2011年11月30日水曜日

今週に入ってにわかにリスクオン相場へとシフトしたかに見えましたが、
EU財務相会合を控えてのポジション調整(買戻し)だっただけでしょうか。

YMTV為替デスマッチ放送中の20:00くらいまではユーロが
急伸し、よほどの好材料が出てくると期待が盛り上がっているなーと
思ってみていたのですが、その後の打ち上げの席ではすでに
ひゅるひゅるとユーロが崩れ、結局行って来い?!
昨日の19時には注目されていたイタリア国債の入札があって
3年債利回りがが7.8%台とこれまでの最高利回りをつけたものの
応募金額が多かったことが好感されて一時買われたということのようです。
その後はだれてすっかり動かなくなってしまいました。

一晩寝て起きてみてもEU財務相会合については
これといった大きなニュースもなく、
今日は小動きに終始していますね。

どうもIMFもEFSFも十分な資金を提供できる目処が立たず
結局は八方ふさがりの状況なんじゃないか、という話。

EFSFについては財政悪化国が新規に発行する国債の元本のうち
最初の20~30%を保証、外国人投資家のユーロ圏の国債購入を
促すため、共同投資基金を設立することで合意したようですが、
市場には投資家の十分な参加を疑問視する声が多いというのが実情。

結局会合でもEFSF規模拡大については具体的に言及がなく
IMFに一段の支援を求める可能性が示唆されました。

しかしそのIMFだって資金がない。
IMFの融資能力は現在約3800億ドルとされているようですが、
イタリアは4000億ユーロ規模の不測の事態を想定しIMFに資金協力を
申請する計画の協議が進められているということで・・・。

つまりIMFの財源強化策が大きな検討課題となるわけですが、
IMFといったらアメリカです。アメリカの議会の承認を得ないと
どうにもならない。。。というわけで
そう簡単な話ではないですよね。

要するに、お金がない!!
で、誰がどうやってお金を出して危機を乗り切るの?!
って話がなかなかまとまらないまま時間が経過しているという状況で
これじゃ、イタリア国債の入札金額が多かったとかなんとかいう
一時的な反応でトレンドが継続するわけがありませんね。
というわけでまたどこかでユーロが急上昇したら
ユーロ売りたいです。。。

そういう動きのときにセミナー中で売買できない、
なんてことがないといいなぁ。
(とタイミングのせいにしていますが、
要するに最近うまく乗れていないの・・・・)

9日にもEU会合が予定されていますので
次はここが焦点かな?
それまでは欧州各国の国債利回りが話題となるんでしょう。
突発的な悪材料でもない限り・・・。

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2011年11月29日火曜日

本日午後にかけては緩んできましたが、何故かドル円が堅調で
昨晩から今日28日午前にかけてはドル円相場が1ドル77.20台に乗せました。

同時にストレート通貨を見ていますとドルが安かったようですので
ドル安、円安で典型的な「リスクオン」相場となっていた模様です。

この背景には
米年末商戦の幕開けとされる感謝祭翌日の金曜日「ブラックフライデー」の
(今年は先週末の25日)売上高が前年比6.6%増の114億ドルと、
過去最高を記録、来客数も5.1%増加したと報じられたことに
安心感が広がっているということと、
今日29日(火)のEU財務相会合への期待から
ショートカバーが広がったということが挙げられます。

先週までのリスク回避Trendがブラックフライデーを境に
ひっくり返ったということですが、しかし、このリスクオンTrendに
乗って買えるかというとなかなか勇気がないですね。
乱高下必至とされる「水星の逆行」中です。
Trendレスな相場になることが多いとされていますし。
一昨日のブログに「アメリカが思ったより悪くない」という見方が
芽生えつつあると書きましたが、今週はまさにその見方に
相場が乗ったという流れ。。。うーん。私が乗れなくて悔しい。

しかし、介入がなければ自然と円高に戻されてしまうという特徴のある
ドル円が、実弾もなければ口先介入もないといった状況で
これだけ勢い良く円安方向に動き出すのは久しぶりに見た感じがします。

と同時に日本国債も売られており、
日本国債の下落と円安が同時に進んでいることが不気味であり、
いよいよ「日本売り」がきたのではないか、、、、なんて不安になったりもしますが、
日本国債が売られているのには多少の材料が存在するようです。

ひとつに先週は安全資産とみられてきたドイツ国債の入札の不調だったこと。
経常黒字国の独政府が23日に実施した10年物国債入札の大幅な「札割れ」がきっかけ?
との指摘もあり、政府債務残高がGDPの200%まで膨らんだ日本の10年物国債利回りが
1%割れで推移していることについて「買われすぎ」との見方が強まったという指摘。

また、先週格付会社S&Pソブリン格付け部門ディレクターが
日本のソブリン格付けについて格下げに近づいている可能性がある。
日本の財政は刻一刻、1日1秒ごとに悪くなっている、とコメントした事が
嫌気されたという指摘。

そして、東証の新システム導入犯人説。
東証が株式の取引時間延長に合わせ、債券先物の取引システムを刷新したのですが、
新システムの導入で注文処理件数は毎秒3万6千件と従来の1.8倍に、
注文への応答時間は20倍の速さになったことで、新システム導入による
取引の高速化で日本国債が瞬間的に大きく動くようになったという話も。

第一生命経済研究所の熊野英生・主席エコノミストは
この日本国債と円の同時安について「ハインリッヒの法則」を例に挙げて
「まだ『ヒヤリ』の状況だが、財政再建の議論が後退するようだと
『軽微な事故』につながりかねない」と指摘しています。

ハインリッヒの法則?!
どうやら労働災害の統計分析に基づく経験則のことらしいです。
1件の「重大な事故」のかげには29件の「軽微な事故」があって、
さらにその背景には300件の「ヒヤリ」とさせられる事例が存在するというもの。

・・・・・現在指摘されている日本国債売り背景は
今後の日本国債下落の懸念材料ではありますが
まだ本格的な日本売りが始まったということではなさそうですけれど、
但し、欧州問題が片付いた時には(果たしていつになるかは全くもって不明ですが)
いよいよ矛先が日本に向かう可能性を示唆するものとして
心にとどめておいてもいいかもしれません・・・。


さて今夜はEU首脳会議が注目されますが、
19時にイタリア国債の入札がありますのでここも一応波乱要因として
気をつけて置かなくちゃ。

なーんて書いていたらドル円クロス円が崩れてきた・・・?!
ドル円は78円台を割りこんできました。
それほどドラスティックな動きではないので
別段材料があってのことではないと思いますが、
やはり、「水星の逆行中」高値を買うな。安値を売るな。
ということで、行き過ぎた相場の逆張りが有効な期間なのではないかと
思っております。。。
最近ちょっと忙しくて、落ち着いてトレードが出来ません(泣)

今日はこれからYMTV「だいまんVS大倉の為替デスマッチ」です。
http://www.yutakamarket.tv/detail.php?pr_id=482
お時間ある方は是非ご参加くださいね。

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2011年11月28日月曜日

週明けのユーロは強含みでスタート。

ユーロドルはなんと100pipsものギャップアップスタートです。
昨晩ブログを更新した時には気が付かなかった(見逃していた?)
IMFがイタリアに融資うるとかなんとかいうニュースがポジティブに
捉えられたらしいですね。


イタリアの地元紙が、国際通貨基金(IMF)が中心となって、
最大6000億ユーロ(約62兆円)の支援が準備されていると報じたとのこと。
さらに明日火曜日のEU財務省会談でEFSFのレバレッジルールが正式に文章化される
といった報道もあった模様で、ユーロがパーンと跳ねて寄り付きました。

