついて
株式市場は下落していたかもしれません。その意味では、
冴えない数字であったことが
週末金曜の米株上昇の一因であったといえるでしょう。

あるいは仮に6月FOMCで利上げがあって、
今年は年4回の利上げの可能性が出てきたとしても
そのことが株価に及ぼす影響はそれほど大きくないというムードになってきた、
市場が金利上昇に耐性がついてきた、とみることもできますが、

う~ん、やっぱり先週はAppleの影響が大きいかった、というだけじゃないかなぁ。
https://www.bloomberg.co.jp/quote/INDU:IND (下段に寄与率)


ダウは200EMAにサポートされてます。
このままこの移動平均線に支えられて再上昇できるでしょうか。

5月は、政治イベントも多く、地政学リスクも満載です。
今週9日は日中韓首脳会談が日本で開催されますが、
22日米韓首脳会談、今月末までに日露首脳会談、
そして6月初旬までに米朝首脳会談。。。これが本丸でしょうか。
また、12日には米国がイランの核合意からの離脱の可能性がマーケットの
波乱要因となる可能性はぬぐえません。

イラン核合意 正念場 米の離脱判断まで1週間
https://mainichi.jp/articles/20180506/ddm/007/030/162000c
このリスクを先に織り込む形で、原油価格が上昇していますね。
※WTI原油


こうした中で、気になるのは新興国からの資金流出です。

アルゼンチン、緊急利上げで政策金利40%に
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30134090V00C18A5000000/

アルゼンチンはわずか8日間で政策金利を3回も引き上げています。
4/27 3%利上げ
5/ 3 3%利上げ
5/ 4 6.75%利上げ 8日間で12.75%も利上げ?!

利上げだけでなく為替介入もしています。
それでもアルゼンチンペソ売りが止まりません。

過去何度もデフォルトしているアルゼンチンですが、記事中にあるように
歴史的にインフレに敏感でペソが下落すると、
米ドルに退避させる動きが加速するんですって。

※米ドル/アルゼンチンペソ

何がアルゼンチンペソ急落のきっかけかははっきりわかりません。
インフレが進んでいるというのは背景にはあるんですが、、、。

そして、下落しているのはペソだけではないんです。

※トルコリラ。左が対ドル、右がクロス円

トルコ:通貨リラと国債が過去最安値-中銀の信頼性に疑問

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-05-04/P87CR86TTDS001
4/25トルコ中銀は利上げしていますが、リラ安は止まらず。

トルコは今、来年2019年に予定されていた大統領選挙が
6月に前倒しされたことが注目となっていますが、
景気浮揚のため現エルドアン大統領は
利上げに反対してきました。

これまでは政権からの圧力でなかなか利上げできなかったとされていますが
今回は10%を超える高インフレに歯止めをかけるために
中銀が利上げに踏み切ったのですが。。。

5/1 S&P、トルコを格下げ 通貨リラ安でインフレ見通し悪化
https://jp.reuters.com/article/turkey-ratings-idJPL3N1S84BU
S&Pはトルコ国債の格付けをBBからBB-に格下げ見通しもネガティブに変更。

時すでに遅し、、、か。

そして、5月2日 トルコ製造業PMI指数が 48.9と 50割れとなってしまいました。
(予想54.3)(前回51.8)50を割り込むのは1年2ヶ月ぶり。

トルコには積極的に売られる材料がありますね。
前倒しされた大統領選、政局への不安、格下げ、インフレ。

でも、アルゼンチンペソやトルコリラだけじゃないような。。。

※新興国通貨一覧(対ドル)

軒並み新興国通貨が売られていますね。

向かっている先は ドルです。

※通貨インデックス一覧 

これは主要通貨のインデックス一覧ですが、ドルインデックスだけ強いですね。

スイスやユーロ、ポンドなども弱いんです。ドル独歩高。

ポンドが弱い背景は、足元インフレ指標が力強さにかけ、5月の利上げの可能性が
著しくはげ落ちていること。
ユーロが弱いのは、似たようなものですね。
ユーロ圏の指標が弱くなってきていることで、
ECBのテーパリングから利上げを見込んだシナリオ修正を迫られ、
積み上がったユーロロングポジションが整理され始めています。

そして、スイスが弱いのは、、、なぜ?!
避難通貨として、円と共に強い通貨でしたが、、、

スイスフランの安全神話崩壊? ロシアの富豪たち、逃避資金引揚げも
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/05/post-10081.php

理由のひとつはECBのテーパリングにも、
スイスは緩和姿勢を継続するスタンスであることから
出口に向かうユーロへとスイスから資金が流れていることが上げられていますが、
気になるのはもう一つの利油。

ロシア企業や経営者を対象とする米追加制裁の回避手段として、
~ロシアの富豪たちがスイスから資産を引揚げている。~

~スイスの銀行に対しては、マネーロンダリング防止と制裁対象となっている
個人の資金取扱い停止を求める圧力が高まりつつある。

~「ロシア納税者としては、もはやスイスに資産逃避しても安心できなくなった以上、資産を自国に引揚げて、タックス・アムネスティ(租税特赦)を活用し、(ロシアの)税率13%で納税した方がいいかもしれないと感じている」

