2022年9月12日月曜日

 1・岸田首相との会談後の黒田総裁コメントでドル円下落?
2・FRB高官らのタカ派発言にも株高、ドル安
3・ECB理事会0.75%利上げ、ユーロ反発基調
4・エリザベス女王逝去
*******************************************
1・9/9(金)黒田総裁「1日に2-3円動くのは急激な変化」-首相と会談

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-09/RHX8E9T0AFB401
急激な為替変動は将来の不確実性高め好ましくない、動向を注視
為替市場動向も説明、岸田首相からは特段の指示や要望はなかった
~両者の会談は6月20日以来、4度目。

8日(木)には 財務省と日銀、金融庁の3者会合が開催され
神田財務官が、最近の円安進行は「明らかに過度な変動」とし
「動きが継続すればあらゆる措置を排除せず必要な対応を取る準備がある」
と述べていますが、為替市場がこれに反応することはありませんでしたが。。。

黒田総裁のコメントが効いた、というより
あらゆる市場における「ドル高の調整」だったような印象です。

というのも、9日東京時間オープンから、特に材料もないのに
あらゆる通貨ペアで一斉にドル高の修正が起きていました。

※ドル円、ドルストレート通貨 15分足

ドル安が起きていたのはドル円相場だけではありませんでしたし
そのタイミングはきれいに東京時間オープンの9時から始まっており
黒田日銀総裁のコメントとは関係がなかったのです。

果たしてこのドル高の修正は、週末に向けての一時的な動きだったのか。
それともなにか大きな変化が水面下で進んでいるということなのか。

気になるのは、先週末はFRB高官らによる相次ぐタカ派コメントでも
ドルはそれほど大きく買われることがないまま1週間を終えたことと
株式市場が彼らのタカ派コメントに動じることがなかったということです・

2・FRB高官らのタカ派発言にも株高、ドル安

◆ウォラーFRB理事
「9月FOMCでの再度の大幅利上げ支持する」
「少なくとも来年の序盤までは利上げを継続することが好ましい」

◆ブラード・セントルイス連銀総裁
「9月FOMC、75bpへの傾斜をより強めているところだ」
「政策金利はより長期間、より高い水準に設定されていなければならない」

ところが米株は上昇継続、反発のフェーズへ
※主要米国株インデックス
この反発はひとまず200SMA(ピンクのライン)までかと思います。
ここを超えてくるとまたムードが大きく変わると思いますが。。。

風向きが変わった背景には欧州や英国などの動向に
市場のテーマがシフトしつつある、ということなのでしょうか?
先週は木曜にECB理事会、そして英トラス新首相誕生、エリザベス女王逝去など
欧州、英国からのニュースも多かったですね。

3・ECB理事会0.75%利上げ、ユーロ反発基調

◆9月ECB理事会、政策金利0.75%引き上げ決定 1.25%へ
 ~ユーロ発足後0.75%利上げは初めて
 
◆経済・物価見通し
インフレ率 22年 8.1%、23年 5.5%に上方修正 24年2.3%に鈍化
成長率 22年3.1% 24年0.9%に鈍化

発表直後は、想定の範囲内の結果とあってユーロは下落するのですが
市場ではECBのさらなる大胆な利上げを見込む声が強まっています。

10月も0.75%、12月に0.5%、来年第1四半期に0.25%との見方も。
10月の0.75%織り込みは60%程度まで上昇しています。

かといって米国の利上げペースを超えることはないでしょう。
本格的にユーロが買われる理由にはなりません。
あくまでイベントをきっかけにした「揺り戻し」に過ぎないと思いますが。

4・エリザベス女王逝去、19日国葬

トラス新首相の任命からわずか2日。エリザベス女王が8日崩御。
今年2月に新型コロナウイルスに感染されても無事回復されていたのですが
今回はあまりに急なことで驚きを隠せません。
市場への影響があるとは考えていませんが、
エリザベス女王の崩御で10日間は喪に服す、ということで
英政府関連の一部業務が停止しています。

これにより15日に予定していたBOEの金融政策委員会(MPC)を
1週間延期し9月22日とすることになりました。

先週6日就任したトラス新首相は早速光熱費抑制策を打ち出すことを表明。
今年の冬から来年の冬にかけて18カ月間、家庭用電気料金を現行水準で凍結
することを計画しているようです。
費用は1000億─1300億ポンド(およそ16兆930億円)の見込み。
これによって今後数四半期に英経済が景気後退に陥る可能性は
薄れるとの見方もありますが、この政府融資は今後10~20年にわたり、
顧客の料金に上乗せする形で返済されることになるということで
英経済の力強い成長は長期的に見込めないという話でもあります。

エネルギー問題解消のためにシェールガス採掘、
北海油田ガス田再開発に乗り出すという計画も。
脱炭素計画は一旦棚上げでしょうか。

英トラス政権、国内シェールガスと北海油田開発へ 自給自足狙い
https://news.yahoo.co.jp/articles/92168564ef5a3bc7994e6385f8a5113431732ea6

ただし、こうした転換に否定的な声もあがっているようです

ポンドにとってプラスになる話ではありませんが
これまで売り込まれてきたポンドをひとまず買い戻すきっかけに
なった可能性はあります。

それとテクニカル的に20年3月のコロナショックの安値と面合わせした、
という事象もポイントで、一旦買い戻そうという向きがあっただろうことは
想像できますね。

※ポンドドル コロナショックの安値付近で止まって反発中
かといって、ポンドもまた力強い買い材料があるわけではなく
あくまでこれまでのドル高の調整が入っているだけでしょう。
戻りの目安はフィボナッチリトレースメントを参考に。

それは豪ドルドルやカナダドルのチャートからも同様のことがいえますね。

※豪ドルドル日足  
コロナショックの安値からの反発の上昇に対しての50%押しレベルで反発
戻りの目安はまずは200SMAまでか
※カナダドル日足 豪ドルドルを同じ
ビル・グロス氏はこんな事を言っていますが、、、

◆グロース氏、急落したポンドをロングに-ドルは過大評価
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-08/RHWUKYT1UM0Y01

