「9月は半期末でもありますので、手仕舞いから下がりやすいともいわれています。」
なーんて一昨日書きましたが、27日木曜に
スペインの2013年度予算案が出てきて、ダウが大幅高。ヒョエー。
ラホイ首相率いる新政権発足からわずか9カ月の間で
5回目となる財政緊縮策の導入が示されこれが好感された模様です。
為替市場ではユーロがこの発表を嫌気して一時1.2828ドルくらいまで
下落したのですが、
スペイン財務相が「EU推奨を上回る改革案を計画している」などと
発言したことで、急激に買い戻しが進んだみたい。
この緊縮案が出たことでスペインが金融支援を受ける準備が
着々と進んでいるという見方に繋がったということなんですって。
でも、とにかく上がったり下がったりギッコンバッタン、
大相場の後のレンジはやりにくいですね。
今日にもスペイン金融機関のストレステストの結果発表が予定されており、
格付け会社の格下げの噂(ジャンク債にするとか?)もあって、
予算案の発表はまだ一つの好材料に過ぎないので
まだまだ乱高下しそうです。
(発表は深夜1時くらいですって・・・・明日早いので今夜は寝ちゃう予定です)
それと10月の中国の国慶節を控えて
追加の景気刺激策実施への思惑が高まっているみたい。
国慶節の消費喚起を狙う対策が出れば、
市場にはちょっと明るいムードが戻るかも・・・ですが、
こちらは思惑似すぎません。
しかし、中国人民銀行からの週間ベースでの資金供給量が、
なんと過去最高の3650億元(579億ドル)にも達しているんですって。
国慶節を備え、銀行が休暇期間の資金需要に対応するため、
キャッシュを確保する必要があることと関連があると思われますが、
こんな動きが木曜の上海市場の急伸の材料とされ、
日経平均も上昇に繋がったのでしょう。
だから豪ドルも木曜は大きく上がったのね。(≧ε≦)ゝ プー
でも、トレンドを形成していくような大きな材料ではなく
一時的にマーケットに広がって吸収されちゃったみたい。
今日金曜にあすでにそのリスクオン的なムードはありません。
月末、期末で輸出を助けるためのドル円の介入があるんじゃないか、
というような思惑も一部には出ていたようですが、静かなものです。
諦めた輸出が売り始めたか、ドル円はジリジリ円高へ進行して77.43円くらいまで
行きましたが、欧州時間からは売りが止まって自律反発となっています。
ビッグイベント通過後の手がかり材料難の神経質な調整局面ですが、
今日で9月も終わり。来週には下半期10月がスタート。
となるとまた地合いが変わることも考えられますし、
早速来週末には雇用統計が発表されます。
日柄的にはまだレンジを形成する可能性も否めませんが、
短気な短期筋がこの下期のトレーディングでも利益を手にしたいでしょうから、
10月からは積極的に動き出すんじゃないか、とも思っています。
大統領選挙睨んで神経質な値動き・・・だなんて、やってられないぜ。ですよ、きっと。
まだ私は下の目を諦めきれていません。
豪ドルは1..03692 1.03624 2回に分けて売ってしまって、
木曜は踏みあげられて苦労しましたが、
それ以前に1.05で売っていたことを考えると、
そのコストまでは耐えようかな、と思って辛抱中。
レバ低めですので、まあ、耐えられます。
考えてみれば高値で売っていたポジションを手仕舞ってから下がって、
悔くて売り直した為、安いところを突っ込んで売っちゃったよね。反省中です。
こういうレンジ相場は上がったところを売らなきゃダメだった・・・。
【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】