2019年2月28日木曜日

米朝首脳会談は和気あいあいムードでスタートしたようです。
明日28日の会談後に両首脳は合意文書への署名を予定。
何が出てくるか分かりませんが、
これはマーケットにはあまり材料視されるようなものではないでしょう。
むしろ北朝鮮制裁緩和、市場開放というところまで踏み込むものであれば
リスクオンとなる可能性があるんじゃないでしょうか。

ただ、市場に不安材料がないわけじゃありません。

26日、インド軍機がパキスタン領内を爆撃。
27日、パキスタン軍機がインド軍機2機を撃墜。パイロット一人を拘束。
27日同日、インドもパキスタン軍の戦闘機1機を撃墜したと発表しています。

米朝首脳会談どころじゃないんじゃないの、、、、?

今夜の米株は軟調(暴落ということではありませんが)現在50ドル安。

米国株、続落で始まる インドとパキスタンの軍事対立を警戒
https://www.nikkei.com/article/DGXLAS3LANY01_X20C19A2000000/

また、米中貿易協議においては3月からの追加関税は延期されており
これが楽観を広げていますが、
今夜、米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は議会下院の公聴会で
米中貿易協議について「中国に大幅な構造改革を求めている」
「まだやるべき事が多い。結果を予測するのは時期尚早だ」
と慎重な見方を示しています。

これも今夜の米株軟調の一因かと思われます。

ただね、印パ地政学リスクのせいで米株が下がっているというなら
ゴールドが大きく買われてもいいはずですが、
今夜ゴールドは比較的大きな下落を演じています。
変わりに原油の反発が大きいですね。。。

原油は北朝鮮制裁緩和思惑でしょうか??

ということで、どうも市場はまちまちの動き。

昨晩26日に開催された半期議会証言(上院銀行委員会)で
パウエル議長は政策金利がすでに「中立水準のレンジ内」にあり、
辛抱強く、様子見する時期だと発言。
1月FOMCと同様のスタンス、利上げを急がない方針を再表明しています。

これを受けてドル円相場が110円台前半まで下落していたんですが
今夜はドル円大きく上昇していますね。
米国債利回りも今夜大きく切り返しているからなんだけど、
米株が軟調な割に金利も上昇していて、どうも整合性がないわね。。。

それと、今夜はライトハイザ―米通商代表の議会証言で
今後正式に始める日本との貿易交渉に意欲を示した上で
「日本を含むアジア諸国には為替で問題がある」と語っています。

ライトハイザー米通商代表、対日貿易交渉に意欲=「為替で問題」
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019022800053&g=pol

これは円高要因となり得るニュースですが、今夜はドル円が強い。

ということで、よくわかんない値動きなので
ポンド以外の資産には手を出さずにおります。

このところ楽観論が広がってきたので
一度落ちるんじゃないかと、待っているんですが、、、

世界経済は既に底入れした可能性、ゴールドマンが指摘
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-02-27/PNKBJI6TTDS001?srnd=cojp-v2

ただ、今夜のダウの下落は資金が逃げるというようなものではなくて
静かに利食いが起きているような印象です。

むしろゴールドの下落の大きさが気になりますね。

わからない時にはやらない。

ということで
ポンド円とポンドドルロングを継続ポジションのみ。
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2019年2月27日水曜日

ドル/円相場は200EMAに阻まれています。

※ドル円日足

ここを抜けて上昇できるのか…。

3月6日から水星が逆行するので一筋縄ではいかないだろうと思ってます。

だって、米株もずいぶん戻りましたし、、、

※ダウ平均日足


日経平均もまた、200EMAが上値を阻みそう。

※日経平均日足


Twitterでたけぞうさんがつぶやいていたんだけど
https://twitter.com/noatake1127/status/1100276371178217472

東証1部上場基準見直しの発表から
日本株を手掛けにくくなっているってことはあるかもしれません。

東証1部銘柄って2130もあるんですよ。
2部が493、マザーズが277 ジャスダック683、、、

1部の上場企業数が膨らみすぎてプレミアム感は薄れていますよね。
そこで優良企業を選抜して「プレミアム市場」をつくる案や、
上場基準を時価総額500~1000億の企業に引き上げる案が検討されています。

そもそも4市場もあるのは多すぎる。

って突然、東証が市場区分の見直しに言及したのが去年の10月29日。

それ以降、マザーズやジャスダックなどの小型や新興銘柄に資金流入が続いたのは
見直しによって昇格する銘柄を先回りして買っておこうという思惑も
あったんじゃないかという指摘も。

逆に言うと、東証1部市場からは脱落する銘柄が出てくると思われるので
こちらは手掛けにくい。というようなことで資金が入ってこないんじゃないの?!

というのがたけぞうさんの考察ね。
 
参考記事

 東証1部「上場基準の厳格化」が与える巨大衝撃
https://toyokeizai.net/articles/-/267408

再編の条件が明確になれば、わっと資金が動くかもしれませんね。

3月末までに懇談会から答申をもらうことになっているようですが、
清田CEOは自らの続投(追加の任期は1年)を含めた4月からの新役員体制を発表。
「できるだけ早い時期に大きな姿(=新1部の選定基準など全体像)をお見せしたい」
と自らの任期中に道筋をつけることに意欲を示した。


う~ん、いつ具体的になるのかもやっとしていますね。

ともかく、ドル円も日経平均も200EMAを明確に突破できなければ
ここから買おうという気にはなれません。

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今のFX市場の主軸はポンドですよ。

通貨インデックス一覧 ドル安、そしてポンド!!


26日朝「メイ英首相がEU離脱を延期する案を検討」
「離脱の次のステップ巡る最新状況を26日の議会で首相が説明」
「リスボン条約50条の適用延長が26日の閣議の議題に」
などの報道でポンドが窓開け上昇。

その後もコービン労働党党首が2回目の国民投票を支持すると発言したり、
カーニーBOE総裁がブレグジットで打撃があれば経済支援を行うと発言したり、
また、カーニー総裁、イングランド銀行(英中央銀行)当局者らが
議会の委員会証言で、EU離脱の結果にかかわらず
「インフレ率は中銀目標を上回り続ける」との見通しを示したりと、、、

全てポンド上昇の燃料です!

