2012年3月30日金曜日

リスク回避の動きが強まってきている・・・?!
ような気もしますが、それでもまだ明確に下落トレンドを形成し始めたという地合いでもなく、
振り返ってみればレンジの中の下げ局面に過ぎないという動きかもしれませんけど。。。
29日のマーケットは株もドル円(クロス円)も売り優勢でした。

海外市場でも今夜は(木曜夜)ダウ平均が13000ドルを割り込むところがあったので
(今すでに13000ドル回復・・・(´・ω・`)ダウショートの立場としては少し気が楽です。

3月期末を週末に控えていますので、
アジア時間では実需の売りなども大きく出ていたという話もあり、
ドル円82円割れも。輸出勢の売りが存在感を示す流れとなっています。
加えて期末のリパトリエーション(海外に投資されていた資金が国内に還流する流れ)も
出ているという話もあって、やはり3月末、年度末、期末というのは円高になりやすいと
いうのは本当にそうなんだなぁ、というようなエネルギーも実感させられたりもしてます。

ドル円は日足のボリンジャーバンドの中心線を明らかに下回ってきており、
こうなってくると、押し目買い一辺倒戦略も考えなおさなくてはなりません・・・。
長い下ヒゲをつけて中心線(20日線)を上回ることが出来なければ
戻り売り戦略に切り替えた方がいいだろうというのが素直な分析ですよね。
MACDなども下向きになってきていますので、85円以上を目指す強いトレンドは
一旦小休止で、相応の深押しがあるかもしれません。。。

ただし、クロス円は皆同じ形状かというとそうではなくて、
ポンド円とかユーロ円などはボリンジャーの中心線で支えられており、
まだ上昇トレンドを崩していません。。。。
一方で豪ドル円などはすっかり下回ってレンジ下限といったところで
それぞれの通貨でやり方を微妙に変えないと・・・・。
大きく動くときは一緒に動きますが、凪に入った時に個性がでますので、
お気をつけを。
ポンド円なんかは買ポジション上手く行かず昨日撤退したけれど、
買い直そうかと思うくらいです。

ダウが13300ドル重くダレてきています。
まだ高止まりのまま材料が不足してしまっている状況で、
緩和期待でなんとか持っているようなものなんじゃないの、って気もしますが
それでも13000ドルを明確に割り込んでこないんですよね。。

新規失業保険申請件数は予想よりも弱い結果。
予想は35万件だったのですが、結果は35万9000件。
前週分が増加方向に修正されています。
それでも前週から5000件減で2008年4月以来の低水準ではありますが。

昨年10~12月期のGDP確定値の伸び率は年率換算で前期比3.0%増と
前月発表の改定値と同じだったのですが、一部の市場参加は小幅な上方修正を
見込んでいたらしく、それも若干失望されて今晩は地合いが弱かったのですが、
それでも下げ幅取り戻して引けそうなのは、大学で講演したバーナンキ氏が
相変わらず慎重かつハト派的スタンスを崩していないことなどが一部好感されているのかも。
ニュースを見ると市場の反応は薄かった。という表現になっていますが、
ダウ戻ってますよ。最も原油が102ドル台まで落ちており、リスクオン相場の全面高というような
戻りではないですけれど。。。

オージードルは今日日中に利食いました。
1.03816ドルで買い戻し。1.0519ドルでの売りですのでまずまず。。。
日足をみると200日移動平均線で2度目の跳ね返りがあり、
ここが支えられて一度戻りが大きくなる可能性が捨て切れなくて。
またボリンジャーの中心線くらいまで戻ったら再度売るか、
その時になったらまた地合いが変わっているかもしれませんので
ここからの豪ドルの売りにはちょっと慎重になりたいと思います。
どうせなら買っちゃおうか・・・・、イヤイヤ勇気がないな。
200日線を割り込んだらもっとスケールの大きい下落となりそうですからね。

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2012年3月29日木曜日

今夜は株式市場も調整ムード。これに連れてクロス円も下落基調。
特に大きな材料もなく、お休みムードといった感じですね。
買う材料もなければ大きく売る材料もない。

ということでちょっとニュースの情報収集をして昨今の株高考察を。

米国のGDPに対する米株の時価総額の比率は、昨年末時点で1倍程度で
S&P500が最高値を付ける直前の2007年9月末時点の1.4倍強を大きく下回っており、
「バブル」と言えるような過熱感はまだうかがえないとかなんとか。

1945年以降で1~3月期にS&P500種株価指数の上昇率が2ケタになったのは8回で
うち6回は4~6月期も上昇が続き、平均の上昇率は3.3%だったという分析があります。
また今年のように前年10~12月期と1~3月期の上昇率がともに5%以上だった場合、
前年末の終値以下にS&P500種指数が下げたケースは1割にとどまることから、
この株価の上昇は4~6月も継続する、、、とかなんとか。

そしてどうやらヘッジファンドもここ数カ月で強気に傾きつつあり、
調査会社ISIが集計するヘッジファンドの強気度を示す指数は前週に48.6に上昇、
強気・弱気の分かれ目である50は依然として下回るものの、
過去5カ月の上昇率は2010年4月以来の大きさになるのだそうです。
投資家が保有する多額の現金を株式に移す動きがさらに本格化すれば、
株式相場が一段高となる可能性は高いという予測。

欧州債務問題など投資家心理を急速に冷やす材料が最近は目立たないこともあり、
上昇相場に乗り遅れるリスクをより強く意識する市場参加者が増えているようだ、、、とかなんとか。

株式にブルの予想や見通しが増えてきました。
こういう皆が強気になるってのが一つの目安です。
慎重論が消えれば消えるほど、相場の寿命が短くなっているということ。
それでも4~6月までの予想なので割に慎重でもありますが・・・。
ということで、総強気になった時に崩壊するだろうことを考えると
私のポジションには(ダウS)いいニュースが増えているということなんですが。。。

ポンド円ロングは撤退しました。損にならない程度でやめてます。
結局ドル円もクロス円も米系シンクタンクの日銀追加緩和予測(メドレーリポート?)
などという、不確かな材料では上がりきらなくなってきており、行って来いの更に下落と
いう結末で、私のポンド円も昨晩爆益となっていたのに消滅です。

再度ボリンジャーバンドの中心線辺りまで下げてきたら買い直そうかと目論んでいますが、
期末、年度末、そして新年度入りですので、このトレンドが継続するかどうかも
慎重に見極めなくてはならないかもしれないですね。

オージードルSは継続中。そろそろ200SMAに再度ぶつかるところまで下げていますが、
ここで一度利食うか、やめるか、また悩むところまで来ました。
明日考えよう。あ、もう朝です。

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2012年3月28日水曜日

昨晩のバーナンキ議長の発言から株式市場は大幅高、
日経平均も米株高を引き継いで昨年震災当日の高値を1円上回るところまで上昇。
震災後の急落と悲観の相場を何とか取り戻すところまでは回復した格好。

ここから一段高となるか否かは、米株がさらなる上昇となるかどうかも
大事なポイントでしょうけれど、今夜は若干修正気味です。
どうも13300ドルは重いようですね。

株が大きな上昇となった割りには為替の方が意外と伸びずに結局レンジ?
というような動きだったのですが、火曜の夜、21:30過ぎからドドーンと円安が進行。
昨晩のバーナンキ発言受けては値動き鈍かったドル円相場(82.50~83円レンジに終始)
今夜は83.40円近くまで上昇となりました。
ユーロ円、ポンド円、オージー円などのクロス円も上昇中。
(昨日買ったポンド円がHIT!!ヤッター)

何があった?!