しかし、サマーズ元財務長官はドル高はまだまだ続くと指摘しています。

◆ドルには「並外れた強み」、日本が介入しても勝算乏しい-サマーズ氏
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-09/RHYB22DWRGG001
ドルには一段の上昇余地がある
「ひどく高価な外国産エネルギー」に依存していない

私もユーロやドルには買う材料が乏しくドルが強い相場が
結局続くような気がしていますが、
ドル円に関してはわかりません。
わずか8ヶ月で30円も円安ドル高が進んでいます。
調整が入る時はかなり大きくなりそうな気がするんですが、、、
それが今じゃないにしても。

ポジションは大きく変わりました。
ドル円ショートになっています。

ドル円139.26円L ➡ 143.20円近辺で手仕舞い、ドテンショート
ポンド円L 162.34円 ➡ 165.24円手仕舞い
NZドル0.6375ドルS ➡ 0.6089ドル手仕舞い

ECB理事会のあとユーロドルを  0.9992ドルでショートしましたが
東京時間の上昇で踏み上げられ1.0035ドルでロスカット。

短期的にはドル高修正方向のポジションを構築します。

今週のイベントでは米CPIに注目しています。
7月の米CPIは前年比+8.5%と6月の+9.1%から大きく鈍化しましたが
8月、さらに鈍化していればドル高基調の修正が強まる可能性も。

原油、ガソリン価格が下がっていますので
8月CPIは前年比+8.1%と更に鈍化する予想になっています。
もしCPIが鈍化したところで9月FOMCの利上げ幅は0.75%で、
この市場コンセンサスが変わることはないと思いますが。

****今週の主な予定*****

英国は9~19日まで服喪期間となりますが
服喪期間中の英経済指標が発表されるかどうかわかりません。
BOE理事会は15日➡22日に延期が決まっています。

12日(月)
中国・香港市場は中秋節のため休場

13日(火)
日本国内企業物価指数(8月)
ドイツZEW景況感指数(9月)
ユーロ圏ZEW景況感指数(9月)
米消費者物価指数(8月)
OPEC月報

14日(水)
英消費者物価指数(8月)
米生産者物価指数(8月)

15日(木)
NZ GDP(第2四半期)
豪雇用統計(8月)
米小売売上高(8月)
米NY連銀製造業景気指数(9月)
米フィラデルフィア連銀景況指数(9月)

16日(金)
中国小売売上高・鉱工業生産(8月)
英小売売上高(8月)
米ミシガン大学消費者信頼感(9月)
ロシア中銀政策金利
北大西洋条約機構(NATO)会合(18日まで)

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2022年9月8日木曜日

 1・ドル円145円へ?!!9月FOMCは0.75%利上げか
2・欧州電力会社の危機

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1・ドル円145円タッチ!9月FOMCは0.75%利上げか
米WSJ紙のFEDウォッチャー、ニック・ティミラオス記者の
記事とTweetがドル高を加速させたようです。

https://twitter.com/NickTimiraos/status/1567477140773289985
パウエルFRB議長は、失業率が上昇してもインフレを抑えることを公言し、
今月の利上げ幅は0.50ポイントではなく、0.75ポイントにする方向となった模様。

Fed on Path for Another 0.75-Point Interest-Rate Lift After Powell’s Inflation Pledge
https://www.wsj.com/articles/jerome-powells-inflation-fighting-pledge-could-tee-up-another-0-75-point-interest-rate-rise-11662550241

明日8日(木)パウエルFRB議長は、金融政策に関する会議でスピーチする予定ですが
それを前に、著名なFedウォッチャーからの観測気球。
こういうのはFedが書かせていると考えるのが自然で
これでマーケットの反応を伺うとか事前に織り込ませてリスクイベントの
ショックを和らげておこうというような思惑があったりします。

ともかく、これを受けて9月FOMCの利上げ幅が 0.75% になるとの
市場の織り込みが加速、80%近くまで上昇してきました。

FedWatch
しかしながら足元のドル高はこの騒動の前から。
今日も東京時間からドル高円安が加速し145円大台にあと数銭に迫りました。

わずか2日で5円も円安が進行、このスピードには驚かされます。
日本の当局もこれを無視するわけにはいかない、、、ということで

円安方向の一方的振れを憂慮「継続なら必要な対応」-鈴木財務相
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-07/RHTRI3T0AFB501

とはいえ、実弾介入ができるとも思えません。
金融政策が緩和方向です。円安が困るなら金融政策を変えれば?という話ですね。
米国はインフレ抑制が最優先事項です。ドル高歓迎です。
つまりドル売り円買い介入に付き合うのは国益に反する行為。
仮に日本が介入に踏み切ったとしても米国は付き合ってくれません。
日本の単独介入ではこのトレンドを崩すことができるか疑問。
だって、金融政策が緩和継続なんですもの。

これは今日のFRB副議長の発言。米国がドル売りなどするわけがない。
ブレイナードFRB副議長、「必要な限り」インフレとの闘い続ける
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-07/RHUMFWT1UM0W01

インフレ警戒は強い。クリーブランド連銀総裁も。
米インフレ、ピークに達したと確信せず=クリーブランド連銀総裁
https://jp.reuters.com/article/usa-fed-inflation-idJPKBN2Q81NQ

というわけで、●●ショック的なリスクオフ事件でもない限り
円売りドル買いトレードはもっとも儲かるストラテジーとばかりに
投機筋らの円売りは続くでしょう。

となると98年の147円も早晩達成しちゃいそう・・・。
ただし、●●ショックというような不測の事態が
絶対に起こらないという保証はどこにもありませんから
ドルロングポジションには必ず逆指値をおいておくことです。
例えばこんなニュース。
⬇
2・欧州電力業界、最低1.5兆ユーロの追加証拠金必要=エクイノール
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-gas-equinor-idJPKBN2Q724L
・英国を除く欧州の電力会社がヘッジ取引に伴う追加証拠金を
 少なくとも1兆5000億ユーロも差し入れる必要があり、公的支援の拡充が必要

欧州の電力会社の先物市場でのヘッジ玉ですが、
(生産者(供給者)は将来の価格下落でも経営が安定するように
 先物市場で将来のどの時点でも決まった値段で売ることができる
 売りポジションを作ります)
ロシアによるウクライナ侵攻後のガス価格急騰で
証拠金額が引き上げられているのですが
差し入れを迫られている証拠金は恐らく1兆5000億ユーロを超えているとか。
日本円で210兆円くらい。とんでもない金額です。

これが公的支援がなければ電力会社の経営破綻がないとも限らない?!