しかし、昼頃になってユーロが崩れる瞬間がありました。
なんとIMFがイタリアに対し4000億ユーロ~6000億ユーロの金融支援を行うとの報道は
信ぴょう性が低い と関係者らが28日にダウ・ジョーンズ経済通信に対して明らかにした。
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_351336

ということでこの報道に対しての不信が高まったことが背景。
うーん、どうなっているの?
そもそも現在のIMFの融資能力は約4000億ユーロしかないため、
6000億ユーロの支援を行うには、IMFによる特別引出権(SDR)の新規発行
あるいはECBの関与が必要になる可能性があるということで
こうした増資のためにはアメリカ議会の承認が必要だということを考えれば
あまりこのネタを囃して買い参戦しないほうがいいのかもしれませんね。

IMFはこれについてコメントを拒否。
イタリア政府も、支援を要請していることは認識していないと述べています。

それでも今日の窓開け寄り付きの窓を埋めるような下落とはなっておらず
週明けの寄り付き水準で揉み合いといった様相。
決して弱いとも言い切れず、日足の水準でみると、ここから売るのもなかなか
勇気が入りますねぇ・・・。

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2011年11月27日日曜日

先週は、あのドル円でさえ円安に進んだりしてドル全面高の様相を呈し
「リスク回避」相場でドル買いというわかりやすい動きだったのですが、
あまりにも同じTrendがじわじわと継続したので、今更入りにくいという躊躇と
いや、でも地合いはリスク回避だから売りだよな、という葛藤があって
トレードがしにくかった印象です。

リスク回避ではドル高円高ですが、このところは欧州が問題となっていたために
ユーロ主導での動きが多かったため、こういう相場はなんだか懐かしいというか・・・。
私はリスク回避相場継続でドル高、という認識でいるのですが、
Marketには米国景気が悪くない、意外と確りしているということが
ドル高に繋がっているのではないか、という見方もあるようです。
例えば新規失業保険新規請求件数、これが先週で3週連続の40万人割れとなりました。
40万人というのは節目とされているラインで
ここを超えてくるとセンチメントは悪化するとされています。
http://www.fx-easy.net/word/shi-shinki_sitsugyosya.html

確かにここだけを取り上げてみればアメリカ、悪く無いじゃない?!と
思うわけですが、しかし今年3月に5週連続で40万人の大台を割りこんだこともあります。
見事に騙しだったわけで・・・。

リスク回避によるドル高なのか、米国ポジティブによるドル高なのか、
あるいは欧州ダメダメによるユーロ売りからのドル高なのか・・・・。

どれも正しくてどれも間違いではないのだと思いますが、
どの要因が相場を主導しているのかを見極めるのが
大事なのかもしれません。

しかし、アメリカは景気が良い時はドル安ですよね。
混乱時にはその限りではないのですが。

さてこの週末も欧州から・・・いえ、ギリシャからは困ったネタが。

ギリシャ政府がヘアカットについて銀行などの債券保有者と直接交渉を開始。
ある関係筋によると、ギリシャは新たに発行する債券の正味現在価値を25%とするよう求めており、
40%台の後半を想定していた金融機関側には厳しい条件となっているようです。
自発的な債務交換に応じない債券保有者に対してはギリシャが
強制的な受け入れを求める可能性が高まっており、具体的には、
多くの債券保有者が合意した内容を全体に適用できるよう法改正する公算が大きいのだとか。

あるいは
ギリシャの最新の中期財政計画(2012―2015年)(25日発表)によると
ギリシャは新たな緊縮策を講じない限り目標達成は無理。
(ギリシャは2014年までに財政赤字の対国内総生産(GDP)比率を
欧州連合(EU)が上限とする3%を下回る水準に削減することを目指しています)

新たな緊縮措置が講じられなかった場合、
財政赤字の対GDP比率は2015年でも4.2%までしか圧縮されない見通し。
6月時点では1.1%まで赤字が削減されると見込まれていた・・・・。

今はイタリアやスペイン、フランスに飛び火して国債入札に注目が集まっていますが、
ギリシャもまだまだマーケットの足を引っ張るのにいろいろと材料を提供して
くれるようです。

これは素直にユーロ売り?ドル買いでいいのでしょうか。
来週は12月に入ります。イベント多しで週末は雇用統計。
水星の逆行中なのでTrendフォローも難しいと思いますが。。。。

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2011年11月25日金曜日

今晩のNYは、サンクギビングデーで休場。

明日25日金曜日も
株式市場は現地時間午後1時までの短縮取引。
債券市場は同午後2時までとなり、
NYMEXのフロア取引も短縮されます。

サンクスギビングが終了するとロックフェラーセンターのクリスマスツリー点灯式が
行われ、クリスマス商戦も本格化と・・・今年はどうでしょうねぇ。

さて、アメリカがお休みなのでアメリカネタでは動かないこの週末、
やはり最大の材料は欧州ですが、もう何を聞いても驚かないぞ!!

マイルズBOE(英中銀)政策委員
「ユーロ圏は現在の形では生き残れない恐れある」
「ある国がユーロ圏を離脱するかもしれない」
などと発言したということですが、こんな発言はこのところ彼方此方から聞こえてきます。

「画期的合意なければユーロは救えない」クレディ・スイス

あ、それとWSJに凄い記事が。
ユーロ圏崩壊に備える外為決済機関
http://jp.wsj.com/Finance-Markets/Foreign-Currency-Markets/node_349404
有料記事なので詳細は控えますが
外国為替取引の主要国際決済機関がユーロ圏崩壊に備えているという内容。

またユーロ離脱の可能性はギリシャだけでなくドイツにもあるという話。
ユーロを離脱すべきはギリシャでなくドイツ(ロンドン在住の松崎美子さんによるレポート)
http://monetoku.com/london/2011/11/post-53.html
今年6月にドイツがギリシャへの追加支援に関して
「民間債権者の関与が必要」と発言した瞬間から
あちらではこうした見方(ドイツが諸悪の根源)が強まっているのだそうです。
日本からみれば離脱すべきはギリシャなのですが、、、温度差があるんですね。
『統合後には域内での富の移動を自由にし、
高所得国が貧困国を援助する用意がある』という前提でスタートした通貨統合、
今更ルール変更するのは卑怯だということのようです。
詳細はリンク先のレポートをご覧下さい。

また松崎さんは残されたシナリオとして
(1)ユーロ崩壊
(2)優等国ユーロと劣等国ユーロの2つのユーロ
(3)ECBが最後の貸し手(Lender of last resort)となる
の3点をあげられています。

先日のTV東京の番組でもユーロ崩壊論者である浜矩子さんが
(2)のユーロ分割をあげて、生き残るなら
このシナリオしかないと解説されていました。
そうなる、ということではなくて、それしかない、という指摘ではありますが。

というわけで戻り売りで攻めたいところですが、
なかなか売り場をうまく見つけられずにおります。。。

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2011年11月23日水曜日

リスク回避相場が続いています。
やっぱり素直にユーロは戻り売りだったんだなー。
ここまで下げてから思い知るってのは遅すぎだけど、
じゃじゃ馬ユーロはネガティブ材料しかない時でも
ショートカバーでどんどこ上がるってこともあるので
なかなか売れずにいましたが。。。
ユーロがなかなか下がらない裏にはスケールの大きい
ユーロのレパトリがあるとされていますが、それもいつまで続くのか
よく見えないのでほんとユーロ絡みは手がけにくいですよね。
今週はユーロオージーとかユーロポンドとか、ユーロ絡みの通貨が急伸する
局面がありました。これはレパトリのせいではないか、ということです。

