1・ロシアに焦り?核使用をチラつかせ、ウクライナも交渉のテーブルへ
2・G7、SWIFTからロシア排除
3・ロシア中銀の利用制限
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ロシア大統領、核抑止部隊の高度警戒態勢を命令 経済制裁など受け
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-nuclear-idJPKBN2KW0L9
プーチン大統領、「核抑止部隊」に厳戒態勢を敷くよう命令
この核抑止部隊というのは
"他国の核兵器使用に対抗して核兵器を使用する"軍隊という名目ですが
他国の核兵器使用の可能性は低く、単にロシア側が核使用を
チラつかせている、というようにしか見えません。
プーチン大統領の手持ちのカードが少なくなってきて
追い込まれているようにも見えます。
ただ、これが効いたのかどうかわかりませんが
ウクライナ側が交渉に応じると表明しています。
まだヘッドラインのみで詳細がわかっていません。
「ウクライナ大統領:
前提条件なしでロシアと協議へ ベラルーシとの国境で行う予定」
「ロシア通信は27日、ウクライナのメディアの報道として、
ロシアとウクライナの停戦交渉が始まったと伝えた」
ベラルーシというのはロシアべったりですから
丸腰でベラルーシ国境にウクライナのゼレンスキー大統領が向かう
となれば危険とリスクが伴うと見られるのですが
どのような形で交渉が実現するのかがわかっていません。
イスラエルが和平仲介を申し出ているのですが
イスラエルが間に入ってくれるのか?
ゼレンスキー大統領の身柄の安全が確保できるのかちょっと心配です・・・。
ロシアがなぜここまで追い込まれているかというと
西側の結束が固く、矢継ぎ早にロシア制裁が決められていることと、
おそらくプーチン大統領の思惑よりも
キエフ陥落に時間がかかっていることにあると思います。
ウクライナ国防総省の試算として
ロシアは1日に150億ドルもの戦費を使っている、とされています。
2~3日でカタをつけるつもりが4日経ってもウクライナは銃を降ろさず。
ゼレンスキー大統領も国内に残りウクライナ軍の士気を高めています。
1日150億ドルということは1日1.7兆円、10日で17兆円?!
長期戦は難しいということで新たなカードを切ろうということでしょう。
ロシア側に焦りが見え始めた、というのがここまでの印象ですが
ロシアとウクライナの交渉がいつの時点で成立するのか
どのような形で決着するのかが全くみえませんので
まだどちらに軍配が上がるかはわかりません。
2・G7、SWIFTからロシア排除
明日、28日月曜の東京マーケットがオープンする前に
更に事態が進展する可能性もありますので
明日の市場がどのように動くのか難しいところではありますが
SWIFTからのロシアを締め出すことが決まった、ということが
金融市場に及ぼすインパクトは小さくないと思われることから
やはり週末に買い戻されたリスク資産は戻りを売られる可能性が
大きいのではないか、と考えています。
日本も14時間遅れでSWIFTからのロシア排除に参加を表明しました。
SWIFTからのロシア排除に日本も参加、プーチン氏ら資産凍結 首相表明
https://jp.reuters.com/article/japan-russia-ukraine-idJPKBN2KW0G4
SWIFT=国際銀行間通信協会 銀行間の決済ネットワークです。
200の国と地域の1万1000以上の金融機関が
国をまたぐ貿易などの決済や送金に使うシステム。
1日当たり4200万件の送金情報を扱い、決済額は1日当たり5兆ドル、
日本円でおよそ575兆円にもなります。
これが利用できなくなると貿易決済から締め出されるということになりますので
ロシア経済にとっては大打撃ですが、ロシアから石油やガス、メタルや小麦などを
輸入している企業や国にとっても打撃なので、
ロシアをSWIFTから締め出す事はできないのでは、とも見られていました。
特にEUはロシアへのエネルギー依存が大きいですよね・・・。
(EUは石油の30%程度、天然ガスの34%程度をロシアに依存している)
当初はロシア排除に反対していたドイツなどEU諸国が
態度を転換させたことは意外でした。戦況を読んだということでしょうか。
日本は石油の4%程度、LNG=液化天然ガスの8%程度をロシアから輸入。
LNGは三井物産と三菱商事が出資するサハリンでの石油・天然ガスプロジェクト
「サハリン2」からの調達が主で、日本の電力会社やガス会社なども購入しています。
日本の電力価格が上がるリスクであるとともに
伊藤忠などはロシア連邦・東シベリアでの石油探鉱・開発・生産事業に参画していますが
ロシアとビジネスしている企業の株価などには大きな下落圧力となるでしょう、
ロシア関連株、制裁で打撃懸念 欧州銀やガス銘柄に売り
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB22BEW0S2A220C2000000/
JTはウクライナにタバコ製造工場があるんですね。。。
緊迫化のロシア・ウクライナ地域、日本企業は370社超が進出
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000436.000043465.html
日本企業は347社がロシアに進出。
最も多いのは「製造業」の156社となり、全体の4割超を占める。
トヨタ自動車など完成車メーカー各社のほか、自動車部品メーカーも。
「卸売業」(87社)は総合商社のほか、
ロシア産水産品を取り扱う水産物専門商社、中古車の輸出・販売業者などが進出。
ウクライナ・ロシアへ進出する日本企業の現状と対応
https://jp.reuters.com/article/ukraine-japan-companies-idJPKBN2KT0IL
●ソニー
キエフにエレクトロニクスの販売拠点があり、現地社員が数十人在籍。
●コマツ
ロシアを中心に建設・鉱山機械の生産・販売・サービスなどを展開。
ロシアを含むCIS(独立国家共同体)の21年度売上高比率は約8%の見通し。
SWIFT禁止された場合はロシアが外貨を一切受け取れなくなり影響は大きい。
●みずほフィナンシャルグループ
●トヨタ自動車
●大和証券グループ本社
●住友商事
●日立製作所
●楽天
●SBIホールディングス
●丸紅
すでにロシアルーブルは暴落しており
S&Pグローバルは25日、ロシア国債の格下げを発表しています。
「トリプルBマイナス」→投機的水準にあたる「ダブルBプラス」へ。
ムーディーズも近く格下げを発表する模様。
ルーブル安でロシアのインフレが止まらないだけでなく
海外から物が入ってこない、あるいは海外のサービスが利用できなくなるなど
様々な経済への打撃が、ロシア国民の不満へと繋がり
ロシア国内からプーチン政権の倒閣運動が広がる可能性もありますが
やや時間がかかるでしょうか。
3・ロシア中銀の利用制限
米欧、ロシア中央銀行の外貨準備の利用制限…決済網排除に加え為替介入も阻止
https://www.yomiuri.co.jp/world/20220227-OYT1T50092/
外貨準備約6300億ドル(約73兆円)の利用を制限する制裁
昨今のエネルギー高でロシアの外貨準備は潤沢ではありますが
クリミア併合の2014年以降、制裁を課せられてきたことから
ロシアはドルの構成を引き下げてきました。
ロシア中銀の外貨準備のうちドルの割合は2021年6月末時点16.4%。
1年前は22.2%だったのでかなりのピッチでドル比率を引き下げています。
ユーロの割合は32.2%。人民元13%、ゴールド22%。
ロシアが国外資金へのアクセスを失うことで
国際通貨を売ってルーブル相場を支えようとする介入ができなくなります。
⬇ドル依存を引き下げ、GOLDの比率を高めてきた経緯。
ロシア、米国債を大量売却 制裁強化を懸念か/2018年7月19日
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33168780Z10C18A7FF8000/
ロシアの金保有、ドル上回る 「ドル依存」脱却狙いか
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODJ241EK0U1A120C2000000/
2020年6月時点外貨準備に占める金比率は22.9%(ドルは22.2%、最新では16.4%)
金が米ドルの比率を上回った。
プーチン大統領、「戦費」も準備万端 金など外貨積み上げ/2022/02/02
https://forbesjapan.com/articles/detail/45635/2/1/1
ロシアの金保有量、足元では1300億ドル(約15兆円)相当まで積み上げている。
この金準備を売却することもできないのでしょうか・・・?