145.06円のポンド円ロングは継続。
1.3174ドルでポンドドルロングも追加しました。

ブレグジット期限が近づいているのに、何も決まらないことを嫌気して
市場にはポンドショートが溜まっていたものと考えられ、
ブレグジット期限が延期されるなど、
ノーディールブレグジットとなるリスクが後退するだけで
買戻しがポンドを押し上げる流れとなっています。

水星逆行には気を付けたいですが、、、
ポンドロングは中期に引っ張っても行けるかもしれません。
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2019年2月26日火曜日

一度降りたクロス円、再エントリーしました💦夜中に。

トランプ大統領が米中貿易協議が進展しており、
首脳会談では通商合意に署名できるだろうと対中関税引き上げの延期を示唆。

これを受けてか、今日25日月曜の上海総合指数はぶっ飛び~

※上海総合指数  やりすぎじゃないの・・・?!



東京時間は、これだけ上海株が動いてもドル円が膠着したままだったのですが
NY時間、日付が変わることにドル円相場、クロス円相場が急に動意づきました。

※クロス円 15分足 突然の上昇~投機筋が動いたか。

 

FX会社のポジション動向を見ていると、個人は戻り売りオーダーが多く
下では年金など機関投資家らのドル買い、上では個人の売りが拮抗。
その中で膠着感が強まっていたところに、海外勢がリスクを取りにきた、 
って感じかな。踏み上げの様相を呈しているんだと思われます。

だとすると、ブレグジット交渉がグダグダの ポンドにも売りが多いんじゃないの?
と思ったりしましたので、ポンド円に飛び乗り。
コストは145.06円。
チャート形状はNZドル/円もいいんですよね。あ、日足の話。

※クロス円日足



 200EMAを明確に超えてきたのがポンド円とNZドル/円。
ドル円も今夜の上昇で抜けてくるかな。

やっぱり1月3日のフラッシュクラッシュでつけた下ヒゲのパワー強し、ね。
まだ2月だから、確信をもって言えるわけじゃないんだけど
今年の安値は1月3日につけちゃった可能性があるのかもしれません。
大倉キャプテンの受け売りですが💦

ポンド買いの材料としては
メイ首相が今週の議会採決を延期。3月12日までに行うと表明したことと、
トゥスクEU大統領も
「英EU離脱延期は合理的。期限が迫れば可能性は高まる」 と、
それを容認するような発言を行っていること。

交渉は難航していますが、ゴールポストを動かされることで
マーケットはショートカバーを余儀なくされていますね。

そろそろ調整というか、、、押し目が欲しいと思っていたんだけど
もうちょっと伸びるのかな(^-^;

ただし来週3月6日から水星が逆行するので、
このポジションもその前までかな、、、と思ってます。

あ、あと原油価格についてトランプ大統領がTwitterで OPECを攻撃!
これを受けて原油価格はこの有様。

※WTI原油価格




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2019年2月24日日曜日

さて、今週末には2月が終わって3月入りとなります。

12月の株価の急落、1月のドル円の急落から急反騰し
上昇を続けてきたマーケットですが、、、
期限を迫られる政治イベントがいよいよ今週から色々出てきますね。

①米中貿易協議

そもそもは3月1日に交渉期限が設定されていました。
ここまでにまとまらない場合は3月2日から2000億ドル(22兆)相当の
中国製品に対し10%の関税が25%に引き上げられる予定でしたが、
これが延長される見込みでマーケットはこれを好感して
リスクテイクに傾いています。

トランプ米大統領は22日、米中貿易協議の決着に向け
3月に中国の習近平国家主席との首脳会談を実施する可能性を検討していると述べ、
交渉が順調に進んでいることをアピールしていますね。

一方で、かなり交渉が難航している様が報じられてもいます。

21日には米中が合意内容を明文化するため作成している
「覚書」作成に着手しているようですが、
具体的な記載事項を討議する段階になると、
「中国側が廃止する補助金のリストを出さない」といった形で“抵抗”が
続いているもようだとWSJが伝えているほか、
中国による人民元切り下げ回避を求める為替条項での合意は
まだ取り付けれれていない模様。

今週末3月1日の対中関税引き上げは延期ないし回避されるとみられますが
かといって、3月中の米中首脳会談の日程も定まっていませんし
それまでに米中が落としどころを模索できるかどうかは不明。

そろそろ楽観は禁物かもしれません。

ということで、大きめの押し目が欲しいなぁ、、、と思っています。
押し目が来れば、株もドル円も買いたいんですけどね。
株もドル円も現在の値位置から新規ロングしたくはありません。
12月~1月底からずいぶんと戻りましたので。

ただ、押し目を待つと押し目が来ないのが常・・・・。


②ブレグジット

議会が今26日-27日までに離脱案を承認できない場合、
議会は27日に今後の方向性を審議・採決することになります。
多分そうなります。
かといって、ポンドが売られるとも限りません。
そんなことはマーケットも想定済みだと思うので。

EU首脳会議が3月21─22日。
ブレグジット期限が3月29日。

しかしながら英国が離脱延期を要請した場合、EU内では
1つの案として6月30日を期限とすることが検討されているとの報道も。

今年は5月23-26日に欧州議会選が予定されているのですが
この選挙を受けた新議会開催が7月2日。
その前の最終日曜日ということのようです。

どうなるかは、はっきりと解らない状況ですが
英国側が、離脱をやめたい、あるいは期限を延ばしたいと言えば
通るということ。EUが期限を切っても意味を成していないのね。

※追伸 今週の採決は延期となったようです。
3月12日までに行う、とメイ首相が表明した模様。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41689210U9A220C1FF8000/

英国議会もグダグダで何も決められませんが、
合意なき離脱がいいとは思っていません。
つまり、期限を延長するだろうとマーケットが織り込んでいるってワケ。

ブレグジット交渉はそれを決めた英国主導であり、
ポンドはすでに随分売り込まれてきたことから、
買戻しが優勢の相場になっています。

勿論ボラティリティが大きいので、相場のリズムで下がるときには
肝を冷やすような下落もあるでしょうけれど、
どうも昨年10月の安値が大底だったような気がします。

今週26日のグダグダでポンドが売られれば、
そのタイミングでポンドを買ってみたい気もします。
だからと言って、ポンドが下落する方にかけて
その前にポンドを売ろうとは考えていません。
踏み上げのパワーの方が大きい気がするから・・・・。

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そのほかの注目としては
21日ECBが1月の理事会の議事要旨を公表。

ユーロ圏経済を悲観的に捉えていることが明らかにされたほか、
新たなTLTORO(貸出条件付き長期資金供給オペ)に関する分析を迅速に進めるよう
スタッフに求めていたことがわかりました。