しかしながらそうした急伸局面があっても結局は戻りを叩かれ
ユーロは下落基調。
ユーロオージーだけはこのところ豪ドルが弱くユーロ高のままですが。。。

リスクオフ相場が続くには続くなりに悪いニュースがいろいろあるわけで。
ここ2~3日に出てきたニュースを上げてみます。

■ムーディーズが、ノルウェー輸出金融公社の発行体と優先債券の格付けを
「Aa3(ダブルAマイナスに相当)」から「Ba1(ダブルBプラス))」に7段階格下げ。

※これは投資不適格とされる水準。ノルウェーの輸出金融の機能を政府が引き継ぐと
 発表したことを受けた措置ですが、輸出金融事業の縮小はEUによる資本規制が原因とのころ。
 公社は資本増強を目指していたが、ノルウェー政府は輸出金融の仕組みを変えることを決定。
 18日に2012年7月までに新しい輸出金融事業をつくることを発表しています。
 同公社は日経リンク債などの仕組債を多く組成していたとされ、日本の投資家が
 同公社が組成した仕組債を購入している模様。
 ノルウェー政府がこうした債券に保証を与えるかわからないとかなんとか・・・・。

■デクシア救済に暗雲?!
 経営危機に陥った仏・ベルギー系の金融サービスグループデクシア救済をめぐり支援を表明している
 ベルギー政府がフランス政府に対して救済コストの負担を増やすよう働き掛けているようです。
 デクシアについては、フランス、ベルギー、ルクセンブルクがデクシア資産に900億ユーロ(1220億ドル)の
 政府保証を付与することで合意していました。不安再燃で金融市場に動揺が広がっているようです。
 これでフランスの格下げの思惑が再燃しているようで・・。

■イタリア銀行大手のウニクレディトやインテサ・サンパオロなどの社債利回りが上昇
投資家がジャンク等級とみなす水準に達している模様。今後数カ月間で多くの銀行社債が
償還期限を迎えるとされており、イタリアの銀行が市場から資金を調達し続けることができないのでは
ないかという懸念が高まっているのだとか。

■23日の欧州債市場でドイツ国債10年物の入札で札割れ!!

入札では募集60億ユーロ(約6200億円)に対し応札額は38億8900万ユーロ
発行予定上限を35%下回った。ドイツ連銀が全体の39%を購入した模様。
EU問題の唯一の頼みの綱はドイツ。そのドイツの国債の需要が落ちたというのは衝撃です。
欧州債務危機の拡大でドイツの財政負担が増えるとの懸念が強まっていることが背景。
これは非常に懸念すべき事態です。
このところEU圏の国債入札が低調で、スペイン、ベルギーなども不調ですよね。

というわけでユーロが買えるわけがない。
時として上がるのはあくまで需給。資金調達難から対外資産を買い戻す
レパトリが起こっているだけよね。

それと2011年度末の日本の公的債務残高がいよいよ1000兆円を突破する見通し。
来年の3月末には1056兆円程度にまで増える可能性があるそうです。
五十嵐文彦財務副大臣の試算だそうですが、それほど大きく違いはないでしょう。
今のところまだ日本より欧州問題が賑やかでむしろ円やJGBが安全資産とされていますが、
ある日突然日本のリスクが市場のテーマとなることがあれば
猛烈な円の逆回転が起こります。
その日はそれほど遠くないということでしょうね。

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2011年11月21日月曜日

先週に引き続き、今週もリスク回避相場でオープン。
週末20日投開票のスペイン総選挙で、最大野党・国民党が与党・社会労働党を破り
ギリシャ・イタリアに続きスペインでも政権交代することが決まりましたが、
マーケットは決してこれを歓迎するムードでもなく、
週明けの東京市場では豪ドル、キウイドルなどオセアニア通貨主導で
クロス円通貨がじりじり円高となるなどリスク回避ムードが優勢。

夕方になってユーロが東京時間でのレンジをスコンと下抜け
水準を崩しており、全般「ドル高」の様相。

ドルに強気の材料があったわけではありません。
今日のドル高はおそらくこれ。
一部で「米国の超党派特別委員会が、21日、
財政赤字削減策を巡る合意には至らなかったことを発表する」と報じた事をきっかけに
時間外のNYダウ平均先物が下落、オセアニア通貨を中心に一段の円買いが進んだ模様です。
要するにアメリカに弱い材料だけどドル売りにならず、
リスクが高まると資金の還流、現金化が加速することから
レパトリエーションが起こり、結果ドル高となる、という流れ。
こうしたレパトリがあちこちで加速するとドル不足となり
資金調達が困難となることから金利が上昇、ドル高となってしまう。。。
という流れです。これはリーマンショックの時に強く刷り込まれた流れですね。

ドル円はリスク回避というキーワードでは円高進行となりますが、
この相場レパトリ連想でのドル高なので結局強弱綱引き状態で
ドル円はそれほど大きな動きとならず。
一時76.75円台まで小幅に値を下げた場面があった程度でした。

さて、今日の材料となったアメリカの赤字削減策法案。
とりまとめを託された議会の特別委員会が、期限の23日までに
法の定める「10年間で最低1.2兆ドル」の追加削減策で合意できないとの観測が強まっています。
この特別委員会は、この問題を解決するためにあたって
長期的な財政再建への道筋を付けるために設置されたのですが、
脳裏を過ぎるのは8月初めの連邦債務上限の引き上げ問題。
これもぎりぎりまで合意が得られずもめにもめて、史上初のアメリカ国債格下げとなり、
株価急落を招きました。

増税を主張する与党民主党と、反対の立場の野党共和党の溝が埋まらないのですが
合意できない場合に備え、1.2兆円の半分、6000億ドル程度の妥協案が浮上しているとも。
しかし合意額が1.2兆ドル未満でも不足分は2013年以降の歳出から強制削減される仕組みだそうです。

こうした問題を孕んでリスク回避気味の相場となっているのですが、
8月と比較すると落ち着いた印象ともいえます。
慣れ?なのか、
どうせすぐに合意できない、という周知の事実に騒ぎ立てないという耐性ができたのか。

関係者は合意内容よりも、格付け会社の動向にあるという見方もあって、
もし、合意に至らないとか半額での妥協案などということになれば
政治能力の欠如ということから格下げを行う可能性もあるとの予測が
この相場のポイントとなってくるのかもしれません。

こうした環境の中、海外勢の資金が日本国債に流入しているようです。
日本証券業協会が21日発表した10月の国債投資家別売買高では、
外国人は8323億円の日本国債(短期債を除く)を買い越しています。
これは円高圧力になりますね。

やはりユーロは売り、クロス円も売りが大局のトレンドなのかとは思いますが、
こうして下がっているところを追従売りするのは怖い。
一旦戻る可能性もあると思うのですが、買い参入も勇気がいるなぁ。

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2011年11月18日金曜日

昨日作ったユーロドルロングポジションは
朝起きたらなくなっていました。

一度は1.3550ドルまで上昇して結構な利益になっていた(みたい)
なんだけど、寝ていたのでその喜びを噛み締めることも
利食う事も出来ず、朝方の急落でコスト付近で撤退を余儀なくされた格好。

せっかく調子が良かったユーロが再度売られることとなった背景には
日本時間早朝にフィッチが
「欧州問題が深刻化した場合、米銀には重大なリスクがある」とコメントしたことが
あったようです。

なんじゃそりゃ。
別にいまさら驚くような話じゃなくて皆わかっていることじゃない。
具体的な材料が出たってわけじゃなくて、センチメントを悪化させた
ってな程度の材料ですが、私のポジションからみると最悪のコメントだったわよ。
ヽ(`Д´)ノモウ~

市場はまだユーロが下げ止まったと確信が持てないでいるようです。
かと言ってここから売れる?!
もしかしたら素直にユーロはまだ売りなのかもしれないですねー。

というのも11月23日のアメリカの赤字削減策の問題って
具体策を提出する期限なんですって。

議会の採択は12月23日だとかで、注目は12月のほうなのかもしれません。
来週はどんな削減策がでてくるのか内容を確認する程度らしいので
ドルが焦点となってドル売りになるというほどの材料じゃないという話も。

ということはまだまだイタリアだのフランスだのフィッチだのS&Pだの言って
欧州危機がテーマのユーロ売りが継続するってシナリオが続くのかも
しれません。今夜はすっかりレンジ相場なので見送ります。

お休みなさい。

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2011年11月16日水曜日

ユーロが急落、
欧州時間序盤に1.35ドルを割り込み1.3430ドルアラウンドまで安値をつけました。
今週にはいって下落がもう4日目となるのでそろそろ下げ止まるんじゃないか、
と思って外出前に1.3420ドルで指値買い注文をかけておいたのですが、
ここにタッチ出来ずに1.3550ドルアラウンドまで100pips以上の急反騰。
悔しいなぁ・・・さて、この反発、一体何が起こったのでしょうか?