⬇これは24日の豊島氏のコラムですが
ロシアはソ連崩壊後の1990年、大量の保有金を売却したことで
金価格が大きく下落したことがあります。
ロシア金大量売却の可能性
https://gold.mmc.co.jp/toshima_t/2022/02/3447.html
週明けからはロシアの金売却への懸念が金相場を大きく動かすリスクも
あろうかと思っています・・・。
自動車排ガス触媒として必要になるパラジウムなど
ロシア産メタルは上昇する可能性が大きいと考えられますが
GOLDはロシアがキャッシュ化するリスクもあることに留意しておきたいですね。
ダウCFD35024ドルショートは継続。
為替は週末ポジションなしです。
週明けからはリスク資産売り方向で考えていますが
ロシア、ウクライナの交渉の行方次第では戻りが更に大きくはいって
株高が演出される局面が来る可能性もあるか。
ともかくボラティリティが高い相場なのでポジションサイズは小さめに。
ユーロを再度売りたいと考えていますが週明けからの値動き次第。
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今週の予定
02/28(月) 前回 予想
08:50 日本 1月鉱工業生産・速報値(前月比) -1.0% -0.7%
08:50 日本 1月鉱工業生産・速報値(前年比) 2.7% 0.1%
09:30 豪州 1月小売売上高(前月比) -4.4% 0.3%
23:45 米国 2月シカゴ購買部協会景気指数 65.2 63.0
03/01(火)
09:30 豪州 10-12月期経常収支 239億豪ドル 149億豪ドル
10:30 中国 2月製造業購買担当者景気指数(PMI) 50.1 49.8
10:45 中国 2月Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI) 49.1 49.2
12:30 RBA 豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表 0.10% 0.10%
17:55 ドイツ 2月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 58.5 58.5
18:00 ユーロ 2月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 58.4 58.4
18:30 英国 2月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 57.3 57.3
22:00 ドイツ 2月消費者物価指数(CPI、速報値)(前月比) 0.4% 0.8%
22:00 ドイツ 2月消費者物価指数(CPI、速報値)(前年比) 4.9% 5.0%
22:30 カナダ 12月月次国内総生産(GDP)(前月比) 0.6% 0.0%
22:30 カナダ 12月月次国内総生産(GDP)(前年比) 3.8% 3.8%
23:45 米国 2月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 57.5 57.5
24:00 米国 2月ISM製造業景況指数 57.6 58.0
24:00 米国 1月建設支出(前月比) 0.2% -0.2%
03/02(水)
06:45 NZ 1月住宅建設許可件数(前月比) 0.6%
09:30 豪州 10-12月期四半期国内総生産(GDP)(前期比) -1.9% 3.0%
09:30 豪州 10-12月期四半期国内総生産(GDP)(前年同期比) 3.9% 3.6%
17:55 ドイツ 2月失業者数(前月比) -4.80万人 -2.00万人
17:55 ドイツ 2月失業率 5.1% 5.1%
19:00 ユーロ 2月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年比) 5.1% 5.4%
19:00 ユーロ 2月消費者物価指数(HICPコア指数、速報値)(前年比)2.3% 2.5%
21:00 米国 MBA住宅ローン申請指数(前週比) -13.1%
22:15 米国 2月ADP雇用統計(前月比) -30.1万人 35.0万人
24:00 カナダ カナダ銀行 政策金利 0.25% 0.50%
24:00 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
25:00 ロシア 1月失業率 4.3% 4.2%
28:00 米国 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
03/03(木)
09:30 豪州 1月住宅建設許可件数 (前月比) 8.2% -3.5%
09:30 豪州 1月貿易収支 83.56億豪ドル 95.00億豪ドル
10:45 中国 2月サービス部門購買担当者景気指数(PMI) 51.4 50.8
14:00 日本 2月消費者態度指数・一般世帯 36.7 35.0
17:55 ドイツ 2月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)56.6 56.6
18:00 ユーロ 2月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)55.8 55.8
18:30 英国 2月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)60.8 60.8
19:00 ユーロ 1月卸売物価指数(PPI)(前月比) 2.9% 2.4%
19:00 ユーロ 1月卸売物価指数(PPI)(前年比) 26.2% 27.0%
19:00 ユーロ 1月失業率 7.0% 7.0%
21:30 ユーロ 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
23:45 米国 2月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値) 56.7 23:45 米国 2月総合購買担当者景気指数(PMI、改定値) 56.0
24:00 米国 2月ISM非製造業景況指数(総合) 59.9 61.0
24:00 米国 1月製造業新規受注(前月比) -0.4% 0.5%
24:00 米国 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、発言
03/04(金)
08:30 日本 1月失業率 2.7% 2.7%
08:30 日本 1月有効求人倍率 1.16 1.15
16:00 ドイツ 1月貿易収支 70億ユーロ 66億ユーロ 55億ユーロ
16:00 ドイツ 1月経常収支 239億ユーロ
18:30 英国 2月建設業購買担当者景気指数(PMI) 56.3 57.5
19:00 ユーロ 1月小売売上高(前月比) -3.0% 1.3%
19:00 ユーロ 1月小売売上高(前年比) 2.0% 9.1%
22:30 米国 2月非農業部門雇用者数変化(前月比) 46.7万人 40.0万人
22:30 米国 2月失業率 4.0% 3.9%
22:30 米国 2月平均時給(前月比) 0.7% 0.5%
22:30 米国 2月平均時給(前年比) 5.7% 5.8%
2022年2月28日月曜日
2022年2月25日金曜日
ロシア、ウクライナ軍事侵攻。
ウクライナ首都キエフでもミサイル攻撃が確認されているほか、
ウクライナの防空システムと空軍基地が制圧されたとも報じっれています。
・北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長
「ウクライナへのNATO軍展開は計画していない」
・NATO、25日の首脳会議で対応協議へ
・英ジョンソン首相、NATO首脳緊急会議呼び掛け
・英国、ロシア国内すべての主要銀行に対し資産凍結の制裁を発動
英国ジョンソン首相はロシアをSWIFTから閉め出す制裁を支持、と表明するも
ドイツのショルツ首相は、
ドイツはロシアをSWIFTから排除することを支持しない。
EUもそれを支持しないとしています。
ドイツはロシアとのガス取引ができなくなると困るわけで。
ドイツなどロシアと関係が深い国にとっては
ロシアへの経済制裁は自国経済への打撃となるため及び腰。
