2008年10月31日金曜日

第2幕が来た?
今週火曜から戻していたドル円、クロス円の勢いがなくなってきました。
個人的には昨日までで力尽きて落ちてくる予定でしたが、1日遅れてやってきた?

今日はFOREXRADIO
くりっく365の唐鎌大介さんをゲストにお招きしました。
くりっく365は取引所取引。

税制面でのメリットが大きいことから富裕層顧客が多いといわれていますが、
今週月曜から新システムでの取引がスタート。
取引できる通貨も増え、個人投資家の裾野も広がると思われます。

スタート時、レート表示に不具合があったことについて、
その原因と今後の対処について唐鎌さんから具体的なお話をいただいています。
個人の注目が高いだけに今日の唐鎌さんのお言葉を待っていた!という方は多いはず。
真摯にお話くださいましたのでオンデマンド放送を是非お聞きください。

それと、今回のシステム変更で注目されているのは
通貨ペアの拡大や指定決済法の導入などですが(詳細はくりっく365HP上でご確認ください
実はここに掲載されていない部分での変更もあるんです!!
その部分については今後プロモートしていかれるそうですが、
恐らく新システムのメリットを余すところなく解説したのはこのFOREXRADIO
一番最初のメディァではないかしら?(唐鎌さんに確認するのは忘れましたが、、)
両建てが可能となった新システムで、決済時に大きなメリットが!!

また、私これまで勉強不足でしたがくりっく365取引は
スワップポイントが受取金額、支払金額ともに同額なんですね。
つまり両建てでのスワップリスクがない?!といった、くりっく365ならではのメリットも
わかり易く解説いただいています。
豊商事もYUTAKA24がくりっく365取引のシステムですよね。
特に口座のある方は必聴!!→FOREXRADIO「くりっく365唐鎌さんに聞く」

さて、今日夕方までの戻り基調から一転して下げています。
きっかけはなんでしょう?!マイナスに転じたGDP?いえいえ、予想よりは良かったんですよね。
7-9月期GDPは▲0.3%市場予想平均は▲0.5%でしたので発表直後は小幅に上がったようです。
しかしながら頭が重くなってきています。
ではここは押し目買い?それとも2番底形成シナリオでしょうか?

師匠のシナリオ参照。
若干のオーバーシュートはありますが、転換ポイントを正確に分析しています。
ここからのシナリオがおのずと見えてきますね。
(ただし、投資の最終判断は皆さんご自身で慎重に、ね。)

個人的には1日早まったーーー!という感じです。
プロのディーラーさんがクロス円、特にポンド円をやらないっていうのはこういうことか、
というのを思い知った1日です。

158.94円のショートポジションは161円でロスカット。
ちょっと頭にきて162円で更に売りなおしたポジションが165円でまたまたロスカット。
頭に来たら取引しちゃ駄目ですよね(泣)見事にこれまでうまく行っていた分を失った形です。
こんな風にポンドの上昇に担がれてバタバタやっていたのですが、
ドル円をみるとこの間97~99円くらいでの動きですからね。ドル円はブレが少ない。
やっぱりポンドを取り組む時早まっちゃいかんと実感。

ということで(どんなわけだ)
今日はドル円99円にオーダー出して仕事に出かけましたのでこれがジャストミート!!
さらに126.61円ユーロ円も売った。なんだか欲深いな。
でも、日足を見てみるとここは売らなきゃっていう形に見える!
今日130円まで上げた部分は長―い髭になっています。
でも、昨日最近うまくいってるなんて書いたとたんに今日踏まれましたので、
あまり調子に乗らないようにしないと。
あ、こんなこと書いているうちに反発してきちゃった、、、、。

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2008年10月29日水曜日

うわー上がった。

起きてびっくりです。
これだけ戻せば十分。

ポンド利食いました。ここからは売り転換してみます。
ドル円ももういいんじゃないかな。

ちょっと思ったより早かったですね。

それともこのまま上げるのかしら??

2008年10月28日火曜日

予想はしていましたがやはり日経平均はバブル後最安値を更新。
7,162.90円▲486.18(▲6.36%)

先週末のNY市場で安値から戻りを入れていた為替市場も軒並ギャップダウンからのスタート。
やはり簡単には戻りませんね。東京時間は日経平均も最安値更新となったことからだらだらと
下げ続けましたが、夕方欧州時刻あたりから再び上昇に転じています。

しかし、週末はいつ何が発表になるかしら?
とずっと気にかけておりましたが、何もでませんでしたねぇ、、、。
大倉さんが当局に緊迫感がないと先週のFOREXRADIOで話していましたが、
金曜の為替の急落をみても反応なしとはちょっと驚きです。
週がスタートする前には何かが、という期待が剥げ落ちた動きとも取れますね。

株価がバブル後最安値を更新して、やっと出てきたのは
「株価の緊急市場安定化策」これは日本国内の対策。その後に「G7共同声明」。

「G7共同声明」として
「円の急激な変動は好ましくなく、経済や金融市場に与える影響に重大な関心を持っている」との
発表がありました。言及されているのは「円高」のみ。ユーロの下落は気がかりではないようです。

G7声明を受けて、市場には協調介入に対する警戒感も広がりましたが、
その割にはマーケットは極端に動く風でもなく、中途半端な印象。
G7の共同声明なんか聞かなくても市場は勝手に介入警戒していましたから、
この程度の声明はあってもなくても同じでは?と思いましたが、
これを受けても円高が止まる兆候がはっきりと見られないあたり、
まだまだ市場に潜む鬼に脅えて大きくポジれない投資家が多いと思われます。
そう、疑心暗鬼ってやつですね。

日経新聞などにはヘッジファンドの換金売りとの解説がなされていたりしますが、
そういうポジションって今現在もまだまだ残っているのでしょうか?
オージー円チャートなんかもう底値の底値近辺でしょ。
どうみても投げは一巡したと見えるのですが、下落過程でヘッジファンドではない
新規買いのポジションがしこっていたりするのでしょうか。
んーオージー円50円台なんて黙ってみているわけには行かない。ちょっと拾ってみたいわ、、。
今日はRBA(豪準備銀)が豪ドル買いを行った模様(24日にも行われたとか)ということで、
ここからは支えられるかも。ということで、今日の安値近辺55.89円でロングしてみました。
前回安値を割ればきります。

さらにポンドを142.90円でロング。
これは下落のスタート地点150円くらいまでもう一度戻すのでは?という期待からですが、
まだまだ薄氷の上を恐る恐る歩くようなものですから、ヒビが入った!と思ったら即撤退します。
先週のGDP前期比▲0.5%92年以来はじめてのマイナス成長との発表には
「いよいよか、、、」とも思ったのですが、ここまで下げちゃってますので、、、。
アメリカの次は欧州、イギリスとは言われていましたが、
ここから更に下げるかもしれないと考えると末恐ろしい限り。
欧州圏についてはまだまだ全力買いは禁物と思っています。

でも、チャートを見つめれば見つめるほど「セリングクライマックス」だったのでは?
という気がしてならない金曜日の下ひげ長い大陰線。
今日はそのひげの脇をちょろちょろ動いているので完全に戻るという自信はないですが、、、。
今週のFOMCでは利下げの観測が強まっています。
FOMCでは他に何か出てくるかしら?まだまだ眠れぬ夜は続きそうです。

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2008年10月25日土曜日

長くなりそうだったので今日はエントリーを分けます。

・大変な1日となった今日1024日は、1929年ブラックマンデーと同じ日。
29
年は24日の暴落後、28日、29日と計3度の暴落があったそうです。

今年のケースではまず10日、16日、22日と散々暴落してるので、
今日
1日だけを取り上げて同じ日だというのもなんなのですが(笑)

・ベトナムに住む友人から100万円あったらどの外貨を買いますか。
という質問メールが届きました。
答えに窮しましたが、今はまだ買わないと答えるしかない。
外貨預金目的で銀行に行列ができているようですが、、、、

個人的にはもうちょっと待ちたいですよね。

それと、ちょっと興味深い記事を見つけたのでご紹介します。

 ■全世界を襲った金融危機で「投資の神様」ウォーレン・バフェット氏のバークシャー・ハサウェイ社の株価は18%下落し、自身の資産も100億ドル(約1兆円)目減りした。 

  ジム・ロジャーズ氏のコモディティ投資が活発化している。先週には金を、今週は農産物をそれぞれ買い入れ、今後はメタル各種や原油の検討を進めているという。コモディティの神様は強気の姿勢を崩さない。「(現在下げているが)需給関係を見れば、商品市場の上昇相場は継続する」などとコメントしているという。

昨日他96.80円でショートしたドル円は94.10円で利食いました。
91円まで下げたのですが、そんなに下げるとは思わず、、、
この相場で損しなかっただけでもラッキーでした。

今晩はもうポジション取りません。今週の週またぎはちょっとリスク大きいものね。
では良い週末を!!

