2022年8月9日火曜日

 不思議ですよねぇ、金利のチャートに線を引いたところで意味はないのですが
これが不思議とトレンドがキレイに描かれるもので、、、
強い雇用統計の数字を受けて反発上昇トレンドに入るかと思われた米長期金利ですが
きれいにレジスタンスに阻まれて反落しています。

※米長期債利回りチャート

1・期待インフレ率低下で金利上昇ストップ
2・アメリカ議会上院で「インフレ抑制法案」可決

==============================
1・期待インフレ率低下で金利上昇ストップ

今週は10日に米CPI消費者物価指数が発表されるとあって
10日の発表に注目かと思っていたのですが、
今夜発表されたNY連銀サーベイで金利がすでに低下に転じちゃってます。
先週の雇用統計で急反発となっていたのに・・・。

◆7月NY連銀期待インフレ
1年先:6.2%(6.8%)
3年先:3.2%(3.6%)
5年先:2.3%(2.8%)
米国の住宅価格は今後1年間で3.5%上昇すると予想、6月の4.4%から低下。
ガスと食料の1年先までの価格上昇に対する期待は大きく低下。
https://www.newyorkfed.org/microeconomics/sce#/inflexp-1
期待インフレ率の低下は、FRBの大幅利上げの必要性を低下させるもので
今夜は米金利が全般低下圧力にさらされています。

米国のインフレ、ピーク視野に-その後の展開巡って見方割れる
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-07/RG9H6WT1UM0W01

そして今週10日発表の7月CPIも鈍化予想です。

◆10日発表の7月の消費者物価指数(CPI)予想

前月比 予想 0.2%(前回 1.3%)
前年比 予想  8.7%(前回 9.1%)

コア・前月比 予想 0.5%(前回 0.7%)
コア・前年比 予想 6.1%(前回 5.9%)


とは言え、高止まりですけどね。
市場は先々を織り込んで動きますので
高止まりという事実よりもピークアウトしたという点にフォーカスし
金利もピークアウトしちゃった、ようです。今のところは・・・。

ということで売り狙いとしていたドル円売り参戦。

ドル円135.34円

クロス円はユーロ、ポンド、カナダあたりを狙っていますが
今日はドル円だけ。

円ショートの前提3本柱崩れる-米雇用情勢や地政学理由に疑念も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-07/RG9M81T0AFB501


2・アメリカ議会上院で「インフレ抑制法案」可決
 気候変動対策などに10年間で58億円拠出
https://www.tokyo-np.co.jp/article/194640
気候変動対策などに今後10年間で4330億ドル(約58兆円)を拠出
当初の3.5兆ドルだ、6兆ドルだ!という大型歳出法案から
大幅に縮小されたものの中間選挙前にようやく前進。

上院通過ですが下院は12日に採決予定。
下院可決となればバイデン氏が署名し、成立します。

歳入の財源には15%の法人最低課税や自社株買いへの1%の税適用、
内国歳入庁(IRS)予算の800億ドル拡充による徴税強化。
歳出との差額3000億ドル超を財政赤字の削減に充てるとしており、
この増税分が経済を冷やさないか懸念されるところですが
10年で3000億ドルとのことで1年に慣らすと300億ドルで
GDPの0.1%程度に過ぎないとのこと。

この増税は景気を冷やすというほどのネガティブな内容でもなさそうです。
むしろ増税適用が来年からとなるため、年内のうちに自社株買いを、と
駆け込み自社株買いが増えるかも、という指摘も。

気候変動対策として電気自動車(EV)などエコカー購入者への税優遇や、
再生可能エネルギーの普及支援に約3700億ドルを計上しており
テスラなどには追い風とされ今日は5%近い上昇となっていますね。

短期的には規模が縮小されたとはいえ税優遇、再エネ支援金を好感した
株買いバイアスが働くのでしょうか。

金利上昇圧力が低下しているので株には安心感がありますね。
私はまだベアマーケットラリーだと思っていますが
まだ株を売るには早いかな・・・

200SMAまで戻ったあたりから売りを考えたいと思います。

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2022年8月8日月曜日

 雇用統計はサプライズです🙀
予想を超える労働市場の強さ、
そしてインフレは長期化の気配・・・。

ということで、金利が急反騰。
ところが株式市場は底堅く推移、すぐには崩れそうにありません。

◆7月非農業部門雇用者数:+52.8万人
         (予想:+25.0万人、6月:+39.8万人←+37.2万人)
・7月平均時給:前年比⁺5.2%(予想:+4.9%、6月:+5.2%←+5.1%)
・7月失業率:3.5%(予想:3.6%、6月:3.6%)

~NFP6月分は+39.8万人と+37.2万人から上方修正:5月、6月の2カ月で2.8万件上方修正
~失業率は3.5%に低下し(4ヶ月連続で3.6%だった)パンデミック前20年2月水準に回帰。
~平均賃金、鈍化予想に反して6月と同水準維持。6月分5.1%から5.2%へ上方修正。
~労働参加率は62.1%と、予想外に62.2%から低下。失業率を下げた可能性

NFP



失業率
6月FOMCでパウエル議長は次回9月はデーター次第としていましたが
労働市場がこれだけ強いとなると引き締めを緩める理由はありませんね。
賃金上昇も続いていますのでインフレも全然抑制される気配がない。
手綱を緩めている場合ではない、ということで9月0.75%利上げ織り込み加速。

米FRB、0.75%追加利上げ検討すべき=ボウマン理事
https://jp.reuters.com/article/usa-fed-bowman-idJPKBN2PD027