これをどのようにとらえたらいいのか、ピンときませんが、
要するに、ここでも資金還流が起こっている可能性があるということね。
スイスからロシアへ、、、という形ですが。

資金還流、、レパトリというと、
対外純資産が多い日本も他人事じゃないんですよね。
現在のところ日経平均株価が堅調ですし、ドル円相場も105円割れから110円まで
円安ドル高が進行し不安はないように見えますが、
この新興国通貨下落の動きは、
98年のタイバーツ、ロシア危機~LTCMショックを
彷彿させるものでもあります。

〇〇ショック、というような大きな下落がどこかの市場で起こった場合は
対外純資産の大きい円はレパトリ連想から買われる可能性が大きく、
なんとなく、嫌なムードではあります。

今起こっていることは、リスク回避による米国への資金還流ではないのか。。。
もし、そうであるならば、ドル円もいずれ大きく崩れるリスクとなります。
ということで、ここからリスク資産を買う方向ではなく売り狙いでしょう。


先週、ドル円が110円まで吹き上がることがあれば売りたいとしていましたが、
5/3に瞬間110円タッチの上昇がありました。
ちょっと遅れたのですが💦109.58円でドル円をショート参戦。
そしてユーロドルの下落トレンドが明白となる中で、ドル円が崩れてくる
ということになるならば、ユーロ円の下落が大きくなりそう、、、
ユーロ円を130.68円でショートしてみました。

今週の予定

6日:クオールズ米FRB副議長講演、
7日:ボスティック米アトランタ連銀総裁、
   カプラン米ダラス連銀総裁、エバンズ米シカゴ連銀総裁講演、
   バーキン米リッチモンド連銀総裁、質疑応答
8日:パウエルFRB議長講演
9日:日中韓首脳会談(日本)アトランタ連銀総裁講演
    4月生産者物価指数(PPI)コア予想:前年比+2.4%(3月+2.7%)

10日:4月生産者物価指数(CPI)コア予想:前年比+2.2%(3月+2.1%)
11日:ドラギECB総裁、イタリアで講演
12日:イラン核合意に関する決定
14日:イスラエルの米大使館、テルアビブからエルサレムへ移転?!

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2018年5月2日水曜日

トレンドが明確にある時は、
ちょっとした戻りや押し目を取ろうなどと考えないことですね💦

ドル円は上昇トレンドですし、ユーロドルは下落トレンドは明確です。。。
ユーロドルのショート手仕舞ってしまってますし、
ドル円をショートしてしまった(-"-)失敗

ドル円109.20円台ショートは109.50円台越えで損切。
豪ドルドルショートのみ継続です。

今起こっていることは「ドル高」ですね。

※通貨インデックスを確認すると一目瞭然。


ドル高の背景は解せませんが、ひとつには長期金利が3%付近で高止まりである
ことが上げられるでしょう。ドル金利上昇でドル高です。

※米10年債利回り


また、欧州通貨が積極的に弱い、ということもあるかな。

特にポンドよね・・・・

昨日は英国の4月PMI製造業購買担当者景気指数が予想を下回る53.9。
2016年11月以来の低水準に沈みました。

また、3月の消費者向け融資の伸びは前月比2億5400万ポンド(予想14億5000万ポンド)を大きく下回り、
英国の1QのGDPは前期比0.1%増と事前予想の0.3%増を下回り
2012年第4四半期以来の低い伸びだったこともあって、
金利先物市場での5月の利上げ確率は16%にまで下落してしまっています。
ついこの間まで90%を超える利上げ確率だったのに・・・

この利上げ思惑の剥落が期待で買われたポンド売りに拍車をかけ、
ポンド売り、米ドル買いの構図が強まったことが一つ。

またモルガン・スタンレーは4/26の顧客向けリポートで、
ユーロ/ドルの売りを推奨しています。

IMM通貨先物市場のファンドらのユーロ買い越しが依然13万枚と高水準ですしね。

ということで、欧州通貨が弱いことに加えての米金利高でドル高なんですねぇ。

ドル円が強いのも米金利高で説明ができるのかもしれませんが、
日銀短観で示された大企業製造業の想定為替レートである109.66円を超えてなお
強いとはちょっと驚きです。GW中ですが、閑散に売りなし、というセンチメント。

製造業らは長い休暇にはいって110円あたりから相当な売りオーダーを並べている、
と指摘されていますが、これらが上値を阻むのか、それとも踏み上げのような
相場がくるのか・・・。

104円台から110円近辺まで上げてきましたので、ここから買う気にはなれません。
むしろ、110円台へと吹き上がる相場があればショートしたいかな。

足下ではトレンドに逆らうべからず、、、が教訓となりましたが、
ここから先もドル高トレンドが続くかどうか、、、慎重に見極めなくちゃね・・・。

今夜、FOMCとECB理事会があります。
どちらも声明に注目です。

FOMC声明:インフレ巡る評価、どう表現するかが注目点に
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-05-02/P82VUE6K50Y201

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