12月まではECBは2019年夏の終わりに利上げの可能性がある、
と期待されていたんですけどねぇ。
それに12月に2兆6000億ユーロの債券購入プログラムを終了させたところです。

しかし、急速に欧州圏内の経済が鈍化していることで
あらたな緩和策を模索しているということでしょう。


※TLTRO(テルトロ)=貸出条件付き長期資金供給オペ

ECB(欧州中央銀行)が2014年9月から実施した長期資金供給オペレーション。
過去1年間に融資を増やした銀行に対し、超低金利で期間4年の資金を貸し出す。

より詳しくはこちら
https://www.glossary.jp/econ/policy/tltro.php

ECBは現在マイナス金利政策を実施していますが、
これでは銀行の収益が上がりません。日本もそうですが。
金融機関からの批判を緩和するための措置でもあります。
銀行がTLTROで借り入れた資金を民間企業や家計へ金利をつけて貸し出すことで
銀行の収益増にもなりますし、景気回復を後押しできるという政策。

ECBはこれまで2014年と2016年の2回のTLTROで
およそ0億ユーロ(約90兆3300億円)超の資金を供給しています。
これは期間4年のオペですので2020年6月から21年3月までに
すべて満期を迎える予定。

これに新たなTLTROの議論が出てきた、ということですね。

ただし、ECB政策委員会メンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁は22日、
TLTOROを再開するかどうかの決断は夏まで待てるだろうと述べており
直ぐに導入されるということでもなさそうです。

次回のECB理事会は3月7日。

ユーロについては、上がるのか下がるのかさっぱりわかりません💦

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今週の主な予定

26日24:00 パウエル議長上院銀行委員会議会証言
27日      〃   下院金融サービス委員会議会証言

27日 米朝首脳会談  
   英国ブレグジット修正案採決
   
28日 米10-12月期GDP速報値

3月1日 米中貿易協議期限(延長が見込まれている)
    米PCEコアデフレーター Fedが注視するインフレ指標
    米ISM製造業景気指数
    

現状ノーポジでリスク資産の押し目待ちです。
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2019年2月22日金曜日

リスクオン相場の様相を呈してきましたが
どうも上値が重くなってきました。
ポンド円142.80円ロングは144.42円、
カナダ/円83.52円ロングは83.86円で一度手仕舞います。。。。

21日㈭は豪ドルが乱高下。

9:30の雇用統計が良くて買われ、
10:00頃は民間銀行ウエストパックによる豪州RBAの利下げ予想で売られ
(8月11月の2回の利下げを見込むとか)
14:30頃に中国がオーストラリア産の石炭輸入を禁止するとの報道で売られ、、、
とフラッシュニュースに揺さぶられました。

結果豪ドルが大きく下げる結果となり
これにキウイドルが連れ、カナダドルが下げる、、、
というような悪循環で、結果ドルが巻き返し他通貨が下げる展開に。

ドル高となったことで、ドル円が上がるか?
というと、ドル円は上値が重くて
結果としてクロス円が下げていく流れです。

米株も今年に入ってからずっと上昇が続いています。
そろそろ調整入りとなりそうな気も、、、

今夜はゴールドが10ドルを超える下落となっており、
8月底から上昇してきたゴールドの行方も気になります。
まだ押し目の範疇の下落ですが、比較的大きな下落となっています。

コモディティが先に崩れる可能性もあるかな。
ということで、利が確保出来るうちに一度手仕舞って
押し目があれば拾い直す戦略とします。

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2019年2月21日木曜日

20日㈬、日経平均はしっかりでした。+128.84円 21431.49円

200EMAで上値抵抗にあうかと思われた上海総合が意外にしっかりで
何とかプラス圏を維持。

トランプ大統領が、中国との通商協議はうまくいっていると発言、
3月1日の合意期限の延長について検討していることを示唆したことで
米中貿易交渉への警戒はかなり薄れているようです。

米政府は中国との通商合意の一環で、人民元を安定的に維持するという確約を
中国側に求めた、ということで、人民元が上昇しており、
これが足下で相対的なドル安を招いているようにも見えますが、
ドル安、円安、株高、コモディティ高でリスクオンの様相は継続しています。

今日は@musigny1221329さんのこんなツイートを発見。
何かの経済番組で取り上げられたようですが、


https://twitter.com/musigny1221329/status/1098228756211089410

日経Wインバース指数ETF1357のポジション残、史上最高ですと?!(゚Д゚;)

インバースですから、日経平均が下がれば利益になる商品設計。
そしてダブル、、、です。

これ、日々の騰落率を原指数の騰落率の-2倍として計算された
ダブルインバース・インデックスという指数に連動するETFなんですけれど
日経平均株価がもし10%下がるとWインバース型ETFは20%のプラスに。
逆に20%下がれば40%のプラスとなります。

下がれば利益を手にできる、しかも倍の利益!!
ということで、このポジションが積み上がっているということは
相場の転換が近いと思っている向きが増えているってことね。

だとすると、、、、
逆に日経下がらないんじゃないの、って気がしません?!

ということで、まだ日経も行けそう、ということならクロス円ロングも
まだいけるわよね・・・・。

今夜はこの後FOMC議事録、
メイ英首相とユンケル欧州委員長の会談を控えていますが、
ドル安加速中。メイ首相とユンケル委員長会談でポンドが失望売りとなる
リスクもありますが、コストにストップ置いて放置。

ポンド円、カナダ円ロング継続です。
ドルストレートの方がパフォーマンス良かったんだけど
ここから参戦は気が引けますねぇ。。。

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2019年2月20日水曜日

リスクオン相場とみてポンド円、カナダ/円ロングを保有していますが
19日火曜の東京時間午前はさえない相場つきでじりじり円高方向へ。
これは、深めの押し目覚悟仮名、、、と思っていたら
昼過ぎにドル円主導でクロス円が吹き上がりました。

何かと思えば久しぶりに日銀です。

衆院財務金融委員会で国民民主党の前原誠司氏の質問に
「為替相場で円高が進み、経済、物価情勢に影響を与えて
2%の物価目標の達成に必要となれば、追加緩和を検討する」
と答え、これが材料視されました。

日銀総裁、為替が経済・物価に影響し目標達成に必要なら緩和検討
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-02-19/PN5PR86S972801


これに助けられて両ポジションとも利が乗っています(*‘∀‘)