日経新聞も記事にしていますね。
エネ高騰、欧州に信用不安
電力会社に政府が緊急保証 先物取引で資金不足
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO64110810X00C22A9EA2000/

まあ、リスクとその規模が明白なだけに
政府が何らかの対処はするでしょうから、
これが●●ショックにつながるということにはならないと思いますが
手元資金の流動性が著しく低下している企業がある中で
思い切った金融政策はできないというのが欧州。

明日ECB理事会は0.75%利上げの観測が強まっていますが
米国のようには今後も継続的に金利は上げられないでしょうね。
ユーロの売り場探し中。

3・原油80ドル台へ下落


※WTI原油日足 
そもそも金利上昇、ドル高は国際商品価格の下落要因ですが
この足元の下落は需要減によるものでしょうか。

中国輸入が6カ月連続減 原油除く、内需停滞長期化
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM075ZE0X00C22A9000000/
中国の輸入、8月は前年同月比0.3%増にとどまる。
国際商品市況の高騰で3割増えた原油を除くと3%減で6カ月連続で減少。


今夜は9月の利上げ幅が0.75%で見えてきたことでの材料出尽くしなのか
米株は軒並み反発しています。

※米主要株価インデックス一覧
何故か金利も低下気味。
※米国債券利回り一覧

ポジションはすべて継続。

NOTE

新英財務相、中銀総裁と週2回の定期会合実施へ
https://jp.reuters.com/article/britain-boe-kwarteng-bailey-idJPL6N30E0DO?il=0
トラス新内閣で財務相に就任したクワーテング氏、
ベイリー・イングランド銀行総裁と定期的に会合を開くと発表。
当面は週2回。


【ひろこのウィークリーゴールド】
貴金属スペシャリスト 池水雄一氏
<SGEと中国、金取引の現代史>
『中国のゴールドプレミアム』
https://youtu.be/EEj33NBM3dU
◎中国のプレミアムが25ドル以上に上昇
◎なぜこのようなプレミアムが?

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2022年9月7日水曜日

 ドル円、あれよあれよと142円台後半まで上昇中。

1・米金利一段高、20年金利は今年の高値更新
2・動き出した日本の個人マネー?!円から外貨へ
3・そもそも主要国金利どこもかしこも急伸でクロス円急伸
4・RBA会合、豪州利上げも豪ドル下落
-----------------------------------------------------
1・米金利一段高、20年金利は今年の高値更新


レイバーデー開けの米国市場、金利が一段高。
今夜はサービス業ISMの指標が金利上昇を加速させた側面も。

8月のISM非製造業景気指数が56.9と2カ月連続の上昇
過去4ヶ月で最も高い水準に上昇

◆ISM非製造業景気指数(8月)
        先月  
総合   56.9(56.7)
事業活動 60.9(59.9)
新規受注 61.8(59.9)➡年初来最高の新規受注
雇用   50.2(49.1)
入荷水準 54.5(57.8)

仕入価格 71.5(72.3)
輸出   61.9(59.5)
輸入   48.2(48.0)

米金利が上昇、ドル高が加速するわけです。

※米国債利回り一覧 20年債、30年債など長期ゾーンが6月高値を更新

Fedメンバーの最もタカ派の見解、年末までにFFレート4%を目標とするなら
現在3.49%の2年金利があと0.5%近く上る可能性があるというわけで、
米金利上昇➡日米金利差拡大➡ドル買い円売りが加速しても不思議はない展開ですが
それにしてもちょっとドル円だけ異常にスピード早いですね。

ドル金利上昇によるドル買いに加えて、明確に「円売り」の勢いが強い。

※通貨インデックス一覧 
ドルインデックス上昇よりも
円インデックスの下落が大きいですね・・・

このところの円売りの背景には、
いよいよ日本の個人マネーも動き出した、という材料もありそうです。

2・動き出した日本の個人マネー?!円から外貨へ

個人、外貨定期預金が大幅増 ソニー銀行は金利10倍超に
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB013A00R00C22A9000000/
・新生銀行の外貨定期預金残高は半年間で6割超増
 ~7月、未経験で新たに外貨定期預金を始める人が2021年の月間平均の8倍に
 ~8月の同預金残高は1150億円と2月から65%増
・ソニー銀行、1カ月間の新たな預入額が半年前から8割増
・SMBC信託銀行、8月の1年物の預入額が3月比4.4倍
・
なんだか私が140円超えの水準で
シティバンクになけなしの100万円を外貨預金した98年頃の
ドル高円安局面をふと思い出したり。。。
あの時もドル円360円時代の到来なんて本が書店に並んでおり
私のようなウブな若者が円に不安を感じドル預金をしたってわけですが
その後、ロシア危機~LTCMショックが世界を襲いドル円は大暴落。
最終的には70円台まで円高が進む大きなトレンド大転換の頂上付近での
外貨預金ブームでした・・・・・さて今回は、、、?

購買力平価からみると完全に円は過小評価されすぎ(円安になりすぎ)て
いるのですが、これが今のマーケットの流行の取引だからなのかも。
(もちろんドル金利上昇に貿易赤字拡大と円売りの材料が豊富ではありますが)
https://twitter.com/pumpkins_united/status/1567117864481751040

ドル円ロング継続していますが、どこで手仕舞えばいいのか。
98年高値の147円まで年内到達しちゃうんでしょうか?