というわけで、市場金利も急反騰。

※米10年債利回り 
まだ下落チャネルの中にありますが
金利上昇がトレンド化するかどうかに注目。
レジスタンス超えてきたら、ドル高もさらに加速するでしょうか。

その意味で、今週のCPI消費者物価指数発表は重要。
今回発表される7月CPI、予想は前年比+8.8%と6月(+9.1%)から
減速が見込まれています。
ガソリン販売価格がピークアウトしていますので多分落ちてくると
思うのですが、、、、予想より強ければ金利上昇は続きますし
予想を超えて低下すれば金利は再反落となるでしょう。

金利市場のボラティリティが高いので為替も大きく動きますね。

S&P500オプション(SPX)の価格をベースに計算される
ボラティリティ・インデックスであるVIX指数よりも
債券版恐怖指数とよばれるMOVE指数は高止まり。
債券市場の混乱が続いていることが窺えますね。

※VIX指数とMOVE指数
米金利上昇とともに欧州金利も上昇しているのですが
通貨市場ではドル独歩高ですね。
やはり基軸通貨国である米国の金融政策がテーマです。

※主要国10年債利回り一覧

※通貨インデックス一覧
しかし解せないのが株式市場です。
労働市場が強い=インフレが長期化しそう=FRBが再びタカ派色を強める
という観測が強まっているというのに…崩れません。

※米国主要株価インデックス一覧
一つの指摘として、6月からスタートしたQT、
FRBのバランスシート縮小のペースが計画の最大値に満たないことで
FRBが緩和的であるとの見方があります。

まいにちさんの自由研究🔍
@girl_on_wallst
 さんのツイートをお借りします。

①6月から開始したQT🇺🇸
②FOMC会見でパウエルは超適当な説明🎤
③FED のBS縮小は2ヶ月で404億ドル、0.45%だけ💦
④計画では月間減少額の上限は475億ドル
⑤よって進捗はたった42%で、米株には好材料‼️

更に8月は米国債の償還も多いので投資家は資金余剰となり金利低下しやすいです✨
https://mobile.twitter.com/girl_on_wallst/status/1555475882621280257

毎月最大で475億ドルのペースで減少させる計画で始まったQTですが
実際には最大値に満たない緩いペースでの縮小に留まっているんですね。

要するにマネーじゃぶじゃぶ状態にさほど変化がない。
これがなぜなのかはよくわかりませんが、
これほどインフレが問題になっているのならMAXで縮小させればいいのに。

株式市場が崩れなければ、インフレもなかなか低下しません。
逆に言うと、インフレの長期化が本格的な米国の景気後退をもたらすリスクに。

ただし、FRBが手緩いため株式市場は○○ショック、というような
急速な水準調整もなければ、将来の景気後退リスクを懸念して
最高値を更新するような強さも見せられないでしょう。
投資家にとってはやっかいな非常に難しいただのレンジ相場が長期化する気配。

ポジションですが
雇用統計サプライズで全てコストで消滅しています。

このままドル金利が上昇するのかどうかまだ確信が持てず
ドルロングにスイッチできていません。

というのも、インフレの長期化、イールドの逆転状態は
遠くない未来の景気後退リスクでもありますので
意外と金利が上がらない可能性も十分にあるんですよね。

今米金利で最も高いのが2年債ですよ。
10年、30年モノの金利より、2年金利のほうが高い。

※米国債利回り一覧
これでドル買いできるんだろうか?と疑問もあって。
雇用統計でカットされ、ノーポジで週超えです。

どちらかというと、ドル円、クロス円はもう一度売り直したいのですが
週明けの値動きを確認してからですね。

NOTE

◆純利益上方修正、1兆円に迫る 3月決算の50社超: 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC043Z40U2A800C2000000
日本株には強気継続スタンスでいます。
米株が○○ショックというような急落に見舞われれば一緒に下がるリスクはありますが
今のようなそこそこしっかりしている値動きなら日本株優位ではないでしょうか。

◆バフェット氏の米バークシャー、最終赤字5兆円 4~6月
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN063QW0W2A800C2000000/
著名投資家バフェットのファンドも苦戦しています。
今年あまり上手くいっていなくても仕方ない、、、、。

◆岸田首相、来週の内閣改造を表明 旧統一教会との関係点検を指示
https://jp.reuters.com/article/japan-pm-cabinet-idJPKBN2PC01J
マーケットに直接影響が及ぶとは思っていませんが
元財務官僚で財政再建派とされる木原誠二官房副長官の処遇は気になりますね。

◆◆来週の主な予定◆◆
8日(月)
日本7月景気ウォッチャー調査(14:00)

9日(火)
日本7月マネーストック(8:50)
日本7月工作機械受注(15:00)
米中間選挙予備選
コネチカット州、ミネソタ州、バーモント州、ウィスコンシン州

10日(水)
日本7月企業物価指数(8:50)
中国7月生産者物価指数(10:30)
中国7月消費者物価指数(10:30)
米7月消費者物価指数(21:30)
ロシア消費者物価指数(7月)
シカゴ連銀総裁、講演
ミネアポリス連銀総裁、講演

11日(木)
山の日祝日のため東京市場は休場
米7月生産者物価指数(21:30)
サンフランシスコ連銀総裁、講演
OPEC月報

12日(金)オプションSQ
英国GDP速報値(第2四半期)
ロシアGDP(第2四半期)
米8月ミシガン大学消費者信頼感指数(23:00)

13日(土)
米中間選挙予備選(ハワイ州)

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2022年8月5日金曜日

 1・英国、大幅利上げも直後にポンド売り
2・原油下落加速WTI原油は90ドル割れ

※中国軍、台湾海峡で軍事演習 
===========================
1・英中銀、27年ぶりの大幅利上げ-長期のリセッション警告
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-04/RG37Y8DWLU6C01