今日イタリアの10年物国債の利回りが再び7%台に上昇となり、
ユーロ売りが加速したようです。
おまけにフランスやオーストリアの国債利回りも上昇、
どちらも格下げの噂がまことしやかに囁かれていますが、
こうした中核国にも影響が出ておりユーロは買いの目がないように思えます。

100pips急反発の背景はECBが再びイタリア国債を購入しているとの観測が出た
事が背景だとの指摘がありましたが、これはトリガーとはなったでしょうけれど
単純に4日続けて下げましたので日柄が続いたことと売られすぎでの
反発局面が訪れたということなのかもしれません。

どちらにせよ、今週のブログでずっと書いてきたように、
23日に向けてドル売り、ユーロ買いに傾く局面がそろそろ訪れると
思ってこの相場を見ていますので、今日の夕方突っ込んだ下落が
今回の下落の底値で一旦はユーロ買いになるんじゃないかと思っています。
というわけで、1.3420L指値はヒットしなかったものの、
その後の反発から再び下落してきたところの「2番底」安値(に見える)
押し目を拾ってユーロを買って見ました。
コストは1..3467ドル。

今のところコスト付近で上へ下へと乱高下していて
これが正しかったのか見極めが付きません・・・・。
1.3430の本日の安値にストップロスを入れて今夜は様子見しますが、
こうした乱高下というのは天井圏、底値圏に現れやすいものだ、
と都合のいいポジショントーク・・・♪

これはあくまで来週の23日のアメリカの赤字削減策の議会承認に向けての
短期的戦略で「一旦戻る」というだけの見通しであり、
大局ではユーロは1.3ドルをも割り込む大きな崩落のTrendを描いていると
考えていますので、あまり長くは保有しません。
戻ったところはドテン売りで考えています。

WTI原油価格が今夜再び100ドルへ。
緩和的政策が継続していることからの投機マネーの流入、
イランの核開発疑惑からイスラエルがイランに攻め込むとの
地政学リスクを先に折込始めたという背景もあるなどと
報道ステーションで解説していましたが、
10月にアメリカを襲った寒波から灯油在庫が逼迫しており、
灯油を精製しようにも、WTI高からの精製コスト高で思うようにできないなんて背景もあるようです。
というのもガソリン需要は景気減速から減少しておりで余剰気味で、
灯油などの中間留分を精製するとガソリンまで同時に出来てしまうため
コスト高とガソリン余剰から思うように灯油生産ができていない、
なんて背景もあるようです。

NYのガソリンのチャートは下落しているのに
ヒーティングオイル(灯油)のチャートは上昇していることからも
需給も絡んでいると見られます。
こんなことからも原油価格が下がりにくい状況になってきている
という指摘があることも記しておきます。

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2011年11月15日火曜日

今日はドル円が瞬間50pips動くなんちゃってエア介入現象が。
たまたまレートを眺めていたので、瞬間Twitterで「介入?」とつぶやきましたよ。
ただ、11:30頃だったので時間帯的には不自然だったため
追いかけてポジションを取ることは避けました。
これに乗っていたら痛い目に会うところだったわ。

ドル高となったのはほんの一瞬で、
その後あっという間に上昇分の半値を削り神経質な値動きに。
夕方には再び77円を割れるという完全な行って来い相場になりました。

直後Twitterでのフォロワーさん達から
「本邦勢からストップ狙いのまとまった買いとか。」@kinyuhoudan
「介入期待の逆指しオーダーがあると言うことですね。戻り売りの方が良いと思います。」
「荻野さんが「まず買いが入って、介入と勘違いした買いも入ってストップがついたけど、
上で打たれて勘違いに気付いて反対売買した」的なことを言っていました。」@Global_Info24
などといろいろと教えて頂いて、介入ではなかったことを確認したわけですが、
Twitterってホント便利。そうそう、荻野さんの情報網は業界一ですけれど
明日のYMTVでは荻野さんの番組生放送があるわ。
会員限定ですけれど会員様はお忘れなくご参加くださいね。
http://www.yutakamarket.tv/table.php

今日のユーロもだらだらと下落が続き、結局週明けのギャップUP寄り付きから
280pips位下げています。月曜の東京時間スタート寄り付きで売っていたら・・・
と久しぶりのたらればです。今週まだ手が出せずにいます。

というのは昨日のブログに書きましたとおり、
23日のアメリカの赤字削減策の承認にむけてドル売りとなるんじゃないか、
と思っているため、どこかでユーロを買うつもりでいるのですが、
勢い良く下げて自律反発を狙えるような局面が一向に訪れないので
買い場が見えないのです。だらだら下げ続けていると買えないんですよね。
アク抜けしないですし、秩序だった下落は長いんです。
これは戦略がまちがっているんかな?とも言えるのですが、
それにしてもそろそろチャンスがあるんじゃなかろうかと待っているわけ。

ただ、ユーロを取り巻く材料は今日もあまりよろしくないんですよね。
スペインとドイツ10年物国債の利回りスプレッドがユーロ導入以来最大の水準まで拡大。
LCHクリアネットがスペイン債の取引証拠金を引き上げるのではといった噂があったり・・・。
オーストリアが格下げされるとかいう噂が出てきちゃってたり。

そして極めつけはドイツのユーロ離脱懸念?!

ブルームバーグから引用です。

メルケル独首相率いる与党CDU、ユーロ離脱認める動議を採択
ドイツのメルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)は14日、ユーロ圏の国が同圏から離脱することを認める動議を採択した。現在、ユーロ圏の規則では脱退は認められていないが、動議はその可能性を是認した。
動議が政策となるには、連立パートナー2党の同意が必要。メルケル首相は、ユーロ導入諸国がペースを決める形で欧州連合(EU)域内の政治的な関係強化と財政規則の厳格化を推し進めることを目指しており、この動議もその一環。
ショ イブレ財務相はライプチヒで開催されたCDU年次党大会でテレビ局フェニックスのインタビューに応じ、「われわれは誰も追い出すつもりはない」と発言。 「しかし、ギリシャ国民は重い負担を背負わなければならず、ある国が負担を背負うことができない、あるいはそれを望まない場合、われわれはその国の判断を 尊重しなければならない」と付け加えた。


しかしこれよくよく読むとギリシャの離脱を認めようって話じゃないのかな?
市場ではドイツがユーロ脱退か?といったムードでこのニュースが捉えられて
いたように思いますが、、、、。