ロシアはそれを全て理解した上で動いているのでしょう。
西側の制裁は、ロシアをそれほど追い詰めるものにはならない、と。
ロシア軍の侵攻の素早さに比べると西側の制裁は現時点では手緩いもので
ロシアの掌で右往左往するばかりに見えるのですが、
今後、ロシアが何をゴールとしているのか、
それに対して西側が自体をどのように収束させるつもりなのか。
ニュースが次々に飛び込んできてそのたびに
マーケットが神経質に動くこと必至。
事態の急展開にマーケットのボラティリティも急上昇。
※VIX指数
VIXが30を超えてくると機関投資家はリスクテイクできません。
反発局面があったとしてもそれは買い戻しによるものです。
戻りはまた売られる相場がしばらく続きそう。
ダウCFD35024ドルショートは継続。
この有事でコモディティが急伸しています。
※WTI原油 一時100ドル乗せ。
※ロシアとウクライナといえば小麦!!
※資金の受け皿 GOLD(ドル建て)
為替市場は有事のドル買い、ドル独歩高。
※通貨インデックス一覧
ユーロドルを1.13430ドル → 1.1144ドルで買い戻し
ユーロ円を130.47円 → 128.54円で買い戻し♪
戻り売りスタンスです。
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2022年2月23日水曜日
ロシア、行動が早い。独立承認から間髪入れずに派兵命令。
ウクライナ親ロ派地域ドネツクに軍車両の隊列、ロイター記者が確認
https://jp.reuters.com/article/ukraine-witness-idJPKBN2KR02H
ロシア上院、ウクライナ東部への軍派遣承認 大統領の要請受け
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-military-idJPKBN2KR1U7?il=0
ミンスク合意は存在せず、ウクライナ側が放棄=ロシア大統領
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-military-idJPL4N2UX46T?il=0
ドネツク、ルガンスク人民共和国にとどまらず東部全域~首都キエフへと
侵攻していくつもりでしょうか。
米国、EUはロシアへの経済制裁を発動。
ただしドネツク、ルガンスク地域のみに留める内容。
米、まず親ロシア地域に制裁 独立承認に対抗
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN21D3K0R20C22A2000000/?n_cid=SNSTW001&n_tw=1645477711
~「今回の措置はロシアがウクライナに再侵攻した場合に同盟国やパートナー国とともに
準備している迅速かつ厳しい経済措置とは別のものである
再侵攻すればロシアの大手銀行への制裁や輸出規制といった強力な制裁を科す構え
段階的に制裁を強化するということでしょうか?
ロシアのさらなる侵攻を容認するようにも見えますが、、、
何が何でもロシアの動きを阻止するというスタンスではない。
ロシアは原油、ガスなど資源を保有しているから強いですよね。
EUはロシアからの全てのガス供給を断つことはできないでしょうし、
もし、それが実現できたとして中国がいい買い手になるだけでしょう。
経済制裁が全く効かないわけではないですが
ロシアもその覚悟があっても勝算ありと見て動いているんだと思います。
ドイツ、ノルドストリーム2承認停止 ロシア措置受け
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-germany-nordstream-2-idJPKBN2KR1LV
当然そうなりますよねぇ。。。。
ただ、これは完成して稼働できずにいた「2」の方の話。
ロシアへの制裁は日本も足並み揃える構え。
政府、半導体輸出規制へ調整 対ロ制裁、G7で包囲網
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022022201122&g=pol
対ロ経済制裁に向けた調整を本格化。
バイデン氏が午後2時(日本時間午前4時)にロシア、ウクライナ情勢について
記者会見する模様。何が飛び出すか。
マーケットが神経質に動くリスクがありますので注意。
東京時間、日本株市場は下落しましたが
欧州NY時間にかけては買い戻しも大きく入っています。
有事想定でのショートも溜まっていたでしょうから
ショートカバーの上昇があるのは想定内の値動き。
それが強気相場への転換というような買いによるものではないと
考えていますので、戻りは売るスタンス。
短期デロングしても十分取れる値幅動きますので
売り方が苦しい局面もありますが、最終的には景気度外視での
インフレ退治に舵を切るFRBの引き締めが効いてくると思います。
ダウ、ユーロショート継続です。
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2022年2月22日火曜日
今夜2月21日(月)のNY市場は「プレジデンツデー」のため休場ですが
ロシアが独立共和国承認署名の報で明日の東京市場は荒れそうです。
1・米露首脳会談の可能性浮上
~プーチン大統領ロシャ国民に向けTV演説
2・円建てゴールド最高値更新
~原油急反発、ロシア株暴落
-------------------------------------------------
東京時間はこの報道で株式市場には買い戻しもありましたが、、、
⬇
米ロ首脳会談で「原則」合意、ウクライナに侵攻しないことが条件
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-02-18/R7H7O3DWX2PU01
・フランス大統領府が20日発表
~ロシアがウクライナに侵攻しないことが開催の条件
リスク選好相場回帰とまでは至りませんでした。
やや買い戻しが入る展開でしたが3日続落、21日月曜日兵平均は211円安。
※日本株主要株価インデックス マザーズは下げ止まる気配なし
そして今夜、日本時間AM3:00
プーチン大統領がウクライナ東部の2つの分離独立共和国
(ドネツク共和国とルガンスク人民共和国)の
独立承認に署名する予定であることを表明しました。
プーチン氏、ウクライナ親ロシア地域の独立を承認へ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCB21CE40R20C22A2000000/
・2015年の「ミンスク合意」に基づき、独仏ロとウクライナの4カ国協議が進んでいた。ただ、ロシアが親ロ派勢力の支配地域の独立承認を決めたことで、今後の協議の継続が困難になる可能性がある。
ウクライナ軍とウクライナから分離独立した共和国の紛争が激化した場合
ロシア軍が新たに承認された親露派共和国地域を守るために
介入する可能性が高まるということでもある、、、って見方が強まることと
なりますが、西側による反発は必至、
これで制裁発動とまでは行かないでしょうけれど。
米露会談を提案設定したフランス、マクロン大統領は
緊急会議招集するとか。メンツ丸つぶれですね。
今夜は米国市場がプレジデンツデーで休場なのですが
為替市場では、リスク回避的機運が高まっています
スイスフランや円が強含んでいることと、やはりユーロが弱い。
※ドル円、クロス円はやや円高傾向
今夜ユーロドルを1.13430ドル
ユーロ円を130.47円で売り参戦しています。
これはロシアの株価インデックス
↑日経平均なら一気に2000円もの下落に等しい売られ方。
原油は再上昇。
※WTI原油先物
リスクオフ相場継続です。
ダウCFD35024ドルショート継続しています。
2・円建てゴールド最高値更新
円建て金先物が最高値、1年半ぶり リスク回避と円安で
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB16BI90W1A111C2000000/
※大阪金先物 月足
ただし、リスクオフ相場で円高が加速すると
その分円建ての金には下落圧力がかかりますので
一旦調整局面入するかもしれません。
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2022年2月21日月曜日
1・北京五輪閉幕~ウクライナ有事緊張一層高まる
2・ロシア軍事侵攻は、株買いドル買いなのか?