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悪夢の1日。今日の安値は大底となるでしょうか?
ロンドン時間からの棒下げは明確な理由はわかりませんが、
ポンド円150円割れに大量のストップがあってそれを巻き込んで下げたとかなんとか聞いてます。

ポンド円だけじゃなくて、オージー円60円ユーロ円120円ドル円95円というように、心理的支持線を時同じくして割り込んだことで、投売りが出たということでしょうか。
短期筋の投機的な売りも見られたとのニュースもありますが、その後の戻りはその買戻しと思われます。

ポンドは140円割れから150円間で10円戻すという信じられない動きを見せていますが、
ボラの少ないドル円でも91円割れの水準から94.50円くらいまで3.5円くらい戻しているわけで、
下落も酷ければ戻りも結構な幅です。じりじり上げているので派手さはないのですが、、、。

今日のYMTVはそんな緊迫した中での生放送でしたので、チャット参加者の皆さんの質問が多すぎて読みきれませんでした、、、すみません。

この混乱です。各国当局は緊急でなんらかの対策を発表するかもしれないんですもの、今日は私、前のめりになってましたね(笑)

目安では95円割れでは介入もあるかもしれないという予測もありましたが、今日あっさりこのラインを割り込みましたけれども何も出てこない。

財務次官が急激な円高は好ましくないとかなんとか、ロンドン時間に発言したようですが、、、。
為替介入などの政策対応については「具体的なことにはコメントを控える」と述べたそうですが、
否定してないということは考えてるってことよね。
というか、考えてなかったら酷すぎる。大倉さんのいうように、当局の品格の問題です。

さて、いつ何が出る?今晩か?NY時間にでるか?
ダウは安値からは回復してきているけどこのまま小康状態を守りきれるの?
(300ドル安レベルで小康状態というのもなんなのですが)
月曜東京オープンまでに何か出る----。
これがマーケット関係者の共通した思惑となっている夜かと思いますが、
そんな時こそ何もないんだよなぁ。。。と大倉さん。
これはYMTVの後の食事の席での一言。ひょっとすると肩透かしを食らうかもしれないですね。

今ここであれだこれだ想像していても仕方ありませんね。
まずは今日のYMTV「大倉孝の本音で言わせて」をご覧ください。

ECBトリシェ総裁が「ブレトンウッズ体制」に再び目を向けるべきだと
14日に各国当局に呼び掛けたと報道がありました。ブレトンウッズ体制?!
そんな昔に戻っちゃうわけ?この金融恐慌の行く末は固定相場?!
そんな話も飛び出してあっという間の1時間でした。
オンデマンド放送をご覧ください。

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2008年10月24日金曜日

どこまで行くんでしょう?!
際限がない下落にもうヘトヘトだという方も多いはず。
ところが昨日22日時点でのくりっく365の顧客ポジション状況を見ると驚きます。

通貨ペア  売り建玉   買い建玉
ドル円    10172   57278   
ユーロ円    3468   13433    
ポンド円    1777   11961   
豪ドル円    4895   48748   
スイス円    897    1351     
加ドル円    1079    5020    
NZドル円    2659   49804    

皆さん買ってますねぇ。大丈夫でしょうか。
確かに私も「戻りをとろう」とか「長期保有ポジションをつくろう」とか思わないでもない。
ポンドの150円台とか、ユーロの120円台なんて今年の始めには考えられなかった水準で、
喉から手が飛び出しちゃいそうなんですけど、、、、。

2日3日落ち着いたかと思った株価も今年の最安値を更新、
いや、史上最安値を更新するかもしれないというところに来てしまいました。
ドル円も96円台、クロス円は、、、今日ここで書きとめても意味がないかも。
まだ下がるかもしれません。

マーケットが正常化するのは一体いつになるのでしょうか。いや、正常化するのでしょうか?
昨日のFOREXRADIOでは大倉孝さんが
この下落のスパイラルの中で起こっていることをいろいろとお話くださいました。

「新聞などで報道されていることよりも実態はさらにひどい、
という認識のギャップが更なる下落を招いている」と大倉さん。

昨日のユーロ急落の背景に何があったのか。緊急サミットで何が飛び出る?介入の可能性は?
現在の日本の当局の認識は?10カ国協調利下げで日本は利下げしませんでしたものね、、、。
とにかく大倉さんの解説は必聴です。決して話題は明るいものではありませんでしたが、
話が尽きず盛り上がりました。一体この相場どこまで行くの?という疑問に関しては
ちょっと恐ろしくなる答えも、、、、。

さてこの先の戦略。
戻り売り、、、ですね。何をと言わずどれもこれも。
これだけ下げると大きく反発もあるのではという恐怖心と戦いながらとなりそうですが、
戻るのを待っていても戻りそうにないからやりにくいのですけれどねぇ。
これだけの混乱にあってもドル円はまだ110円くらいからの下落と考えても、
15円くらいしか下がっていない。(byだいまんさん)
この理由1点だけでもドル円ショートでいいのではと思えてくる。
怖いのは介入ですが、恐らく介入がある場合、
実弾より先に口先での介入があるだろうということですので突然やってくることはないかな。

先ほど97円を再び割り込んできましたので96.80円で売ってみました。
あ、戻り売りと書いたのに突っ込み売りをやってしまった、、、。反発しないよね?!


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2008年10月22日水曜日

昨日のブログを消去していいでしょうか、、、、
タイトルにまでクロス円はレンジだ!なんて書いてしまって(泣)
宣言したソバからの雪崩に激しく後悔しているところです。

唯一救われたのはポンド円170円くらいにひきつけて買いたいと書いたのですが
実際には買っていないこと。だって、朝起きたら170円割っちゃってるんだもの。

あれ?レンジじゃないのかしら?
じゃあ、前回安値近辺まで下げての2番底形成パターン?
では165円アラウンドで買い注文を入れてみようかしら、、、、

などと考えたのですが、なーんとなく嫌な予感がして止めておいたのが正解。
170円でも165円でも買いではありませんでした。
危なかった。。。

ユーロが叩き売られています。

今日前引けまでの段階では株安も昨日のダウ安を受けたもので3日続伸した分の利益確定かとみていました。お昼の番組では「株も下げ止まったようですねぇー」なんて間抜けな話をしていたんですもの。その後の暴落は赤坂でのランチタイム、11月のYMTVのスケジュール調整の電話で高野さんから告げられて知りました。こんな日に限ってPCモニターを見ていなかったりする(笑)

で理由はなんなの?

どこにもこの午後からの暴落のニュースが具体的に出ていません。株式市況などでは「円高を嫌気して売られた」なんて解説があるのですが、じゃあなんで円高なのかについての言及はなし。皆この下落の真相がわからないということでしょうか。

FXブログ系だとこんなのが見つかった。
英国中央銀行キング総裁から英国経済はリセッションした可能性がある、ポンド相場もさらに下落する可能性があると語った。とか
ロシアが通貨のルーブルを切り下げるとの噂とか、これが嫌気された模様という理由。

でもこの程度のニュースではいまいち理解に苦しむ下落でしたよね。

こんな時の大倉さん、高野さんのブログはホント参考になります。私が見た中では大倉さんと高野さんの書いた記事が一番しっくり来ました。とりあえず、下記のURLを貼っておきますのでご覧ください。

大倉さんのブログ
大倉さんのブログ

高野さんのブログ

CITIC絡み損失の清算の売りといった見方が説得力があるように思います。
またこの他に、メキシコの大手小売会社が為替の投機的な取引の損失で
破産法の適用を申請したなんて話も東京時間に出てきていたようですので、このあたりもクサイ。
アメリカの信用不安が一旦落ち着いたように見えて、改めて世界を見渡してみると、
いろんな国のいろんな所で信じられないようなネガティブニュースが噴出する有様で
まだまだ安心するわけには行かないということですね。。。
小国のひとつやふたつ吹っ飛んでもおかしくないのかも。

しかし今日はユーロとポンドが良く下げました。
ユーロ円なんか126円台まで?!2003年頃の水準まで下げています。
5年かけて上げた相場がたった3ヶ月で消し飛んだのです。
7月20日169.96円だったんですよ、、、。40円以上下げた。