これといって大きな材料が出たわけじゃない。
どうやら米系シンクタンクが
『日銀がインフレ目標を達成するため追加の金融緩和を検討している』
というレポートを出した」との噂が広がった為、、、、
ということになっているようです。

ということは、昨晩も今晩も「日米の緩和期待」がリスクオン相場を醸成している、
ワケで。緩和の期待が剥げ落ちればここからの上昇は厳しいということじゃぁないのか。
などと相変わらず悲観論を捨てずにいるのはダウを売っているからよ。(*'-'*)エヘヘ

でもそう思いません?!
流動性相場から業績相場へ。。。なんて言われ始めていますが、
業績相場とか何とか言う前に、中国の減速が顕著化し始めていて、これをごまかすのに必死。
中国からのニュースがネガティブであれば相場が崩れる予感。。。という
脆弱な地合いになってきており、これを敏感に察知したバーナンキ氏が発言のニュアンスを
ハンドリングしているのか、あるいはバーナンキ発言を恣意的に抜き出して
ヘッドライン相場を演出している向きがあるのか、どうも、相場を崩さないために
絶妙(強引)な演出がされているような感じになっております。

今夜のシンクタンクの日銀の緩和検討なんてまさにそんな飛ばしレポートって気がするわ。
(ダウSのポジショントーク・・・・ですね、はい・・・・)

それでも、昨晩131.64円でポンド円を買っているので、今夜の動きは歓迎なんですけれどね。
まだ利食ってないです。ポンド円は137~8円目標です。ドル円、クロス円はまだまだ円安トレンド
継続って感じがします。(でもそうなると株高なんだよなぁ・・・自己矛盾)

そして1.0519ドルで再ショートしたオージードルも、なんとかプラス圏。
夕方にレンジを上にブレイクしたようにも見えて、形成不利な状況に陥ったのですが、
欧州時間の跳ね上がりは騙しでした。欧州時間入りのタイミングって
一度逆に走って騙しになることが多いですよね。損切りにひっかからなくて良かった・・・。
オージードルは日足チャート上、綺麗にボリンジャーの中心線で止まって反落しています。
これが機能しているうちは戻り売りで大丈夫だと思っています。

ただし今は水星の逆行期。あまり楽観しすぎずに参りましょう。。。

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2012年3月27日火曜日

バーナンキ発言で相場動きますねー。

思えば2/29の「下院金融委員会、経済金融政策に関する半期に一度の議会証言」でも
金を100ドル暴落させていたのでした。
上記の半期に一度(つまり1年に2回しかない)議会証言はマーケット関係者が
特に注目してみているものなのだそうです。
後半は7月ですが、過去にこの議会証言でQE政策を示唆し、QEバブル相場が
始まったこともありました。
2/29「原油高に懸念」はQE3期待後退と捉えられて、
金はじめ原油などが急落したんでしたっけね。

あれはなんだたんでしょ。

って発言が今日ありました。

労働市場の現状に関して「正常な状態からまだ程遠い」とし
「最近の改善ペースが持続可能かどうかまだ確信できない」と慎重。
その上で、事実上のゼロ金利政策とバランスシート活用による量的緩和政策の
現行の金融政策を当面維持して景気回復の促進と失業率の低下を目指す考えを表明。
バーナンキ発言が伝わった21:00くらいからマーケットはドル安に。
ダウ平均、金、原油も急騰しました。

要するに緩和期待がまた戻ってきたということ。

このとことろ、米経済指標が悪くないこと、2/29にバーナンキ氏がインフレを懸念したことで
FRBがより早期に緩和策の解除に踏み切るとの見方も台頭していたところでした。
金利先物は前週、2013年7月の利上げを織り込む水準となっており、
1月のFOMCで明らかとなった「2014年後半まで低金利政策維持」という緩和策が
早ければ4月のFOMCで変化があるかも・・・なんて期待に繋がっていたようです。

今日のバーナンキ氏の講演はこうした流れへの牽制なのでしょうか。
それとも本気でQE3をやるつもりでしょうか。
(私はもともとやらざるを得ないと思っておりましたが、
それは株価の急落など目に見える市場の混乱が起きた時かと思っていました)

確かに先週は中国のPMIなどの指標から中国減速への警戒が広がり
豪ドルや新興国関連アセット中心に大きく売られ、米株なども調整気味でしたが、
それにしてもまだ崩壊というようなレベルではなく、このタイミングで
前言を翻すような緩和寄り発言が出るとは思わなかったです。。。

バーナンキ氏、これほど指標の改善が見られ市場が楽観的になってきているのに
かなり慎重な発言ですよね。これは余程のことだと思う。
緩和を続けなければならない程、実態は悪いということで、
短期的にQE期待で上げた相場って後々には目も当てられない崩壊に
繋がるんじゃないか、と思えてならないのですが、
それにしても、株価がさほど下がっていないのに、
こうして支える発言をするところをみると
何が何でも株価は支える、何が何でも崩壊を回避するという
強い意思も垣間見えて、このバーナンキ氏に向かって売り玉を仕掛けるのは
非常にリスキーな気もするのですが、どうしたらいいでしょうねぇ・・・。
中央銀行には逆らうな、と言いますし。

さて、先週大きな利益が出ていた豪ドル売りポジションですが、
やはり日足の200日移動平均線では支えられて反発しましたね。
一回利食ってしまおうかと悩んだところでしたが、
結局利食わずに週を跨いでしまいました。
結局1.045ドルで一度仕切ったのですが、その後1054まで急騰ですよ。危ない危ない。
またしても利食いポイント失敗です。
1.033ドルまで下げていたのに100pipsくらい利益喪失しちゃった・・・。

しかし、1.054ドルまで上げるとですね。
日足でボリンジャーバンドの中心線にほぼぶつかるとこまで戻っているんですよ。
ここを超える上昇があるか?と見ていたのですが、
どうもバーナンキ発言を織り込んだ後は材料不足に見え、
また、本当にQEを実施するまでは催促相場のような下落も演出するのでは
ないか、というような気もいたしまして
1.0519で再ショート。もう一度売り直しました。

しかし、今週はバーナンキさん、何度も発言機会があるんですよ。
3/27 火曜、大学でバーナンキ氏の講義が。
3/29木曜にも同じく大学での講義。
その度に動くでしょうか??

また今週は米要人発言にも注意が必要。
バーナンキ氏発言ほどじゃないにしても、
QE期待から相場の撹乱要因となりそうです。
水星の逆行期なので気を付けないと。トレンドレスです。

27日火曜日 
ダラス連銀フィッシャー総裁講演
ボストン連銀ローゼングレン総裁講演

29日木曜日
リッチモンド連銀ラッカー総裁講演
アトランタ連銀ロックハート総裁講演
フィラデルフィア連銀プロッサー総裁講演

また今日はちょっと出来心で
ポンド円を131.64円でちょっとだけロングしてます。
137~8円くらいまで上がりそうに見えて仕方がなくて・・。

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2012年3月23日金曜日

日本の貿易収支が注目される時代が来ようとは。
今日東京時間に発表された2月の日本の貿易収支ですが、
市場の事前予想は▲1200億円、赤字です。ところが蓋を開けてみたら329億円の黒字。
5カ月ぶりの黒字となりました。
1月は中華の春節の影響?があったため過去最大の赤字となっていましたが、
一転して黒字を確保、赤字予想だったために、ドル円相場は瞬間30銭ほど円高が進みました。

Twitterにはトレンド大転換しているのだからこの円高の動きは瞬間消化されるだろう、
などというアナリストのコメントが流れたりしましたが、
私は「日本時間の日本人の反応だけで判断できないのでは??」と思ってました。
確か日本時間はほんの30銭程円高となった後戻りが入りましたが、
欧米勢がどう判断するかが大事。
だって2/14の日銀の金融政策決定会合の追加緩和の時だって
そうだったじゃない?日本勢が甘く見た内容でしたが、
欧米勢はこれで大きく円売りに動いたのです。
ですから、欧米勢がこの数字をどう判断するか、が
目先のドル円の動向にインパクトになると思います。

で、やはり欧米時間では円高になりました。
あれほど硬かった83円台も割り込んでいます。
これが日本の貿易黒字のせいだとは言いません。
ダウ平均も13000ドルを割り込んでいますし、今夜は全般リスクオフ気味です。
ダウを13118ドルでも追加でショートしていますので、これは嬉しい。
現在12960ドル前後、12990と13000ドルで売ったポジションも助かりました。