3・日本の1月貿易収支、赤字額過去2番めの大きさへ拡大
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20日(日)北京五輪が閉幕。
ウクライナの緊張は一層強まっています。
ロシア軍は20日にベラルーシで大規模な軍事演習を実施。
その後軍を撤収するか否かが注目されていましたが撤収せず。
ロシア 合同軍事演習終了後もウクライナ国境から撤収せず
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220220/k10013494061000.html
米大統領「プーチン氏がウクライナ侵攻決定」、数日中にも開始か
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-idJPKBN2KN2EQ
ウクライナ東部の「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」では
自動車やガスパイプライン爆発などが起こっています。
先週イラン核合意の再建合意間近であるとロイターが報じたことから
急落していた原油が再び上昇に転じるなど原油市場は乱高下。
ボラティリティが上昇しています。
イラン核合意 再建合意間近か ロイターが草案を報道
https://www.chunichi.co.jp/article/421115
・米国は最終的に、イランの石油部門への経済制裁に適用除外措置を
復活させることになる。この結果、日量約100万バレルの
イラン産原油の輸出が再開することに。これは原油の売り材料。
その後、パイプライン爆破などウクライナ情勢の緊張で
再び原油は大きく反発、、、、ついていけません💦
※WTI原油 トップアウトしたようにも見えますが、、、
ブリンケン国務長官はロシア側が争いを呼び込むため偽の挑発を工作する
していることを確認していると述べています。
「偽旗作戦」なとどいう言葉が踊っていますが
挑発行動は頻繁に繰り返されている模様でいつ軍事行動が開始されても
何ら不思議はないのですが、ここで意識されるのが
「遠くの戦争は買い」「戦争は号砲とともに買え」
あるいは「有事のドル買い」
2・有事となれば株買い、ドル買いなのか?
相場格言ですので、そのとおりになるということではありません。
しかし格言になるほどに、そうした経験則があるということでもあります。
「遠くの戦争は買い」
近くの戦争は別。しかし遠くであれば漁夫の利があるという意味の格言。
第一次世界大戦(1914年~1918年)では、戦禍に見舞われた欧州から遠い
米国や日本では「特需」が発生しました。
「戦争は号砲とともに買え」
噂で売って事実で買い戻せ、と同義。
この有事警戒で売り込まれていた資産が買い戻さえる可能性がある、
ということですが、逆に有事想定で買われてきた資産があれば
事実とともに手仕舞い売りで下落する可能性もあるということです。
「有事のドル買い」
最も流動性の高いドルキャッシュにしておくのが安全である、という意味。
1990年のクウェート侵攻、2006年のレバノン侵攻ではドル買いとなりました。
今回の場合、ウクライナ有事を懸念して売られていた資産というのが日米株なら、
軍事侵攻、本格開戦の報道で、一旦上がる(買戻がはいる)可能性がある、
と考えることもできます。短期ではそのような値動きが発生するかもしれませんが
今は同時に、インフレ退治に動くFRBによる金融引締めが始まるタイミング。
もし、上昇すれば戻りを売りたい向きも多いと思っています。
特需がどこに発生するか、という意味ではすでに原油市場などが
リスクプレミアムで上がりだしているとも言えますが
株式市場にそのような動きが中長期で見られるかどうかはわかりません・・・。
週末は債券市場に資金が逃げ込んだと見えて米金利は軒並み低下。
※米国債利回り一覧
3・巨額貿易赤字、円安材料になる日は来るのか
https://jp.reuters.com/article/column-tamaki-kazuhiko-idJPKBN2KM0HC
・1月の日本の貿易収支が2兆1911億円の赤字と過去2番目の大きさ
~この基調が続けば、2022年に10兆円規模の赤字を記録する可能性も
2014年の12兆8160億円:13年の11兆4683億円の2回。
・2012年から2021年までの10年間のうち、7年は貿易赤字を記録
・中国経済の変調。1月の対中輸出は前年比▼5.4%と19カ月ぶり前年割れ。
数量ベースでは、昨年10月から前年比マイナスに転落していたが、
今年1月は前年比マイナス17.7%と大幅に落ち込んだ。
・重要なのは「春闘における賃上げの行方」ではないか。
~賃上げが3%近くないしは3%に届けば、個人の購買力増となって
国内経済の好循環の起点になりうる。
しかし、賃上げ率が昨年以下に抑制されれば、結局は儲けの多くを
海外での投資などに回し、利益が海外に流出することになる。
コラムにあるように、円安メリットを享受した企業が賃上げに動かなければ
円安は消費者を苦しめる事象でしかない、という点。
今年の春闘でインフレに届かぬ賃上げに留まるようなら日本の将来は・・・。
ただ、ガソリン高などは元売りへの補助金と言う形でなく
減税すれば済む話です。日銀の金融政策への批判につなげるのは
お門違いだかと思います。実際まだインフレ目標は達成できていません。
日本の1月のCPIはまだ+0.5%です。
米国は+7.5%になってもまだ利上げしていないんです。
これからあわててやるわけですが、
21年5%超えが4ヶ月続いても動きませんでした。
日銀の出口論はまだまだ時期尚早です。
ドル円ですがコラムにあるように、日米金利差拡大、中国経済の変調で
日本の輸出が減少していること、エネルギー資源価格の高止まりが
続きそうな点から円安基調は継続するリスクが高いと思うのですが
一方で、4月新年度は金利が上がってきた円債への投資も
そこそこ出てくると思われます。
金利が上昇し価格が下落するリスクの高い米国債から金利が0.25%には
上がらない安心感のある円債へと資金が回帰する動きも出てくるんじゃないか、
と考えています。
そうでなくても、ウクライナ有事は資金回帰での円高を誘引する可能性も。
円安ドル高が今すぐに大きなトレンドになるというわけでも
なさそうなので、足元様子見です。
ダウCFDを35024ドルS継続
原油91.46ドルロングはイラン核合意再合意報道でロスカット(泣)