・0.5ポイント利上げで政策金利1.75%に-8対1で決定
 ~0.5%利上げは27年ぶり
※英国政策金利推移
 

・バランスシート縮小(QT)は9月開始の公算
 ~1四半期約100億ポンド相当
 ~保有国債は初年で800億ポンド縮小見込み
 
・インフレ率は10月に13.3%でピークと見込むも
 インフレは2023年終盤まで高止まりするとの見通し
  
・10-12月(第4四半期)からリセッション入り
~景気後退は来年末まで続くとの見通し
~約2.1%の経済縮小を見込

英国、27年ぶりの0.5%幅の大幅利上げにも関わらずポンド売りです。
QTの道筋も示し、タカ派的内容だったと思うのですがなぜ?

簡単に言うと、これだけ強烈に引き締めを行うとしながら
インフレは10月には13.3%まで上がり、23年末まで続く見込みであるため
インフレによる需要減速と金融引き締めによる景気悪化で
経済成長は見込めないことも認めてしまった、
ということに尽きると思います。

要するに英国は完全に「スタグフレーション」です。

このピンチにジョンソン首相が辞任するなど政治の空白も重なり
英国は大変厳しい環境に置かれているものと推察します。

ただし、今日はドル金利低下も再トレンド化。
ドル安基調を強めていることからドル安、ポンド安で
ポンドドルは乱高下するもほぼ昨日の終値と同根水準に回帰。

問題だらけの欧州の通貨ユーロなどは力強く上昇しちゃってます💦

というわけで、ユーロドル、豪ドルドルのショートをやめて
狙っていたドル円、クロス円のショートにポジh村組み替えました。

ユーロドル1.0214ドルS コストでカット
豪ドルドル0.6956ドルS コストでカット

ポンド円をBOE発表直後に
ポンド円162.56円S

ドル円はボリンジャーバンド-1σを超えられないのを確認。
ドル円133.95円S

原油が弱いことから
カナダ円103.96円S

チャート的に日足でWトップ完成に見えます。

2・WTI原油先物、バレル90ドル割り込む-ウクライナ侵攻以来で初めて
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-04/RG3E9GDWX2QH01?srnd=cojp-v2

バイデン大統領の増産要請に対しサウジアラビアは
わずか日量10万バレルの増産拡大で応えたことが報じられた瞬間は
原油が急騰したものの、週間在庫統計で予想外に在庫が増えていたことがわかると
一転下落に転じています。
今後世界景気後退リスクが高まる中で、需要が鈍ってくるだろうことは必至、
それ以上の増産量を示すことは石油市況にとってマイナスだということも
わかっていたのかと思います。本来ならもう増産を止めたかったところでしょう。

※WTI原油はWトップ完成か

米国のガソリン販売価格も5月最終週をピークに下落基調に。
すでにこの頃から需給は緩み始めていたのかもしれません。

NOTE
※中国がミサイル試射、台湾周辺の軍事演習-日本のEEZ内に5発落下
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-04/RG2K9ZDWRGG001

台湾有事は日本有事
21年12月、安倍元首相が台湾で開催されたシンポジウムで述べた言葉です。

こんなにも早くそれを実感する日がくるとは。

岸信夫防衛相は、こう述べています。
「わが国の安全保障、国民の安全に関わる重大な問題だ。強く非難する」

中国による軍事演習においては事態の沈静化を図るため、
カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、イギリス、アメリカのG7外相は
3日、中国が行動をエスカレートさせれば地域の不安定化を招くおそれがある
との共同声明を発表していますが
これに中国が反発し、日中外相会談が中止となっています。

G7外相、実弾使用の中国の軍事演習に懸念表明-共同声明
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-03/RG22LNDWRGG001

日中外相会談取りやめへ 中国の軍事演習 G7外相の懸念が理由
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220804/k10013753261000.html

中国の「重要軍事演習行動」実施期間は7日までの4日間。

今夜、米ペロシ下院議長が日本に到着しました。
明日5日、岸田首相と面会する予定です。

米 ペロシ下院議長 日本到着 5日に岸田首相と面会へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220804/k10013754341000.html

現在までのところ、マーケットへの影響は軽微ですが
仮に先週までの円高進行の背景にもこの件が関与していたならば
台湾有事の不測の事態は円高進行のリスクであると考えられます。
<金価格急伸、利上げサイクルの織り込み終了か>
『4-6月期の金需給読み解き』
https://youtu.be/KLvb5ap_wFU
◆過去のインフレ指標で未来を語る
◆中国金輸入、金ETF投資残高に変化の兆候



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2022年8月4日木曜日

 原油価格動いていますが、OPECプラス会合の結果より
週間在庫統計の中身のほうがサプライズだったようです💦

米国からの増産要請に対しOPECプラスからの応えは
あまりにもショボすぎて、一時原油は大きく上昇したのですが
その後あっという間に急落しています。

1・OPECプラス、9月からの増産幅はたったの日量10万バレル
2・EIA米石油週間在庫統計のサプライズで原油下落へ
3・ISM非製造業景況指数、良好で米金利一時上昇するも・・・
=============================
1・OPECプラス、9月は小幅増産で合意 日量10万バレル
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR03BMM0T00C22A8000000/

 7月、8月の増産は日量60万バレル。
 9月から 日量10万バレル。 増産量は9月から減少しちゃう!
 