ポンド円  7月23日 215.85円 → 160.54円 え?3ヶ月で55円も下げたのか、、、
ユーロドル 7月13日 1.60373 → 1.2745 

んーまだ下があるように思うのですが、
この水準になってくると大きな戻りもありそうでここから売れない。
しかし、買い相場ではないしなぁ。どうしたものかしら。。。

FRB緊急利下げの噂も出てきました。
ここからの参戦は博打みたいなもの、、、お気をつけくださいね。
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2008年10月21日火曜日

最悪期は脱した、、、との見方が広がっているようです。

日経平均株価は3営業日続伸。
先週の水曜の日経新聞にはネット証券に新規口座開設や休眠口座開設の問い合わせの電話が
殺到しているという記事が掲載されていましたが、バフェット氏に習って今の安値は「買い」と
見ている新しい投資家の出現も頼もしいかぎり。
それにしてはドル円もクロス円も上がらないですよねぇ。
為替市場は株価が上昇していても円高圧力が勝る流れ。

格付け会社のフィッチ・レーティングスは、米住宅価格が安定するまで現在の水準から
更に10%下落するとの見通しを示していますが、住宅価格だけをとってみると
世界中のマーケットの暴落と比較するとそれほど下げていないと林さんはおっしゃってました

あれ?サブプライム問題って住宅価格の下落が問題だったんじゃないの?

という疑問をお持ちの方、詳しくは先週のFOREXRADIOオンデマンドを。

フィッチによると米住宅価格は2006年のピーク時から22%下落。
価格がピークから底値をつけるまでに30%下落すると予想していることから、
現在の水準から更に10%下落するとの見通しを示しているのですが、
世界の株式市場は20%どころか30%、40%ともっともっと下げています。
いまさら住宅価格がさらに下がってももう先に下げちゃってますからーー。となるのか?
あるいはやっぱり住宅価格が下がると評価損拡大に繋がるために更なる下落のスパイラルとなるのか?

そういえば日米欧で時価会計の見直しが検討されているようですが、
実際に時価会計が凍結されれば住宅価格が下がろうが、株が下がろうが
心配ないということになるのでしょうか?

さて今日発表されたオーストラリアのRBA議事録。
「10月の大幅利下げは数ヶ月にわたって行う予定だった分を前倒しした」
「1%の利下げは妥当」「大幅利下げは将来の決定パターンになるものではない」
「雇用の一段の鈍化を予想する」などの内容ですが、尤も効いたのは

「豪ドルの下落は景気の減速を緩和させる」と、

オージーの下落を半ば容認したと思われる点ではないでしょうか?

発表後にオージー売りが加速しました。
まあ、その後はオージーだけじゃなくてクロス円全部下げてますけど。。。

戦略としては昨日書いたレンジでの逆張りで行こうかと思ってます。

今日はポンド円175.30円の本日高値で180円方向へ上げると見てロングして失敗、174円で損切り。
「そうか、今日は170円方向への下落の日か」と思い直し、すかさず173.90円でショート。
これを171円ジャストで利食い。損失は利益でカバーできました。
170円近辺までひきつけたら今後はロングしてみたい。

あれ?相変わらずポンド円ばっかりやってるなぁ、、、、。

気がつくとユーロドルなんかも前回安値を割り込んでチャートを悪化させてるし、面白そう。
ユーロドルはさらに弱いはずと見ていただけにこの下げに乗れない自分の迂闊さを反省。

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ダウが戻るならクロス円も戻るのでは?1-2週間くらい。

なんて先週末に書きましたが、まだ早かった?!
先週末建てたポンド円175.90円ロングポジションは今日1日放っておいたら
179円まで上昇の300pipsの利益の局面から173.65円の225pipsの損失に転じたことになります。
まだ一方向へのトレンドが出きるには日柄が足りないのかしら、、、、。

となると戦略変更です。
1-2週間上げるなどと思わず
前回の底値から今日の高値でのレンジ相場の中を取ることにしましょう。
ポンド円は170円~180円のバンドでしょうか。
ドル円は98円~102.50円
ユーロ円は132.50円~140円
オージー円は64.70円~72円くらいかな。
キウイ円58円~63.50円

今週はこの間を行ったりきたりと見た!!

そうそう、ポンド円はちゃんと利食いました。178.78円で。
179円を3度トライして失速したのを見た時にこれは4度目の正直もありか?
と粘ろうかとも思ったのですが、先週のジョーさんの言葉
「利食えるときには利食っておく」を思い出し、一旦退場することにしました。
ちょっと押したらもう一度買いを入れようと思っていたのですが、見る見る崩れ、、、、
こんなことならドテン売りで攻めれば良かったなどと欲張りな後悔をしているところです。

ドル円だけみてるとドル売りですが、ストレートもチェックしてみると全般的にドル買いが優勢。
ユーロ、ポンド、カナダなどが下げている一方でオージー、キウイが下値固い。
クロス円をみても同じ傾向。欧州通貨が弱く、オセアニアが強いというのは何故?金利かなぁ。。。

FRBバーナンキ議長は「米国は深刻な景気下降の中にある」などと発言してます。
バフェット氏がこんな局面で米国株を買っているってのは凄いことですよね。
へそくりで、とのことですが、バフェットのへそくりってどの程度?!へそくりで数十億あるかも、、、。

またバーナンキ議長は「米経済活動が今後数四半期、潜在成長率を下回る可能性が高い」
との見解を示したことで10月下旬の米FOMCで50bpの利下げが実施されるとの見方が
約52%と、証言前の48%から上昇している模様。それなのに今ドル買い。
相変わらずドル不足解消にはいたっていないのですね。

ブッシュ政権第1期で国務長官を務めたコリン・パウエル氏が、オバマ上院議員への支持を表明した
「パウエルショック」でひょっとすると初の黒人大統領が誕生するかもしれないというムードが
一気に高まっていますが、そうなると日本も政権交代の可能性が出てくるかもしれませんね。
大統領選挙は11月4日ですが、これが終わるとG8緊急サミットが開催されるとか。
緊急サミット期待で株は暫く上がるのかなと思いますが、
クロス円は思うように上がらないので為替はつくづく難しいなぁと感じております。おやすみなさい。
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2008年10月18日土曜日

さて一呼吸入れているマーケット、10月の決算が無事通過できるでしょうか?
アメリカの経済指標は明らかに悪化しています。
昨日発表されたフィラデルフィア連銀景況指数は▲37.5?!予想の▲10.0を見ると
ネガティブサプライズだったのですが、ダウ平均は終わってみれば400ドル高ですって。
さすがに安値ではバーゲンハントの買いが入っているということか、、、?
指標の予測も難しければその後の反応の予測も難しいですよね。

バフェット氏が今、株を買っているそうで。
「株を買い入れるルールは単純だ。他の人々が強欲になっている時に恐れ、
皆が恐れを抱いている時に欲を出すことだ」とニューヨーク・タイムズ紙に寄稿。  
「市場心理や経済が上向く前に、おそらく市場は上昇に向かい、
しかも大幅に上昇するだろう。コマドリを待っていたら、春は過ぎ去ってしまう」ですって。

金融システム不安が一旦後退したものの、今後の景気悪化が懸念され始めており
V字反騰は考えにくいですけれど、あまりに下げすぎたので水準訂正的な戻りが出るのかな?
それともレンジ相場入り?今もダウ平均上げています。
続伸となるなら、さすがに一旦は下げ止まったと見てもいいように思います。
となると為替市場も当面の底入れと見てもいいのかもしれない。
特にクロス円。暫く戻るのでは?
ダウが戻るならクロス円も戻るという相関性は継続するものと思っています。
ただ当面といっても1-2週間くらいの感じ。
ちょっともどっても大底はもう一度試しにくるはず、、、。

ということでポンド円175.90円でロングしてみました。
あ、その前に177.20円ショートポジションがどうなったかご報告してませんでしたね。
昨日木曜の朝に171.82円で手仕舞いました。
下げ方が急だったのでちょっと戻るかもと思って仕切ったのですが、
今思うとほぼ底値圏でのいい判断ができました!!
その時は戻ったらもう一度売ろうと思っていたのですが、戦略変更。押し目買いとします。
ではよい週末を!!


