ドル円、上値が重いですね。
昨晩のJOLTS求人件数が予想外の減少だったことをきっかけに
米金利が急低下した流れが続いています。
今夜も米景気指標冴えないものが目立ちました。
◆米GDP、4-6月改定値は2.1%増に下方修正-個人消費は堅調
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-30/S07ET1DWRGG001
4-6月期GDP改定値 前期比年率+2.1%(速報+2.4%)下方修正
※ただし個人消費は速報+1.6%から+1.7%に上方修正
◆米ADP民間雇用、8月17.7万人増 予想下回る
https://jp.reuters.com/article/usa-economy-employment-idJPKBN30517Y
・米・8月ADP雇用統計:+17.7万人
(予想:+19.5万人、7月:+37.1万人←+32.4万人)
雇用関連指標が冴えないことが
昨日のJOLTSショックを引き継ぐ形で米金利低下をもたらしています。
※ただ、米国は住宅関連指標は強いのよね。
・7月中古住宅販売成約指数:前月比+0.9%(予想:-1.0%、6月:+0.3%)
※米国債利回り一覧
如何せん今週は月末週であるため
月末要因がどれだけ絡んでいるか。
足元、ややドル円の上値が重く円高気味なのは
月末のリバランス要因によるところが大きく、
基本は円安トレンドだよ、という記事⬇
◆円の対ドルでの反発、持続は見込み薄-月末の調整フローが逆風に
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-30/S07LR8T0AFB401?srnd=cojp-v2
来週以降もドル金利低下、ドル安が続くのかどうかがポイントですね。
今週末は雇用統計です。
これが悪ければ、更に金利が下がりドル安が続く可能性もあるとは思いますが・・・。
※通貨インデックス一覧 ドル独歩安、これは月末だからなのか?
今日はドイツCPI受けてユーロが強含む局面も。
◆8月のEU基準ドイツCPI速報値、前年比+6.4%・前月比+0.4%
https://is.gd/TsWXeG
* 8月国内基準ドイツCPI速報値 前年比+6.1%(予想:+6.0%)予想より強い
* 8月国内基準ドイツCPI速報値 前月比+0.3%(予想:+0.3%)
* 8月EU基準ドイツHCPI速報値 前月比+0.4%(予想:+0.3%)予想より強い
* 8月EU基準ドイツHCPI速報値 前年比+6.4%(予想:+6.3%)予想より強い
◆ドイツとスペインのインフレ下げ渋る、ECBは警戒を継続
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-30/S07DVNDWRGG001
・ECB当局者はCPIデータが9月の政策決定に重要と強調
・フランス、イタリア、ユーロ圏のCPI統計は明日31日に発表される
というわけで、欧州金利は上昇しています。
米金利が下がっているので、ユーロドルは上昇となりますね。
※主要国短期金利比較
明日、フランス、イタリア、ユーロ圏CPIが発表されますので
これらの国のインフレ率がどうなっているかで、欧州金利が動きます。
ユーロドルロングは継続です。
コストより上には逆差しをおいて利がどこまで伸ばせるか。
豪ドルドルロングは今日そこそこ上昇したんですが
NY時間に入って上値を削っていますね。。。
もう少し粘ってみます。
◆豪7月CPI、前年比4.9%上昇と予想下回る-金利据え置き観測
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-30/-4-9-5-2
前年同月比4.9%(予想5.2%)
インフレが抑制的であるため、追加利上げはないだろうということですね。
このCPIで一旦豪ドル売られたのですが欧州時間には買い戻され
結構上昇していたんだけどな・・・。(月末要因可と思いますが)
NOTE
◆ヘッジファンドが環境銘柄を空売り-米インフレ抑制法の支援は裏目か
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-08-30/S07FKADWLU6801
・多くのヘッジファンドが再生可能エネルギー株の空売りを開始
気候関連の刺激策がインフレを促進
⬇
金利上昇リスク
⬇
負債依存のグリーン企業が苦況に。
・グリーン企業は「金利に極めて敏感」-アナコンダ・インベスト
・グリーン企業支援のためのインフレ抑制法(IRA)で投じられる巨額資金は
逆にインフレや金利高を誘発するとの見方
・IRA,今後10年間に最大3兆3000億ドル(約438兆円)が
再生可能テクノロジーなど環境関連資産に投じられる可能性
・カリフォルニアに本社を置くサンパワーの株価は7月下旬以来、約30%下落
・マキシオンソーラーテクノロジーズは同期間に株価が半減
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