ドル円上昇に牽引されクロス円も大きく上昇していますが
日本との金利差拡大はあらゆる主要国通貨で起こっているんですよね。

3・そもそも主要国金利どこもかしこも急伸でクロス円急伸

※主要国長期債利回り一覧

日本の金融政策が変わらず緩和継続、YCC政策で長期債利回りはゼロ%近傍固定
ですので、諸外国の金利上昇は日本との金利差拡大で円安要因になります。
金利が高い方にマネーが動くだろうということですが、
特にこのところは英国の金利上昇が凄まじい勢いですね。

今日はポンド円飛び乗っています。
トラス新首相誕生でポンドの下落が鈍ったことで
昨晩ポンドドルショートを買い戻して売りを解消していましたが
その後、ポンドドルも上昇してきたことと
今日6日火曜の東京早朝でドル円が跳ねたことをきっかけに
ポンド円が動意づいたのをみて
これはショートカバーが大きく入りそうだなと。
ただしポンドドルは上げ幅を削る展開で下落トレンド終焉とはなっていません。

ポンド円ロングコスト 162.34円
ポンド円日足
ポンド円に関してはチャートがきれいに上昇のシグナルを出していましたね。
8月から形成してきた小さなフラッグを上抜けそう、ということでロング参戦。
きれいに上にブレイクしてきました。
そもそも200SMAは上向きです。

ポンドの買い戻しはどうやらこのニュースが後押ししているようです。
⬇
トラス英保守党党首、エネルギー危機対策を約束 6日に新首相就任へ
https://www.bbc.com/japanese/62803885

ショートカバーが一巡すれば力尽きそうではありますが
今年5月の高値付近まではあがるかも、、、

4・RBA会合、豪州利上げも豪ドル下落


豪中銀が0.5%利上げ、政策金利2.35%に 追加引き締めも示唆
https://jp.reuters.com/article/idJPL4N30D111
・追加利上げの可能性も示唆するも政策の「正常化」という文言を削除、
 金利が中立に近づいていることも示唆している
・市場では10月に再び50bpの利上げが実施されるとの見方強まる

利上げを発表し、次回利上げを示唆したにもかかわらず
豪ドルドルはこの下落です。

※豪ドルドル 日足
利上げは全くもってサプライズなし。
次回利上げもサプライズではなかったということで
利上げでも上昇の材料出尽くしの売りが出たってことですね。

コロナショックの急落の安値からのリバウンドの大きな上昇にたいして
50%押し水準を今日の下落で割り込んできた・・・

豪ドル売り狙ってたんですがポンド円のほうが妙味が大きい気がして
豪ドル売りは諦めてポンドだけにしました。
そもそもドル円ロングとキウイドルショート継続しているので
ポジション持ちすぎです💦

ドル円は139.26円L継続。
NZドル0.6375ドルS も継続。

豪ドル円は今日ドル円が上昇したために連れ高となっていますが
レンジ上限を超えられるかどうか・・・・

やはり中国経済停滞、世界の理セッション警戒などは
豪ドルにとっては向かい風。
さらにいうと、米国の利上げに遅れを取っているため
結局米ドルのほうが強いということですね。

NOTE

◆ドイツ、電力安定へ苦渋の判断 「脱原発」を先送り
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR065K40W2A900C2000000/
3カ所の原発のうち1カ所は年内に停止させるが、
2カ所は2023年4月まで動かせる状態に
・ドイツの脱原発方針はメルケル政権だった11年5月に決定

ドイツも方針転換んを迫られる事態。
ロシアがガス供給止めちゃってるし。

◆低所得世帯に秋にも5万円、ガソリン補助延長 政府検討
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA06BGJ0W2A900C2000000/
・所得が少なく住民税が非課税となっている世帯対象
  ~対象の世帯数は1000万超える見込み
  
日本のニュース。低所得世帯のみに補助金給付。
何もしないよりはいいですが景気刺激策ではないのでマーケットには影響皆無か。

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2022年9月6日火曜日

 今夜はレーバーデーで米国市場は休場。

1・英国新首相誕生、トラス氏英市場3人目の女性首相
2・OPECプラス、日量10万バレルの減産で合意 10月から
--------------------------------------------------------

1・英保守党新党首にトラス氏、英史上3人目の女性首相誕生へ
https://jp.reuters.com/article/britain-politics-idJPKBN2Q60UB

このところダラダラと下げ続けてきた英ポンドですが
新首相誕生で「ご祝儀相場」的ポンドの買い戻しがあるかというと、、、

※ポンドドル う~ん微妙・・・・下げ止まってはいる。

そもそもこのトラス氏が掲げている公約が問題なのです。

・「増税の撤回、所得勢、法人税減税と経済成長のための大胆な計画の実現」
  
  ➡BOEは今後5四半期連続で経済成長がマイナスになると予想していますので
   景気刺激策が重要と考えているのかと思われますが、
   英国は凄まじいインフレに見舞われており(7月CPI+10.1%(前年同月比)
   過度な財政政策はインフレに拍車を掛けるのでは?と警戒もされているようです。
   
   かといって景気悪化を放置するわけにも行きませんので
   減税というのは悪くないと思うのですが、何が正解なのかは大変難しい。
   
   仮に懸念通りインフレに拍車がかかるとするならば
   金利上昇でも通貨ポンドは下落します。
   インフレとは通貨の価値が下がることですね。
   
・「BOE(英中銀)の政策運営を強く批判。
  BOEの責務の見直しを行い、物価に加えてマネーサプライ(通貨供給量)や
  名目GDPを目標とするなど中央銀行の独立性にメスを入れることを検討。」

   
   ➡問題が大きいのはこちらでしょうか。
    中央銀行の責務の見直しに言及しています。
    中央銀行の独立性を重要視しないというスタンスは
    極端なことを言えばトルコのエルドアン大統領のようなもので
    市場の信任を失うということにお気づきではないということでしょうか?
    