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2008年10月17日金曜日

今日の東京時間は昨日の大騒ぎから一転して静かな動きでしたね。
これが本来の東京時間!!このところは時構わず乱高下していましたので、
ようやく落ち着きを取り戻したのかしら?なんて思っています。
まだまだ安心できませんけど、少し休憩もなくては。

さて昨日のFOREXRADIO
立正大学教授 林康志さんと
嘉悦短期大学准教授で中国経済ジャーナリストの柏木理佳さんをゲストにお招きしました。

サブプライム問題とは何か?未だきちんとした解説がなされていないされていない、と林さん。
この問題の本質とは?サブプライム問題とは不動産を担保にローンが組まれているのですが、
ローンというのは商業銀行で組まれますよね。ところが最初に飛んだのは投資銀行(証券会社)。
これは何故??ここまでの大混乱になったのはどういう実態があったからなのかなど解説いただいています。

「ドル円底入れはどの水準ですか?」の問いに林さんは
「どこまで下げるのか予測することには意味がなくて、いつ、いくらまで下げるのかが大事」と。

今ドル円50円とか一方では300円とか、過激が水準の予測が出てきていますけれど、
そういう水準(希望的目標値)だけを見てトレードすると失敗します。
相場というのは時間と値段を見るのが大事。水準だけではトレードができません。

日柄と値段があればチャートができる、、、
林さんのマーケットの捉え方、考え方を確認しておいてくださいね。
また林さんからは「伝説の株必勝法」ギャンの28の法則の本プレゼントも頂きました。
来週月曜締め切りです。番組を聴いてお申し込みください

そして柏木さんには中国経済は今後どうなるのかなどお伺いしました
。オリンピック後の中国、株価は昨年10月を天井に大きく下落しています。
今中国が抱えている問題とは?最近でも冷凍インゲン問題など食品への毒物混入は何故起きる?
今日の日刊ゲンダイでも冷凍インゲン問題へ柏木さんがコメントを寄せられておりましたが
番組でもいろいろとお話聴くことができました。
柏木さんからも本のプレゼントありますので是非オンデマンドを!

マーケットについてはまた後ほど。
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2008年10月16日木曜日


今日はYMTV 
ドレスナークラインオート証券のジョセフ・クラフト氏とのプログラム

「為替That‘s 談」

ジョーさんが混乱のマーケットをどのようにご覧になっているのか。

G7後の具体的公的資金注入案が出揃ったことで歴史的急反騰を見せたりと
めまぐるしい限りですが、果たしてこれで下げ止まったか?というとまだ不安が残ります。

今週から米国企業決算がどんどん出てきますが、
この内容とその後の当局の対応次第では暴落第2幕も十分に考えられるとのこと。
為替市場も長期的にはロングで攻めたい水準まで落ちてきているものの、
この10月の山場を越えるまではオーバーシュート気味に下げることも覚悟らしい、、、
この相場に絶対はないとのこと、肝に銘じておきたいですね。

しかしこのブログのタイトルじゃないけど、あまりの値動きの激しさ。
ブラックマンデーやLTCM危機など過去のさまざまな混乱を見てきたという
ジョーさんですが、オージー円のチャートを見て
「こんなの見たことない」とあきれておられました。
この相場での戦略、新興国経済は今度どうなっていくのかなど伺っています。
オンデマンド放送をご覧ください

さて、昨日売りなおしたポンド円、オージー円ですが。

下げてます。絶好調?!

、、、、とは行っていないのが私のディールテクニックの下手なことろ。
外出する前にはOCO注文を出しておくのが常識。
ということで、ポンド 179.80円ショートに対し、損切にはならないライン
178.30くらいに仕切り注文を出しておいたんです。
この相場、いつ反転して担がれるかわかりませんものね。
ですから損にはなっていないんですけど、、、、

今日日中にクロス円の戻りがありましたよね。
ポンド円はなんと178.33まで上昇。
私の仕切注文をひっかけてから再度下げるという腹立たしさ。
むしろこのラインには売り増し注文をしていれば天才的なディーリングだったものを。
現在174円前半まで下げてきていますので、黙って持っていれば5円近く取れたのに、
なんともショボショボな結果となっています。

ただ。私のしつこいところは夕方ポジションがなくなっていることに気がついて、
またまた177.20で売りなおしています。今のところこちらもうまく行っているようですけれど、
出口をどうしようか、、、、変なところで切らないようにしなくては。
オージー円も似たようなことになってポジションなくなってます、、、、。

今日は満月。MY師匠から夜中に満月はドルが落ちるとかなんとかメールが入りました。
そんなアノマリーも手伝ってかドル円は100.40近辺までのドル安円高進行、
ダウ平均はまたしても下げているようですね。まだまだこの相場予断を許しません。
10月中にもう一山あるのかもしれませんね、、、。
おっと、今日は水星の逆行が順行に戻る日でしたっけ?
眠れない日が続きますが皆さんの検討を祈ります。
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2008年10月15日水曜日

明日はYMTV
ジョーさんに昨今のマーケットの解説と今後の展望を伺いますが、
明日のプログラムのインタビューメモです。


下げ止まったか?G7後のマーケットの行方

■G7声明

金融機関に対し、緊急かつ例外的な行動が必要なことで同意。
公的資金注入の必要性で協調的な姿勢をアピールし
金融問題に焦点をあてた「行動計画」という5項目の指針を取りまとめで閉幕
「行動計画」の骨子
1.システム上重要な金融機関を支援し、破綻を避けるためあらゆる手段を活用
2.信用市場と金融市場の機能回復のためあらゆる必要な手段を講じる
3.金融機関に対し、必要に応じ、公的資金と民間資金で資本増強できるようにする4.各国の預金保険プログラムが強力で一貫していることを確認
5.必要に応じ、抵当証券など証券化商品の流通市場を再活性化させる

具体策にかけるとして、週明けのマーケットを不安視する声が大勢だったが、その後

5中央銀行による「ドル供給上限撤廃」(発表G7会議を受けた中銀協調の第1弾)

■ユーロ圏15カ国緊急首脳会合開催

銀行間取引への政府保証
金融機関への資本注入  ~フランスやドイツが公的資金注入の検討へECBによる一段の流動性供給 

英政府
  RBSロイヤル・バンク・オブ・スコットランド、HBOS・ロイズTSBの英銀3行に
  合計370億ポンドの資本注入を行うと発表

■オーストラリアとNZが国内の銀行預金の今後3年間全額保護を発表
■日本も全額保護検討中


金融安定化法案修正案可決にも、10カ国協調利下げでも下げ止まらなかったが、、、
G7とそれを受けた具体策発表で急反発
対策の中身が評価された?果たして下げ止まったのか?

■今後の懸念材料は

・米国財政赤字の拡大?
・米国のバランス・シート劣化?
・リセッション入り?
   GDP成長率4―6月期年率換算で前期比2.8%
   GDPの約7割を占める個人消費の下方修正が主因 今後は?

■今後の各国の金利政策は?



















米国・英国・EU・カナダ 10月7日同時協調利下げ
    
■ 日銀の白川方明総裁
「必要で適切なときに(政策変更を)行う」
日銀としても緊急時には利下げを検討する余地があるとの考えを示唆

■ ECBトリシェ総裁
「物価上昇リスクは減退した」→追加利下げか

~インフレリスクは後退したのか?
  原油価格は天井をつけた?147ドル台から一時80ドル台割れへ

■今後注目している投資先は?
  トルコ、南アフリカなど新興国の今後など

昼間ショートしたオージーとポンド。入り口が悪いわね。
下げるには下げたけど、その前に2円も3円も担がれちゃ大失敗です。
オージー74円のロスカットヒットで損切、ポンドも180円でロスカット。

でもまだ下がる気がして
オージー72.80 ポンド 179.80で再度ショート。
今のところうまく行ってますが、、、その前にロスがあるので何とも、、、

今日の失敗は欧州マーケットに入る前にポジションをとったこと。
やはり欧州入りまでトレンドが継続するだろうことを忘れてはならない。
入るのが早すぎた。
また、今回の下落に対してどの程度戻るのかを想定しなかった。
フィボナッチかなにかで戻り目処を算出しておけば
もう少し上がるだろうことは想定できた。

まだまだ迂闊な駄目駄目ディールを繰り返してます、、、。
では、また明日、YMTVでお会いしましょう。
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2008年10月14日火曜日

激しい動きですね。
今日の日経平均株価の上昇率は14.15%。
これまでの最高の上昇率を記録したのは1990年10月の13.24%ですので、
これを超えて過去最高の上げ幅更新。

先週は1週間下げ続け7営業日続落となっていましたので8日目にしての反発です。
冷静に考えれば反発してもおかしくないですね。

しかしついていけないのがその上げ幅で、過去7営業日で下げた3091円に対して
3分の1戻しを今日1日でやってしまった。
上昇の歩みはゆっくりで下げるときは早いというのが常識ですが、
常識破りなこの動きには驚きです。昨日のダウ平均も史上最高の上げ幅を記録しましたが、
こんなに戻すなら投げなきゃよかったと悔やんでいる投資家もいるのではないでしょうか?