 もともとパンデミックで原油価格が急落したことで
 OPECプラスは緊急で大幅減産に踏み切ったのですが
 これを21年から「減産幅を縮小する」という形で徐々に
 原油生産量を増やしてきました。
 
 小幅に増産を続けてきたのはあくまで
 経済のV字回復とともに需要も増加してきたためです。
 
 そもそもの計画ではこの減産幅の縮小と言うかたちでの増産は
 22年9月まで。
 しかし、ロシア問題もあり原油価格が急騰していたために
 6月のOPECプラス会合で7月と8月の増産量を拡大して対応していました。
 それが故に、増産は8月までで終了するのでは?という思惑もあり、
 バイデン大統領は増産拡大、継続要請をしていたわけですが~
 サウジとしても増産量拡大を発表することで
 一応バイデン大統領のメンツを立てたということでしょうか。
 9月の増産幅はたったの10万バレルですが。
 
 VettaFiのエネルギー調査部長Stacey Morris氏は、
 「OPEC+が発表した増産は、何もないに等しい」(きびし=)
 
 これを受けて、直後原油は急騰したのですが、
 あっという間に下落に転じます。
※WTI原油15分足

※WTI原油日足 下落トレンドが続いているだけ?200SMAを割り込み始めた
 
2・ EIA米エネルギー情報局が発表した週間在庫統計で
 4週間のガソリン需要平均が2月以来の低水準に低下していることが
 確認されたためです。
 
米週間石油在庫統計(バレル・前週比)
原油 +446.7万(前週 ▼452.3万 予想▼60万)
ガソリン +16.3万(前週 ▼330.4万 予想▼160万)
留出油  ▼240万(前週 ▼78.4万)
クッシング在庫 +92.6万(前週 +75.1万)

在庫が増えているということは需要が鈍っているということです。

OPECプラスの回答がショボかったのも理解できないでもない。
だって、世界景気後退が懸念され始めているわけでしょ。
すでに原油価格は高値からは随分さがっており
(今年のWTI高値は130ドル、足元は90~100ドルのレンジ)
増産量を拡大しつづければ更に供給超過で原油価格が崩れるリスクがありますね。

中国はロックダウンを繰り返していますし、、、

というわけで今日の原油市場は供給量が増えないというショックより
需要がおもったより早く減少し始めるのではないか、という懸念を映し
下落しているというわけです。

需要減退は原油価格の高止まり➡ガソリン価格の高止まりのせいでしょうか。
インフレが続きすぎて景気が冷え出したのかも。
まあ、結果、需要が減れば価格は下がるのですけれど。


3・米ISM非製造業景況指数、予想外に上昇-3カ月ぶり高水準
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-03/RG1LLKDWLU6B01

ところが、ISMの数字が強かった。
7月は56.7に上昇、前月55.3-市場予想は53.5への低下でした。

ISM非製造業景気指数(7月)詳細 
総合   56.7(55.3)
事業活動 59.9(56.1)
新規受注 59.9(55.6)
雇用   49.1(47.4)
入荷水準 57.8(61.9)

仕入価格 72.3(80.1)
輸出   59.5(57.5)
輸入   48.0(46.3)

1日に発表された7月のISM製造業指数は約2年ぶりの低水準でした。
製造業は悪化しているのに、サービスは好調ということです。
モノへの需要が減少する反面、サービス支出を拡大ている。

この数字を受けて、米金利が急上昇しました。
これに連れてドル円相場も134.55円まで上昇しましたね。

ところが、EIA石油在庫統計で金利上昇はストップしてしまいました。

※米10年債利回り5分足チャート

この長期金利ですが、日足でみてみると6月14日にトップアウトして
長期金利は下落トレンドにあるんですよね。
この下落チャネルのレジスタンスを超える金利上昇がなければ
ドル円相場の本格上昇回帰はまだ難しいと思います。

リバウンドもそろそろ終わりかな・・・ということで

131.80円で買ったドル円は134.03円で手仕舞いました。

ユーロドル1.0214ドルS
豪ドルドル0.6956ドルS は継続です。

明日以降はドル円、クロス円を再度売る好機を探します。
8月は円高のアノマリーもありますし。

今週のひろこのウィークリーGOLDは小菅努氏。
マーケットエッジ代表 小菅努氏

<金価格急伸、利上げサイクルの織り込み終了か>
『4-6月期の金需給読み解き』
https://youtu.be/KLvb5ap_wFU
◆過去のインフレ指標で未来を語る
◆中国金輸入、金ETF投資残高に変化の兆候


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2022年8月3日水曜日

 1・ペロシ米下院議長、台湾に到着 中国軍は演習開始
2・米FRB要人ら発言きっかけにドル金利再上昇?
3・RBA(豪中銀)0.25%利上げ
==========================
1・ペロシ米下院議長、台湾に到着 中国軍は演習開始
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM023L40S2A800C2000000/
大統領の継承順位2位の要職である下院議長の台湾訪問は25年ぶり
➡中国人民解放軍東部戦区は2日夜から「台湾周辺での軍事演習を開始した」と発表

さすがに撃ち落とされる、ということはありませんでしたが
(撃ち落とせとのジャーナリストのツイートは削除されたことから
 中国の本意ではなかったとみられる)
緊張が高まっていることに変わりはありません。
中国は軍事演習の開始の報復にとどまるでしょうか?

