今度はスペイン格下げですか。
毎日毎日ネタが尽きないユーロ、また売られてますよ・・・
全く売り場を与えてくれないわね、このところ。
※S&Pスペイン長期格付けを引下げ、見通しを「ネガティブ」へ
昨日のギリシャの格付けをジャンク級へと格下げ,
さらにポルトガルの格下げを発表もS&Pでしたが、
何故昨日スペインも一緒に格下げしなかったのかしら。
ユーロネガティブ材料を小出しにしてくるあたりに
何らかの意図を感じないこともないのですが、
今日のスペイン格下げネタには市場の反応が限定的。
これがまたどうしてなんでしょう?!
ひとつには格下げしたのがS&Pだけで、
フィッチ「スペインは引き続き”AAA”格付けを有し、見通しは”安定的”だ」との声明を出し、
現時点ではスペインの格付けを変更する計画がない事を表明、
ムーディーズは「スペインの格付けを引下げるかどうかにはコメントしない」との声明。
ムーディーズも現在スペインの格付け見通しを「安定的」としていますので、
なにやらS&Pだけがしゃかりきになってユーロネガティブ情報を発信し続けている印象。
ユーロショートしてるんじゃないの?なんて
だいまんさんがツイッターでつぶやいてましたが。。。
それはそうと、ロイターに興味深い記事発見。
外為市場で投機マネーがユーロ相場に集中砲火を浴びせている。
~運用難に苦しむ多くのヘッジファンドがユーロ相場を「今年最大の収益源に」と息巻いている。~小国のギリシャ問題がなぜ、ドイツやフランスといった経済大国を複数抱えるユーロの不信任にまでつながるのか。在京外銀のある幹部はこう明かす。「現在のヘッジファンドの心理が、ユーロを今年の(収益の柱となる)ビッグトレードにするぞ、という結論ありきだからだ」。
~「見渡す限りこれといった運用先がない。最近まで円安シナリオに賭ける向きもいたが、成績はいまいち。ようやく見つけた(ユーロ売りやギリシャ国債売り)シナリオを何とか生かそうと、ヘッジファンドはヒートアップして売りを徹底させている」(先出の外銀幹部)という。「ユーロは1.20ドル付近までどうにかしたい」。顧客取引を担当する外銀トレーダーが聞いた、取引先のファンドの声だ。
長文記事のため、気になるフレーズをつまんで短く引用しました。
全文を読むならコチラ→ロイター記事を御覧下さい。
1.20ドルというのは先週のFOREXRADIOで私が目標として口走った水準ね!
(と、ちょっとはしゃぐ・・・・しかし今ショートポジションは持ってないの(涙)
投機筋がよってたかってユーロショートで稼ごうって息巻いているという話ですが
こんな話が記事になるときにはその相場が終わっている、、、、
なんてコメントも出るでしょうけれど、私はこれはホントに1.20くらいまで
やりそうな気がします。現在の水準にクライマックス感はないですし、
それよりも何よりも、記事中にあるように、他に運用先がないというのが
最大のポイント。今クレジット市場は大変なことになっているというのに、
何故かダウ平均は高値更新、原油も80ドル台高値圏、金も高値更新と
株、商品が強気継続してるって状態はどこか怖い。
結局ここからロングできるアセットを探すのって難しいでしょ。
この高値に慣れてきて、素人筋がエイヤっと買い出したら
きっとこの相場終わりだって、皆どこかで思ってる。
だから買うというストラテジーより売るという方が
しっくりくるんじゃないかな、と。
無論、他の市場が崩れだしたら、すぐさま他のモノも売るんでしょうけど、
今下手に売りで入ると踏まれちゃうのが株、コモディティ市場です。
安心して売れるのがユーロだけなんですよねぇ。
というわけで、売り場を探っているうちにみるみる下がってしまっている
ユーロ、この後のFOMCでまたドルに動きがでようものなら
さらに売られそう・・・。
現にドル円が大きな陽線でこの2日間の下落を包み上げようとしています。
何か情報漏れてきてるのかな?
発表までまてないので取り敢えず更新。
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