レンジ下限からレンジ上限に向けて上昇しそうだと狙っていた
ユーロ/ドル相場もそのような値動きになっていますが
乗れていません、、、。

今日は特にポンドの上昇が大きかった。

20日、メイ英首相がブリュッセルでユンケル欧州委員長と
会談することが報じられ、ブレグジット協議進展への期待で
ショートカバーが入っているものと思われます。

ポンド上昇につれてユーロも強いんじゃないかな。

加えて今夜、米中貿易協議で米国政府が
人民元の安定に向け中国に圧力をかけていると報じられ
人民元高、ドル安が進行、これでドルが下落しています。

つまり、今日はドル安他通貨高が際立っています。

今夜スーパームーンだとか。
ドル安転換かな。

※通貨インデックス一覧

こうしてみると円は小動きですね。
最もパフォーマンスが良かったのはポンドドルの買い、でしたね。


明日の株式市場は、ちょっと下げるかも。
というのも、上海総合が200EMAに到達して頭を抑えられているのと
米国が中国に為替の安定を要求している、との報道を
中国株式市場も嫌気する可能性があるから。。。

※上海総合指数

まあ、それでも押し目は拾う方向かな、と思ってますので
好機があれば、ポジションサイズを増やすかもしれません。

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2019年2月19日火曜日

今夜はプレジデンツデーで米国市場は休場。

18日月曜、日経平均は381.20円高21281.90円年初来高値更新です。

リスク満載の相場なのに、上げすぎだとの指摘もありますが
流れには逆らわないことです。
日米ともに踏み上げ相場の様相を呈しています。
つまり、新規買いが出なくても、
売り方が「買い戻す」だけで上昇していく、ということ。
価格が上昇すればするほと、売り方は利益がどんどん縮小していきますので
売りポジションを解消します。

外国人の1月現物株式売買は▲5,626億円の売り越しでしたが、
株式先物が5,964億円の買い越しと真逆の動きとなっていました。
昨年のクリスマス前後からショートポジの買い戻しが鮮明化しています。

外国人投資家は、昨年1年間で日本株を現物株式▲5兆7,447億円
先物を▲7兆5,087億円、合計で▲13兆2,534億円も売り越してきました。

先物は買い戻されることが期待できますし、
現物市場でも6兆円近く売られていますので
海外の機関投資家らのポートフォリオでは日本株ウェイトが
かなり低下していることが伺えます。
見直し機運が強まれば、買い戻し+日本株ウェイト引き上げの
現物買いも期待できるのですが、、、、。

日本株にその魅力があるかどうかは不明。
アベノミクスに沸いた2013年は15兆円を超える買い越しだったのですが
これがほぼ全てひっくり返された状態ですね。

それでもアベノミクス初期まで株価が落ちていないのは
日銀の買い、年金の買いが根雪のように下値を支えている、
ということでしょうか。

先週金曜15日金曜、ダウが443.86ドルも上昇し年初来高値を更新しましたが、
3連休前の米株市場は、連休を控えてポジション解消が起こるとの警戒があったものの、
実際には、買い方の手仕舞い売りで下がるのではなくて、
売り方の買い戻しで上がる方向にポジション解消が大きかったということでしょう。


米株反発はやり過ぎにも見えますが、このまま高値超えとなるかもしれない
需給面の材料をひとつ。

大和の木野内氏のレポートにあったのですが
米国では今週末2月22日頃、大量の税還付が期待できるとのこと。

米国は前年度の収入に基づいて各々が4月中旬まで確定申告を行うのですが
確定申告からおよそ1ヵ月程度で還付金が受け取れます。
これが1月下旬から5~6月にかけて出てくるのですが
この金額がすごい。
30兆円を超える規模なんです。

しかもこの還付金、90%弱の人が3カ月以内で使用するというアンケートも
存在します。これによって春先から5月くらいまでは個人消費が伸びるという
サイクルもあるとされています。

つまり、例年5月くらいまで株が高いのはこの還付金による
株式への投資の影響もあるんじゃないか、これがセルインメイをもたらす
一因ではないかという指摘も。

木野内氏レポートによると、制度変更によって2017年以降は
2月22日頃の還付金が巨額になるようになったとのこと。
※Protectng Amerigans from Tax Hikes Act of 2015

ということで、還付金が米株を支える時期ですので弱気は禁物かもしれません。

また、米中貿易交渉も2月末の期限を延長し、合意に向けて交渉が
続けられているとの期待が高まる中で上海総合指数が堅調。

先週のブログにも書きましたが中国株には
世界的な指数算出会社である米MSCIが、グローバル株価指数に占めるA株について
組み入れ比率を現行の5%から20%に引き上げる方針との報道があり、
実現すれば2020年までの2年間でA株市場に610億米ドル(約6兆7400億円)の
資金が流入するとの試算があることも、ショートカバ―を誘っていると思われます。


昨年10月からクリスマスにかけての世界の株式の急落で
あまりに悲観が広がり過ぎましたね。

原油市場も堅調。
こちらもショートカバーが価格を押し上げているようです。

ということで、リスクをとる方向にポジションを取ろうかと思って
週明けの為替市場を見ていましたが、押し目待ちに押し目なしよね。
ポンド円を142.80円
カナダ/円を83.52円でロングしましたが、
高値追いしちゃったかなぁ、、、
まだほとんど利益になってません💦

NOTE
※トランプ氏来日5月26日軸に 日米両政府が調整
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41395480Y9A210C1MM0000/?n_cid=SNSTW001

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2019年2月18日月曜日

14日、米議会は予算案を可決しましたがトランプ大統領は壁予算保で非常事態宣言を発令。
かといってマーケットに必ずしもネガティブなわけではありませんので
慌てふためかないことです。政府機関の再シャットダウンは免れたわけで、
今夜は米国はプレジデントデーで休場ですが、
週明けの日経平均は強いですね。
午前10時300円を超える上昇を見せています。

非常事態宣言とは トランプ大統領、これまで3件
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41317340V10C19A2000000/

市場はむしろ、米国の非常事態宣言(だって非常事態って壁ですから)云々より
米中貿易交渉の進展を好感している模様。

3月1日としていた制裁関税の発動を60日間延期する用意があるとの報道もあり
これは、交渉を前向きに進めているが故の延長と受け止める向きが大勢。

習近平国家主席が15日、ライトハイザー通商代表らと面会し
「重要な進展を得た」と伝えたとか、
大豆やエネルギーを含む米国製品の輸入拡大、輸入車の関税引き下げ、
外資系企業による中国合弁企業の過半数株式保有の認可などの対応策を
すでに提示している模様。