G7後に早速欧州が具体策を発表し、オセアニア諸国も預金全額保護のアナウンスを行い、
後はアメリカがどう出るかですけれど、今晩21時30分に米国の銀行救済策が発表されるようです。

これが好感されれば続伸となるところですが、
昨日1日であんなに戻してさらに上昇できるのでしょうか?
今日の上昇はちょっとはしゃぎ過ぎじゃないかしら?
、、、、政府による銀行株の取得とか公的資金の注入とか具体策が出れば
いったんは安心感に繋がるでしょうけれど、、

果たしてこれが根本的な解決といえるのかしら??
今日の大幅上昇で大底を打ったといえるのかしら?

これまでの下げすぎの反動でいくらかは戻るでしょう。
実際今日のような戻りが入る。でも続くのか。
本当の水準訂正的下落はこれからかも。。。
なんて思ったりもして、追いかけてクロス円を買う気にはなりません。
この不安はマーケットにも現れているのでは?
午後からのドル円クロス円は頭が重くなってきています。

ということで今日上げすぎた分はいくらか調整を入れるんじゃないかと判断。
先ほどポンド円178.61円 オージー円72.41円でショートしてみました。
底入れでロングを狙うなら、大倉さんが買ったタイミングでないと不安です。
今回の安値近辺まで下げたらロングを考えます。

ただし、今晩のアメリカ動向次第では続伸する可能性も十分に考えられますので
反対に動くようならすぐ切ります。このポジションは粘って成功するものではないと思います。
まあ、ただの直感ですのであまりアテになさらずに、、、。
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昨日の夜10時くらいの時点では
ポンド以外はそれほど戻っていなかったんですが、
朝起きてみたら、クロス円軒並み高
だってダウが史上最大の上げ幅ですものね。
日経平均も前場一時1100円超す上げ幅も記録。

大倉さんは金曜にユーロとオージーに乗れたみたいですが
このまま反発していくなら大底拾った形じゃない!!
さっすがー。

こうなったら2番底の押し目を拾うか?
それとも、今日の戻りはあや戻し?
またまた頭を叩きに来るのか、目が離せません。
あ、仕事に戻ります。

2008年10月13日月曜日

ポンドの戻りが目立ちますね。。。

G7だけ見ていては駄目でした。

その後、ユーロ圏15カ国緊急首脳会合開催で

銀行間取引への政府保証、
金融機関への資本注入、
欧州中央銀行(ECB)による一段の流動性供給などが決められた模様。


特に英国中心に銀行間取引から発生する債務保証というのは、

政府が金融市場の中核部分に直接手を入れておカネの巡りをよくさせるという
異例の措置とのこと、昨日G7ではウルトラCは出なかったと書きましたが、
これがウルトラCとか、Dとかに値する措置と考えられなくもないようです。

加えて英政府はRBSロイヤル・バンク・オブ・スコットランド
HBOS・ロイズTSBの英銀3行に合計370億ポンドの資本注入を行うと発表。
EU首脳会議後の迅速な具体策発表に、その他の欧州政府も続いて具体策を
出すのではという期待が高まっている模様。
事実フランスやドイツが公的資金注入の検討に入っているようです。
これを受けて株式市場は銀行株を中心に軒並み上昇、
為替市場もポンド中心に反発傾向にあります。

その後、オーストラリアとNZが国内の銀行預金の今後3年間全額保護を発表。
日本も全額保護検討中とのニュース。
わー全額ですか。

また日本を含む各国中銀によるドル資金供給とか、
G7後矢継ぎ早に対策が発表されていますので、
G7後のマーケットをG7中心に考えていては乗り遅れてしまう。
今日は祝日でお休みなのでブログも休もうかなと思っていましたが、
1日空けると状況が大きく変わってしまうので、、、(笑)

でもこれで、ドル不足の解消はもとより、
インターバンク取引での債務保証、銀行への直接資本注入、
銀行預金はほぼ全額保証? とあらゆる手が尽くされているわけですが、
ならばもっと過激にマーケットに反応してもいいものを、、、、

以外に地味な反発じゃないですか?

やはり火元アメリカが、モタモタしているのがいけない。
バブル後の日本を笑ったアメリカは今世界のどの国よりも後手後手に回っているではないか!

さて、アメリカはより具体的な対策を出せるでしょうか。
EUがひとまずせき止めた不安のスパイラルを
アメリカが再び決壊させることのないよう期待したいですね。

明後日15日はJPモルガン・チェース
16日シティグループ、メリルリンチ、バンク・オブ・ニューヨークなど
金融機関の第3・四半期決算発表が予定されていますが、波乱なきことを願います。

どうだろう、このポンド、戻ったところは売りだと思う。
でもどこまで戻るか読めない。よって手出し無用か?

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日米ともに3連休の最中ですが、
為替市場はそうもいっていられないのでG7の復習でもしておくことにします。
ブラックマンデーとかなんとかネーミングをつけたい向きが[ブラックサーズデー]とか[ブラックフライデー]とか言ったりしているようですが、一体どの日を取り上げて悪夢とすればいいのかわからないほど毎日がパニック。

G7が待ちきれず「10カ国強調利下げ」に踏み切ったものの下落に歯止めをかけることはできず、もうできることが見当たらないといった中でのG7、市場もそれほどの期待は持っていなかったとは思うのですが、そうは言っても何とかしなきゃ世界恐慌目前、ウルトラCは出るか出るかと注目されていましたが、、、、。



金融機関に対し、緊急かつ例外的な行動が必要なことで同意。
公的資金注入の必要性で協調的な姿勢をアピールし
金融問題に焦点をあてた「行動計画」という5項目の指針を取りまとめで閉幕!!


■G7「行動計画」の骨子(asahiコムから)

1.システム上重要な金融機関を支援し、破綻を避けるためあらゆる手段を活用
2.信用市場と金融市場の機能回復のためあらゆる必要な手段を講じる
3.金融機関に対し、必要に応じ、公的資金と民間資金で資本増強できるようにする
4.各国の預金保険プログラムが強力で一貫していることを確認
5.必要に応じ、抵当証券など証券化商品の流通市場を再活性化させる

さて、これってどんなもんでしょう?

G7では通常、経済情勢の分析や課題を盛り込む「声明」をまとめる形をとっていますが、
今回は「行動計画」を発表。これは異例のことだそうです。

こうした形をとる事で「各国当局の危機意識が伝わった」と一定の評価をする向きもありますが、
いろいろ見ているとそれはほんの1部で、概ねが厳しい見方をしています。

というのも公的資金をつかっての資本注入にしても、
金額や注入先が明らかにされているわけではなく、具体性に欠ける。
いつ、どこに、いくら資本注入されるのか不透明な状態では
それが実行されるまでの間株価が下がり続けるリスクは十分に考えられます。

この点についてマーケットが踏み込んだ内容を期待していたとするなら、
週明けは失望の売りからスタートとなります。
でも、どうせだめだろう?ということでこれまで売り込まれすぎていたとするなら、
材料で尽くしで買い戻しもあるかも。
どちらにせよ、暴力的な下げが続いているので、
どこかで大きく戻る局面が出てきそうなものですが、戻っても、、、
頭はたたかれるんでしょうね。
だって、ウルトラCとは程遠い内容でしたし、もう打てる手が思い当たらないんですもの。

協調介入?