ファンドマネージャーリサーチではギリシャが来年1-3月に破綻するとの予測が最多。
つまりギリシャのデフォルトは避けられないというのが大方の予測です。

どちらにせよユーロネガティブ材料には変わりないか。
ユーロもだらだら下げていますが、クロス円もだらだら下げています。
11月締めに向けポンド円に大口の売りが出ていたという情報も。
今週はリスクオフ相場広がる、というセンチメントですが、
ドラスティックな動きではないため、やりにくいですね。
ん?こういう相場のほうがやりやすいという手法の方もいらっしゃるかな。
結果的には大きな動きとなっていますものね。
トレンドフォロー型の手法であれば結構取れているという方もいるのかも・・・。

それからグロバルソブリン(通称グロソブ)が
イタリア国債を全部手仕舞って先週時点で保有残を
「ゼロ」にしたとの報道も話題に。
すでにフランス債も売り払ったとのことで
これが今後のフランスの命運を案じているような気が・・・・。

ユーロ建て債券の保有比率は6月末の36%から20.5%に引き下げ、
代わりに日本国債やオーストラリア国債の保有比率を高めているとかで
これが新たな円高要因になってる?なんてことはないでしょうか。
グロソブに続けーということで他の投信もこの動きに準ずることがあれば
この影響はさらに加速する可能性もあるんじゃないかと懸念しております。
※円のウエートは9月21日時点の13.4%から
10月27日時点では18.1%に、
豪ドルのウエートも8.3%から11.2%にそれぞれ上昇。

やっぱり今回も介入効果を長期的持続させることは出来なかった・・・?
もう一段の円高を覚悟しておいたほうがよさそうです。
介入期待の逆指値は今日のような動きで狩られちゃいますしね・・・。

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週末にはイタリアのベルルスコーニ首相がイタリア下院の財政安定法案可決を受けて辞任、
(過半数を獲得出来なかったため)新首相にモンティ元欧州委員が指名された、という
恐らくはポジティヴに捉えられるであろうニュースと、
アメリカ、アラバマ州ジェファーソン郡が米連邦破産法9条の適用を申請し財政破綻となった
というネガティブなニュースが出てきて
週明けのMarketはどちらに引っ張られるかな?と注視していましたけれど、
どちらもそれほどの材料にはなっていないようです。

Marketは若干のギャップアップ(リスクオン気味)でスタートした後
だらだらと水準を引き下げるというやる気のない反応で、
どちらかを材料にしたような動きには見えませんでした。

先ずイタリアの新首相となったモンティ氏。
経済学者で、欧州委員では競争政策を担当。GEやマイクロソフトなどの大型買収案件に
モノ申したことで知られています。M&Aに絡む強大なロビー圧力にも屈しなかったとか。
欧州委員として最も高く評価された1人だそうで、ベルルスコーニ氏よりは
大いに期待が持てるわけですが、首相が変わったくらいのことで問題が解決する
わけではありません。
これを好感してMarketがドカンと上昇することはありませんでした。

イタリアの債務問題が解決できなければ仏の銀行に懸念が拡大します。
仏の銀行はイタリア向け与信が4102億ドルと突出しています。
つまり、イタリアの問題はフランスの問題です。
こんな神経質な状況にある中の10日、米格付け大手スタンダード&プアーズが
フランス国債の格付けを引き下げたとする文書を一部顧客に誤って配信したなんて
トンデモない事件も勃発しており、穏やかではありません。
(後にウェブサイトの改変に伴う技術的ミスだったと発表していますが、
 それにしてもその内容。冗談で作成された文書なら相当不謹慎ですが、
 タイミングを見計らって出すつもりの予定稿なのでは・・・などと邪推してしまいます)

仮にフランスが格下げされれば救済基金であるEFSFの格付けにも
影響が及びます。となると高債務国への融資能力も低下してしまいます・・・。
EFSFによる融資ってユーロ加盟国の中のAAA保有国による保証が必要で、
これが27カ国中、現在わずか6カ国しかないんです。
ドイツ、フランス、オランダ、オーストリア、フェィンランド、ルクセンブルグ。
このうちフランスは全体の20.38%(およそ5分の一)相当の拠出を保証しており、
フランスが格下げされると他の5カ国の負担が増加し、EFSFが機能しない?なんてことにも。
このリスク、実は相当リアリティのあるシナリオなんじゃないかと思っていますが、
格付会社もフランス格下げ発金融危機のトリガーとなるようなことはしないか・・・?!

それからアラバマ州ジェファーソン郡の財政破綻。
負債総額は約40億ドルを超えており
1994年12月のカリフォルニア州オレンジ郡(17億ドル)を
上回る過去最大の地方政府の破綻劇。
最大の債権者はJPモルガン・チェースだとかで、金融機関にとってのネガティブ材料。
ちょっとこうしたアメリカの地方都市の財政状況に関する詳細がよくわからないので
なんとも言えないのですが、こうした破綻が連鎖するようだとドルの信任低下につながり
リスク回避相場となるんじゃないかと思います。
今日思ったより冷静な反応なのがちょっと不思議です。

それから今月の最大の山場はもしかしてアメリカがテーマかもーって話。
8月のドタバタ劇の再来です。
米政府・議会は8月、法律で定められた政府債務の上限を
従来の14.3兆ドルから2.1兆ドル引き上げましたが
これがギリギリまで承認されずにアメリカのデフォルトか?とMarketが大波乱、
大暴落を招きました。承認にはこぎつけたのですが。
(予想通りな展開ですが、Marketは異常なほどに反応して動きましたよね)

そしてこの問題、債務上限が引き上げられただけで安心してはいけないんですね・・・。
この債務引き上げ法案には超党派の委員会を設置して、
今後10年間で1.2兆ドルの赤字削減案をまとめることが明記されています。
その重要な赤字削減策をまとめる超党派協議の期限が今月23日に迫っているのです。
そしてこの赤字削減策も、来年の大統領選をにらんで駆け引きが加熱すると見られています。
つまり、ギリギリまで合意しない可能性が。

仮に委員会が合意に至らない場合、
国防費や社会保障費など1.2兆ドル相当の歳出を自動的に削減する措置が
発動されます。来年2013年から。
この措置があることで合意できなかったとしても
米国債がすぐに格下げされることはないと
見られていますが、脳裏をよぎるのは8月の再来。
ドル売りの嵐ですね。

また合意に至ったとしても、これが決してドル買いの材料ではありません。
緊縮財政下で米景気が回復していくシナリオが描き難いためです。
バランスシート調整のために財政出動に制限があるとなると、
FEDによる追加緩和策への期待が織り込まれる可能性が出てくるため、
これまたドル売りと・・・・。

ここからは欧州問題もイタリアからフランスへ?と悪材料払拭できずユーロ売り心理が働き、
アメリカも赤字削減策のドタバタ劇再来でドル売り心理が働くといった駆け引きで
どちらに軍配が上がるのかに賭けるような相場になりそう。

最後に日本の介入について。
IMFのラガルド専務理事が日本の為替介入について
「G7声明に沿ったもの」と認識していると述べました。
「われわれは、介入の最も効果的な方法は協調行動だと考えている」と
付け加えたとはいえ、意地悪だった「聞いてないよトリシェ発言」に
比べれば温かい言葉で?!介入容認とも受け止められたようです。

というのも、11日安住財務相が
3月の東日本大震災後の為替介入は、欧米の理解を得て協調で実施したが
その後は残念ながら(欧米と)同じ認識に立てなかったなどと話ており、
もう介入はないんじゃないか、なんて思惑が広がりドル円が崩れてきたという
流れがあったためにこのラガルドさんの発言はちょっと意外だったんですよね。
それにしても安住さん、
正直に言わなくてもいいこともあるんじゃないかなーと思ったり・・・。

つまり、先週の安住さんの発言に介入警戒が薄れていましたが
まだまだ介入が入る可能性は十分にあるってこと。
ドル円は下がったら買いかもしれません。これはドル円に限って。

そして23日にむけてはドル売り戦略。ユーロ買いってことになっちゃうけれど。
 

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2011年11月10日木曜日

昨日、とうとうユーロが下がりました。
イタリアに飛び火しているというのになんだかユーロが下がらないことが
不思議ではありましたが、「イタリア国債10年物利回り7%台乗せ」は
インパクト大だったようです。

なぜ国債が売られまくったか?!