トランプ米大統領も「中国と貿易協議合意にかなり近づいた」
「いずれ習国家主席と会談する」と述べており、マーケットを壊すような決裂がない
とみたMoneyがリスクを取る方向で動き出した、ということのようです。

ただし、大統領の非常事態宣言に民主党は強く抵抗していますので
2020年度の予算編成や債務上限引き上げが難航する可能性が大きく、
この財政の崖問題は3月2日に復活します。

議会が債務上限を引き上げないと、
米政府は歳入を超えて歳出を増やすことができず、
国債の利払いなど自然に発生する債務の履行が滞る可能性が出てきます。
最悪の場合デフォルト(債務不履行)です。
後2週間ほどでその期限がやってきますので、
このリスクオン相場も急反落となる可能性は捨てきれません。

ただ、今は短期的に買いが優勢ですね。

原油もゴールドも堅調です。
※WTI原油 原油が強ければリスクオン


※ゴールド ゴールドの覚醒はまた別の意味もありそうですが
      FRBのスタンス変更もあって将来ドル安となるリスクを回避する
      金買いが旺盛なんだと思われます。世界の外準の金の比率も上昇。

クロス円がきれいに上昇しているので
今週はポンド円、NZドル/円、カナダ/円辺りの押し目を拾ってみようかと思ってます。
週末リスクが嫌なのでノーポジで週超えしたのですが
クロス円は軒並み堅調ですね💦

※クロス円一覧

 

通貨インデックス一覧見ると、ドル高が一服、ユーロ安が一服に見えます。



ということは、ユーロドルのロングにも妙味あり、かもしれません。

※ユーロドル


ただただレンジなのですが、レンジ下限まで売られているので
レンジ内に戻る動きを取るのも今週ありかな、と思ってます。

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2019年2月15日金曜日

カナダ/円83.21円ロングは、14日欧州時間には83.97円まで上昇して
結構な利益になっていたんですけどねぇ、コストでカットされました。。。
損切ではないのですが、ドル下落のせいで巻き込まれた感が強くて
なんだか腹立たしいですヽ(`Д´)ノプンプン
(ドル下落→ドル円下落→クロス円下落*ドル下落→ドルストレート上昇)

ドルカナダの1.3276のショートは損切です・・・。
1.3315ドル。一昨日の高値まで粘っちゃいました。

これまでドル高だったんだけど
(他国金融政策が軒並みハト化したため消去法的にドル高)
今夜の米小売売上高が酷かった・・・。

米・12月小売売上高:前月比▼1.2%(予想:+0.1%、11月:+0.1%←+0.2%)
米・12月小売売上高(自動車除く):前月比▼1.8%(予想:0.0%、11月:+0.2%)

予想+0.1%のところ(予想も決して高くはないが)なんとマイナスとか。
2009年9月以来の悪化となりました。

これでドーンとドル売りです。

111円台まで上昇していたドル/円相場は110円台へ落ちてきましたが
これ、それほど悲観することじゃないんじゃないかなぁと思っていたりします。

政府機関の一部閉鎖が影響したと思われますが、
これで、Fedの利上げ期待は盛り上がらないとなれば株にはプラスのはず。

米株ダウもいったん25300ドル台まで落ちたのですが
25500ドルまで反発してますしね。
金が急反騰しているのも、Fedが引き締めに動けないだろうことを
見越してのことでしょう。

となると、ドル円も結局はリスクオンで買い戻されるんじゃないか、、、
と思うのですが、あまりの急落でカナダ円ロングが消滅してしまった、、、、

ドル/円相場はきれいに200EMAで頭を抑えられた格好ね。
そう考えれば想定内の反落ともいえるでしょう。

とはいえ、今夜はポジションメイク見送ります。

明日15日はつなぎ予算の期限。
政府機関の再シャットダウンは回避されると思いますが
(今日の小売売上高の悪化を見れば、
トランプ大統領もシャットダウンは避けたいでしょう)
来週月曜は米国市場がプレジデンツデーで休場、3連休となるため
ポジション整理も出るんじゃないか、、、ってことで
政治リスクは避けた方が無難ということで、週末はノーポジとします。

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2019年2月14日木曜日

今夜もダウが強い。直近高値更新です。

※ダウ平均


日経もめっちゃ強い形になりました。

※日経平均 下落トレンド入りするかに見せかけてからのリバース高値越え


2番底の可能性が捨てきれず、高値では売りが出てくるのでしょう。
売りが踏まされる形でさらに上がるというサイクルに入っています。

テクニカル的に高値超えとなれば、売りを止める向きもあるでしょう、
21000円超え、110円超えでポジションひっくり返した向きのショートカバーで
勢いがつきました。でもまだ米株、日本株ともにショート気味との指摘。
ということは、、、まだ終わらない可能性が。

※ドル/円相場は110.90円台です。


不思議ですよね。
政治リスクは払しょくできていないというのに。
米国つなぎ予算期限は今週15日に来るし、
米中貿易交渉は進展が期待できない状況ですし、
ブレグジット期限も3月29日に迫っているし、
ドイツの経済悪化も著しいし、、、と悪材料満載ですが

それだけFRBがハト化したことのインパクトは大きかったということか。

米政府機関の再閉鎖回避の動きや米中通商協議の進展期待などで
市場心理が改善、と解説されていますが、最後まで分かりません。

トランプ大統領は議会の合意に不満を示しながらも、
閉鎖は回避したいとしていることから
結局は与野党合意案に署名すると市場は楽観しているようです。

また、米中貿易協議についてムニューシン米財務長官が、
いまのところ順調に行っていると述べたりしていて
市場は3月1日の期限までに
何らかの部分的な合意が出るとの期待で動いている模様。
こうした政治ニュースは後付けですね。


あ、今日は米国CPIが発表されました。

1月の米消費者物価総合指数 前月比 変わらず(予想:+0.1%)
1月の米消費者物価総合指数 前年比 +1.6%(予想:+1.5%)

コア指数 前年比 +2.2%(予想:+2.1%)

     前月比 +0.2%(予想:+0.2%)

