来年25年以降の経済金利見通しがタカ派的だった3月FOMC会合ですが
年内に関しては「3回の利下げ」予想が維持され(違和感ありありでしたが)
足元ではマーケットフレンドリーなスタンスを表明していました。
ところがFOMC後の要人発言は年内3回の利下げが本当に
実施されるだろうか疑問、、、という内容のものが多いですね。
3/28 ウォラーFRB理事、利下げ遅らせるか回数減が適切-最近の統計受け
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-27/SB1171T0AFB400
3/26 クックFRB理事、利下げには「慎重なアプローチ」取らざるを得ない
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-25/SAWRQMT1UM0W00
3/25 米アトランタ連銀総裁、利下げ年内1回にとどまるとの見方を再表明
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-25/SAWQIWDWRGG000
FRBタカ派発言がドル押し上げ、四半期ベースで22年来の大幅高へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-28/SB28GGT0AFB400
このところ欧州ECBも英国BOEも6月利下げ観測が強まっていますが
米国は本当に6月から利下げ開始できるのか?と懐疑的なムードが
漂い始めています。他国が6月利下げ機運が強まる中、
米国の6月利下げの可能性が徐々に懐疑的となってきています。
※CME FED ウォッチ
6月の1~2回利下げ確率は63%程度ありますが
一時期90%近くまであったことを考えると後退していますね。
こうなるとますます明日発表されるPCE価格指数が注目されます。
インフレの数字が強ければ6月利下げ開始予想が後退すると思われ、
ドル円相場には上昇圧力となりますね。
ドルインデックスは今年2024年以降強含み傾向にあります。
※通貨インデック2024年からの値動き日銀がマイナス金利解除に動きましたが
政策金利はわずかに▼0.1%が0~+0.1%になっただけで、絶対値は小さい。
ドル高基調は続いています。
しかしながら、財務大臣が「行き過ぎた動きには断固たる措置を取る」と
牽制し、日銀、財務省、金融庁の臨時の三者会合が実施されるなど
日本の通貨当局もこれ以上の円安進行には不快感を示しており
ドル円の上値が思い状況が続いています。
よって、ドル円相場は膠着。
動かなくなってしまいました。。。
※ドル円日足
この小さな値動きに飛び込んでもトレード妙味は薄いですし
介入に怯えながらロングを持ち続けるのも疲れそう。
明日金曜日はイースター休暇で米国株式、債券市場は休場。
為替市場は動いていますが流動性は低下。
こんな時には介入は入らないだろうというのが
識者の総意ではありますが、
明日はコアPCEの数字には為替市場、反応しそうですので注意。
まだノーポジのままです。
NOTE
米GDP、10-12月は3.4%増に上方修正-個人消費の堅調が寄与
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-28/SB25L5T0AFB500
米経済は強いですねぇ。。
利下げを急ぐ必要はなさそうです。
足元では原油も上昇しており
インフレの再上昇懸念がジワリ。
※WTI原油
ゴールドはインフレ再上昇を先取りしたかのような上昇
※COMEXゴールド
こうしたコモディティ市況をみていると、ドル金利高、米ドル高誘導は
仕方がないかな、とも思います。ドル円もなかなか下がらないかな。
介入があっても一時的にドル円上昇を止めることができても
トレンドを変えるのは難しいだろう状況となっています。
ドル円は急落があれば買い、が基本スタンスでしょうか・・・
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