まだその手がありますけど、、、G7ではそういう話は出なかったのでしょうか?
しかし、FOREXRADIOYMTVでも議論していますが
介入って言ったって今、ドル円以外ではどういう協調が考えられる?!
こちらも実現性はかなり低いと思います。

今回のG7で抑えておきたいポイントとして
日銀の白川総裁とECBトリシェ総裁の発言が気になる。


■日銀の白川方明総裁
「必要で適切なときに(政策変更を)行う」
日銀としても緊急時には利下げを検討する余地があるとの考えを示唆

そうですか。この間は協力しませんでしたけど。
ということは、これだけ低金利の日本が金利を引き下げるところまで
追い詰めれらることも十分考えられる事態にあるということですね。
確かに為替市場での急激な円高、このスピードには驚きますが、、、。

■ECBトリシェ総裁
「物価上昇リスクは減退した」

インフレファイターのECBがこのような発言をするとは。
ユーロの追加利下げも視野に入れておかねば。となるとユーロは安い。

これからのマーケットは「最弱通貨対決」ですね。どの国も金利は引き下げ傾向です。
金曜のYMTV はタイトルを何度も変更してのプログラムとなりました。
高野やすのりさんとだいまんさんにこの相場の考え方を聞いています。
だいまんさんのテクニカルサポートポイントも!!お見逃しなく。

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2008年10月10日金曜日

今日はFOREXRADIO
なんと1時間30分も超ワイド番組になっちゃいました。
10ヶ国協調利下げの効果は?
週末のG7では何が飛び出すのか。
話は尽きません。

市場関係者の間ではすでに「介入」警戒が広がっているようです。
介入-。
3月のドル急落時に介入の話がありましたが、結局相場が戻ったため実施されませんでした。
その時と今では相場環境は「金融危機」という意味では同じでも、レート、為替の水準がまるで違います。
もしG7で協調介入の話が出るとするならば、、、、
ドル円買いはあるかもしれないという一致した認識ですが、じゃあ欧州通貨はどうする?
ユーロここから売れるのか?ドル買いと言ったって、今ドルは高いんですものね。
あるいはクロス円買い介入とか(笑)さすがにそれは笑い話、考えにくいのですが、
過去日銀がユーロ円の買い介入を行ったこともあるとか。
協調利下げでも効果が限定的だったこの環境において次は介入かという議論、
今日の番組で白熱しています。面白いですよー。

また今回特に酷い下げ方となったオセアニア通貨。
さすがにオージー円60円台っていうのはやりすぎ?
ここから中長期でロングってどうかしら、、、。ってな話も。ユーロはどう?番組をお聞き下さいね。

今回は
「カバーって言葉がよく出てきますが、カバーって何?」
といった質問にも丁寧な解説をいただいています。
カバーはカバーでも カバー取引とショートカバーじゃ意味合いが違うので
ちゃんと覚えておきましょう!

さて、10ヶ国協調利下げを受けても日経平均は結局続落。
そして、NYタイムズ紙の「米政府は普通・優先株取得により銀行への資本注入を計画している」との報道から
反発して始まったNYダウも現在下落に転じています。やっぱ利下げは効果なしか。

今日クロス円も戻りましたが、このまま戻れる雰囲気ではないですね。
しかしそうは言っても、オージー円63円台の安値から今日72円まで戻ったんですから酷いボラです。
こんな動きついて行けない!!
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2008年10月9日木曜日

歴史に残る1日ではないでしょうか。
しかし、今年はそんな日があまりに多くて困ります。
リーマン破綻もびっくりでしたが、今日は下げ幅が尋常じゃなかった。

①日経平均952円安
  昨年のサブプライムショックと呼ばれた8/17の下落をさらに上回る暴落
②ドル円100円割れ。
  ↓
②英、大手8金融グループに公的資金約9兆円一斉資本注入発表。
  しかし、下げ止まらず。
  ↓
③米欧6中銀が協調利下げ、政策金利0.5% 中国も同調
  異例の世界同時利下げ。FRB、ECB、BOE、 スイス、カナダ、スウェーデンの6中銀。
  他中国、アラブ首長国連邦(UAE)も同時刻利下げを発表。 
 (米欧協調利下げは米同時テロが起きた2001年9月以来ですが、
  これだけ広範な中央銀行が一斉利下げに踏み切るのは前例がないそうです。
  日本?のりしろないので下げられません。文句を言う方もいらっしゃいますが、、、、)
  ↓
※一時、ドル円98.60円から一時101.33円まで急反発。
  しかし、、結局下げ止まらず。現在ダウ217ドル安。ドル円再び100円割れ。

実は、各国協調利下げの瞬間はまだ帰宅していませんでした。
外出先で携帯メールにこのニュースが入ってきた時、マズイ!!
ドル円急反騰でドル円とキウイ円のショートが危ないかも、、、。と心配になったのですが。
帰宅して確認してみると、効果は限定的なものでした。もはや何をやっても止まらない?

G7での協調利下げはある程度予測できましたが、このタイミングとは。
週末まで待っていられないという緊急事態にあるということですが、
緊急の対処も焼け石に水のようです。
こうなるとG7では一体何をやるんだ?という不思議になってきますが、
先ほど入ってきた報道によるとポールソン財務長官もG7参加予定とのこと、
何らかの御願いをしにくると思われますが、ウルトラCは何?

この信用不安は何をもって終焉を迎えるのかという問いに
「日柄だ」と答える向きもあり、どんな対策を持っても時すでに遅し。
時間をかけて売り飽きるとか、下げ余地がないとか、
そういう極みに行かないことには終わらないとする見方も出てきました。

確かに日本のバブル崩壊は日経平均39000円アラウンドから7000円台まで
13年もかけて実に80%近い下落を演じたわけで、これを単純にアメリカに照らし合わせても
ここ1年や2年で終わるはずかない?

YMTVにもご出演いただいた三井住友銀行チーフストラテジストの宇野大介氏は、
「米株の底入れ時期はかなり先になるとみている。日本を例にとると、
日経平均は1989年12月をピークに下落し始め、
2003年にボトムアウトするまで13年かかった。これを当てはめれば、
NYダウのピークを2007年として13年プラスすると2020年ということになる。
クリントン政権で金融を国の基幹産業と位置づけその恩恵を15年間
享受してきたことからも、同等の期間、低迷が続いていもおかしくない。」
とロイター取材に答えています。

しかしこのまま戻りも入れずに下げ続けるのかしら、、、?
ドル円はまだしも、キウイ円やオージー円のチャートなんか
セリングクライマックスとも呼べる棒下げです。
キウイ円は一旦利食ってしまうことにしました。
また下げるにしても戻りも大きそうな気がするから、、、。
67.89円→60.18円仕切り。

しかしドル円は100円割れここからが本番。
これまでレンジが長かった分まだまだ下げ余地あると思います。
ということでドル円の100.89円ショートはホールド!

さて、明日は何が起こるかな?

そうそう、今日はラジオ日経マーケットトレンド。
デリバティブジャパン記者三谷さんにプラチナ価格の今後についてお話うかがいました。
お時間ある方はオンデマンド放送を是非。
マーケットトレンド コラム 番組

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2008年10月8日水曜日

今朝テレビ「とくダネ!」を見て驚いたことがあります。
それは、先日可決した金融安定化法案の中味-。

皆さんもご存じのように、「リーマンショック」よりもマーケットのショックが大きかった
「金融安定化法案修正案可決ショック」

私がこれまで目にしてきた報道では「実効性に疑問がある」ために下落というものがほとんど。
実行には1ヶ月ほどの時間がかかるとされていましたし、、、。
あるいは1度否決されるなどのドタバタぶりに
アメリカの信認低下が顕著となったものと思っておりました。

ところが、、、。

この暴落の要因は、日本ではほとんど報道されていない修正案のトンデモ内容のせいだというのです。
当初、この法案は100ページ程度の内容だったものが、修正案はなんと400ページ。
内容がおよそ4倍に増えたそうなのですが、では一体どんなものが加えられたのか?

1.「おもちゃの矢 危険税の廃止」
   
  え?なんですか、それ。
  危険なので税率を高くしてあるおもちゃの矢の税金を免除するんですって。

2.「ハリウッド映画製作免税優遇」 

  は?これ、金融安定化策?

3.「ラム酒税、業者還元制度復活」 

  いよいよわかりません。

4.4つの州に限り消費税を国が負担 

  まあ、景気浮揚策とも言えなくもないですけど、なぜ4州に限って?

その州というのはテキサス・ワイオミング・ネバダ・フロリダ、、さて、どういう関連が?

テキサス州 ←ブッシュ大統領の地元
ワイオミング州 ← チェイニー副大統領の地元
ネバダ州・フロリダ州  ←接戦中の大統領選の激戦地

なるほどー選挙対策ですか!?

上記3つに関しても 現在議員らの要求のあるもので、こうした要求をしている議員らの
賛成票確保のためになんでもかんでもOKだから可決票を投じてよ、ね?!!と
根回しをしたということです。どさくさに紛れてなんでも通しちゃって票をかき集めたということです。
当初案はそれほど変更がなく、可決のために上記のような項目が加えられただけ?