インフレ加速の兆候はなし。
インフレ率が金融当局の目標2%付近にとどまっていることを示唆。
ということで、利上げ期待再燃というところにまでは達していませんね。

それでも今夜のドル/円相場はじりじり上昇して111円台に乗せそう~

というのは株高の方につれ高となっている、つまりリスクオンですね。

カナダ円ロングは継続します。
ドルカナダショートも継続。こちらはちょっと微妙な展開。

-------------------------

今日13日はNZ準備銀行の金融政策委員会。

政策金利は1.75%に据え置き決定

「政策金利は2019年を通じ20年までこの水準が維持される見通し」
「利上げ予想時期は2021年第1四半期(従来2020年第3四半期)」

オアNZ準備銀行総裁
「利下げの可能性は高まっていない」
「金利をめぐるリスクは均衡している」

という結果でNZドル/ドルがめっちゃ上がりました。
NZドル/円もね。
先週のRBAがタカから中立に傾き豪ドル売りとなったので
下方向への警戒も強かったと思いますが、
皆ショートだったんでしょうかねぇ、凄い勢いで踏み上がりました。

NZドル/円、触ってません。。。。残念。

------------------------------

それと今日は英国のCPIも発表されています。

* 1月英CPI  前年比+1.8%=統計局(予想:+1.9%)
* 1月英コアCPI 前年比+1.9%(予想:+1.9%)

前年比1.8%上昇というのは2年ぶりの低い伸びです。
これはイングランド銀行(BOE)の目標水準を下回っっています。


英国もインフレ期待が高まらず金利は上がりません。
ということで今日はポンド売りが優勢だったりしますが
ポンドも静観中です・・・・。

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2019年2月13日水曜日

日経平均は反発、今年最大の上げ幅です。

※日経平均日足 2/12  531.04円高  20864.21円


続落すればきれいなチャートでしたが、チャートがいつも理想的に
動くわけじゃありませんね。変な形の陽線が立ちました💦
こういう形、前回高値を超えるとめっちゃ強いですよ。。。

3連休前に大幅安となっていましたが、連休前に慎重になりすぎたかな。
買い戻しが先行し、踏み上げ相場の様相を呈した日本株市場。

空売り比率推移を見ても、連休前8日金曜はかなり高水準でした。

Twitter「マーケット番長」が毎日呟いていてくれます。
https://twitter.com/marketbancho

空売り比率(%)
10/23 50.8 過去最高

1/15 44.4
1/16 46.3
1/17 47.3
1/18 42.4
1/21 44.0
1/22 47.3
1/23 47.3
1/24 43.3
1/25 41.2
1/28 46.6
1/29 47.4
1/30 47.0
1/31 42.7
2/1 45.3
2/4 42.7
2/5 43.3
2/6 45.0
2/7 45.7
2/8 48.7 SQ ※過去4番目
本日 43.0


あー連休前のショートが随分整理されましたね。

春節明けの中国市場も堅調です。

※上海総合指数 Wボトムかな?!



上海証券取引所に上場するすべての株(A株・B株)で構成される上海総合指数ですが、
世界的な指数算出会社である米MSCIが、グローバル株価指数に占めるA株について
組み入れ比率を現行の5%から20%に引き上げる方針との報道があります。
組み入れ比率の拡大が実現すれば、2020年までの2年間で
A株市場に610億米ドル(約6兆7400億円)の資金が流入する
との試算もあるようです。

米中貿易摩擦や景気減速懸念が深刻化しており、
2018年1年かけてずっと下落が続いた中国株市場。
もうだめだと決めつけるには早いかもしれませんね。結局は需給です。
投資マネーが入るなら上がります。
チャートは底入れしたようにも見えますね。

今日の東京市場が強かったのは、踏み上げという側面もあろうかと思いますが
為替市場でドル/円相場がきれいに110円大台を回復したことにあるでしょう。

※ドル円、クロス円一覧


ドル円が強いからクロス円も上昇してます。

豪ドル円78.11円S
カナダ円83.05円Sを保有していましたが

どちらもコスト到達でカット。利益無し。。。。(;´・ω・)
損切でもありませんが、、、連休前の地合い見てて
今週も下がると思ってたけど、違ったわね。

逆にカナダ/円83.21円ロング、ドルカナダの1.3276のショートに切り替えました。
つまり、カナダロングです。

何故って、軒並み主要国の金融政策がハト化する中
カナダだけがまだ利上げスタンスを継続しているから、、、です。
これも、先週の豪州RBAがスタンスを修正したように
スタンスを変更するようなことがあればカナダ売りが加速すると思いますが
現状では、ハト化していないのはカナダだけです。

カナダは昨年12月の会合で政策金利を据え置いていますが、
2017年7月から5回利上げしており、利上げ方向で動いています。
ポロズ総裁は1月17日、
経済情勢によって、金融引き締めを停止したり加速したりすると述べており、
必ずしも次が利上げとも限りませんが、2月8日発表の
した1月の雇用統計は雇用者数が6万6800人増で
市場予想の8000人増を大幅に上回る結果でした。

ただ、インフレ率が高くないので3月の金融政策会合での
利上げ織り込みは低いんですけどね。

他の国の金融政策スタンスについては先週書いたブログの下の方をご覧ください。
http://hiroko.yutaka-shoji.co.jp/2019/02/blog-post_11.html

※通貨インデックス一覧

ドル高が続いていましたが、今日ようやく一服しています。

何故ドル高だったか。

上記ブログhttp://hiroko.yutaka-shoji.co.jp/2019/02/blog-post_11.html
書いたように、
米国だけじゃなくて欧州、英国、豪州などが追随してハト化しているからで、
消去法的にドルが強かったということかと思いますが、
ドル高に予想を修正する金融機関も出てきました。

ハト派の連鎖、ドルが3年で最長の上昇-予想転換する金融機関も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-02-12/PMSOSK6S972801?utm_medium=social&utm_campaign=socialflow-organic&cmpid%3D=socialflow-twitter-japan&utm_content=japan&utm_source=twitter

う~ん。ドル高になるかなぁ、、、。
確かに今政策金利が最も高いのは米国ですので、
現状のままでも、何もなければドルに資金が集まっちゃう
ってのは事実ありますけどね。

カナダが利上げしてくれれば、
カナダが一番強気のトレンド化すると思っていますが、
まだそうかも、、、って程度で自信はありません。

※明日ニュージーランドの金融政策会合が予定されています。

市場予想は1.75%で金利は据え置き。

前回18年11月の会合時の金融政策報告では
利上げ開始時期を2020年7-9月期と予想していますが、
今日発表された四半期ごとのインフレ期待調査では、
今後1年間のインフレ率予想は+1.82%で前回調査の+2.09%から下回りました。
2年間のインフレ率予想は+2.02%、前回調査の+2.03%より若干弱い結果。