    トルコCPI、8月は前年比+80.21% 24年ぶり高水準
    https://jp.reuters.com/article/turkey-economy-inflation-idJPKBN2Q60OS
    
トラス氏のこれらのスタンスがここまでのポンド売り、英国債売りを
もたらしているわけでトラス新首相誕生で、
ご祝儀相場というムードにならないのも無理はありません。

ただ、下落トレンドが長期化しており
いつ大きくリバウンドするかわからないので
ポンドショートは買い戻しておきます。
また戻ることがあれば売り直したいですね。

ポンドドル1.1670ドルS ➡ 1.15007ドル

2・OPECプラス、日量10万バレルの減産で合意 10月から
https://jp.reuters.com/article/oil-opec-idJPKBN2Q611O?il=0
・合意された減産幅は世界の需要のわずか0.1%に相当
・生産を調整するために次回10月5日の会合までに
 いつでも会合を開催することができることでも合意
    
たった10万バレルでも、これまでの減産幅縮小=増産から
明確に減産にチェンジしたのであれば、インパクトは大きいのでは・・・?
と思ったのですが、この10万バレルってバイデンさんの要請に応えて
9月だけ特別に増やした分をわずか一ヶ月で止めるってことか!

コブラ feat. love_investment
@loveinvestment1
https://twitter.com/loveinvestment1/status/1566768505713991680
⬇これは2022年08月05日の記事。
原油高、打つ手乏しく 大幅増産拒否で―米政権
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022080400798&g=int
8/3 OPECプラスは日量10万バレルの小幅増産で合意した。
バイデン米大統領が求めた大幅増産は拒否。

大幅増産は拒否したものの、10万バレルという僅かな増産で
インフレに苦しむ米国バイデン大統領のメンツを立てていた、
ということがありましたっけ。

この10万バレル増産をたった一ヶ月さっさと止めるだけの話ですから
市場へのインパクトはあまりないですね。多分。

しかしバイデン大統領、サウジに随分舐められたものだ、と前述コブラ氏。
私もそう思います、、、(*_*)
米国がイランに接近し核合意再建でイランの制裁解除(イランの原油生産再開)を
目論んでいることはサウジにとって面白くないのはわかりますが。

今夜は米市場休場ということもあって原油市場は小動きですが
ただ、来月の定例会合を待たずとも、いつでも会合を開き生産量を調整できる、
という趣旨の声明を出していますので下値はサポートされそうです。

※WTI原油
ポジション
ドル円139.26円L
NZドル0.6375ドルS  継続しています。

明日RBA、豪ドルに注目です。
詳しくは昨日のブログを。
http://hiroko.yutaka-shoji.co.jp/2022/09/blog-post.html

NOTE 中国は
-中国の四川省西部でM6.8の地震、2017年以来の規模 21人死亡
https://jp.reuters.com/article/china-quake-idJPKBN2Q608R

湖も干上がり…観測史上最悪の酷暑で秋の収穫に懸念 中国
https://news.yahoo.co.jp/articles/02ee56fe1c809f58fe0f0ab6189c6242287edfd4

「中国の水問題」が危機的状況、世界的な食糧不足や移民増加の可能性も
https://diamond.jp/articles/-/309122

観測記録が残る1961年以降最悪の酷暑、干ばつに見舞われている中国ですが
今日四川省で大きな地震があった模様。

悪いことが重なるときは重なるものですね・・・。
中国リスクは豪州など資源国の上値を重くすると考えています。

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2022年9月5日月曜日

 ・米8月雇用統計受けて9月利上げ幅は~
・ロシア、やはり欧州にガス供給再開せず
・8日ECB(欧)利上げ幅は0.5%か0.75%か
・6日RBA(豪)利上げで豪ドル買いになるか?
・7日BOC(加)今回で利上げ打ち止め?
------------------------------------------
1・雇用統計受けてドル安進むも、リスクオフ展開で結局ドル高に

◆米8月雇用統計
 NFP(非農業部門雇用者数:+31.5万人(予想:+29.8万人、7月:+52.6万人)
         失業率:3.7%(予想:3.5%、7月:3.5%)
        平均時給:+5.2%(予想:+5.3%、7月:+5.2%)前年比
       労働参加率:62.4%(予想62.2%、7月62.1%)
      不完全雇用率:7.0%(7月6.7%)

NFPは予想を上回る数字もほぼ想定の範囲内。
むしろ失業率が悪化していることが気になります。
ただしこれは労働参加率が上昇していることが背景で悪材料ではないとの見方も。
平均時給(インフレ指標)は前月比変わらずですが予想に満たず。

この数字を受けてソフトランディング期待が高まったとかなんとか
米株は好意的に反応しました。
引けにかけて売り込まれたのは別要因。
(ロシア、欧州へのガス供給再開せず)

FRB、利上げの手をやや緩める余地生まれる-労働力の大幅な伸びで
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-02/RHL6UADWLU6901
・9月の利上げ幅が50bpか75bpかはまだ予測つかず

FRB利上げ幅の織り込み度合いが後退、米雇用統計受け-金利市場
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-02/RHL35HDWLU6A01
雇用統計発表後、米金利市場では9月FOMCでの0.75%利上げ織り込みがやや後退。

雇用統計発表直後、為替市場は乱高下するも、その後じりじりと
ドル安になっていたのは9月0.5%利上げの線が強まったということのようです。

9月FOMCは21日ですし、その前13日にはCPI消費者物価指数、
14日にはPPI生産者物価指数などインフレ指標が発表されますので
9月の利上げ幅はこれらの発表で予想が変わる可能性もありまだわかりません。
今週8日木曜には欧州ECB理事会があり大幅利上げが予想されていますので
市場のテーマが欧州の金利に移りユーロ上昇が加速するか、と期待したのですが
全く別の「リスク」が、週末金曜のNYクローズにかけて逆にドル買いを強めました。

2・ロシア国営ガスプロム、EUへの送ガス停止延長
https://www.bbc.com/japanese/62776665

やはり、といいますか・・・
そもそも今回のノルドストリーム点検も計画になく理由が明確でない。
31日~3日までの計画の点検としていましたが
ガス供給再開せず。オイル漏れというのも本当なのかどうか・・・