そして、中国です。このところ中国ネタ多いですね。
3月HSBC製造業PMI速報値が48.1となったことが発表され
豪ドルが急落しました。
前回49.6。分水嶺となる50を割り込んでいるだけでなく
前回より更に悪化ということで、明らかに変調をきたしていると見られたようです。
1.2月は旧正月の影響があるためにぶれやすいとして、50を割り込んでいても
寛容に判断されていたのですが、3月も悪いとなると事は深刻だということですね。

豪ドルのショートは継続していますが、お陰で200pipsくらいとれてます。
日足の200SMAにぶつかってきた?ので一旦支えられるところなんじゃないかとも
思うのですが、ここで利食ってしまおうか、それとももっと下を狙って
2年前に達成したユーロドルショート1000pipsを目指して大崩壊を狙おうか、
迷っています。200日移動平均線を下回れば更に大きな下落となるかと思うので。
一目の雲は微妙に下に抜けてしまったようにも見えますね。
豪ドルは一旦パリティ割れ(1.000を割る)となると見ているのですが、
その時にはダウももっと下がっているでしょうし、
ドル円も再び80円を割り込むくらいの円高になると思っています。
全部ポジショントークなんですけれど(笑)

・・・・っと、こんなふうにちょっと調子が良くて慢心している時が一番危険なので
気を緩めず参りたいと思います。
思惑と違うムード、動きを感じたらポジション全部閉じるくらいの
機敏な判断を持たないとね。

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2012年3月21日水曜日

豪ドルはやはり弱いようです。

背景には中国の減速が上げられるかと思いますが、
もう一つ、中国の政治の混乱も懸念材料となっているという指摘もあります。

中国共産党の指導者の任期は2期10年。10年に1度指導者が変わります。
この2012年の秋に開催される18回共産党大会では次期10年の常務委員が決まる
ということで、この常務委員を目指して、太子党という元指導者の師弟の派閥と
共産党青年団出身者の派閥が、勢力を競っています。
この常務委員は国家運営や外交のあらゆる面で権力を握ります。

こうした中、中国共産党は15日、次世代指導者の一人と目されてきた
重慶市の薄煕来市党委員会書記を解任しました。
薄熙来氏が重慶市で行った改革は「重慶モデル」と高く評価され
次期常務委員の最有力候補とされていた人物でした。

「重慶モデル」というのは
革命歌を歌って共産主義を称える「唱紅(ツァンホン)」運動や
「組織犯罪」を徹底して取り締まる打黒運動などの統治モデルとされています。

ところが薄氏の主たる目的は常務委員の座を争うライバルとなるような
重慶の実業家や役人などを蹴落とすことだった、ということが、
元不動産王李氏によって告発されたのです。

李氏は不動産開発からガソリンスタンド、金融業、ホテル経営など
事業を展開しており、氏の総資産は約586億円にも上る
重慶の富裕層30人のうちの一人とされています。

李氏は打黒運動によって逮捕され、拷問の末、資産を押収されました。
氏は「重慶モデルは、自らの権力を強化するため欲しい物をすべて手に
入れた新手の文革にすぎない」と指摘しています。

薄氏の命令により警察や軍隊が数万人によ及ぶ富裕層や実業家を「組織犯罪」に関わった
として拘束、自白を強要して、十数人以上に長期の懲役刑や死刑を言い渡していたのです。

こうした所業が明らかとなったことで、薄氏が解任されたというこの政治的なニュースも
マーケットのリスク要因だと懸念されている模様。
政治の混乱が中国の景気減速への政策の遅れとなるのではないか、ということですね。

この材料が現在どこまで市場に織り込まれているかは不明ですが・・・。

昨晩の株価の下落も調整なのかトレンド転換なのかはまだはっきりしません。
しかし、中国の馬力なしにはアメリカも日本も景気の回復は見込めません。
となればこの政治の混乱で政策に遅れが生じるなどということがあれば
今後大きな問題となってくるだろうと思っているのですが、、、(ポジショントーク?)
オージードル・キウイドルショートはまだまだ継続です。

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東京マーケットは春分の日で休場だったのですが、
アジア市場で中国、香港などの株価指数が急落、
欧州、NYとこの株安の流れを引き継いで、今夜は調整色の強い展開です。

何が原因なのかはっきりしないのですが、
中国政府が昨日(19日)、
20日からガソリンとディーゼルオイルの小売り価格を6-7%引き上げるとしたことで、
物価上昇の懸念が株価を下押ししたという指摘も見られ、
中国の減速の懸念がじわりと顕著化してきたということかもしれません。

今日は豪鉱山大手BHPビリトンが、
中国の鉄鋼石需要が鈍化しつつある兆候がみられる、と指摘したことも材料視
されている模様で、株安と同時にオージードルが大きく売られていますね。
(キウイも連れ安)

欧州時間に欧州株も売られていることから、それであればユーロももっと崩れても
いいんじゃないか、とも思うのですが、ユーロは比較的下げ幅が小さく、
結局欧州時間に下げた分をNY時間からは取り戻しており、行って来いの流れ。

またドル円も結局83円台を割り込むことなく反発して83円台での揉み合いとなっており、
為替市場では「豪ドル、キウイ」の売りが今日のトレンドだということを考えると、
やはりその理由は中国ネタだったということで間違っていないのかもしれません。

こうして中国ネタでオージーが売られるというようなことも
なんとなくぼんやりとはイメージしていましたし、
日足のテクニカル分析でもチャートがWトップを付けた後の戻りを
とても綺麗にボリンジャーの中心線(21日線)で頭を叩かれる格好となっており、
昨日(月曜)に私が一度売りたいと思ったところがほぼほぼ高値となっています。
「1.6070ドルでオージードルを
0.8236ドルでキウイドルを売っています。」

↑ヤッター!!

オージーもキウイも200日移動平均線が下支えしている格好ですが、
ここを割り込むとかなり大きな調整となりそうですので、
ちょっとその展開を期待しています。

それよりダウ・・・・13000割れるかな?
株価の変調が天井のSignなのか、単なる押し目なのかが肝でしょうね。
ここからは中国ネタにも神経を尖らせなくてはなりません。

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2012年3月20日火曜日

本日(19日月曜)夕刻、米国株先物が急落し
(といってもダウ、SP500ともに100ドル未満)
ドル円も83円を割れるか否か、という水準にまで
下落しました。クロス円もドル円の下落につれて
大きく下がったのですが、、、、
結局は下落分を取り戻す上昇となっていますね。

2/14日銀のバレンタインチョコ(追加緩和発表)、
2/29FRBバーナンキ議長の原油高懸念(ドル安牽制)
3/13FOMC追加緩和期待後退

などの「日米中央銀行の連携」か?とも思えるドル高政策によって
ドル円はこれまでの円高トレンドがドル高へと大転換しており、
この修正がなかなか入らないでいます。

ドル円の大転換は受け入れざるを得ない・・・・けれど、
ここから買えないわ。押し目がなさすぎて。
だからちょっと崩れる方にかけて売ってみたのよ。
なんて声も多い中、今日の夕方のような下落では
それっやっと大きな修正キターーーッ。とばかりに
大調整への期待が高まったりするのですが、
83円割りませんでしたね。

売り方にはどうも腑に落ちない相場になっているように
思うのですが、VIX指数(恐怖指数)が14.47と
金融危機後の最安値にまで沈み、超楽観的な
リスクオン相場となっているのですから
この流れに逆らうのは愚かな戦略だということになります。

ではこんな超楽観がいつまで続くのか、ですが、
こんなコラムを見つけました。
【コラム】ウォール街がクラッシュする10の理由

ガイトナー財務長官とその妻が我々に警告した。
ティム・ガイトナー氏はWSJへの最近の寄稿
「Financial Crisis Amnesia(金融危機健忘症)」で、
ウォール街とその関係者がいかに中毒で愚かであるかを
はっきりと示した~ そう、ウォール街は健忘症だ。
金融危機の教訓と数百万人のアメリカ人に与えた損害を否定し、
それらが見えない重症患者だ。同じことはまた起きる。
それもすぐに。なぜなら、財務長官の「診断」によれば、
「健忘症は、金融危機の原因となる」からだ。