イタリアの清算・決済機関CC&Gがイタリア国債の証拠金比率を
LCHと同水準まで引き上げると伝わったことなどきっかけで
債券利回りが急騰、ユーロ軟化という流れでした。

ダウ平均は400ドル近い下落、ユーロドルは
翌10日欧州時間入りのタイミングで1.35割れの水準にまで売られました・・・・
昨日は外出していてこの流れに乗れませんでした(´・ω・`)

ところが、今日は欧州時間序盤こそ売られたものの
現在怒涛の買戻し相場となっており、1.3650アラウンドまで上昇してきています。
1.3480台まで下げた瞬間は更に雪崩の如く下落するかもしれないと思ったのですが、
V字回復、さらに3倍返しでの上昇となっており、なかなか大きなTrendが継続しません。
昨日300pips位下落しましたが、ユーロは一方向にこの程度動くと
相応の戻りがある通貨ですねぇ。
だいまんさんがよく言う「第2の基軸通貨」となっているため
流動性も高く思惑も交錯するため一方向には動きにくいと
いうことなのかもしれません。

一応ユーロ買いの材料らしくものを。

■格付け会社ムーディーズがEFSF債の格付け「AAA」を確認したと発表
■イタリア最大与党「自由国民」幹部が早期選挙を実施するか、
  挙国一致政権樹立を協議していると発言したと伝わる

基本的には欧州債務問題がイタリアにまで波及していることで
ユーロは戻り売りスタンスで見ていますが、それでも戻る時は
凄まじい踏み上げ相場となりますのでタイミングが難しい。
私は一度1.3575ドルで売ってみたのですが、重ように下がらず
1.3609ドルでやめました。もっと上げそうだし。。。、

1.37ドル近くまで一旦戻るかもしれません。
再度売り直すレベルを模索してみます。

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2011年11月9日水曜日

昨晩イタリア下院で行われた2010 年度会計報告に関する法案採決は可決されたものの
絶対過半数を確保出来ずベルルスコーニ首相を辞任に追いこまれました。
ユーロはこのニュースを受けて上昇、株も堅調です。
人気が低迷してきていたベルルスコーニ氏の退陣がMarketにはGoodNewsだった、
ということなのでしょうけれど、これ、根本的に何かが解決したわけでもないですし、
こういうニュースでの上昇って持続しないですよね。
でも、ユーロは下がらない。
昨日も書きましたが思い浮かぶのがユーロのレパトリが起こっている、
ということくらいですが、これが案外本当にそういうことなのかもしれません。

山積する問題として大きなポイントは
①27日EU首脳会議で合意したギリシャ国債の50%ヘアカット民間金融機関が応じるか
②欧州銀行の資本増強の自己資本比率を「9%」達成できるのか
③自己資本増強に伴う公的資本注入となるか、その場合の各国の財政負担の問題
④資本が必要となる場合のセーフティーネットEFSF規模
 実質1兆ユーロは打倒な金額か?レバレッジとは?

 ④に関しては11月29日の次回会合で決めることになっており、
 12月からイタリア国債などを買い支えることができるようにする予定。
そしてこの欧州銀行の9%の自己資本比率達成のための資本増強の流れの中で
凄まじい貸し渋り、貸し剥がしが起こっているのではないか、
ということでこれがユーロ高の犯人なんじゃないか、と思っていたりします。

あるいは。
メルケル首相がギリシャが国民投票を実施するとかしないとか言い出したことを受けて
「ギリシャが国民投票の意向を表明したことは、我々のブリュッセル合意後の心理状態を
一変させた。我々は、準備が出来ている」と発言しているのですが、
これが「ギリシャがユーロ圏を脱退する事態に対しEUの準備が整っている」という意味を
含むとも指摘されており、ギリシャ切り捨てをMarketは織り込み始めたのかもしれない、
という推測もできますが、どういうことなんでしょうねぇ。

以下、まとめのためにメモした時系列を残しておきます。

10月27日 EU首脳会議 ギリシャ政府の民間金融機関に
     ヘアカット50%などを盛り込んだ包括救済策合意
       欧米の株式市場これを好感し上昇。

10月31日 ギリシャのパパンドレウ首相が突然「EU首脳会議での合意内容に
     基づく緊縮財政などについて国民投票を行なうと宣言。欧米株式市場下落に。

11月3~5日G20サミットにG20メンバーではないギリシャパパンドレウ首相を呼び出し説明求める。
       EUとIMFは、11月中にギリシャに支払う予定だった、80億ユーロのつなぎ融資凍結。
      ギリシャはこの融資を受けられなければ、12月中旬には国債の償還不能で破綻。

11月3日  ECB政策金利を、2年半ぶりに0.25ポイント引き下げ。
11月4日 国民投票の方針を撤回。5日パパンドレウ内閣信任投票で信任。

11月7日 ギリシャのパパンドレウ首相と最大野党・新民主主義党のサマラス党首、
      大連立政権を樹立で基本合意。パパンドレウ首相は辞任の意向。

11月8日 イタリアベルルスコーニ氏辞任表明

☞ 11月29日財政危機の国や経営不安の銀行を助ける
「欧州金融安定化基金(EFSF)」の規模を実質1兆ユーロ(約107兆円)に
増やすことについて、詳しい仕組みなどの具体策を11月29日の次回会合で
決めることにした。12月からイタリア国債などを買い支えることができるようにする。

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ユーロ、レパトリエーションでも起こっているのでしょうか。
危機はギリシャからイタリアへ、この段階への波及は一層深刻だと思うのですが、
ユーロはむしろ強含み・・・・まだレンジ推移の範疇ではありますが。

7日開催のEU財務相会合ではギリシャやイタリアへの支援を強めることで合意。
今月中に一連の対策を実行できる態勢を整え、危機がこれ以上広がるのを防ぐ、
としましたが、こんな合意が伝わっただけでユーロ買いとなるものでもないですし・・・。
このところの相場は材料だけで売り込むと危険なことが十分にわかっておりましたので
ユーロを売ったりはしておりませんでしたが、この地合で下がらないのが不思議。
いよいよイタリアの10年物国債の利回りは6.7%を上回り、
アイルランドやポルトガルが救済要請に踏み切ったときの水準である
7%に迫ってきています。

そもそもイタリアって今どんな状況なのかまとめてみます。

ギリシャの国内総生産(GDP)はEU全体の1.7%。
スペインは8.4%、そして問題のイタリアはなんと12.6%を占めています。
そしてイタリアの2010年の債務比率は118.4%でギリシャに次いで2番目に高いのです。
借金額は1兆8429億ユーロ(193兆5045億円)で、ギリシャの5.6倍もあります。
そしてこの金額は日米に次ぐ堂々世界3位なわけですが、
実はダントツ1位は日本だったりします・・・。
※2位アメリカ

IMFの監視下に置かれることが伝わってきていますがイタリアは、
債務比率を現在の118%から3年後に113%に下げなくてはなりません。
これを実現するには、毎年3%の名目経済成長率を維持し財政赤字を3年間にわたりゼロに
しなくてはならないとの試算が出されていますが・・・・イタリアの2010年の経済成長率は半分の1.5%。
2011年は1%に減速する見通しで、イタリアがこの目標を達成でるはずがありません。