これじゃ利上げ気運は高まりません。

NZも声明がハト派的になるかもしれませんね。
その場合、キウイドルに対してドル高が加速することとなりますが
それが波及して、ドル高がさらに加速するリスクもありますので
カナダドルロングもあまり執着しないスタンスで。


------------------------

米株も強いですね。

※米株主要インデックス一覧


全ての指数が200EMAを超えています。
私が見ているのは指数平滑移動平均線です。
単純移動平均線ではS&P500がちょうど200日線にぶつかるとこかな。


米株上昇は今週迎えるつなぎ予算期限の2月15日に
与野党協議で原則合意の期待が高まったからだという指摘が。

米与野党、政府機関再閉鎖回避に向け原則合意 壁予算含まれず
https://jp.reuters.com/article/usa-shutdown-deal-shelby-idJPKCN1Q1069?il=0

・与野党協議で「原則合意」

ただし、トランプ氏が求めている「壁」の予算は盛り込まれておらず、
トランプ氏が今回の合意内容を受け入れるかは不明とのこと。
これでこれだけ楽観するんですねぇ。

まあ、政治イベントが多くて、リスク満載のように見えて
相場はしっかり推移していますので、流れに逆らわないことです。

日本株は3連休前に慎重になっただけ、、、かもしれませんね。

リスクオン継続でクロス円ロング、というのもありかもしれません。
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2019年2月11日月曜日

先週の値2月4~8日の週の値動き。

日本株だけ見てると、節分天井で今月にも2番底をつけに行きそうな値動きに見えますが
米株はそんなに弱くないんですよね。上値が重いには重いんですが
VIX指数は低水準で比較的安定しています。

※主要株価インデックスとVIX


通貨市場では

※通貨インデックス一覧 なぜかドル独歩高・・・


※DXY(ドルインデックス) 週間ベースでは昨年8月来の大幅高


ユーロがイタリアのリセッション入りやドイツの指標悪化でドイツまでもが
リセッション警戒が出てきたために安かったということもありますが、
淡い利上げ期待が打ち砕かれた豪ドルの下落率が大きく、
一緒にキウイドルも勢いよく売られたってことが、
結果的に米ドル高をもたらしました。

日本円インデックスには動きが乏しく、
ドル高につれてややドル円は下値固い推移でしたが
ドルストレートで豪ドル、キウイ、カナダなどが弱いため、
ドル円があまり動かなければ、クロス円は弱いという展開となります。

ということで、豪ドル円78.11円S
カナダ円83.05円S継続。

------------------------------

リスク満載ですが米株はしっかり、そしてドル高というのが難しい相場だけど
市場の材料とポイントをまとめると…

■2/11(月)
・建国記念の日 東京休場 
       ~またしても東京時間に何か、、と警戒されている時はないと思います。
・春節明け、中国市場再開
  ~米ライトハイザー通商代表部(USTR)代表とムニューシン財務長官が訪中、
            北京で11日貿易協議再開予定
           トランプ米大統領が中国製通信機器を禁じる大統領令に
                               署名する見通しとの報道も。
           現在までのところ、米中通商協議の交渉期限である3月1日までに
            トランプ米大統領と習近平氏会談は行われない見込み。
            米中貿易摩擦は決裂のリスクも?!
・英 10-12月期 GDP(18:30)

■12(火) 
・インド 1月消費者物価指数(21:00)

■13(水)  
・NZ 準備銀行金融政策決定会合 1.75%据え置き予想・英 1月CPI(18:30)予想2%
・米 1月消費者物価(22:30) 予想2.1%
・米 12月財政収支(14日 4:00)

■14(木)
・10-12月期 GDP(8:50)予想1.4%
・中国 1月貿易収支  輸出予想 前年同月比▼2.7%減。
・独 10-12月期 GDP(16:00) 予想 前年比0.8% 
                                          ~万が一マイナスとなればドイツもリセッション!!
・米 1月生産者物価(22:30)
・米 12月小売売上高(22:30) 予想0.1%
 ※米半導体大手のエヌビディア11~1月業績発表

■15(金)
・中国 1月消費者物価(10:30)
・中国 1月生産者物価(10:30)
・米 2月 NY 連銀製造業景気指数(22:30)
・米 1月輸出入物価(22:30)
・米 1月鉱工業生産・設備稼働率(23:15) 予想0.1%
・米 2月ミシガン大学消費者マインド指数(16日 0:00) 予想94
・米 12月対米証券投資(16日 6:00)
・米連邦政府、暫定予算の期限 
   ~1月25日にトランプ大統領と議会が合意した暫定予算は2/15に失効。
    メキシコ国境の壁建設費で民主党との合意ができなければ再びシャットダウンリスク。
    民主党と共和党の超党派で、国境警備の強化を含む新たな予算案が検討され、
    合意が近いとの観測もあるようですが、、、、。
    一部報道では11日にも合意との観測も。
     この報道が週末の米株を支えたとの指摘もあります。
     
今週のポイントは、米国つなぎ予算失効の2/15までの暫定予算協議。
春節明けの中国市場の動向、米中貿易協議の進展。
エヌビディアなど業績相場の行方などなど、、、。

----------------------------------

主要国の金融政策面では

2月6日、ジャネット・イエレン前FRB議長が
「FRBが次に取る政策は、金利引き上げではなく金利引き下げになる」と発言。
(米経済チャンネルCNBCとのインタビュー)

ならドル安かと思うのが筋ですけど、為替市場はそう簡単じゃありませんね。
先週はドル独歩高でした(;'∀')

じゃあ、なぜ他通貨が弱かったか、というと、

(ユーロ)
イタリアが昨年10-12月期に2期連続マイナス成長でリセッション入りしたこと、
6日IMFがイタリア経済が長期低迷するとの予測を発表したこと、
ドイツの12月の製造業受注指数は前月比-1.6%、前年比-7.0%の大幅なマイナスで
今週14日に発表されるドイツ10-12月期のGDP成長率がマイナスとなれば、
ドイツも2四半期連続マイナスのリセッション入りとの懸念が強まっています。
1月24日ECB理事会でもドラギ総裁は経済成長に対するリスクを
下方向に転じたと表明、今年夏以降の利上げというコンセンサスが崩れています。
                              →ユーロ売り

(豪ドル)
RBAロウ総裁が6日の講演で、
「失業率の上昇が持続しインフレ率が目標に近づかなければ、
ある時点で利下げが適切になる可能性もある」と発言。
12月時点の「次の金利変更は利下げではなく利上げ」という発言からスタンス変更。
金利先物市場が織り込む年内の利下げ確率は56%に再上昇。→豪ドル売り