その前にこんな措置も。

中国、台湾企業100社余りからの食品輸入を禁止-ペロシ氏訪台で圧力
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-02/RFZAGHDWLU6801
台湾企業100社余りからの食品輸入を禁止

この件がここ数日のドル円下落の一因にもなっていたとするならば
無事到着で一旦買い戻しが入っていると見ることもできるのでしょうか?
ドル円相場は130.39円まで円高進行となるも
NY時間には132.30円台まで反発しています。
ペロシ台湾到着の報道で米国債利回りが反発下との報道も。

2・加えて今夜は米FRB要人らの発言も金利反発の一翼を担ったと思います。
足元の金利低下はインフレ率から鑑みると行き過ぎよね。

◆デーリー・サンフランシスコ連銀総裁
「FRBのインフレ対策は終了からほど遠い」
⬇
米FRB、インフレ抑制「程遠い」 当局者「一致団結」=SF連銀総裁
https://jp.reuters.com/article/usa-daly-idJPKBN2P81C8?feedType=RSS&feedName=special20

◆エバンス・シカゴ連銀総裁
「9月会合での0.50%利上げは適切となる可能性」
「9月会合での0.50%利上げは合理的だが0.75%でも問題ない」
「9月会合で0.50%の利上げをした後は、
 来年2Q初めまで0.25%ずつ利上げをすると見込んでいる」

◆ダドリー元NY連銀総裁
「FEDの積極的な金融正常化方針は何ら変わっていない」
「利下げに向けた方針転換に対する期待は行き過ぎ」

※米国債利回り一覧


米株が今夜も小幅に上昇を継続させているのは
労働市場の逼迫が和らいだとかいうニュースを好感しているのか、
金利、為替市場が右往左往している割には楽観的すぎやしませんか・・・

◆米求人件数、6月は1069万8000件に減少-昨年9月以来の低水準
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-02/RFZR1SDWRGGL01?srnd=cojp-v2
逼迫(ひっぱく)する労働市場の状況がやや緩和していることを示唆

また、今日はこんなニュースも。

◆米がアルカイダ指導者殺害、アフガンで空爆 バイデン氏「正義実行」
https://jp.reuters.com/article/cia-al-qaeda-idJPKBN2P7297
米政府、アルカイダの最高指導者、ザワヒリ容疑者を殺害したと発表
昨年8月の米軍撤退以降、米国がアフガン国内で行った初めての攻撃

昨年のアフガニスタン撤退によって首都カブールが陥落したことは
米国に厳しい批判の目が向けられていましたが、
名誉挽回を狙ったのでしょうか。なぜこの時期に?

11月中間選挙が近づいていることもありますが
ペロシ下院議長の訪台が注目される中、バイデン大統領の点数稼ぎでしょうか??
バイデン大統領はペロシ下院議長の訪台について「軍は快く思っていない」などと
発言しており、ペロシ議長を止められなかった、つまり
バイデン大統領の抑えが効いていない可能性が指摘されており、
この問題から世間の耳目を逸したい意向があるのでは、、、
などと考えてしまいます。

しかし、それが正しいなら
米民主党政権は統率がとれていないということであり
このような中で中国を刺激し軍の暴発を誘う結果になってしまったら、
その後の戦略はあるんでしょうか、、、不安しかありません。

今回の件で仮に中国が軍事行動に出た場合、
米国側にどう対処するか明確なシナリオはあるのか疑問。
まさかそんなことはないと信じたいですが。

ポジションですが、金利反発もあり
132.48ドル円ショートは131.80円で買い戻し、ドテンロング。
ユーロ円138・82円S ➡ 134.59円 手仕舞い
豪ドル円95.18円S ➡ 91.65円 手仕舞い

ドル金利だけでなく欧州、英国などの長期金利も反発しているのですが
金利反発局面では利上げ先行のドルが最も強い傾向が強いため
ロングしたのはドル円のみ。
ドルストレートでユーロドルと豪ドルドルをショートしています。

ユーロドル1.2014ドルS
豪ドルドル0.6956ドルS

ドル反発のフェーズが続くかどうかはわかりませんが
米要人らが下がりすぎた金利をみて高はトーンを強める可能性は高く
ドル円もそこそこ戻るんじゃないかと見ていますが、
台湾情勢を巡って有事勃発となればやはり円高となるリスクもあり
コストにはストップ注文をしっかり入れておきます。

2・豪州中銀、予想通り0.5%利上げ

豪中銀が4回連続利上げ、政策「あらかじめ決まった道筋ない」
https://jp.reuters.com/article/rba-rate-hike-idJPKBN2P80IJ
・5月以降4回計1.75%引き上げ、90年代初頭以降で最も積極的な引き締め
・しかしインフレの加速とともに成長見通しは引き下げ、
政策引き締めをややトーンダウンさせた
➡家計は総額2兆ドルの住宅ローン債務を抱え住宅価格も急落、
借り入れコストの上昇は購買力を弱めている。

一連の利上げで平均62万豪ドルの住宅ローンに対する
月々の返済額は560豪ドル程度増える見込みで
積極的な利上げは一部で反発を呼び、地元タブロイド紙は
ロウ総裁の辞任を要求するまでになっている~
↑豪ドルを売った背景。

 8月は豪ドルが下落するアノマリーもありますしね。
※過去20年の豪ドルの値動き季節性 8月が弱い
NOTE
◆サウジ、OPECプラスに増産働きかけへ=FOXビジネス記者
https://news.yahoo.co.jp/articles/85d0f955d15de80e124ce850d96ddac0b9c03e21
サウジのサルマン国王が7月16日の会談でバイデン米大統領に増産について確約、
米FOXビジネスの記者のTweet

ホントかな~

だとすれば原油はもっと下がっていてもいいはずですが。
この報道が出た直後は下落を強めていましたが
今再び原油上がっています、金利反発にも関わらず。。。
有事想定での買いの可能性も否定できませんが
明日のOPEC増産プラス会合前にあまりリスクは取りたくないはず。
予想をせずに、ポジションを取らずに結果を待つべし。
◆MUFG4-6月の純利益7割減、外債評価損3メガで2.6兆円に
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-02/RFO2BPT0AFB401
米金利の上昇や円安進行で6月末の外債評価損は合計で2兆6569億円
~3月末と比べて、約9400億円膨らむ