このところウクライナヘッドラインが市場のボラティリティを高めていますので
あまりリスクを大きく取りたくありません。
キャシュ比率を高めつつあります。
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2022年2月17日木曜日
1・ウクライナ侵攻、なお起こりうると米国
2・米1月小売売上高、予想を上回る伸び
~カシュカリ総裁、過度な利上げは景気を損なうと発言
3・ECBの今年の利上げ、「かなり可能性高い」
4・英CPI、30年ぶり上昇率
-----------------------------------------------
昨日15日はロシア軍の一部が撤退したとのロシア側の発表で
全面リスクオンの展開となり16日東京時間もその流れを引き継いで
日本株も上昇していましたが、はしごを外される展開。
バイデン米大統領、ロシアのウクライナ侵攻はなお起こり得る
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-02-15/R7D5VLT0AFB401?srnd=cojp-v2
・一部部隊をウクライナ国境近辺から撤収したとするロシアの主張、
米国はまだ確認していない
・ウクライナの国防省や国営銀行などのサイトが15日、大量にデータを送り付けて
通信障害を引き起こす「DDoS(分散型サービス妨害)攻撃」を受けた
米国務長官がロシア撤収の証拠ないと言及するなど
再び米株が売られ、原油が買われる展開に。
※米主要株価インデックス
※WTI原油
ロシア側は撤退したと主張していますが、
ともかく何も解決してはいないということね。
ロシア軍撤収してないとのNATOの主張は誤り、クレムリンが否定
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-02-16/R7EFRST1UM1201
原油ロング、ダウショート継続しています。
2・米小売売上高、1月は3.8%増で予想上回る 自動車など好調
https://jp.reuters.com/article/usa-economy-idJPKBN2KL1IX
・1月小売売上高:前月比+3.8%(予想:+2.0%、12月:▼2.5%←▼1.9%)
~昨年3月来で最大の伸び
今夜は鉱工業生産も発表されましたがこちらもいい数字でした。
・1月鉱工業生産:前月比+1.4%(予想:+0.5%、12月:▼0.1%)
インフレ高進は続く、金融政策の引き締めが急がれる、ということになりますが
今夜はミネアポリス連銀のカシュカリ総裁がFRBの過度な利上げは
景気を損なう可能性があると警告しています。
もともと同総裁はハト派と知られていますが
今年22年のFOMC投票権を持たないので影響は大きくありません。
ただ、今夜は珍しいことに超長期ゾーン金利は上昇していますが
短期ゾーンが低下しています。短期ゾーンは債券買いとなっている様子、
これは株から債権へ、ウクライナ緊張を嫌気した資金が逃げているのかと
思われますが、20年金利が昨年の高値を更新する上昇となっているのはなぜ??
※米国債利回り一覧
このところイールドカーブがフラット化していましたが
スティープニングに向かうとすれば、これは悪いことではありません。
健全な形で利上げが実施できる環境が整いつつあるのか?
だとするならば、リスクオフポジションは長期にワークしませんね。
米株は多くずれすることなく、このあたりで乱高下→レンジ入りして
再度上昇するシナリオも0ではありません。
ダウショート、金利がスティープ化していく傾向が続くなら逃げたほうがいいのかな。
3・ECBの今年の利上げ、「かなり可能性高い」-カザークス氏
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-02-16/R7ED7DT0AFB401
まあ、欧州のインフレ率も高いものね。
4・英CPI、1月は前年比+5.5% 30年ぶり上昇率
https://jp.reuters.com/article/uk-cpi-idJPKBN2KL0KU
・3回連続で利上げを実施するとの見方が強まる
~3月17日も0.25~0.5%の利上げか、政策金利は1%に
今夜はドル独歩安です。
ユーロ、ポンド、そしてオセアニアまで強い。
※通貨インデックス一覧
米金利短期ゾーンが売られているのでこれにドルが連れて下がっているのと
米国以外の国もインフレ圧力が強く利上げ観測が強まっていることえ
他通貨が強い展開なのでしょう。
指値オペで円安の思惑を広げた円ですが、円インデックスを見ると今日は円高。
トレンドとして円安が加速する風でもないのよね。
キウイドル、キウイ円ショートはロスカットヒットです。
為替トレードはこのところ手が合いません。
わかりやすい相場が来るまで様子見かな・・・・。
今週のひろこのウィークリーゴールドは
マーケットエッジ代表 小菅努氏。
<ウクライナ危機で弾みつく金投資>
『40年ぶりのインフレで輝くゴールド』
https://youtu.be/ro3jfk6pSdw
◆40年ぶりの高インフレへの恐怖心
◆金を巡るトルコ政府と国民の闘争
今週の【ひろこのスペシャリストに聞く!】は
ファイナンシャルリサーチ代表 深野康彦氏。
<不動産価格上昇の要因は?>
『インフレ時代の不動産市場』
https://youtu.be/OauEIRjxNLM
◎フラット35の金利の推移
◎新築マンション平均価格/供給数推移
◎東証REIT指数の推移
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2022年2月16日水曜日
1・ウクライナ有事リスク後退で株高、ユーロ高
2・原油価格急落だが・・・
3・米卸売物価、1月は前月比1.0%上昇
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16日㈬にもロシアがウクライナへ軍事侵攻すると広く報じられ
株などのリスク資産が軟調な展開となっていましたが
ロシア、一部部隊が基地帰還開始と発表-NATO事務総長は慎重
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-02-15/R7C6ZJT0G1KY01
この報道をきっかけに
米国株は全面高の様相を呈しています。
※米主要株価インデックス
東京時間までゴールドが強い展開でしたが急反落。
※ゴールド 安全資産の買いが剥落?