これは金融街の中心人物であるガイトナー氏とその妻でさえ、
この超楽観に違和感がある、ということを知らしめるものですので
一読あれ。

細かく書くととりとめが無いのですが、
ポイントとなりそうなのは4~5月。
もっと早ければ3月中にも
この相場の転換があるという示唆も。

大倉キャプテンが「地雷原」とよんだ健忘症のリスクテイカーへの
爆弾はそこらじゅうに転がっています。

ギリシャへの支援が無事に行われることで
20日の大量償還がこなせることがすっかり懸念払拭のような
ムードとなっていますが、これで大丈夫なわけがありません。

欧州リスクの次の焦点は
ファイアーウォール(欧州版IMFと言われるESMセイフティーネット)の拡充、
そして3/2にEU首脳会議で決まった新財政協定が
EU各国に置いて国民、議会の合意を取り付けることが出来るか、
という、これまた非常にセンシティブで困難な課題であり、
すでに頼みの綱となっているドイツ議会が6月までは動けないと
表明しているなど、前途多難。
アイルランドは国民投票にかけるなど
明らかに無理であろう選択肢で合意を取り付けようとしているようですし、
選挙が近いフランスでもサルコジ劣勢で
対抗馬のオランド氏が当選すれば「新財政協定」は再交渉が
必要だとの表明をしております。

新財政協定の各国の合意に疑問符、
そしてESM,EFSFなどのセーフティーネット拡充が
スムーズに行かないなどのニュースが出れば
これは明らかにユーロのネガティブ材料となるでしょう。

現在、アメリカと日本の取ったドル高円安政策で
(欧州のLTROなどの政策も過剰流動性相場の背景にありますが)
イケイケどんどんのリスクテイク相場となっていますが、
まだ欧州に残る火種がこの相場を崩す事になる可能性があることを
お忘れなく。
そしてこれほど指標が改善し、景気の回復が見られるとして
楽観的になっているアメリカにも大きな問題が。
だからこそ、プライマリーディーラーはまだ「QE3実施予測」を
変えていないのです。この状況でもさらなる緩和策実施を
予想する理由はなんでしょうか。

今日は力尽きましたのでまたそのうち書きます。

今日は1.6070ドルでオージードルを
0.8236ドルでキウイドルを売っています。

現在のところアゲインスト(´・ω・`)ショボーン
理由はバーナンキに逆らうな、でドル高がまだまだ続くと
思っているからですが、ドル円が下がりきらないのも
行くところまで行く、4~5月までこの楽観と米当局の
ハンドリングの効果があると見ているといったとこでしょうか。

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2012年3月16日金曜日

10年債の利回が水曜夜に2.2883%にまで急騰し注目されましたが、
今日木曜の日本時間でも上昇していて、一時2.3460%まで上値を伸ばしました。
米国債10年物の2.3%台乗せは昨年10月31日以来およそ4ヵ月半ぶりだとか。
つまり債券市場から資金が流出しており、証券などの他のリスク資産に向かっている、
ということですが、ダウ平均も13175ドルまで高値がありましたものね・・・・。

整理しておくと、先進国株高、ドル高、円売りなのですが、
何もかも高かったわけではなくて
中国、先進国債券、新興国株式、新興国通貨、ゴールドなどは売られています。
リスクオンといってもこれまでのような「ドル安、円安」での
リスクオン相場ではなくなっており、「ドル高、円安」におけるリスクオン相場・・・・
ということで、
買われるものと売られるものが明暗分けるような流れになってきています。

これは過剰流動性相場で、リスクオンの時は何もかも買われ、
リスクオフの時は何もかも売られる、というような構図であった
これまでのマーケットからそれぞれの銘柄の独自要因が反映され始めた、
という極めて正常な相場になってきたとも捉えることが出来ますが。

証券市場では流動性相場から業績相場へシフトする、などと言われているようですが、
私はこの相場が気持ち悪くて仕方がありません。私が13000と12900ドルでダウを
売っているからでしょうか(^^ゞポジショントーク)

これまで債券高、株高でした。
株も買われるのに債券も買われるという矛盾のある相場だったのですが、
(つまり、証券というリスク資産が買われているのに、
同時にリスク時に資金が集まる債券も買われていた)
株が間違っているのか、債券が間違っているのか、という議論の答えは、
債券が間違っていた!!ということになるわけです。
今のところね。

でも、今夜は債券市場の利回りも下がってきている模様。
株も頭が重いようです。これまで買われてきたドルも今日は調整模様。
ユーロやオージーが反発しています。ドル円も84円台に載せていましたが、
今83円台ローまで下げてきています。
ドル・円は今後、昨年4月6日につけた昨年来高値85円53銭を
目指す展開になるとはやされ始めましたが、今日は一服ですね。

これがいよいよドル円の天井だったのか?
売られてきたオージーも押し目完了で買い相場になるのか?
ダウ平均もそろそろ頭打ちなのか・・・・。

株、為替、商品などの相関がこれまでと変わってきているので
今後を予測するのはとても難しくなってきています。

ただ、ドル円相場に関しては多くが「大底を打った」という見方に
傾いており、私はそれがまた気に入らなかったりしま(笑)天邪鬼ですよね。
(だからといってこの相場でドル円を売り参入する勇気はないのだけど)

「弱い日本の強い円」という本が話題の佐々木融さんが、
USDJPY forecast changeとしたレポートを発表したそうです。
ドル円の上昇は第2四半期まで継続しダウンサイドリスクは限定的になった、
としてドル円の予想を変更した模様。

円高論者が方向転換し始めた、というのが何を示すのか。
それ程に大局の流れに抗うことができない大きな相場に入ったとみることも
できますが、こうした風向きの変化は興味深いですね。

今日、なんとなく戻りが大きくなりそうだったのでオージードルSポジションは
1.4053ドルで利食いました。(コスト1.0547売り)
昨晩のうちに手仕舞っておけば・・・とかなんとかいろいろありますが、
頭としっぽはくれてやれですね。お陰でなんとか利益は喪失せずに済んでいます。
今1.055ですよ、今夜の戻りは派手ですねー

それと今日はポンド円をロングした途端に急落して20Pipsくらい損したりも
しました。ちょうど値動き見ている時で良かったです。
ドル円の円安は85円超えまであるんだろうな、
と思って値幅が大きく取れるポン様に手をだしたらこの有様です。
はい、出来心です。
ファンダメンタルからはポンドなんか買えません(笑)

今オージードルはまたどこかで売ろうと思っています。
今この1.055レベルで売ってもいいんですけどね。
もうちょっと戻るかな・・・・?

ポンド円も下手したら137~8円まで上がるんじゃないか、と思っているのですが、
ドル円での円安が面白くないくせにポン様だけは上がる気がするという
整合性のない予想はどうしたものか、、、、。
というわけで、何かすっきりしないので今日はノーポジションで寝ます。

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2012年3月15日木曜日

昨晩はFOMC発表まで起きてました。
おおードル高だわ~というのを確認しましたが、ブログを書く体力はなく。

1月のFOMCが「2014年後半まで低金利政策を継続」とそれまでの2013年というコンセンサスから
1年強延長したことで、緩和長期継続ということでドル安が進行していたのですが、
2/29のバーナンキ氏の半期議会証言で「原油高」に言及したことでインフレを気にしているという
メッセージだと受け止められたことで、一転ドル高になるなど、
昨今のバーナンキ氏の発言は特に注目が高まっています。
そうした中でのFOMC.金利はもちろん据え置きですが、
バーナンキ発言に若干の変調が見られました。

■経済見通しについては
前回:グローバル経済はやや減速しているにもかかわらず
    経済は緩やかに拡大している。
今回:経済は緩やかに拡大している。
⇒グローバル経済はやや減速しているという文言が外れた。

■労働市場については
前回;労働市場がいくらかさらに改善していることを指摘している一方で
    失業率は高止まりしている
今回:労働市場の状況は更に改善しており失業率は著しく低下したが 
    以前として高止まりしている
⇒雇用状況については楽観的となった

■インフレについて
前回:インフレはここ数影うで落ち着いており長期的なインフレ期待は安定して推移
今回:インフレはここ数ヶ月で落ち着いているが、しかし最近原油やガソリンが上昇している

⇒やはり原油高に懸念を表明 (これが原油高牽制と見ればドル安政策を打ち止めと
                   考えることもできる)
などなど・・・・
これは今日のYMTVでの荻野金男さんの「まる金のここがポイント」の放送の中の
一部です。セミナーを見ればもっともっと詳細にアメリカの金融政策の詳細がわかります。
昨日の日銀の金融政策の地味な緩和についても。(視聴は会員限定ですので是非会員に!)