派手にやられましたね、、、、日本の3メガバンク。
4-6月期は米金利が急上昇した時期。
つまりは米債価格が大きく下落したというわけですが、
2・6兆円とは。。。

今日三井物産と三菱商事が、
ロシアの石油天然開発事業「サハリン2」の資産価値を
それぞれ1366億円と811億円、計2200億円減額した、という報道がありましたが
この金額が可愛く見えます。決して小さくないですけど…。

サハリン2資産価値を追加減額、三井物と三菱商合わせて約2200億円
https://jp.reuters.com/article/mitsui-co-idJPKBN2P808W


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2022年8月2日火曜日

 ドル円相場は131円台まで下落。
7月14日に139円台がありましたが8円近い下落です。

ドル金利低下で説明できないこともないですが
台湾有事リスクが円高の背景にあるとの指摘も出てきています。

1・ペロシ議長の訪台、中国が軍事行動示唆
2・米ISM製造業景況指数、新規受注:在庫指数悪化
3・今週BOE(英国金融政策会合MPC開催)
===================================

1・ペロシ議長の訪台、中国が軍事行動示唆

ペロシ米下院議長、2日夜に台湾入りし3日に議員と会合
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-01/RFXTJIDWX2PS01

中国大陸と台湾は不可分の中華民族の統一国家「中国」でなければならない
とする「一つの中国」を主張する中国にとっては、米下院議長が
中国を差し置いて台湾へ米国下院議長が訪問することを断じて許せません。

米国下院議長という立場は大統領に何かあった場合の継承順位2位。
(1.副大統領 2・下院議長)米国政府のナンバー3、その意味は大きいのです。

中国はこれに反発し軍事行動も辞さぬと表明。

中国外務省「ペロシ議長が台湾訪問すれば強力な対抗措置」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220801/k10013746791000.html
中国外務省
「軍も決して黙って見ていない」

すでに人民解放軍が台湾周辺や東・南シナ海、黄海など
中国の周辺海域で複数の軍事演習を実施し牽制しています。
本日4機の中国戦闘機が台湾の防空識別圏(ADIZ)に侵入しています。

元陸軍将校で中国国営メディアのコメンテーター胡锡进氏が、
「forcibly dispel Pelosi's plane(ペロシの飛行機を撃ち落とす?)」と警告。

中国軍、台湾周辺や東・南シナ海で複数の軍事演習…米下院議長の訪台を事前にけん制か
https://www.yomiuri.co.jp/world/20220731-OYT1T50101/

この中国の脅しに屈してペロシ下院議長が台湾訪問を取りやめれば
米国は世界的な信用を失いかねません。
21年8月、米軍アフガニスタン撤退によるカブール陥落は
米外交史上最大の汚点とまで批判されていますので、
米国はここで逃げるわけには行かないでしょう、、、たぶん。

ということで、ペロシ議長の台湾訪問が実現した際に
中国がどんな対抗措置に出るか、、、緊張が高まっているのです。

ではこれでリスクオフなのか?というと
VIX指数は全然動いていませんし、
今日の日本株市場も堅調、今夜の米国株市場もしっかり。
リスクオフ全開という相場ではありません。
※ VIX

※米株市場 1:20時点
ただただ、不気味に世界の債券市場に資金が戻る展開が続き
金利低下が止まらないのは気がかりですが。。。

※主要国長期債利回り一覧
この金利低下は、景気後退懸念から来年の利下げを織り込む動きに過ぎないのか。
それとも資金が債券市場に逃げ込んでいるのか・・・?

というわけで、金利差縮小からドル円、クロス円相場の下落が続きます。

円高でも日本株高、決して悪い相場じゃないですが
米国と中国の緊張の高まりを侮ってはいないかと心配です💦

※ただし、コモディティ市況は再下落の様相。
原油は8月3日のOPEC総会前にポジション整理?
それともサウジ増産の線濃厚なんでしょうか・・・?

2・米ISM製造業景況指数、新規受注:在庫指数悪化

ISM製造業景気指数(7月)
景気指数 52.8(53.0)
新規受注 48.0(49.2)
生産   53.5(54.9)
雇用   49.9(47.3)
入荷遅延 55.2(57.3)
在庫   57.3(56.0)1984年以来の最高水準に積み上がる

仕入価格 60.0(78.5)20年8月以来の低水準
輸出   52.6(50.7)

ISMは
「サプライチェーンにおける過剰在庫への不安が高まる中、
新規受注が2カ月連続で低下しており、景気軟化に対する懸念を表している」
としています。

今夜の金利低下はこの影響もあるのかな。
まだ景気判断の分水嶺50を下回ってはいませんが。

3・今週BOE(英国金融政策会合MPC開催)

今週にはいって木曜BOE開催のMPC会合で
英国の利上げが従来コンセンサスの0.25%ではなく
0.5%の利上げがあるのではないか、との見方が強まっています。

英中銀、27年ぶり大幅利上げへ-保有資産も売却し緩和から転換
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-01/RFX7ASDWLU6801
・27年ぶりの大幅利上げを実施か
~0.5%利上げ(1.75%に)確率70%織り込む動き
・過去10年間に提供した8950億ポンド(約145兆円)のQT発表
 ~保有債券の満期償還金の再投資を2月に停止している
・ポンドは今年ドルに対し10%下落