そこでベルルスコー二首相が打ち出した主な緊縮財政策は、
年金受給年齢の引き上げ( 現行65歳を67歳に)や公務員給与のカット。
国民はこれに大反発、大規模デモが行われベルルスコーニ氏の退陣を迫っています。

それでなくても、すでに国から国民への支払いが滞っているみたいなんですよ。
・ローマ市、建設業者に公共事業の代金が支払えず約400億円が滞っている。
・内務省による警察組合へのパトカーなどのガソリン代支給遅延
・法務省、盗聴を請け負う企業協会に半年分の支払い遅延
・法務省、刑務官6万人に平均2000ユーロのボーナス支払い遅延
中央官庁の支払い滞納が常態化するという異常事態なのです。
おかげで警察や消防で使うガソリンが買えない事態に。

ひゃー調べれば調べるほど「こんな酷い状況」なのに
ユーロが下げないってどういうことなのかしら~と頭の中は???でいっぱい。

そうそう、イタリアの監視、IMFだけではなく、
EUとECBも監視に加わることになったそうです。トロイカですね。
9日までにこの監視団がイタリアに派遣される予定。

というわけで今日もポジションを取る気になれず。
わからない相場に手を出すべからず。

■そうそう、昨日隠密介入しているんじゃないか、と書いたドル円ですが、
 NY時間にはいって水準を崩してきています77.60円くらいまでスコーンと急落。
 今日はスイス高も進行しましたし、通貨高阻止に動いたSNB、BOJにとって
 苦しい展開に・・・。明日の東京時間に介入があるかどうかにも注意を払って
 おかなくてはなりませんね。


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2011年11月7日月曜日

イベントラッシュの1週間が終わって、冬時間入り初日となった7日月曜。
マーケットは総じて「揉み合い」という印象。金だけ順調にジリ高基調かな。

雇用統計も比較的悪くなかったことと株価の水準も危機的状況にないことから
QE3催促相場となるようなムードは大きく後退しましたし、
欧州の問題はギリシャのパパンドレウ首相退陣のニュースにも
大きく反応するでもなく、方向感を見失っている印象。

※ギリシャのパパンドレウ首相と野党・新民主主義党(ND)のサマラス党首は、
挙国一致内閣となる新連立政権で合意、パパンドレウ首相は退陣する。

次期首相はパパンドレウ首相とサマラス党首が7日に決定すると報道されていますが、
今夜にも決まるということでしょうか。
噂では前ECB副総裁パパデモス氏が就任する見通しだとか・・・。
そもそもはギリシャの経済学者ということぐらいしか情報がなくて
どんな方かよくわかりませんが、パパンドレウさんからパパデモスさんってパパかぶり。
ギリシャではパパ~って名前が多いのかな?
「ゆうじろう」から「ゆうすけ」になった。みたいなイメージ?

さて、今週の懸念は売り込まれているイタリア国債、イタリアへの波及ですが、
ユーロはイタリアへの波及懸念から週明け寄り天の下落基調となるも、
「イタリアのベルルスコーニ首相の辞任」の噂が出て急反騰。下げ幅の半分位を取り戻します。
辞任で好感されるって嫌な気分でしょうけれど、ベルルスコーニさん
「そんな話は知らねぇ」と噂を否定。
これで再び下落基調に戻るという、そんな動きがありました。
1時間足でみれば揉み合いの範疇ですけれど、イタリア絡みの報道は
事実であれ噂レベルであれ今週のマーケットの撹乱要因となりそうです。

どうもこの相場、方向が見えず手が出ません。
ダウSも止め、為替も様子見ですが、先週買った金だけが調子いいみたい。
一度大きな動きが出てから判断したほうがよさそうです。

今日の話題はギリシャ、イタリアの政治的な動きもそうでしたがスイスにも動きが。
SNBのヒルデブランド総裁が、通貨スイス・フランの上昇でデフレリスクが高まり
自国経済が脅かされる場合に備えて引き続き行動する用意を整えている、と発言。

いわゆる口先介入ですが、これでスイスフランが売られました。
スイス高阻止対策としてユーロペッグ表明するなど巧みにマーケットに
介入し続けているSNBですが、先週介入した政府日銀もSNBに似てきているとの指摘もあり、
今回はこれまでと違った様相を呈しています。

※ 政府・日銀は「かん口令」を敷いたうえでの隠密介入で 
77.78~85円で継続的にドル買いを実施している可能性あり
 http://goo.gl/l0PNK

安住さんの「納得いくまで」はまだまだ継続中の模様。
SNBを真似ているなどと揶揄する声もありますが、
それでも水準を引き上げ、1週間維持している現在迄の状況は介入成功と言えます。
ここからSNBのように長期トレンドの大転換を確信できるまで持っていくことが出来るか、
その手腕に注目。かといってこの動きのないドル円を買う気にはならないけれど・・・

今夜も結局様子見。

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介入に始まって雇用統計に終わった先週の為替市場。
ドル円相場は75.32円から79.55円まで4円の値動きがありました。
でもこれ介入当日1日の値動き。
その後は概ね77~78円の小動きレンジに終始し、
雇用統計でもそれほど大きく動くことはありませんでした。

介入後、4日経過してもなお介入前の水準に戻ることなく2円高くらい水準を
保っているということで、前回の3日しか持たなかった介入と比較すれば経過良好、
現在のところ成功と言っていいようです。

ECB理事会でECB新総裁マリオ・ドラギ氏がサプライズの利下げを発表したり、
ギリシャが国民投票をするとかしないとかで(結局パパンドレウ氏の信認で週を終える)
大揉めに揉めた割には落ち着いた週末だったよう感じますよね。

一応雇用統計を振り返って置きます。

10月米雇用統計
NFP/非農業部門雇用者数 8万人増(市場予想の9万5000人増を下回る)も
8、9の過去2カ月分は合わせて10万2000人の大幅上方修正。
失業率は9.0%と前月の9.1%から改善。

強弱混在と言った内容ですが、過去分の修正、失業率の改善を見ると
FOMCでQE3に踏み切らなかったのはこれがわかっていたからなのか、と思うほどで、
今後市場がQE3を催促して下落するようなことはないようにも思えてきます。
・・・・個人的にはこうした流れに違和感があるんですけれど・・・・。
しかし流れに逆らってもいいことなど一つもありません。
目先はアメリカのリスク後退でダウS撤退は止むなし(´・ω・`)ショボーン

そしてギリシャ。
5日金曜にギリシャ議会はパパンドレウ内閣に対する信任案を賛成多数で可決。
解散・総選挙は回避にひとまず安心感が広がりました。
しかしながら投票結果は信任153、不信任145と僅差。
野党は首相の辞任を強く求めており政局が流動化する可能性もあり予断を許さない状況に
変化はないと思っていますが、、。
パパンドレウ首相は新たな連立内閣が1300億ユーロの支援策を議会通過させ、
財政破綻を避けるよう呼び掛け、自身は首相を辞任する可能性を示唆。週明けにも
パパンドレウ首相の進退のニュースがマーケットを騒がせる可能性が残っており、
まだまだ市場の火種となりそうです。

またイタリアの10年物国債の利回りは6.4%とユーロ導入後最大に。
経済規模でユーロ圏3番目のイタリアへの波及はなんとしても止めなくてはならないと
いうことで、G20ではイタリアが国際通貨基金(IMF)の監視下に入ることが、
決まっています。しかし、これを受け首都ローマで5日、ベルルスコーニ首相の
退陣を求めて数万人がデモ行進するなど混乱は拡大。イタリアが焦点となってくると
買い戻されていたユーロも再度売られることになると思うのですが、
ユーロの動きは神経質過ぎてついていけません。
材料が悪いのは大前提。でも何かちょっとでも安心感が広がるニュースが出ると
爆上げするんですもの・・・・。