このロシア、ガスプロム発表に先立ち、
G7は同日、ロシア産石油の取引価格に上限を設ける追加制裁の枠組みを
12月に導入することで合意。

ロシア産石油、12月から価格上限 G7財務相合意
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA02COL0S2A900C2000000/
ロシア原油の上限価格は12月5日~
ロシア石油製品は来年2月5日~導入予定。
上限を超える価格で取引されたロシア産原油や石油製品を運ぶ船舶に
保険を提供しないよう保険会社に義務付ける。
(拘束力は乏しく、実効性には疑問が残る。)

これに対する報復、対抗措置かと思われます。

5日月曜は米国市場がレイバーデーの祝日休場となることもあり
リスクポジションを落とす動きが加速したものと思われます。

欧州は、ガス貯蔵率を高める努力を続けてきた結果、
貯蔵率が2ヶ月前倒しで目標に到達しており
足元すぐに大混乱に陥るということではありませんが。

EU、ガス貯蔵8割超す
https://www.nikkei.com/nkd/theme/153/news/?DisplayType=1&ng=DGKKZO6397693002092022FF8000

ただしロシアがガス供給を完全に止め、例年より気温が低い冬になれば、
2023年2~3月にガスが底をつくリスクがあるとのこと。
欧州のエネルギー問題は綱渡り状態で
インフレの長期化は必至。
こういう場合の金融政策ってほんと、難しいですよね・・・

3・今週8日(木)はECB理事会が開催されます。

ECB理事会は、前回7月会合で政策金利を0.50%引き上げ、
8年間続いたマイナス金利に終止符を打ちました。

またすべてのEU諸国への金融政策の円滑かつ平等な伝達の促進を目的とした、
新たな分断化抑制措置である「TPI」の導入を発表。
TPI運用詳細は明らかにされませんでしたが
EU諸国間の金利が乖離する問題に対処していくものと思われます。

そして今回8日の理事会では、一気に0.75%の利上げがあるのではないか、
というコンセンサスが醸成されつつあります。
これによって、政策金利は 0%~0.75%に引き上げられる見込み。

一気に0.75%引き上げたところで、まだ0.75%になるわけで、、ゼロ金利です。
EU圏の8月のHICP(消費者物価指数)前年同月比 +9.1% でしたので
インフレ退治には随分出遅れていますね。

0.75%利上げ思惑が強まっていますので
ECB会合まではユーロの買い戻しが続くのではないか、と思っていましたが
ユーロは売り圧力が強いですね、、、週末は結局売り込まれて終わりました。

※ユーロドル日足 上ヒゲ・・・

※ちなみに月足は~ 過去最安値は0.8229ドル まだまだ下げ余地はある

ECB、9月と10月にそれぞれ0.75ポイント利上げの公算-シティ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-02/RHKXQLDWLU6801?srnd=cojp-v2
9月だけでなく10月も0.75%利上げ観測が強まっているのですが。

ここからの戦略としてはユーロ利上げ観測&利上げ発表で
ユーロが上がったところを売り、ですが、
上がらないまま下がっちゃうかも(T_T)

4・6日(火)RBA豪州は0.5%利上げか

RBA to hike by another half-point in September, slower pace of tightening ahead: Reuters poll
https://www.reuters.com/markets/asia/rba-hike-by-another-half-point-september-slower-pace-tightening-ahead-2022-09-02/
今回の9月利上げで 5会合連続利上げになります。
0.5%利上げで政策金利は1.85➡2.35%となる見込み。
週末の債券先物は、政策金利が今年末までに3.2%に達し、
2023年半ばには3.9%近くにピークを迎えると予測しています。

豪州が今回0.5%利上げして2.35%になったところで、
現在の米国のFFRレートが2~2.5%ですから米国に追いつく事もできません。

これが豪州が利上げを続けていてもドルに勝てない理由。

それと鉄鉱石などコモディティ市況が下落トレンドに入っていることも
豪ドルのパフォーマンスがなかなか上がらない背景。
※鉄鉱石


※豪ドル/ドル日足

コロナショックの安値から21年に向けての大反発に対し
半値になってしまっています。
細かく言うと7/14に50%押しレベルを割り込んだのですが一度反発。
現在再度下落してきていますが50%ラインを保てないようなら
更に下がる可能性もあるでしょうか。

200SMAは下向きできれいな下落トレンドであることは明白ですが・・・。

やはり世界の景気後退リスクが
(中国が相変わらずゼロコロナ政策を続けているなど)
豪ドルの上値を重くしているということかと思われます。

5・7日(水)BOCカナダ政策金利、今回利上げで一旦停止?
BoC expected to raise interest rate for fifth time at pivotal moment for economy
https://www.terracestandard.com/business/boc-expected-to-raise-interest-rate-for-fifth-time-at-pivotal-moment-for-economy/
一部のエコノミストは、水曜日の利上げが
しばらく最後になる可能性があると考えている。

ガソリン価格の下落に伴い、7月の前年比インフレ率は7.6%となり、
6月の8.1%から低下。
第2四半期のGDPは、1-3月期に比べて増加しましたが、終盤に減速、
7月の速報値では縮小が示唆されている。

カナダ銀行は7月に主要金利を1%引き上げ2.5%に。
1%というのは1998年8月以来最大の利上げ幅。

カナダ現在の2.5%という金利は米国と並んでいます。
しかし、今回の利上げで一旦休止するのでは?という見方もあるようですね。
となると、カナダは利上げが材料出尽くしとなって、売りに変わる可能性も。

米国は今月0.5もしくは0.75%利上げしますが
年末までに3.5,タカ派の意見を取るなら4%まで利上げする見込みです。
カナダが利上げ競争から降りるなら売りでしょう。

こうしてみると豪ドルとよくにたチャートですね。

※カナダドル/米ドル日足


カナダも資源通貨ですので特にオイルの下落は上値を重くします。

※WTI原油 今週はOPECプラス会合。まだ減産とは言わないと思うけど、、、

OPECプラス、5日の会合で原油生産枠据え置きか=関係筋
https://news.yahoo.co.jp/articles/c5386a1c9354516a8e9cc0121646da43492f3173