今回はバランスシート縮小開始の具体策も出てくるとみられ
利上げと資産売却は過去10年の金融緩和からの大きな転換となることから
足元、ポンドが買い戻されているという相場になっているようですね。
ポンドドルが大きく上昇していることに全般連れ高なのか?
明日はRBAが豪州の金融政策発表もありますが、豪ドルも強いですね。
ユーロまで上昇しているのは、単にドル安ってだけのことかもしれませんが、、、

カナダが弱いのは今夜原油が安いせいもあるでしょう。
カナダは売り狙いでしたが、OPEC総会前に下げだしちゃった・・・
まだ手を出せずにいます。

ポジションは
ユーロ円138・82円S 継続
豪ドル円95.18円S 継続
ドル円を132.48で軽めに売り参戦。

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2022年8月1日月曜日

 先週の7月FOMCを受け、米金利はじめ世界の金利が低下を強め
米国株は大きく上昇、S&P500は7月、月間ベースで20年11月以来の大幅高。
今回の決算ですが「予想より悪くなかった」ことで米株が上昇を強める展開。
(ここまで決算発表でS&P500種構成銘柄のうち約75%がアナリスト予想を上回る)

マーケットはFRBの利上げがそれほどタカ派的にならないと
安堵したかに見えますが、本当にこんなに楽観的になってしまっていいのでしょうか。。。

1・米国、高インフレ持続
  米PCEデフレータ、前年比上昇率は過去40年で最大
2・サウジは米国の増産要請に応えるか?OPECプラス総会  
3・中国経済停滞続く
4・今週RBA豪州の政策金利発表
===========================
1・米国、高インフレ持続
  米PCEデフレータ、前年比上昇率は過去40年で最大

              
■PCEデフレータ(6月)前月比+1.0%(予想+0.9% 前回 
          前年比+6.8% (予想+6.7% 前回+6.3%・前年比)
           
           
   ~PCE総合価格指数、前年比での上昇率は過去40年で最大          

■PCEコアデフレータ 前月比+0.6%(予想+0.5% 前回+0.3%)
         前年比+4.8%(予想+4.7% 前回+4.7%)
   
       ~コア価格指数、前月比でここ1年余りで最大の伸び

■雇用コスト指数(2022年 第2四半期)前期比 1.3%(予想 1.2% 前回 1.4%)

~雇用コスト指数、予想以上に上昇
 求人件数が過去最高付近にある中、賃上げなどで人材確保に努めており、
 労働コストの上昇が続く(企業収益圧迫で景気後退への懸念増)
 
インフレが持続しており、労働市場を圧迫していることが確認されました。
そして同時に個人消費が鈍リ始めていることも気がかり。

■個人消費支出(6月)前月比+1.1%(予想+0.9% 前回+0.2%)
   個人所得(6月)前月比+0.6%(予想+0.5% 前回+0.5%)
             
  ~個人消費支出は実質ベースで小幅増にとどまる。
   実質所得が目減りし、需要が弱まっている状況
 
■貯蓄率は5.1%に低下、2009年以来の低水準

20年4月には33%にまで急騰していた米個人貯蓄率ですが
あっという間に貯蓄が、、、使ってしまったのね。
2009年来の低水準ってリーマンショック後ですよ。

この高インフレが労働市場を圧迫し、
個人にはお金がなくなってきている。。。。
不安しかありませんが、この場合FRBはどうするのが正解なのか。

インフレ退治したいなら、市場にハト派的と取られるような
メッセージを発信すべきではないと思いますが。。。

この強い結果を受けて、市場での9月FOMC利上げ観測がタカ派シフト
しているものの0.75%利上げ観測は28%程度にとどまっています。
すっかり市場は9月は0.5%利上げに留まると楽観していますね。

ここから注意しておきたいのが、このまま株価上がり続けると
インフレがなかなか沈静化しないことから
FRB要人らからタカ派発言が飛び出す可能性があることでしょうか。

2・サウジは米国の増産要請に応えるか?OPECプラス総会


8月3日OPECプラスが開催する共同市場監視委員会(JMMC)は
インフレがさらに加速するか、沈静化するか、、、
原油価格の今後を担う重大イベントです。

米国バイデン大統領は7月中東を歴訪し、サウジアラビアのサルマン国王、
ムハマンド皇太子と会談、原油の増産要請を行いました。
サウジ側から確約を取り付ける事ができていないのですが
米国側はサウジが「数週間以内」に原油増産へ向けた何らかの行動を
採るとして、増産に強い期待を示しています。
サウジが増産に応じるか否かは原油価格を大きく動かすでしょう。

WTI原油は200SMAがサポート、ここを割り込み下落加速となれば
米金利一段と低下するかもしれません。

※WTI原油日足チャート

サウジとしても世界景気後退が懸念されはじめ、
原油価格が130ドルの高値から90ドル台まで下落している中で
更に原油価格が下落するリスクを取ってまで増産要請に応えるのか?
それにはそれ相当の米国側からのお土産がなければ、、、と思いますが
それも米国内からの批判の種となりかねません。

2018年イスタンブールのサウジアラビア総領事館で
ジャーナリストのカショギ氏を殺害したとして
バイデン大統領はサウジアラビアを厳しく批判してきた経緯があります。
ここで人権問題を無視してサウジに歩み寄る姿勢に米国内からは
批判の声もあり、どこまでの交渉がなされたかは疑問です。

短期間で大きく動いた原油価格ですが
(20年4月はマイナス40ドルまで下落していたが22年6月は130ドルに)
産油国は原油高で潤っています。
サウジの経済は絶好調。