根本解決というわけではありません。
米国側がロシアを挑発するような煽りも目に余るようになっていたところで
ロシアは挑発には乗らず一歩引いただけ、というような気がします。
偽旗作戦でロシアを陥れることで支持率を上げたいバイデン政権、
有事誘い込みには失敗した、という印象も無きにしもあらず・・・。
国境近くに集結したロシア軍も待機期間が長期化すればするほど疲弊し
またコストも掛かることから、長期戦に持ち込める話ではなさそうですが
誰しもが油断している時が危ないような気もします。
意外と今週のリスクは高まったのではないかしら・・・。
今株が上がっているのは、ショートカバーでしょう。
有事想定で売った向きが買い戻しを迫られての上昇。
新規で買う向きがどれほどいるでしょうか。
仮に有事リスクは大きく後退したとしましょう。
マーケットには想定を超える過去に例を見ないスピードでの
FRBの金融引締めが迫っているのです。
この株高の乗ろうとは思いません💦
ダウCFDを35024ドルで売り参戦。
2・原油は急落も。。。
※WTI原油先物
そもそもロシアが軍事侵攻し、制裁が加えられたとして、
果たして原油市場にどれだけ影響があるでしょうか?
ロシアがEU向けに輸出しているのは天然ガス。
ガス供給に影響がでた場合、原油が代替エネルギーとなるとの
思惑があるようですが、現実にはEUの石油火力発電は1%にも満たないため、
EUにとって原油が電力源とはならないんですよね。
代替となるのは石炭とスポットLNG。
14日月曜にWTI原油を95ドルまで買い上げた動力がウクライナ有事想定なら
その分が剥落するのは当然ですが、この地政学リスク分が
どのくらい原油価格に乗っている価格7日を見極めるのが難しい。
というのもそもそも世界の原油需給はタイト。
OECD在庫は5年平均レンジを下回っています。
OPECの増産は計画未達状態。
コロナ禍以前の原油安時代の上流部門の設備投資不足で
増産余力がないのが実情で、それは米シェール企業も同じこと。
確かに米石油会社は今年20%ほどの増産計画ですが、
待機油井を切り崩しているだけです。それを食いつぶすのも時間の問題。
ということで、現湯需要に対して供給が足りない状況は当面解決しません。
91.46ドルで原油CFDを買ってみました。
3・米卸売物価、1月は前月比1.0%上昇 高インフレ継続の兆し
https://jp.reuters.com/article/usa-economy-inflation-idJPKBN2KK1M4
:前月比+1.0%(予想:+0.5%、12月:+0.3%←+0.2%)
インフレが自然に収束する兆候は見られず。
FRBは完全に後手に回ったというのが市場の見方。
利上げを急ぐだけでなくバランスシート縮小も早期に始める可能性が高く
この側面からもリスク資産を積極的に買いにくいですよね。
ところが景気には陰りが・・・・
米・2月NY連銀製造業景気指数:+3.1(予想:11.0、1月:-0.7)
景気減速の兆候見られる中での利上げ強行、
こちらのほうがウクライナ有事よりも
ゆくゆくは株に及ぼす悪影響が大きいと思っています。
キウイ円76.59円
キウイドル0.6624ドルショートアゲインスト💦継続中。
どちらも今日の高値を明日超えるようなら撤退です。
今週のひろこのスペシャリストに聞く!は不動産市況について。
まだ日本の不動産は上がると深野氏。
REITは不安定ですが、需給による下落の側面が大きく
年度変わりのタイミングに注目とのこと。
【ひろこのスペシャリストに聞く!】
ファイナンシャルリサーチ代表 深野康彦さん登場。
<不動産価格上昇の要因は?>
『インフレ時代の不動産市場』
https://youtu.be/OauEIRjxNLM
◎フラット35の金利の推移
◎新築マンション平均価格/供給数推移
◎東証REIT指数の推移
2022年2月15日火曜日
ロシアの出方がわからないのでリスクを取りにくいのですが
今夜の米株市場はやや戻り歩調。
先週のマーケットでFRBの緊急利上げの思惑の発端を作った
ブラード総裁が再びタカ派発言で金利再上昇ですが、、、。
①ブラード総裁、改めてタカ派発言金利上昇
②ロシア外相、米欧都の合意「チャンスある」発言
--------------------------------------------------------
①ブラード総裁、利上げ計画前倒しを-「FRBの信頼性」問われる
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-02-14/R7AS7IDWLU6T01?srnd=cojp-v2
・7月1日までに1%の利上げが実施されるとの見方
・3月は0.5%の利上げ
・計画されている緩和解除を従来よりも前倒しする必要がある
CME FED WATCHを確認すると3月FOMCでの利上げ織り込みは
60%近くまで上昇してきました。
米国債利回りは全ゾーンで再上昇
この金利上昇でも今夜の米株は個動きながら、しっかり。
反発基調にあります。
※米主要株価インデックス一覧
日々の細かい値動きに一喜一憂せずに森を見よ。
という意味では、これだけ急ピッチで引き締めに取り掛かろうという時に
積極的に株が買える環境にはありませんよね。。。
金利上昇ですでに住宅ローン金利も上がり始めていますし
企業はこれまでのような資金調達は難しくなります。
先行きの企業業績への悪影響をまだ株価は織り込んでいないと思っています。
今夜ややマーケットが落ち着いているのはウクライナ情勢かな?
②ロシア外相、プーチン氏に対話継続進言 米欧との合意「チャンスある」
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022021401131&g=int
際限なく協議を続けるつもりはないとしながらも、
米欧との合意に関し「常にチャンスはある」
今週にも軍事侵攻か、という緊張の高まりがやや緩和しているようですが
実際どうなのかは全くわかりませんので油断禁物。
戦争は株式に「極渦」もたらすリスク高める-モルガンSウィルソン氏
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-02-14/R7AQIUDWX2PX01
先程キウイ円76.59円
キウイドル0.6624ドルで売り参戦。
NOTE
米消費者の短中期インフレ期待、1月は低下=NY連銀調査
https://jp.reuters.com/article/usa-fed-consumer-expectations-idJPL4N2UP3ME?il=0
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2022年2月14日月曜日
油断したぁ~金曜NYクローズ近くにリスクオフ。
トリガーはロシア、ウクライナ有事リスク緊迫化なのか
緊急利上げ観測が広まったことなのか、、、その両方かもしれません💦
先週大きく利が乗ったポジションが消滅。
リスクが高い時には「利食い千人力」ですね、
トレンドが醸成できるなどと期待してはいけないと思い知らされました。
1・ウクライナ情勢緊迫、来週にも軍事侵攻?