今週は中銀ウィークですね。
どれもこれもイベント通過で結局ドル高になりそうですが・・・

ポジション
ドル円139.26円L
ポンドドル1.1670ドルS
NZドル0.6375ドルS  継続しています。

NOTE

◆9月は米QT加速、その影響にも注意

9月からFRB保有資産縮小ペース上限が引き上げられ、
QT(量的引き締め)が本格化します。
6月からスタートしたQTは
月上限 475億ドル(米国債300億ドル、MBS175億ドル)
9月からは月上限 950億ドル(米国債600億ドル、MBS350億ドル)に。

これによってどのようなリスクが考えられるかというと、、、

・FRB保有資産が減少➡市中消化分が増える債券需給悪化=金利上昇リスク
 ~ただし財政赤字縮小の影響で債券発行額が減少しているため
  すぐに債券市場の需給が悪化することはないとの指摘も

・市中への資金供給が減少するためリスク資産などの流動性悪化
 ~民間のドル資金余剰が低下することで資金調達コストが上昇
 ➡レバレッジ取引コストも上昇、流動性低下で市場のボラティリティ上昇も?

◆ドイツ、インフレ対策9兆円で家計支援 エネ企業に課税
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR042Y80U2A900C2000000/
日本のGDPギャップが20兆円あまりに登ると言われているのですが
予備費を使うだけの補正予算で終わりでしょうか?岸田政権。

今週の予定

5日(月)
英保守党党首選、決選投票結果発表
EUウクライナ会合
OPECプラス閣僚級会合
米国市場はレーバーデー祝日のため休場

6日(火)
豪中銀政策金利
米ISM非製造業景気指数(8月)
英新首相就任
ブレイナードFRB副議長、講演
米中間選挙予備選(マサチューセッツ州)

7日(水)
日本景気動向指数(7月)
中国貿易統計(8月)
豪州GDP(第2四半期)
ドイツ15年債入札
カナダ中銀政策金利
米地区連銀経済報告(ベージュブック)
ベイリー英中銀総裁、議会証言
バーFRB副議長、講演

8日(木)
日本景気ウォッチャー調査(8月)
ECB政策金利、ラガルドECB総裁 記者会見
パウエルFRB議長、金融政策に関する会議に参加

9日(金)
中国消費者物価指数・生産者物価指数(8月)
カナダ雇用統計(8月)
EU財務相理事会
ユーロ圏財務相会合
EUエネルギー担当相臨時会合
バイデン米大統領、演説
シカゴ連銀総裁、講演



2022年9月2日金曜日

 ドル円相場、140円大台に乗せてきました。
1998年8月以来の円安ドル高水準です。

1・ISM製造業景気指数良好、ドル円上昇加速
2・NVIDIA急落、半導体指数など米株さらに下落
**********************************************
1・◆米ISM製造業景気指数(8月)

       (前回)   
景気指数 52.8(52.8)
新規受注 51.3(48.0)
生産   50.4(53.5)
雇用   54.2(49.9)
入荷遅延 55.1(55.2)
在庫   53.1(57.3)

仕入価格 52.5(60.0)
輸出   49.4(52.6)

米ISM製造業景況指数、予想外に底堅さ示す-インフレ圧力緩和
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-01/RHJAZKDWX2PS01
・ここ2年余りで最も低いペースながら
 前月から横ばいを維持し、活動拡大が続いたことを示した
・原材料コストの指数は5カ月連続で低下

雇用統計を前にISMの数字で140円到達してしまいました。
今後のFOMCでの利上げ幅はデーター次第だとパウエル議長はおっしゃってますから
データーが強ければ9月の利上げ幅が0.5%ではなくて0.75%になるだろう
という思惑が、金利上昇を加速させるというわけね。

※米債利回り一覧 どの年限も上昇が続きます

見づらいので10年債利回りだけ抜き出すと、、、

この金利上昇を写してドル円も上昇を続けています。
※ドル円
明日の雇用統計で更にドル高加速するんでしょうか・・・?

昨日ドル円ロングを138.62円で手仕舞ってしまったのですが
今日の値動きを見て押し目139.26円で乗り直しています。


2・米、エヌビディアなどのAIチップに対中輸出規制

https://jp.reuters.com/article/usa-china-chips-nvidia-idJPKBN2Q1295

米半導体大手エヌビディアは31日、AI向けの主力半導体2種について、
中国への輸出を停止するよう米当局から通知があったと明らかにした。

米当局は 対象製品が中国の「軍事最終用途」や「軍事最終使用者」に
利用・転用されるリスクに対処するものと説明。

エヌビディアは対象製品の対中輸出で
今四半期に4億ドルの売上高を見込んでいた
新ルールの適用除外を申請する方針だが、承認される保証はない。

米国の半導体がなければ、中国の企業や組織は画像・音声認識など
多くの作業に使われる高度な演算処理をコスト効率良く行うことが難しくなる。

あちゃ~このタイミングで、ネガティブニュース💦
金融要因だけでなく米中貿易戦争が追い打ちをかけるとは。

NVIDIAチャート 窓を開けて急落


そして半導体指数も大きく崩れていますが
主要株価インデックス軒並み続落ですね。
9月はそもそもパフォーマンスが悪い月ですし
QTが倍額に加速する予定ですし
FRBはタカ派スタンスを強く表明していますし
まあ、火中の栗を拾いに行かなくてもいいですね。
米株はコツンと底入れするのを確認してからでないと買えません。

日本株も米株の影響で上値が重いですが
円安が更に進んでいますので、その分は下支えされると思われ
明日も下がることは下がるでしょうけれど
米株ほど弱くはない、という展開でしょうか。

あ、それと民主党下院議長のナンシー・ペロシ氏。
NVIDIA株を処分していたのは、これ知ってた?!
https://twitter.com/StockMKTNewz/status/1552281029733408770
 Pelosi は Nvidia $NVDAの 25,000 株すべてを平均価格 165.05 ドルで売却
 
 そもそも損切りだったようですが、
 中国への輸出停止規制で更に株価が下がることは明白、
 直前に売り抜けるとは・・・・ペロシさんってこんな話多い印象。
 なぜお咎めがないのか不思議。