Saudi Arabia Economy Grows at Fastest Pace Since 2011 on Oil
https://www.bloomberg.com/news/articles/2022-07-31/saudi-arabia-economy-grows-at-fastest-pace-since-2011-on-oil
・サウジアラビア第2四半期GDP +11.8%
・原油高背景に2011年以来最も速い成長ペースを維持
・失業率は2008年以来の最低水準

対して日本や欧州などエネルギー輸入国は
原油高で貿易赤字が拡大し通貨安に見舞われ大変です。
このことが資源を持たない国がエネルギー安全保障を見直す
きっかけとなり日本でも原発再稼働機運が高まりつつあります。

しかし、米国は産油国であるにもかかわらず
2四半期連続でGDPがマイナス成長、テクニカルリセッションに陥っています。
産油国ならエネルギー生産を増やせばいいのですが
バイデン政権が脱炭素政策を掲げてしまったが故に
エネルギー基調は生産を増やす方向に設備投資を拡大せず
配当や自社株買いを増やしています。
バイデン政権は国内での原油増産にも失敗しているということです。

今週は原油価格に注目です。

3・中国経済停滞続く

中国7月製造業PMIは49.0、新型コロナ再流行で再び50割れ
https://jp.reuters.com/article/china-economy-pmi-idJPKBN2P6076
新型コロナの感染拡大が落ち着き、政府はコロナ対策を緩和したが、
感染が確認された地域は再び対策強化の対象となる。
製造業の中心地である広東省深圳市では感染が増えており、
世界的なサプライチェーンの混乱懸念が高まっている。


中国が牽引する形で世界経済を盛り上げる時代も終わったようです。

そんなこんなで、今の株高はベアマーケットラリーだと思っていますが
買値にストップロスを置く形で日本株、米株も
個別株をいくつか物色して保有しています。
成長持続もマクロ要因で売られすぎた銘柄を中心に。
少なくても足元売り相場ではないですが、
インデックスはいつまた急落に転じるかわからないので買っていません。

インデックスの戻りが止まり再下落となるリスクがあるのは
今下り続けている金利が再び勢いよく上がりだす時でしょう。

それはさらなるインフレ指標が出た時かもしれませんし
今週のOPECを受けて原油再上昇となった場合かもしれません。
あるいは9月のQT加速がきっかけかも。

その時にはインデックスショートを持っていたいですね。

為替のポジションはクロス円ショート継続。
ユーロドルはなかなか下げないので、一旦撤退しました。

全般にドル金利低下が為替市場のテーマとなっておりドル安です。

※米国債利回り一覧

主要国金利は軒並み低下しているのですが、、、ドルが最も弱い。
※主要国長期債利回り一覧
こうなると日米、日欧、日豪などなど金利差縮小で
ドル円、クロス円下落が大きくなるわけです。

※ドル円、クロス円日足チャート一覧
ユーロドルは戻り基調を強めておりショートが分が悪いセンチメントに。
ポジションカットしました、、、前日高値超え水準です。
ユーロドル 1.01928ドルS ➡ 1.0238ドルで損切り

ドルストレートよりクロス円がわかりやすい展開ですね。

ユーロ円138・82円S 継続
豪ドル円95.18円S 継続

原油が急落することがあればカナダ円下落も大きくなりそう。

4・今週は豪州の金融政策会合

7月27日に発表の豪4-6月期四半期CPIは前年比+6.1%。
1-3月期 +5.1%からインフレ率は急加速していますが
予想が+6.3%でしたので予想に満たず。
さらに前期比+1.8% は 1-3月期+2.1%からインフレ鈍化です。

コンセンサスは 0.5%の利上げですが(1.35%➡1.85%)
予想どおりの利上げに終わるのではないかと思います。
コンセンサスを上回る利上げのサプライズを発表するほどには
前期比でみればインフレ加速は大きくなかったですし、、、

0.5%を超える利上げがあればサプライズ。
豪ドルが大きく上昇する可能性が大きいです。
可能性は0ではありません、カナダが7月に
1%の利上げに踏み切りましたので、、、。(コンセンサス0.75%)

今週は豪ドルも動きそうですね。
ただし8月は豪ドルは下落しやすいアノマリーがあります。

※過去20年の豪ドルの値動き季節性 8月の下落が目立つ
RBA通過後、豪ドルが上昇する局面があれば売り参戦したいかな。

ちなみに8月は円高のアノマリーがあることも有名。

■■今週の主な予定■■

1日(月)
中国財新製造業PMI(7月)
米ISM製造業景気指数(7月)
クウェートのハイサム・ガイス氏がOPEC事務局長に就任

2日(火)
豪中銀政策金利
米自動車販売(7月)
米求人件数(6月)
シカゴ連銀総裁、セントルイス連銀総裁、講演
米共和党全国委員会(RNC)夏季会合(5日まで)
米中間選挙予備選
(アリゾナ州、カンザス州、ミシガン州、ミズーリ州、ワシントン州)

3日(水)
NZ雇用統計(第2四半期)
豪州小売売上高(第2四半期)
ユーロ圏小売売上高(6月)
米ISM非製造業景気指数(7月)
OPECプラス閣僚級会合

4日(木)
ECB経済報告
英中銀政策金利、ベイリー英中銀総裁 記者会見
テスラ年次株主総会
クリーブランド連銀総裁、講演
米中間選挙予備選(テネシー州)
米保守政治行動会議(CPAC)(7日まで)トランプ前米大統領講演の予定

5日(金)
日本景気動向指数(6月)
カナダ雇用統計(7月)
米雇用統計(7月)
プーチン露大統領、エルドアン・トルコ大統領 会談

7日(日)
中国貿易統計(7月)

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