この修正の中身が判明したことで、
「一体何をやっているんだ?!」「、、、こんなことしか出来ないのか?」と
全米で大問題になっているようです。
そして株は叩き売られ、、、ダウ平均は1万ドル割れへ。

こうした実情が日本にはほとんど報じられていないので
この可決後の下落を酷く不思議に思っていましたが、ようやく納得がいきました。
アメリカも選挙が大事、、、、なわけですが、
それにしてもアメリカの首脳陣が取り決めた法案を通すのにこれだけ苦労するとは。
ますますアメリカの今後に不安を残す報道でした。

あ、昨日ドル円ショートしましたが、ちょっと早かった?じゃなくて遅かった?
やはり戻っています。あれだけ下げれば戻るわよね、、、
わかっているのに何故売ったのかしら。と反省しつつも、
103.50を超えることはないだろうと耐えております。
まさか昨日の下落がセリングクライマックスなわけないですよね?

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ワールドビジネスサテライトにミスター円榊原氏が出演中。
ダウ8000ドル、日経平均8000円を目指すと話しています-。

金融恐慌なんだからそのくらいは覚悟?!
しかし、テレビで8000円に向かうと声高に叫ばれると
チャンネルを変えたくなる投資家もいるのではなどと心配したりして。
今日、日経平均も一時1万円を割り込みました。


10日ワシントンで開催されるG7が俄然注目されはじめましたが、
各国中銀の協調利下げなどに市場の期待が高まっているようです。
しかし、日銀の白川さんが協調利下げには反対の姿勢を示しているため、
もし協調利下げがあるとしても日本抜きで行う?!

というようなお話を榊原氏がされていましたが、この日銀の白川氏のスタンスに対し
出演者のモルガン・スタンレー証券のロバート・フェルドマン氏が
この緊急事態に日本だけ協調しないとは問題だと疑問を呈していましたが、
日本には下げる金利がないのだから許して頂戴!

しかし果たして協調利下げを行ったとしてこの混乱に終止符を打つ事が出来るのか?
というとそれには激しく疑問。
ここで少しばかり金利を下げたところであまり意味がないと思いますが、
もう出来る事がそれほどないのでひょっとするとひょっとするかもしれませんね。
今問題になっているのは流動性なのですが、、、。

また、実物経済で言えばアメリカよりも欧州やオセアニアの方が悪い、、、ということで
相対的に今、ドルは安くなっていない。
ということでこの水準での現状では協調介入はありえない。
という話をされていましたが、確かにユーロが1.60ドルの高値にあっても介入がなかったものが、
1.35ドルにまで下がったこの水準で介入はないでしょう。
懸念されているドル不足からのドル高です。
介入は考えられない、となるとG7で出来る事って協調利下げくらいしか思い浮かびません、、。

ブログが長いというご指摘がありましたので。
この続きは別の記事にエントリしたいと思います。
とっても驚いたことがありましたので、、、。


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2008年10月7日火曜日

ドル円100円台へ-。

んーなんで今日なの?という気持ちもありますが。
週明け月曜のダウ平均は500ドル超えの下落で1万ドルを割り込んでいます。

←今日10月6日の安値

 ドル円 100.31円  
ユーロ円 135.61円(7月23日には169.95円)
ポンド円 174.10円 (7月24日には215円 )

ということで、その下げ幅たるや凄まじい1日となりました。

何故、今日これだけの下落となったのか?

一度は否決された米金融安定化法案が先週末金曜に下院で可決、法案成立となりましたが、何故かダウは下落して取引を終えました。そして為替市場でもドル円、クロス円の売りが加速、、、、。

雇用統計の数字の悪化で買われた動きが今度は法案可決で売られたのです。
素人のファンダメンタル分析では真逆を予想してしまいますよね、、、。
実効性に懐疑的な見方が多いとされていますが、一度否決されたことへに対して、
世界のアメリカに対しての不信感がかなり高まっているものと思われます。
このドタバタがなく1度ですんなり可決されていたら状況はまた違ったのでは?とだいまんさん。
今日はFOREXRADIOでだいまんさんにお話を聞きました。

今日はマーケットの話の他にも
・リーマン破綻でリーマンがカウンターパーティだった業者のリスクは?
・ネガティブスワップの混乱、個人投資家は?
・アイスランドクローナ取引停止、一体何があったのか?
と盛りだくさんの内容です。是非オンデマンド放送を

閑話休題。

とても先行きが読めない荒っぽい動きが続きますが、特に欧州、オセアニア通貨の下落がきついですね。
独不動産金融のヒポ・レアル・エステートやベルギー・オランダ系金融大手フォルティスなどのニュースが出てきていますが、 まだまだここからが本番。
これから欧州、イギリス、オセアニアなどに金融機関のネガティブ事件が勃発することが考えられますので、
値頃で買うのはとても危険です。値頃で買う人がいる限り、下げ続けます。
猫も杓子もこの相場はもうダメだ、と諦めて売りに転じた時が買い場。

LTCM破綻の98年の時も

98年8月ロシア危機、
9月LTCM経営破綻、
10月ドル円大暴落!

とLTCM破綻から遅れることおよそ1ヶ月で暴落が訪れたと前に書きましたが、
今回もリーマン破綻のリーマンショックが9月、そして暴落は10月、、、と似たような動きとなっているわけですね。
しかし、LTCMの時は2日で20円という暴落。これを思えば今回の下げ方はまだ甘いかもしれません。
まだドル円100円台では半端でしょう?ドル円も今年の安値95円を試す、、 もっと下げるかもしれませんが、そういう事態になったとき、クロス円はどの水準にいるのか?考えただけでぞっとします。

特にドル円はこれまで3度サポートされていた103.50円アラウンドを明確に割り込んだ事で、
完全に円高シナリオに変わりました。戻りを売りで攻めたいと思います。
ということで、今日の大幅下落から遅れること100.89円という円高ポイントにもかかわらずドルショートを仕込みました。
ちょっと戻りもあるかもしれません。もどっても103.50を超えることはないと思いますので勇気を出してショート!
さて、100円割れはあるのか?

それとは別に今日仕事に出かける前に、キウイ円を67.89円で売りました。
キウイを選んだ理由?他のクロス円通貨は軒並み前回安値を下まわっていたのに、キウイだけ出遅れ(下げ遅れて)いたから。
これを意外に底堅く強いと読むか、あるいは同じように安値更新してくると読むか。ですが、
私は下げ余地が他の通貨より大きいと読みました。

結果!62円まで下落。きゃー久しぶりにタイミングが合いました。

あ、キウイでなくても何でも良かったみたいですけれど(笑)
こんな急落が起きるとは思っていませんでしたが、結果オーライです。

ではどこで利食うか?

2000年1月11日の 42.43 から 
2007年1月7日 97.75円まで

実に7年間の上昇をフィボナッチリトレースメント。

半値が63.56円。これを今日割り込みました。
となると次のターゲットは 54.27円

全戻しの下げなら42円ですが、流石にこれはないか?
55円くらいまではありそう、ということで60円割るまでは持ちたいですね。
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2008年10月4日土曜日


雇用統計は悪かった、、、んですよね?
NFP非農業部門雇用者数は前月比▲15万9000人!!
市場予想平均も悪かったんですよね、▲10万5000人、
この事前予想をも上回る悪い数字に瞬間ドル売りに走りました。
いやー追いかけなくてよかった、、、ドル売りはほんの一瞬。
その後のドル買いはいったいどういうわけでしょう?!