(ポンド)
2月7日、BOE金融政策会合は政策据え置きもインフレリポートで
「2019年の英国の成長見通しを1.7%から1.2%に引き下げ」ました。
引き下げ幅は2016年の国民投票直後以来最大、1.2%は世界金融危機以降で最低
                 
これを受け19年末までに「1度の利上げ」の織り込み度は
理事会前の50%から41%へ低下  →ポンド売り


(キウイ)
先週は豪ドル下落につれ安となったとしか思えませんが、
今週13日のRBNZ(NZ中銀)政策金利発表があります。

政策金利は現行の1.75%に据え置き予想ですが
前回18年11月の会合時の金融政策報告では
利上げ開始時期を2020年7-9月期と予想しています。

この予想時期が前後すればNZドル/ドルの変動要因となります。

ということで、米ドルだけじゃなくて、最弱通貨競争状態に。
そうなると、、、米ドルは現状の金利が主要国では最も高い通貨ですので
米ドルに資金が集まってしまうということになるんですね、多分。
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2019年2月8日金曜日

なんだか急にリスクオフです💦

今夜ダウは300ドル超の下落です。

※ダウ平均日足 そうはいってもずいぶん上昇したのでただの押し目かもしれませんが


※WTI原油日足 原油も安い


米株、原油が安い、、、そして為替市場ではドル独歩高(ポンド除く)

※通貨インデックス一覧



それなのに、ドル/円相場は上値が重く110円を値固めできません。

ドル高なのにドル円弱し、つまりクロス円が弱い環境ですね。

※クロス円一覧 特にこれまで強かったオセアニア、カナダ/円が弱い


ということで、カナダ/円と豪ドル円ショート参戦。

豪ドル円は78.11円S
カナダ円は83.05円S

ちょっと出遅れたので恐る恐るです(;'∀')

何故にリスクオフ気運が強まったのか。

理由はいくつかありそうです。

①トランプと習近平が3月1日より前に会談する可能性がほとんど無くなったとの報道

https://www.cnbc.com/2019/02/07/trump-is-highly-unlikely-to-meet-chinese-president-xi-before-march-1-trade-deadline-sources-say.html

クドロー国家経済会議(NEC)委員長はインタビューで、
貿易協議で「米中の見解にまだ、かなりの相違がある」と指摘しており
27-28日ベトナムでの米朝首脳会談の実施が一般教書演説で明らかにされましたが
中国はどうするんだろう、、、ってもやもやしていたところでしたが、
米国から中国への追加関税猶予期間期限内に首脳会談が実現しないとなると
3月1日から米国は、中国からの輸入品2000億ドル(約22兆7200億円)相当への
関税率を10%から25%に引き上げることになります。

これを受けてダウが大きく下落。


②英国ブレグジット、EUは再交渉拒否

イギリスのメイ首相は7日、ベルギーのEU本部でユンケル委員長と会談。
北アイルランドの国境管理をめぐる安全策について、
議会が離脱案の修正を要求していることを説明、
ユンケル委員長に再交渉を求めたが、
ユンケル委員長は「再交渉には応じない」と拒否した。
https://www.fnn.jp/posts/00411566CX

これはわかっていたこと。新味のある材料ではありませんが。。。


③欧州委員会の冬季経済見通し、成長率引き下げ

※ユーロ圏19カ国の2019年の域内総生産(GDP)成長率

2019年 前年比1.3%(18年秋時点の予測 1.9%から大幅な下方修正)
2020年 前年比1.6% ( ”1.7%から下方修正)

欧州委、ユーロ圏の19・20年成長率見通しを下方修正
https://jp.reuters.com/article/eurozone-forecasts-commission-idJPKCN1PW11U

また今日は欧州中央銀行(ECB)経済報告も公表されました。

「今後のユーロ圏の成長の勢いが鈍化する可能性」
「成長リスクは下方に向いている」

欧州経済の悪化,深刻ですよ。

イタリアはすでにリセッション入り。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-01-31/PM6ZGZ6KLVR901

ドイツもひょっとするとリセッション入りするかもしれないって懸念が強まっています。

ドイツ:製造業受注が大幅減ー10~12月マイナス成長ならリセッション
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-02-06/PMHZIZ6K50XS01?utm_medium=social&utm_campaign=socialflow-organic&cmpid%3D=socialflow-twitter-japan&utm_source=twitter&utm_content=japan


今週はRBAロウ総裁が、ハト派的スタンスに転じたことで、
豪州経済も決して良くないだろうことが伺えますが、
先般ECBでも欧州の利上げ時期が不透明となりましたよね。

1月FOMCでは米国が驚くほどハト化してしまいましたので

米国、欧州、豪州、そして盛大にバラマキ表明している中国が
緩和的スタンスに転じています。
日本は緩和政策が長期化しており1ミリも引き締め方向への期待がありませんが、
今日の英BOE理事会ではMPCもまた一段とハト派的であったことで、
ポンドが乱高下しました。

◆BOE金融政策会合 

・政策金利を0.75%に据え置きとすることを決定
・資産購入枠を4350億ポンドに据え置き決定
                 →予想通り
                 
19年末までに「1度の利上げ」の織り込み度は、理事会前の50%から41%へ低下

◆インフレリポート

「2019年の英国の成長見通しを1.7%から1.2%に引き下げ」
引き下げ幅は2016年の国民投票直後以来最大、1.2%は世界金融危機以降で最低

英中銀、ブレグジット不安などで成長率予想引き下げ 政策金利据え置き
https://jp.reuters.com/article/britain-boe-idJPKCN1PW1RO

この結果を受け、ポンドは急落したのですが、その後凄まじいショートカバー

※ポンドドル15分足 なにそれ~


ポン様には触れずにおいたのでケガはしていませんが、
なぜ買い戻されてるのか謎です。
今夜は原油も弱いので、この戻り高値、売ろうかと悩んでます。。。
 
明日2/8金曜22:30にはカナダの雇用統計が発表になります。
世界がハト化する中、カナダだけが年内利上げ観測があるのですが、
雇用統計が強い数字ならカナダの利上げが意識されて
カナダ買いがでるかもです。

でもね、日米欧英中の全てがハト化しているのに
カナダだけが利上げとなれば、カナダに資金が一極集中しちゃうんじゃないの、、、
そんなことできないんじゃないかって気もしてきました。。。

カナダ円ショートを作っちゃったので、ポジショントークですけど。

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