相対的には経済の強さを示す最近の兆候を認め、
金融市場の緊迫した状況が和らいだとの認識を示し、
これが一層の株高にも繋がりました。
昨日のダウ平均は13000ドルを超えて13153ドルまで。

しかしながら、景気判断が楽観的となったということはQE3への期待は後退するわけで
それでも株が更に高くなったというのはどうも腑に落ちない。。。。

昨晩の株高には別の理由もあったんですよ。

昨晩FRBは、米大手銀の資本計画について妥当性をチェックする「ストレステスト」結果を発表。
あれーーーこれ、16日って言われてなかった?!
金ちゃんによると、リークなんじゃないか、と。
発表前に漏れちゃったので発表に踏み切ったとかなんとか。

結果19行中、15行が合格。
合格だったJPモルガンは「資本計画に異議がないことをFRBが通告してきた」として
増配を発表、これがさらに株高に繋がる材料となりました。
(意外だったのはシティバンクが不合格だったこと・・・)

しかし、QE3期待が後退しているのに(プライマリーディラーはまだ実施予測ですが)この株高。
欧州や中国の景気減速に懸念が強まるというのに、、、、。
昨日の株高を受けて市場では「流動性相場から業績相場に移行した」との指摘もありますが、
どうなんでしょう。
だって13000ドルを超えて一段高となっている分は ストレステストの結果を受けた影響でしょ。
本当に業績相場での上昇が継続するのだろうか・・・・。

って。昨日13000ドルでダウ売っちゃったのよ!
まさかの串刺し。まだ持っていますが・・・(・・;

いやね、現在のツイストオペって今年6月で終了することが決まっているんですよ。
終了すれば債券は売られ長期金利は上昇するでしょうし、ステロイド切れで景気に下押し
となるんじゃないの?って懸念もあります。

ということで次回、4月のFOMCでは「ポスト・ツイストオペ」みたいな話が出るんじゃないかって
見方もあるようで、今日の荻野さんの話にもありましたが、来月4月の雇用統計と
FOMCは今まで以上に大注目となります。雇用の改善は継続するのか、
そしてまた投票があります、低金利政策をいつまで続けるかってスタンスがまた発表される。
でもそんな先のことまでに神経を尖らせてらんないわよね。。。

1.0547で売ったオージードルは今のところいい感じです。
オージーを売っているワケは こちらを
ドル高も重なっているので、まだ落ちると思っています。
昨日更にユーロドルの売りも追加しました1.3090ドル。
ほら、ユーロドルの日足って私の好きなヘッドアンドショルダーに見えません?!
こういう形を見つけると売りたくなっちゃうんです。
これもいい形で落ちてきていて60Pips強の利益となってます。

ともかく今はドル高。
この流れに逆らうな。ですね。

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2012年3月13日火曜日

久しぶりに日本時間に為替市場が盛り上がりました。
・・・・値動きじゃなくて。
関係者の関心が高く、私のTwitterのタイムラインが同じ話題に溢れていました。
皆が固唾を飲んでその発表を見守っていたのが「日銀の金融政策決定会合」

日本の政策発表がこれほど注目を集めるようなことになるなんて。
海外勢が日本をテーマに仕掛けたい機運に乗っておりますので
海外勢からの関心も高かったのですが、日本勢の関係者(YEN蔵さん)が
発表前にトイレにもいけない、と呟いていたくらい。

トイレにも行けないのにはワケがあって、発表が遅れたんですよね。
意味もなく。だから焦らされている間、なにか凄い緩和策の発表があるんじゃないか、
って期待が高まっていたのですよ。

ところが蓋を開けてみれば何もなし。
金融政策の現状維持で失望の円買い、そして株売り・・・。

というのも前回、2月14日の政策決定会合では
1%という明確な物価安定の目処を掲げて追加緩和に踏み切っており、
デフレ脱却に向けて日銀がいよいよ重い腰を上げ、本気になったと海外勢は高く評価していたんですよね。
日本勢はこの発表に反応鈍く、マーケットはほとんど動かなかったのですが、
その後の海外市場では円安、株高が進行、その日をキッカケに大きく動いているのです。

というわけで、本気なら継続して今回もなにか大きな発表があるだろうと期待していた向きも
多かったということのようですが、発表の時間が意味なく遅れて市場関係者を疲れさせた挙句に
何もないというのはやはりというか、らしいというか(笑)

発表後は日本株売り、円高ふれていましたが、夕方になって
ドル円は下げた分を取り戻してさらに円安が加速中。
ドル円は新値更新していますね・・・。
白川日銀総裁が
「2月の緩和強化、3月の成長支援強化で日銀の行動、メッセージは明確」などと発言
したのを評価する動きだと指摘する声もあり、
時間的にみてやはり海外勢が円売りに動いているということですね。
日本時間に反応鈍く、海外時間に動くのはいつものことですが、
本邦当局の発表内容を受けた値動きが日本勢が先取りすることが
出来ないというのは日銀への信認が低いためなのでしょうか。

そして今夜はFOMC。

雇用統計が良かったからなー。
今回のFOMCにおいてはQE3への期待なぞハナからないですけれど、
景気認識とインフレに関する声明の文言の変化に注目です。
2/29にバーナンキ議長は原油高について言及しており、
4ドルにも近づいてきたガソリン価格が米国経済の先行きの懸念材料であることを
認めたわけで、この原油高を抑制すべく、ドル高に誘導したいという思惑があるのでは、
と指摘されております。
つまり今夜のバーナンキ証言でもインフレについて言及があったりすれば
ドル買いとなりやすい、と考えておくのも必要です。
夕方からのドル円でのドル買も、ひょっとしたらすでに市場の関心が
FOMCに向いているということなのかもしれませんね。
ユーロドル、オージードルなんかでもドル高となってきています。

ちなみにこれだけ米系指標が良くなってきていても
プライマリーディーラーのQE3実施予想が高いままです。
きっとこの好調の裏に恐ろしい現実があるのでしょう。なんて。

というわけでオージードルを売りました。1.5471ドル。
待っていた戻り売りに成功?!
売った後順調に下げています。
ダウも売り増そうかと思っています。
今日は結構いろいろな市場の変化日なんですよね。
要注意日。

ここからはドル高が市場のテーマとなっていく、と思っています。
それだけ、2/29のバーナンキ証言は重かった、ということです。(多分)

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雇用統計にはまたしても驚かされました・・・。
市場予想21万人増⇒22万7000人 予想よりさらに良い結果。

予想から微増ですのでこの程度なら織り込み済みではあったかと思いますが、
まさか1月分(過去分)まで情報修正されようとは・・・。
*速報値24万人⇒28万4000人

これを受けてドル円相場は81円後半から82.64円まで急騰。
(でも1円もないんだよね。それほどの変動幅ではないです)
クロス円もこれにつれて円安進行、ユーロドルやオージードルなども下落し
全面ドル高となりました。
ユーロやオージーは雇用統計前から下げ始めていたのだけれど。
PSI交渉は85.8%もの民間参加が正式発表されて、材料出尽くしからの
ユーロ売りがありましたが、加えてギリシャ国債を保有する民間債権者に
債務減免を強制するCAC発動をめぐる不透明感なども嫌気されていたようです。
これに好結果の雇用統計が出てドル買いが加速って感じね。
アメリカの緩和期待後退ってことです。