昨日2日に発表された新規失業保険申請件数が49.7万件で、2001年9月以来の高水準
(主にハリケーンの影響だとか)ということもあって、
事前に悪い内容を織り込んでいたという解説がなされることでしょうけれど、
実際こんだけ悪い数字が出てるのにドル買いだなんて、これは
「相場がそっちに行きたがっていた」だけだと思います。

じゃあ、何でドル買い方向に行きたいのか。というと、
やはりこの後am2:00には出るであろう下院での米金融安定化法案の可決への期待。
ということでしょう。
雇用統計というのはレートが乱高下するイベントですけれど、
その内容と相場の反応が一致しないことが往々にしてありますよね、、、。

昨日のECB理事では金利が据え置かれましたが、
トリシェECB総裁の声明がインフレの上振れリスクの後退を指摘、
さらに理事会で利下げも検討したことを明らかにしたことで早期利下げ観測が強まって
ユーロが売られていますね。ユーロドルもユーロ円も前回安値を割り込んで
年初来安値更新してしまいました。
戻ったら売り。で考えていましたが、期待値まで戻らぬまま下げてしまったので、
売り損ねたまま置いてきぼり。追いかけて売ってもいいのだろうか?安値更新だし、、、
あまり戻らずに下げそうですが。

しかし、後1時間ほどで下院での採択がありますので、今ポジションを取るのはリスキー。
ここんとこ腰が引けてポジション取ってません。こんなにチャンスのある相場なのに(笑)
今週は寝不足で昨日ブログを書く前に寝ちゃいました。
季節の変わり目、体調管理気をつけなきゃ。

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2008年10月2日木曜日


今日はYMTV「かしこいFX」高野やすのりさんにお話を伺いました。

100年に1度と言われている金融恐慌。

今一体何が起こっているのか、、、この9月に起こった事実の整理。
金融安定化法案は修正案可決となるのか?
火種国アメリカドルは弱いのか?
ところが高野さんはドルは強いと見る。
今の相場は「ドル高円高」
昨年までの円キャリーブーム時の「円安ドル安」相場が逆転しています。
これだけアメリカが問題となっているのに何故ドル高展望なのか?
その問題点の見方、考え方が番組の中で至極シンプルに語られています。

そしてポンド円H&S186円まで下落のシナリオを事的中させたクールなテクニカル分析から
それぞれの通貨の先行きを読む!!ということで1時間のプログラムはオーバーしての白熱のトーク。
イヤー1時間短いです、あっという間。是非オンデマンドをご覧下さい

さて、明日2日には通るだろう、、、、と今度こそは可決を信じたい金融安定化法案。
高野さんが言うには日本と法案の通し方が違うわけで、1度否決されてもすぐに修正などの口実をもって
やり直しができる機敏さがあるアメリカは日本とは事情が違う。
このことを鑑みれば否決のニュースには過敏に反応しすぎたということですが、
まさかの否決の驚きにパニックとなったマーケットには行きすぎもあるというものです。

次こそは通さないわけには参りませぬ。というブッシュの緊急会見もレイムダック化が著しいのか別段重みがあるわけもなく、
通るだろうけどまだ信用できないわよね、、、という疑心渦巻く地合いが現在のNY時間のダウ、ドル円クロス円の下落に
繋がっているモノと思われますが、これもすぐに切り返したりして安易に乗っかると火傷するぜ!!
という男らしい相場つきとなっています。

怒濤の如く下げた相場まではうまいこと立ち回れたのですが、
ここにきてのボラタイルなマーケットには火傷を負わされる一方で、
こういうときは無理にポジションを作るべきではないのかもしれないわ、、、と今更ながら気がついた次第。
相場観があっていても、入場のタイミングを間違えれば勝てない相場です。
ここ数回負けているという方は、是非ここで負けを取り戻そうなどと思わずに休むことをおすすめします。
なんていって明日また何かやらかすかもしれないのが私のダメなとこですが、、、(笑)

今日はラジオ日経マーケットトレンドで原油価格の先行きのお話なども伺っています。
今は原油市場のファンダメンタル無視でアメリカの金融安定化法案次第の動きとなっているということですが、
これが落ち着いたら現状のファンダに材料シフトすることもあるかもしれません。では現状の原油市場の材料は?
意外にハリケーン被害は甚大だった?!15分お時間あればオンデマンド放送を聞いてみてください。
昨日のブログのロスカットラインに間違いがありました。
104.95円ではなく 103.95円でした。1円表記間違い。すみません。
ご指摘感謝!

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2008年10月1日水曜日

CNBCとかCNNが見られれば昨日の米下院の金融安定化法案の開票の
ライブ中継が見られたようですが、我が家では見ることができず。
昨日寝る前にみるみる下げるチャートを見て何かが起きた?!とばかりに
ネットやらテレビやらチェックしまくったわけですが、AM3時台、日本のテレビは全く動じず(笑)
地デジの文字放送でも「金融安定化法案大筋合意へ」なんていう情報が
流れたままという暢気なものでした。日本のテレビは頼りにならないわね、、、。
ライブ放送ではリアルに否決の瞬間からのダウの暴落などが中継されていたようです。
日本においても24時間の金融チャンネルがあってもいいように思います。
特にFX投資家は深夜にトレードしているんですもね。

さて誰もが目を疑った金融安定化法案否決の報に、金融システム全体への資金流入がストップ、
「世界的なリセッションの可能性が高まった」とか「数日中に米国民の一般生活に影響してくる」
とか悲観論が渦巻いています。
FRBバーナンキ氏にポールソン氏にブッシュ大統領に
次期大統領候補のマケイン・オバマ両氏までもが揃って議論を重ねて
合意を取り付けるというところまで詰めていた法案が否決となった背景には、
今の日本と同じように次期選挙への影響があるようです。

金持ちを税金で救うなんて許せないといった市民感情に逆らって
賛成票を投じるわけにはいかなかったという、お国の、いえこれはもう世界の金融問題ですよね。
この緊急事態よりも、自分のことしか考えなかった議員達の保身の結果ということになるのでしょうか。

この法案について下院指導部は10月2日に議会を再招集する方針を示しているそうですが、
なにせ前代未聞の事態なだけに今後どんなスケジュールで
何をどのように対処されるものかさっぱり検討がつきません。
一部ニュースによると法案に反対した共和党の穏健派下院議員は、
微妙な状況に追い込まれているとの報道もあり、
反対票を投じた議員のもとに苦情の電話などが相次ぐ可能性もあり、
議員の面子を保てるだけの修正が施されれば、賛成に回る議員が出る可能性がある(ロイター)
ということです。

議員達は事の重大さをわかっていない、、
こんな見方をするマーケット関係者が多いようですが、
どの国の政治家も国の未来より目先の保身に走るという事情は同じようです。
この辺りの事情を全く考慮せずにおおむね合意であろうと信じて楽観してしまったことに
今回の暴落の悲劇があるわけです。

しかし、ニュースが多くて整理するのが大変よねぇ、、、。

後々振り返るために一応整理しておきますが、
昨日今日で金融機関の救済策が世界各地で明らかになっており、
アメリカだけでなく欧州も偉いことになっていることがわかります。
1.シティグループがワコビアの銀行事業を21億ドル(約2200億円)で買収
2.英政府は英中堅銀行ブラッドフォード・アンド・ビングレー(B&B)を一時国有化
  (国有化は2月のノーザン・ロック以来)
3.オランダ・ベルギー金融大手のフォルティスが公的管理化に
4.ドイツ政府、不動産が中心の中堅銀行ハイポ・リアルエステートへの緊急支援を発表
5.アイスランド政府大手グリトニル銀行の一時国有化を発表
6.フランスとベルギー両政府、地方公共団体向け融資で世界最大の金融大手デクシアの公的支援の検討

もうひとつひとつの事例の解説に意味がないような気がしてきた(笑)
いえ、私は解説なぞできませんが、FOREXRADIOとかYMTVでね、
インタビュアー業務が私のお仕事ですが、明日の高野氏との「かしこいFX」でもまとめて聞いちゃう。
一つ一つ聞いてたらきりがない。

なにやらFRB緊急利下げの噂もあるとかないとか言われてましたが、
今日のところ今現在ダウは高いようですのでまずその心配はないでしょう。

さて昨日、なにやら自信満々で105円でロングしたドル円。起きたら104.95円でロスカット-!
ううううーー。その後戻ってる。ロスカットラインの置き方が間違っていた。

よくよくチャートをチェックすると103.53円で見事な面合わせでの反発。
このサポートを意識しておけばロスカットラインを103.50円くらい、
前回の安値より数Pips下においておくことも出来た。
なんで104.95円などという中途半端なとこで切ったのか、、、、。猛省。

前回安値を切らずに反発してきたドル円。
悔しいから夕方また105円ジャストでロングしました。
そして夜106ジャストで利食い!!
どう?昨日の負けをほぼ(ちょっとマイナスだけど)取り戻したわよ!!
106円から上はどうかしら?ドルを買える状況にはないので早めの利食いとしました。
あや戻しを狙ってみただけです。
法案可決となれば一気に上昇もあるでしょうけれど、少なくとも2日といわれていますので、
それまではロングポジを長く持つべからず、です。

しっかしユーロドルが叩き売られましたね。
ドル円ロングで攻めるより、ユーロドルを売る方が効率が良かったわけですが、
いよいよ欧州売りが本格化するならば、これはまだ序の口でしょう。
でもここから追っかけて売れないのがへっぽこなんですよね。。。お休みなさい。

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