2・FRB、緊急利上げの噂広がる
3・有事警戒から原油一段高へ
---------------------------------------------------------------
ロシアのウクライナ侵攻、五輪期間中にも起きる恐れ-サリバン氏
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-02-11/R75ML9T0G1KW01
ロシアのウクライナ侵攻、大使館退避が妥当なほど切迫=米国務長官
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-usa-blinken-idJPKBN2KI03O?il=0
サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が
ロシアが今すぐにでもウクライナに侵攻する可能性があると警告したことで
米株が売られ、米債や日本円など安全資産へと
資金回避の動きが見られたとの指摘。
米株は急反落。
※米主要株価インデックス一覧 チャート形状悪いよね。。
※米10年債利回り急低下 利回り低下は債券買いということ
※ドル円クロス円一覧 15分足 AM3︙30頃から急落しています
その後12日土曜にバイデン大統領とプーチン大統領が電話協議。
緊張の緩和につながる成果はなかった模様。
米ロ首脳が電話協議 バイデン氏「侵攻なら厳しい代償」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN124Q00S2A210C2000000/
ただ、ロシア側としては米国が扇動しているとしており
米国側もこの危機を利用している側面もあるようにも見えます。
武器商人のビジネス、インフレへの不満をそらす対外強硬姿勢、、、。
ということで、どうせ政治的駆け引きなんだろう~と楽観的になったのが先週。
しかし落とし所が見えないので、パフォーマンスだけで終わるかどうかは
わからないわけで、、、週末リスクを考慮して利益が出たポジションは
金曜のどこかの時点で手仕舞っておくべきでした(泣)
報道では今週にも侵攻がある可能性が高まっているとも。
水曜の線が強いとか?事前にそのような観測が広まればその線は薄れたと
考えていいと思いますが、
どちらにせよヘッドラインリスクが高まっていることから
ボラの急上昇に備えるポジションニングが求められますね。
※VIX指数 まだリスクオフ全開という感じでもないですが、、、
2・米国緊急利上げの憶測広がる
発端はセントルイス連銀総裁ブラード氏の発言のようです。
ブラード総裁、大幅利上げを支持-7月1日までに合計1ポイント
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-02-10/R73O5OT1UM0W01
・7月1日までに合計1ポイントの政策金利引き上げを支持
・2000年以来となる0.5%の利上げ支持
・定例会合以外での行動をある時点で検討する可能性
FOMCは今すぐ臨時会合を開き、QE終了を-サマーズ元財務長官
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-02-11/R75LWBT0G1KX01?srnd=cojp-v2
サマーズとはいえ当事者でない方が何を言っても驚かないでほしいのですね・・・
ゼロヘッジによる緊急利下げ観測記事がこちら
Whispers Of An Emergency Fed Rate Hike As Soon As Tomorrow
~早ければ明日にもFRBの緊急利上げが囁かれている
https://www.zerohedge.com/markets/whispers-emergency-fed-rate-hike-soon-tomorrow 2/11(金曜)
その後、週明け2/14月曜にブラードさんがCNBCに出演し
行き過ぎた憶測について火消しするとの観測も報じられているようですが、
そうでなくても2/11(金)にFRBから債券買いオペスケジュールが
予定通り発表されています。
2/15~3/9までの買入スケジュールに変更がなかったことから
緊急利上げの可能性はないでしょう。
(利上げ前にはQEの完了が必要)
(その場合は緊急利下げや流動性供給ね)
インフレ抑制を目的に緊急利上げなんてことはあるはずもないと思うのですが
それでも噂で市場がうろたえたことは事実。
現実に株安、クロス円安、債券買いが加速しちゃいましたので
それだけ今のマーケットって、インフレ率の割には金利が低すぎるという
違和感で脆弱であるということなのかもしれませんね。
週明け相場は、逆に急落した分の買い戻しがあるかもしれません。
だからといって強気相場に転換したわけではないのでご注意。
3・WTI原油中心限月94.66ドル、直近高値更新
ウクライナ有事でロシアへの制裁リスクが警戒されています。
欧州はロシアへのエネルギー依存が大きいのよね。。。
とにもかくにも、先週FRBの緊急利上げの思惑が広がったのは
米国のインフレ率上昇のせい。
今週は米生産者物価指数や小売売上高等の数字に注目ですね。
ポジション全消滅!!