さらに米国がシリアとイランに対して武力行使を計画中というニュースが報道され、
これは有事のドル買い?なんでしょうか、更にドル買進行。

通常ドル高は商品安を招きますが、この武力行使の報に限っては
地政学リスク要因としてのインパクトの方が大きく、
これを受けて原油が108ドルまで
金も雇用統計後のドル高で1676ドル程度まで売られていたものが
1700ドルを回復するまでに買い直されています。

今年はこのイスラエル、イラン、シリア、アメリカの動向が
マーケットにも大きく影響するものと思われます。
早ければ4~6月にイスラエルが軍事行動に出るという予測もあるようで、
決して楽観できません。これは原油などの商品高を招きますが、
先週末の値動きを見ていると為替市場では「ドル高」に反応するようです。

2001.9.11から有事のドル買法則は崩壊したと指摘されていましたが、
そんなことはないようですね。。。。

それにしても、先週火曜に
「ここから高値を追う理由が見つからないオージードル」なんてブログを書いて
豪ドル売りをしていたのに、先週さっさと買い戻して金曜はノーポジションで
迎えた雇用統計、業界関係者の飲み会で深酒している間に
豪ドルはどんどこ下げてしまっていて・・・・

悔しい~~

キャプテン(大倉さん)じゃないけど地団駄踏んでます。

土曜には中国の貿易赤字が発表になるし。
1月は1989年以来の大幅赤字ですってよ。
こりゃオージー売られますよね。

オージードル(ストレート)の日足のチャート、崩れてきましたよ。
W TOP、、、いや、変形ヘッドアンドショルダーにも見える!!
という訳で、ここからもオージーの売り場探して売り戦略継続です。
さっき一回売ってみたのですが、戻りそうだったので20分で止めた(笑)

それとアストロロジーでは水星の逆行に入りました。
この時期はマーケットに騙しが多くなります。
乱高下する期間ですので、高値追い、安値売りは禁物。
トレンドフォロー型のトレードはやめて
行き過ぎた相場の逆張りを短期決戦で勝負するのがいいかと思います。

ということは豪ドルは超短期的には買ってみても面白いのかもしれません。。。。
怖いけど。

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2012年3月9日金曜日

いやー猛烈な買戻しがありましたね。
PSI交渉リミット控えての相場としては
「何かポジティブな情報でも漏れ伝わっているんじゃないの」と
穿った見方もしたくなる動きでしたが、昨晩、WSJが
「FRBが新しい債券買い入れプログラムを検討している」報じたとかで、
これが今回の買い戻し相場の材料になっているとの見方もあります。

新しい債券購入プログラムって何よ・・・。

どうやら
追加でMBS(住宅ローン担保証券)や米国債を追加買い入れ

市場に資金を投入

FRBがその資金を再び短期的に低金利で借り入れる
⇒不胎化?!

ってな形の緩和策なんだけど、これはインフレを抑制したいということでもあるわよね。
余剰に溢れ出た資金を再び吸収してしまうんだから。
でも支えたいものは支えられるという・・・。

でも、不胎化なら基本的な考え方では
証券やコモディティが上がるってオカシイんじゃないかと思うんだけど
今日の市場はまたしてもリスクオン回帰か?ってムードですね。
それともその先に更になにかあると期待しての上昇かしら。
(FRBは景気現状に慎重で緩和策もこれに留まらず、やってくれるという期待。
 であるならば株価が下がるわけがないという楽観。)

でも同時に、そうまでしないと支えられない現状なら、いつかこの
歪みはマーケットに激震をもたらすであろうということもわかっていながらの
短期バブルのチキンレースってとこじゃないかな、とは思いますが、
それでもとことんバブルを形成したい向き(金儲けしたい人達)が
また買い向かっているのかもしれませんね・・・。

私はこの上昇について行くのはちょっと怖いと思うんだけど・・・。

残しておいたオージードルショートは今日昼頃に仕切りました。
1.0701売り⇒1.0596手仕舞い

今日発表された豪雇用統計も弱かったんですけれどねぇ。
雇用者数は前月比1万5400人の減少。雇用減少は過去4カ月で3回目。
失業率は5.2%と、1月の5.1%から悪化。
スティーブンス総裁は利下げ余地があるとしています。
それでも上がる豪ドル。
個別の事情より今は金融政策相場になっちゃってますね。
中央銀行(特にFRB)には逆らうな。ということで。

そして市場の関心は9日午前5 時が期限だという
ギリシャの債務スワップに応じる民間債権者の参加率。

それが発表されるのが9日の15時だっていうんだから
その間の日本時間はトリッキーな動きになりそうですよね。
何%の参加率ならどんな可能性が・・・・などという
細かい説明は今日FOREXRADIOで大倉さんとだいまんさんが
解説くださっていますのでそちらに譲ります。

FOREXRADIO http://www.ustream.tv/recorded/20958507

今はノーポジションでこの不思議な相場を眺めております。。。

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2012年3月8日木曜日

昨晩のダウ平均は200ドルを超える下落となり今年最大の下落幅に。

ギリシャのPSI交渉の期限は8日とされていましたが、これが14日になるなど
噂が飛び交っており、合意のないまま期限切れになるのでは?
という懸念もあったかと思いますが、
国際金融協会(IIF)が、ギリシャの秩序ない破綻によるユーロ圏の損失は、
1兆ユーロ以上となることを内部資料で算出していたことも伝えられており
(2/18付けの文書だとか)
ギリシャのデフォルトに対する懸念が広がったことが原因ともされています。

これを受けてダウ平均が12721ドルの安値まで下げています。
金は再び1700ドル割れ。
クロス円も軒並み大きく下落しました。
ユーロ円は105.74円まで
オージー円84.80円
キウイ円65.30円
ポンド円126.54円
ドル円80.58円
昨日の安値です。

今日7日水曜東京時間は下げ止まって揉み合いに終始していましたが、
夜になってダウが大きく切り返してきており、
ユーロ、クロス円などなど反騰姿勢を見せ始めております。
昨日あれだけ下げたので自律反発があって然り。
ただ、これが自律反発なのか、それとも再びリスクオン相場再開の兆候なのか。

どうもこの反発の背景にあるNEWSはIIFが
「更に2社がギリシャの債務交換に参加し、債務スワップ対象の
ギリシャ国債の40.8%に当たる840億ユーロに達した」との見解を示した他、
一部通信社が「債務交換の参加率が58%に上昇」と伝えたことなどが
考えられますが、実際には75%必要なわけで、58%じゃあねぇ・・・・。
「過度な不安」が後退したということでのショートの買戻しってとこかな。

噂には14日まで延期されるなどという話もありますが、
一応明日8日が期限となっていますので、明日は欧州からのヘッドラインリスクが
高まりそうです。夜にはECB理事会もありますしね。
ギリシャデフォルトリスクを巡って証券、コモディティも
大荒れとなる可能性に留意!!

ユーロ円Sは106.01円で買い戻しました。
状況を見て再度売るかもしれませんが、
ドル円が80円台を守ったまま反騰しており、クロス円はこれに
支えられてしまっていますね。

オージードルは今日発表されたオーストラリアの
2011年第4四半期GDPが予想0.8%を下回る0.4%と発表され
売りが加速、私のオージーショートポジにはいい結果になりました。
しかしこれに油断してポジション放置していたら今日の揉み合いと
夜になっての反騰でGDP分の下落は取り戻しちゃってます(^^ゞ

このままショートを継続するか、一旦利食うか迷う局面ですが、
(日足一目の雲の上で支えられてますので一旦戻るとこですね)
戻ったら再度売りたい気分です。売り増しするかもしれません。
テクニカルはレンジ下放れでとても弱いですものね。

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2012年3月6日火曜日

昨日売ったオージードル、いい感じ!