ポンドドルを1.1670ドルS
NZドル0.6375ドルSは 継続しています。
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今週のひろこのウィークリーゴールドは
マーケットエッジ代表の小菅努氏。

ジャクソンホール会合のパウエル議長の会見の何がショックだったのか。
小菅さんがわかりやすく解説してくださいました。

インフレファイターとして評価が高い
ポール・ボルカー元FRB議長の時代を考察することで
見えてくるここからの展開。
ぜひ小菅さんの動画御覧くださいね。

【ひろこのウィークリーゴールド】
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<ポール・ボルカーの亡霊に怯える金相場>
『パウエル講演、三つの教訓とは?』
https://youtu.be/rNJgVSXm9nc

◎8/26、何が株価と金価格の急落を促した?
◎今こそ、ボルカー時代を振り返る時

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2022年9月1日木曜日

  パウエルショック継続。米株は今夜も軟調です。

1.AFP雇用者数コロナショック以来の低い伸び
2・ECBもタカ派シフト?インフレ高進、9~10月大幅利上げへ
3・英インフレ率、20%を超える可能性 ******************************************

1.AFP雇用者数コロナショック以来の低い伸び

 ADP民間雇用者数、21年初め以来の低い伸び-統計手法は変更
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-31/RHHBG0DWRGG001?srnd=cojp-v2
8月の民間雇用者数、13.2万人増-予想30万人増
 ➡マイナスだった2021年1月以来の低い伸び
 
賃金の伸び、転職者は前年比16.1%増-転職しなかった人の2倍余り

ADPは今回から新しい手法で統計をまとめているため、
これまでのADP指数の継続性が失われており
単純に今回の数字が悪かった、と評価できるのかわかりませんが
額面通りに受け取るなら労働市場の逼迫もピークアウトした?とも
受け止められる内容ではありますが
賃金上昇率が年率+7.6%、転職者は16.1%増だって。。。
労働賃金上昇は沈静化しておらずインフレ指標がピークアウトした、と
喜べない数字となっています。

ただそもそも今週金曜日に発表される雇用統計の数字って
例年8月発表分は高く出る癖があるという指摘もあって、
今回出てくる数字は落ち着いているんじゃないかという見方も。

もしそうなら、そろそろ株の下落も
一服してくれてもいいような気がしますが
7~8月あまりにはしゃぎ過ぎた分を
剥落させるまでは下げ止まらないのかな・・・

まだ米株を買おうだなんて狙っているわけではなくて、
米株はもっとドラスティックな下落のあとに買おうと考えていますが
米株がこうもダラダラ下げていると
日本株も上値が重いというのが嫌ね。

日本は、米国ほどの高インフレではありませんし
日銀の緩和姿勢は強固ですから
独自に上がってくれてもいいと思っているのですが。。。
(個別株買ってるのでポジショントークですけど)

明日から9月に入りますが、
米国株市場は0年9月のパフォーマンス最低なんですよね、
日本株もしばしお付きあいせざるを得ないのか、(;´д`)トホホ…。

S&P500 過去20年のシーズナリティ

6月と9月に大きく調整するパターンが確認できますね。

2・ECBもタカ派シフト?インフレ高進、9~10月大幅利上げへ

今日発表されたユーロ圏の消費者物価指数が予想を上回りました。

ユーロ圏消費者物価指数(HICP)前年比 9.1%(予想 9.0% 前回 8.9%)
                    ~過去最高水準記録
            コア・前年比 4.3%(予想 4.1% 前回 4.0%)
            総合・前月比 0.5%(予想 0.4% 前回 0.1%)
米国のインフレ率は
前年同月比で 6月が +9.1%、7月+8.5%と6月の9.1%がピークとなって鈍化。
欧州は8月に+9.1と、遅れて上がってきています。
さて、この9.1%でピークアウトできるでしょうか?ガス価格上がってますけど。。。

というわけで、このインフレを退治しなくては、とECB関係者も慌てています。
            
ECBホルツマン氏、インフレとの闘いで「甘い顔」見せてはならない
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-31/RHHKZBDWRGGE01
・ホルツマン氏ら政策委員6人、0.75ポイントの利上げを公に支持
・ECB政策委員会、9月8日に次回の政策判断を発表へ
~ユーロ圏のインフレ率は現在、ECBが目標とする2%の4倍余

ECBは9月か10月に75bp利上げへ、短期金融市場が完全に織り込む
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-31/RHHJ8LDWLU6901
市場は中銀預金金利が来年中には2.25%と、2008年以来の高水準に達するとみている

月末リバランスの影響もあるかと思いますが
欧州の大幅利上げの可能性が台頭していることで
ユーロドルは買い戻しが旺盛となっています。

※ユーロドル日足 まあ、下落トレンドの中の戻り局面にすぎないのですが。
ECBの次回政策理事会は9月8日。
この日に向けては思惑がユーロの買い戻しを呼びユーロが下がりにくいかも。
8日のECB前後でユーロが吹き上がる局面でもあれば売り参戦したいですね。
まだ早いかな。

3・英インフレ率、20%を超える可能性 景気後退近い=ゴールドマン
https://jp.reuters.com/article/britain-economy-goldman-sachs-idJPKBN2Q00MF
ガス料金が現在のレベルで高止まりすれば英インフレ22.4%へ
~基本シナリオ14.8%を大きく上回る

ポンドにいいところが全く無いので
ポンドドルを1.1670ドルで売り参戦。

リスクを増やしたくないのでドル円ロングを手仕舞いました。
雇用統計を前に前回高値水準に接近し
上値が重くなっているので、、、なんか嫌な感じ。
大きく下げたらまた書い直そうかと思います。

ドル円 136.05円L ➡ 138.62円で手仕舞い

NZドル0.6375ドルSは 継続しています。

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小菅さんがわかりやすく解説してくださいました。

インフレファイターとして評価が高い
ポール・ボルカー元FRB議長の時代を考察することで
見えてくるここからの展開。
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『パウエル講演、三つの教訓とは?』
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