ユーロ円131.98円L
ユーロドル1.14285ドドルL
豪ドル円82.89円L
豪ドルドル0.7158ドルL
ドル円115.37円L すべてコスト付近に引き上げた逆指値HIT
土曜起きてみたらポジション消滅していました(;´д`)トホホ…
損失ではないにしても、日銀指値オペなどでクロス円は
かなりの利益になっていたことを考えると
逆指値水準をさらに引き上げておかなかったことが悔やまれてなりません。
しかし、冷静にみるとクロス円、キウイや豪ドル、カナダ、ポンドなどは
去年の高値からのレジスタンスラインでガッチリ上値を押さえつけられた格好。
ドル円、ユーロ円はひょっとしたら押し目と考えていいのかもしれません。
※ドル円クロス円 日足
今週はキウイの戻り売りとユーロが買える局面がないか好機を伺おうかと
思案中。マーケットのセンチメント次第ですが・・・・
今週の予定
■2/14(月)
・ラガルドECB総裁、講演
・ショルツ独首相、ゼレンスキー・ウクライナ大統領、会談
■15(火)
・日本 10-12月期 GDP 速報値(8:50) 予想+6.0%、前期▲3.6%
・独・ユーロ圏 2月 ZEW 景況感指数(19:00)
・米 2月 NY 連銀製造業景気指数(22:30)予想12.0、前月▲0.7
・米 1月生産者物価(22:30) 予想+8.9%、前月+9.7%
・米上院銀行委員会はパウエル FRB 議長などFRB首脳人事の承認に向けた採決
■16(水)
・日本12月第三次産業活動指数(13:30)
・日本1月首都圏新規マンション発売(14:00)
・中国 1月生産者物価(10:30)
・中国 1月消費者物価(10:30)
・米 1月小売売上高(22:30)予想+1.8%、前月▲1.9%
・米 1月輸出入物価(22:30)
・米 1月鉱工業生産(23:15)予想+0.4%、前月▲0.1%
設備稼働率 予想76.8%、前月76.5%
・米1月 住宅着工件数 予想1,700千戸、前月1,702千戸
・米2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 予想20.0、前月23.2
・1月 25・26日開催の FOMC 議事録(17日 4:00)
■17(木)
・日本1月貿易統計(8:50)予想▲1兆6,140億円の赤字、前月▲5,820億円の赤字
・日本12月機械受注(8:50)
・米フィラデルフィア連銀景況指数(2月)
・セントルイス連銀総裁、講演
・G20財務相・中央銀行総裁会議(〜18日インドネシア)
・米 1月住宅着工件数
■18(金)
・日本1月消費者物価(8:30)予想+0.6%、前月+0.8%、コア予想▲1.0%、前月▲0.7%
・米 1月中古住宅販売件数(19日 0:00)
・英小売売上高(1月)
・ウォラーFRB理事、講演
・クリーブランド連銀総裁、講演
・シカゴ連銀総裁、講演
・米連邦政府つなぎ予算の期限https://youtu.be/3NpYjlabTCI
◆MetaとゴールドETFの時価総額
◆近年の巨大ハイテク株の急落日とゴールド ほか
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2022年2月11日金曜日
1・日銀、指し値オペの実施発表で円安加速
2・米1月CPI、インフレ更に加速で米長期金利2%台へ
3・ドルは一転下落、ユーロ急伸へ
-----------------------------------------------------
1・日銀 国債無制限買い入れへ 長期金利上昇で利回り調整
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220210/k10013478591000.html
・固定利回りで無制限に国債を買い入れる指し値オペの実施を発表。
オファー日は14日。
・「このところの長期金利の動きを踏まえ10年物国債金利の操作目標を
0%程度とする金融市場調節方針をしっかり実現するよう実施したものである」
世界のインフレが加速し、中央銀行の利上げ観測が強まっていることから
市場金利の上昇が加速しており、これが日本の金利にも上昇圧力となり
日本国債の10年債利回りも0.25%に接近してきていましたが
日銀は今日指値オペ実施、利回りを抑えるために
国債を無制限に購入するスタンスを示したことで円安が加速しました。
※0.25%がなぜ重要か。
YCC(イールド・カーブ・コントロール)政策とは
長期金利と短期金利の誘導目標を操作(中央銀行による国債の買入れ量調整)し
イールドカーブ(長短金利差)を適切な水準に維持すること。
国債買い入れオペレーション(公開市場操作)などを通じて長期金利を誘導、
長期金利(10年債利回り)をゼロ%近傍に固定。
その変動幅については上下共に0.25%ポイント程度を許容する、としています。
つまり0%から上下0.25%以上離れていきそうになったら
日銀が国債の買い入れ量をコントロールして
そのバンド内に抑え込むというわけです。
英国やNZ、カナダなどはすでに利上げを実施しています。
米国は3月の利上げがほぼ確定的で、その利上げ幅が0.25%となるのか0.5%と
なるのかが焦点となっている中、日本は金利は上げないことを改めて示したわけです。
世界と日本の金融政策のスタンスの違いが改めて異なることが明確に示された格好。
日本はまだまだインフレ2%にすら到達していませんので当然といえば当然です。
むしろ国債の買い入れ量増加ですので緩和強化ですね。
これは円安要因となりますね。
これでドル円、クロス円が吹き上がりました。
2・米国のインフレが止まりません。
・1月消費者物価指数:前年比+7.5%(予想:+7.3%、12月:+7.0%)
~米株伸び率は1982年2月以来の高さ:上昇率は4カ月連続で6%を超え
・1月消費者物価コア:前年比+6.0%(予想:+5.9%、12月:+5.5%)
~1982年1月以降40年ぶり最大
・1月消費者物価指数:前月比+0.6%(予想:+0.4%、12月:+0.6%←+0.5%)
・1月消費者物価コア:前月比+0.6%(予想:+0.5%、12月:+0.6%)
これを受けて3月FOMCの0.5%利上げ確率が一時50%を超えてきました。
3月15、16両日の次回FOMC会合の前に2月分の雇用統計とCPI発表が
ありますので、まだわかりませんけど。
7月までに1%の利上げ織り込むところまで金利市場が前のめりになっているようです。
※米国債券利回り一覧 20年債も21年の高値を超えてきたかな?
3・これでドル高になるかと思いきや、意外や意外、より上昇したのはユーロ。
※通貨インデックス一覧
この辺が為替の難しいところよね。
ただ、先週も何度か書きましたが米国利上げはよりピッチが
早められる可能性はありますが、FRBのタカ派シフトは昨年11月からのことです。
ECBのタカ派シフトに市場が驚いたのは先週のことでした。
要するに、どちらがより市場への織り込みが小さいかといえばユーロ上昇ですね。
ECBのタカ派シフトのほうが「鮮度」が高いのです。
米国CPIのさらなる上昇で、米国が利上げを加速させることとなるなら
欧州もそれに続くとの思惑が広がったものと思われます。
ドル金利だけが上昇しドル高が加速しユーロ安となれば
欧州圏のインフレはさらに加速してしまいます。
通貨安は物価高の関係にありますね。
インフレへの警戒が強まる欧州でユーロを安値放置するわけには行かない
ということでもあります。
今、インフレが脅威となっている国は
米国の金融政策にあまり大きく遅れをとるわけにはいかないのです。
この思惑が、米国だけでなく世界の金利上昇につながっているんですね。
※世界の長期最利回り一覧 世界の金利上昇が加速
こんな思惑がユーロをさらに上昇させたものと見ています。
というわけで、昨日ユーロを買い直しておいて良かった。
ユーロ円131.98円L
ユーロドル1.14285ドドルL
豪ドル円82.89円L
豪ドルドル0.7158ドルL
ドル円115.37円L継続です。
円安が進むとどうしても出てくる「悪い円安」論。
こちらの動画をぜひご覧ください。
【悪い円安は本当?】2022年のドル円相場と日本経済
第一生命経済研究所 首席エコノミスト 永濱利廣氏
https://youtu.be/Hg68tGIiuVI
今週のひろこのウィークリーGOLDは
ハイテク株とゴールド
貴金属スペシャリスト池水雄一氏に解説いただいています
<インフレ・金融政策・地政学リスク>
『ハイテク株とゴールド』
https://youtu.be/3NpYjlabTCI
◆MetaとゴールドETFの時価総額
◆近年の巨大ハイテク株の急落日とゴールド ほか
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