RBAオーストラリア準備銀行は今日、政策金利の据え置きを発表。
これは予想通りでサプライズなし。
声明で「金融政策は当面適切」としながらも
「需要が弱まればインフレ動向からみて利下げ余地がある」とハト派発言。
緩和⇒オージー安連想からオージードル売りが強まっています。

ただ、オージードル日足レンジ下限にあたる1.0600ドルを割り込むには至らず、
このレベルでは抵抗を見せています。多分、下に抜けると思う・・・・(希望的観測)

というわけでオージードルはこのまま保有します。
そしてユーロ円の売りもまずまずの成果、これもまだキープしてます。

ギリシャの民間債権者による債務交換の合意期限は8日とされています。
残すところ後2日ですが、FT紙が「ギリシャの債務スワップへの参加が芳しくない」と
報じているようです。

しかし国際金融協会(IIF)は大手12金融機関がギリシャ債務交換への参加を表明
していることを表明しています。この12金融機関の保有額は400億ユーロ相当、
全体の2060億ユーロ相当のおよそ20%。

一方でCDSによる全額補償(ギリシャデフォルト)のほうが儲かるヘッジファンド勢が
おそらく20~25%程度を保有しているとされ、彼らの参加がなければ
集団行動条項(CAC)の発動に該当する75%未満となる可能性も残っているのだそう。
CDSを持っているところはギリシャデフォルトのほうがいいんですよ。。。

ベニゼロス・ギリシャ財務相は昨日、必要であればギリシャは
CACの行使を準備すると述べていて、予断を許さない状況となっている模様。

8日に75%以上の民間債務スワップの参加があるかどうかが足元の懸念ということで
ユーロは頭が重い展開となっています。ヘッジファンド勢が撹乱してるように見えますね。

ということでユーロは下向きに見ておりますが、ユーロ円Sに自信がイマイチもてないのが
ドル円がしぶとく下げないという点。ここ数日調整気味ではありますが、81円割らないなぁ。

どうやら市場関係者は8日に発表される日本1月の経常収支に注目している模様。
予想では過去最大の赤字計上になる見通しだそうで、これで投機筋がはしゃいで
再度円売りを仕掛けてくる可能性があるってことだな。んー、ここでもファンド勢が・・・・

今週は雇用統計もあるんだよなぁ。
その前にECBか、イベント盛りだくさんで、今保有しているポジションがいい感じだからと
いって油断は出来ませんね。

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先週末にユーロSのポジションを利食ってしまい
ノーポジションで月曜のマーケットを眺めておりましたが、
今週はどうやらドル円に調整が入りそうな予感・・・・。

ユーロも夕方まで下落基調が続き、このままユーロドルが下落基調で
ドル円も下げるならユーロ円を売ったら美味しいじゃない?!と安易に考えて
107.22円でユーロ円を売ってみたら直後にユーロが巻き戻って爆死。
107.60円で損切りました(´・ω・`)ショボーン


でもここからです。

107.73円でユーロ円再度売り。
1.0701ドルでオージードルを新規売りしてます。

再度のユーロSはちょっと自分のシナリオに執着しすぎかもしれませんが、
(反騰しそうならすぐにまた止める!)
ここからの注目はオージードルです。

中国の温家宝首相が、中国の国会に当たる第11期全国人民代表大会(全人代)
第5回会議での政府活動報告で、
今年の経済成長率目標を8%から7・5%に引き下げました。
05年以降8%に設定してきた成長目標の引き下げは実に8年ぶりです。

これを嫌気して今日のオセアニア通貨は軟調。
中国の購買力に頼ってきたオーストラリア経済ですが、
中国のこれまでの成長モデルからの転換はオーストラリア経済の今後に
マイナスと受け止められました。

先週土曜に発表された2月の中国PMI(非製造業購買担当者景気指数)は
48.4に大幅低下しています。
また、現在は世界最大の自動車市場となっている中国の
今年1-2月期の乗用車販売は7年ぶりの低水準になりそうだという予測もでていて、

※中国の1-2月期乗用車販売、7年ぶり低水準か-BN調査
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M0DVUF6K50XU01.html

この影響は、現在まで加熱気味となっていたマーケットには
じわじわ効いてくるのではないか、と思われます。
過熱気味だった、と思うのは米株や、オージードル、キウイドルあたりのことです。

加熱といっていいかどうかは見る人によって違うかもしれません。
でも私はこんな記事が日経あたりに掲載されるというのは、何か嫌な予感があるんですよね。

変わる投信勢力図 豪ドル債、グロソブ脅かす資産規模に
http://www.nikkei.com/markets/features/26.aspx?g=DGXNMSFL020A4_02032012000000

これまで10年もの間、投信の首位の座に君臨してきたグロソブを脅かす
投信が出てきた、というものですが。

大和の「短期豪ドル債オープン(毎月分配型)」は
高金利のオーストラリアドル建て債券を中心に運用する投信で
グロソブとの差は1年前の1兆7600億円から5000億円まで縮まっているのだとか。

また「ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(毎月分配型、愛称は“杏の実)」
も人気で、豪ドル建ての債券に加えて、ニュージーランド建ての債券で運用。
純資産は1年間で1200億円増え、1兆円の大台が目前に迫っている。。。。

ドル円相場は2007年から始まった長期円高トレンドが漸く終わった?!
というポイントですが、実はクロス円はリーマンショック後の2008年の安値からは
ずっと円安トレンドを描いているんです。
つまり、すでに随分上がっている通貨、ということです。
ここから更に景気が上昇する、金利が上向き傾向にあるというならば
まだまだ上昇を期待できるでしょうけれど、そうではなくなっている、というのが
今日の中国からのNEWSなんじゃないでしょうか。

明日はRBAオーストラリア準備銀行の政策金利決定会合が開催されますs。
政策金利は据え置きがコンセンサスとなっていますので
まさかの利上げがあればチョ~サプライズで豪ドルは買われるでしょうけれど
据え置きであれば、これまで随分買われていた分、材料出尽くしで
売られてしまうリスクもあるのでは?

また、豪ドルのIMMポジションが(最新2月28日時点)で
+7万8201枚のロングとなっていることが確認されました。
その前の週の+7万4700枚ロングから、2週連続で買い持ちが増加しており、
昨年7月26日週の+8万1438枚以来の大幅なロングとなってきています。

投機筋ポジションはいずれ反対売買が行われます。
これは大きな豪ドル下落圧力になってくると思われますが
このまま8万枚を突破するところまでロングが積み上がるのかどうか、
明日のRBAには注目ですけれど、私は中国が成長鈍化するのであれば
オージーもこれ以上買いで攻めるのは危険だと思えてなりません。。。

チャート的にもオージードルはダブルトップを形成したかに見えます。
ただし、明確に日足のレンジ下限1.0600ドルどころを割りこまなければ
大きく崩れることはないようにも見えます。
ここを割り込めば大きな相場になるんだけれどなぁ。
レンジ下限で最反発するようなら撤退します。

それと。
ドル円、下げないですねぇ。
IMMポジションではなんとドル円ネットショートに転じました。
昨年5月31日週以来のことだそうです。
円買いの壮大な投げ売りが終了し、いよいよ新規での円売りのトレンドが
ここからスタートするのかどうか、というポイントに差し掛かったということですが、
このタイミング(円ショートになったところで)で
再度円高に向かうということがよくあるようで、
そろそろ円安も一旦終わるという指摘もあります。

あるいはここから新規で円売りポジションが膨らんで円安が継続するでしょうか。
んー・・・・・・。
オージー円はドル円次第ってとこ。

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2012年3月5日月曜日

1.3386ドルでのユーロドルSは週末金曜日に1.3205ドルで
108.10円で作ったユーロ円Sは同じく金曜に107.72円で
買い戻しました。

ユーロドルはその後1.3190程度まで下げて、ユーロ安のまま終わっていますが・・・。
ドル円が81.80円程度まで円安となって引けているので
ユーロ円はあまり下がりきらずに反発してきていますので
一回止めることにしました。
ユーロ円、利食いで終わることが出来て良かったですが
ユーロ安でも円安が進行するとユーロ円はあまり下がらないという相場で、
クロス円はドル円に連れて円安基調が続きそう。
ドル円が果たしてどこまでこの騰勢を保つのかが今週の焦点ですが、
週末は雇用統計。明日月曜の流れを見て再度今週の戦略を構築したいと
思っています。

現在ノーポジション。

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2012年3月2日金曜日

昨晩のバーナンキ氏議会証言から
一転してこれまでの流れの逆回転が起こると予想してみたのですが、
思ったほどドラスティックな動きとはならず・・・
もどかしいですねぇ。

このままリスクオン相場が継続するには材料が不足していている中で
バーンナンキ氏が「QE3」実施の可能性について言及がなかったわけで、
「力尽きる」展開になるハズ。(私の脳内では・・・)

時々お仕事ご一緒させていただいております森 好治郎さんは
バーナンキ議長が原油高による一時的な物価上昇と消費抑制に対して
警戒感を示したが重要だとし、この点を掘り下げて考えると
米国はここからのドル安はメリットよりもデメリットの方が
大きくなるということを示したと解釈できると指摘されています。

なるほど~!

勿論まだまだ具体的なドル高政策に転換するというような段階ではないのですが、
QE3の可能性も大幅に後退した時点から、更に大きくドル安が進行するという
圧力も後退したとも考えられ、ドル反転上昇の芽が出てきたという見方も出来るのでは?!
まだバーナンキ氏の発言の言葉を深読みしてその可能性が出てきたという程度のものなので
ドラスティックなドル高転換という流れではないのですが、
ここから更にドル売りで攻めるのは慎重にしたいと思います。

今夜もバーナンキ氏の議会証言があったのですが、
昨晩と同じ原稿だったという報道が。
つまり昨晩、氏の発言を受けてドル高に動いた流れを修正するものでは
なかった、容認したとも受け止められません?!
単純に予定通りなんでしょうけれど(笑)

さて今夜は神経質な動きです。
24時発表の、ISM2月製造業指数が52.4と市場予想平均の54.5を下回り、
ドル円、クロス円急落。ダウ平均も一時大きく売られました。
1月の米建設支出も前月比0.1%減と市場予想平均の前月比1.0%増を
下回っていることも弱材料。

このままドル円、クロス円、株とリスク資産が落ちていくか、と思われたのですが、
その後急速に買い戻されて行って来いの展開。
ストレート通貨ではポンドが噴火、ドル安が進行中です。
あれ?!どうなってるのかしら・・・。変な動きだわ。

それから今夜はISDAの発表にも注目が集まっていました。

ISDA 国際スワップ・デリバティブ協会がギリシャのデフォルトについて協議、
結論を出すとして注目されていましたが、
今夜「ギリシャ債のCDSで決済は発生しない」との見解を示しました。

つまり、現時点ではデフォルト認定しません!ということ。

これは予想通りでなんのインパクトもありませんでしたが、
まだ今後の情勢次第ではギリシャ国債がデフォルトに伴う損失を補填するCDSの
適用対象となる可能性は残っていますので、ここが区切りでデフォルト無しと
決まったわけではないです。

7日(9日の説も)にはPSI交渉の期限が来るとのこと、
これで民間の金融機関も目先の(3/20の)デフォルトの可能性がなくなったことで
皆テーブルにつくしかないという筋書きのようです。やれやれ。

昨日作ったユーロドル1.3386ドル、 ユーロ円108.10円ショートはまだ持ってます。
ユーロドルはまあ、利が乗っていますけれども
ユーロ円はポジションコストを挟んで行ったり来たり。
完全に揉み合いの中央値です・・・。
ドル円が一旦調整すると思っているので
まだポジション保有するつもりですが、
ユーロドルが下げてもあまり下げないユーロ円、
ドル円が崩れないことにはどうにもなりません。。。。
80円割らないんですよね。80円になにかあるのでしょうか?
それともまだまだリスクオン!?
先に書いたバーナンキ発言からドル高転換というシナリオもありなら
ドル円は更にドル買相場継続となりクロス円も堅調継続ですし・・・。
悩ましいところです。

結局のところ揉み合いからまだ抜け出せないでおりますが、
この週末には雌雄を決することが出来るんでしょうか・・・?

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2012年3月1日木曜日

今夜注目されていたECBによるLTROは5295億3100万ユーロ。
5000億ユーロ程度と予想されていたので、じゃっかん多い。。。いや予想通り?
ちょっと判断に悩む数字でしたよね。市場はひとまずユーロ売りで反応しましたが
ドラスティックな動きとはならず、揉み合いが続くのかと思われました。

意外に相場を動かしたのはバーナンキさんの議会証言。

低金利の影響にFRBは注意を払っている」
「労働市場にポジティブな動きが見られる」
「長期のインフレ期待はインフレが抑制されることを示唆」
「2012年のGDPは、2011年後半のペースで成長しそうだ」
これまでのところ報道されているコメントからは
追加金融緩和の思惑が後退したと受け止められているようで、米株式市場は下落、
ドル買いとなっています。ダウは13040ドルから12911ドルまで下げました。

ユーロドルは1.3455ドル台近辺から1.3345ドル近辺まで100Pips程度下落。
オージードル、キウイドルも同じように大きく下落、ドル高の様相を呈しています。

ドル高ですからコモディティも素直に下落しています。
シルバーの下落がえげつないですが、ゴールド、プラチナ、原油と値を削っていますが、
この下落の流れが継続するのか、それともバーナンキ発言を受けた一時的な動きなのか、
この見極めが今後を占うポイントとなってきます。

注目は、ドル円はこれで急伸した、ということ。
80.35円近辺にあったのですが、81.20円近辺まで100Pips近く上昇、
円安が進行しています。クロス円もこれに引っ張られてあまり下落していません。

アメリカの金融緩和後退で、ドル安期待が後退⇒ドル高となっているのですが、
緩和しなくて済むというのは決して悪い状況ではないので、リスクオン相場を
崩す要因にはならない、という見方もできます。
緩和せざるをえなくてジャブジャブマネーでリスクオン!という流れよりも
景気が回復しているということですから腰が入った相場が継続するという
シナリオが立てられるわけです。

慎重なバーナンキさんにしては楽観的な議会証言だった、QE3期待は遠のいた、ということですが、
それでも、私がここからの視点として気がかりなのは
ダウ平均の13000ドル以上を買い上げるだけの好材料が出たわけではない、という点。
また、コモディティ市場にいたっては緩和マネーが更に加速して流入するという期待が後退したわけで、
実態(需給)を伴って買われていたわけではない銘柄についてはここから下落に転じる可能性が
高いという見方もできます。過剰流動性相場に待った!をかけるキッカケとなったとも言えるのではないか。

となると、これまでドル安 ユーロ高、豪ドル高、キウイ高だった相場も
大きく転換する可能性もゼロではないと思うのです。
まだ現時点では確信ではないのですが、このところユーロも豪ドルもキウイドルも
頭が重かったでしょ。これ以上買われる流れに入るにはもう一材料欲しいところなんですよ。
そこに米ドルの緩和見通し後退という材料が飛び込んでくると・・・・。
一度これまでのポジションを利食っておこうという動きが出るんじゃないか、という気がします。
コモディティも一度調整局面入りじゃないか、と。

ということで、帰宅してからユーロドルを1.3386ドルで売ってみました。
これは今のところ売ってからずっとプラスですが。

YMTVの大倉キャプテンとだいまんさんと食事をしている時に
ユーロ円を108.10円で指値売り注文を出したものは帰宅してみたら
見事にヒットしており、しかしここを突き抜けて、108.50円近くまで上げてますよ・・・・。

キャプテンがYMTVで火星の接近はユーロの底入れなどと私の大好物ネタを投入するから
その気になってしまった。放送中に売っていた方もいらっしゃいましたが、
ユーロドルは見事に下げてきましたね。
クロス円(ユーロ円)はドル円が主導しているのでちょっと難しい。
でも明日から3月です。決算、期末です。
利食いの玉も出るでしょうし、レパトリも出るでしょう。
ここからどんどん円安進行というシナリオは考えにくく、
一旦ドル円も80円割れの調整があると思っています。
今夜のドル円上昇は意外でしたけれど・・・バーナンキショックですね。

というわけで、ユーロドル、ユーロ円の売りはこのまま継続して保有してみます。
アストロジー的にもいいタイミングじゃないかと思うわよ。

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