今週の注目は引き続き欧州から飛び出すニュースとユーロ、
そして介入後1週間のドル円相場、水準を守れるか、ってとこかしらね。

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2011年11月4日金曜日

FOMCではQE3実施には至りませんでした。
ということでマーケットは失望・・・してないみたいね?!
今回はそれほど期待もなかったからでしょう。
予想よりマシな経済指標が相次いでいましたし、
市場の関心はギリシャ、欧州問題に集中しており、
さほどアメリカに対しての懸念が取り上げられていませんでした。
手詰まりとも揶揄される金融政策、催促がない状況ならやる必要もないですものね。

11月2日のFOMCはこれまでの一連の緩和策を維持するも景気認識は上方修正。
7~9月期の経済成長が「やや強まった」とし、「緩慢だ」とした前回から景気認識が上向きに。
しかし、必要に応じて金融緩和する準備があるとも示唆。
具体策としては、住宅ローン担保証券(MBS)の追加購入に含みを持たせるものとなりました。

といいますか。
むしろマーケットはリスクオン相場に傾きつつあります。
今月に限ってはFOMCよりもECBの方がインパクトとなったようで、
3日のECB理事会では利下げが発表されました。
ニュース等ではサプライズと報道されていましたが、関係者の間では
利下げも視野に入っていましたよね。私がお世話になっているセミナーや番組の
講師の先生方は利下げに言及していましたので驚きませんでした。

驚いたのはその後のユーロの動向かなー。
利下げならユーロ売りでしょ、素直に。
でも直後に昨今のレンジの下

限までスコーンと落ちたことは落ちたのですが、
V字回復(レンジの中で、ですけど)
利下げをきっかけに相場が崩れるって結果にはならなかった・・・。

「利下げ☞ 低金利☞ 売り」というシナリオよりも
「利下げ☞ 緩和☞ リスクオン☞ 安心☞ ユーロ崩壊ならず」
ってシナリオになったということでしょうか。

というのはダウ平均が上がる上がる。
12000ドルに届きそうな勢い。これ、リスクオンってことですよね。
FOMCでは追加緩和策がなかったものの、景気認識を上昇修正、
波乱がなかったことに加えてECB理事会では利下げと来たために
どうやらマーケットが楽観に傾いているような感じ。

とはいえ、今日はギリシャのパパンドレウ首相が辞任するとかしないとかの
未確認情報が飛び交っていましたし、国民投票もやるとかやらせないとか
情報工作、ギリシャ問題には皆さん飽きてしまったか、材料視されていないようですが、
もう酷い混乱に陥っています。
ギリシャデフォルトに向けて(27日の首脳会議の合意は一体何だったのか)
ネガティブ材料も満載ですが、もしや市場はギリシャがデフォルトすれば
アク抜けで上昇とでも織り込み始めたのか、今夜は様々なイベントをこなし
上昇しています・・・。

金もチャートが著しく好転、綺麗な上昇トレンドを
描き始めました。もう1760ドル台です。1730ドル台で金を少し買って見ました。

フラクタルから金が暴騰するというシナリオを、とある方から聞きまして。
大変興味深い話でしたのでちょっと調べてみたらこんなチャートを発見。
http://www.pakalertpress.com/2011/10/17/gold-signals-the-end/
どうやらフラクタル分析によると、早ければ、2012末から2013年に
最低でも 4000ドルに上昇する。ということのようです。
んー。これが実現するなら、株が上昇しているはずがありませんが・・・。

一昨日作ったユーロドルSポジションは25pipsマイナスで損切り。
かと言って買う勇気も持てずに静観中。
ユーロはレンジ入りしたように見えますね。

明日は雇用統計。
予想は前回9月の前月比+10.3万人をやや下回る同+9.5万人。
若干弱い予想ではあるものの雇用情勢の一段の悪化を予想してはいません。

前回9月は8月22日に行われたストライキの終息と共にベライゾンの約4.5万の社員が
再び統計に反映されたことが影響していると言われています。
8月は約4.5万人の押し下げ要因だったということですが、、、。
この10月はこうした特殊要因がない分、ブレも少ないはずですが
予想に近い結果ならば、相場の波乱要因とはならず、
一層の株価の押上材料となる可能性もありますね。
というわけで12500ドルショートポジションは11770ドルで一旦利確しました。
もっと早く利食って置くべきでした(´・ω・`)

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2011年11月2日水曜日

昨晩は米金融大手MFグローバルが連邦破産法11条の適用を申請、
ダウ平均が276.10ドルもの大幅下落となり久しぶりにリスク回避相場再開の全面安。
おかげでユーロドルもみるみる下落。

このMFグローバルってどんな会社?
この会社のコア・ビジネスは先物ブローカー。
CMEやICEなどの取引所で取引されている先物の売買注文をつなぐ(顧客からの)業務。
上場先物やオプションの取引で最大手だとか。コモディティ市場への影響が懸念されますが・・・。

リーマン・ショック再来か?とヒヤリとさせられる金融機関の破綻ですが、
取引所で取引される先物契約は取引所が契約の履行を保証しているものなので
連鎖的な信用不安には繋がらないとの見方が大勢です。
MFグローバル経由の取引はポジション解消に限定されてしまったため、
原油先物市場では通常60万枚ほどの取引が半分にまで落ち込んでいるとの指摘も。
そう言われてみると昨日今日と商品市場のボラティリティが非常に高い気がします・・・。
(金は再度1700ドル割れたのですが、(1680ドル台)再上昇で1700ドル台回復。値動き荒いです)

しかし、問題はこのMFグローバル、イタリアやスペインなどの欧州諸国の
国債に多額の投資を行っていました。これが問題なのです。
9月末時点の欧州の国債関連の投資残高は63億ドル(4900億円)にも上り、
このうちイタリアとスペイン国債が7割を占めていたそうです。
また顧客の資金を不正に使用していたなんて話も・・・。
MFグローバルの大口債権者にはJPモルガン、ドイツ銀行などの
欧米大手金融機関の名前が上がっており、こうしたところにまで飛び火すれば
影響が限定的だなんて言えない事態となりそうですけれど・・・。

この会社、ゴールドマン・サックスのCEOや上院議員、
ニュージャージー州知事を歴任したジョン・コーザイン氏らがCEOを務めており
積極的なリスクテイク戦略を取っていたんですって。

ちなみに日本法人のFX取引会社MFはグローバルFXA証券が心配。
口座数5000、純資産は19億円、預かり証拠金は25億円だそうです。

■しかし!!
今夜はすでに新たなニュースでリスク回避相場に拍車がかかっているのです。

なんとギリシャが
「27日にEU首脳会談で決めた包括戦略に関して、
ギリシャ国民にその是非を国民投票で問う」と宣言したのです。

え?!
やるのは前提でのEU首脳会議合意じゃないの?(゚д゚)!

報道ではこの国民投票実施を表明したパパンドレウ首相に対し
与党議員の一部が首相の辞任と国民投票キャンセルを求め造反、脱党しているとのこと。
CNBCが報じたところによると、ギリシャのパパンドレウ政権の信任投票は4日。

ギリシャのデモの映像などが繰り返し報道されていますが、
あれを見るかぎり国民投票では包括戦略なんてやりたくないよーと否決されちゃうんじゃないか、
って思うのが自然な考え方ですが、なぜパパンドレウ首相は国民に是非を問うのでしょうか?

MarketHackさんがわかりやすい解説をされていました。
「ギリシャはナゼEU首脳会談で決まったギリシャ支援策を国民投票にかけるのか」
http://markethack.net/archives/51780842.html

つまりこういうことのようです。
それをやらない限り緊縮財政実現は無理・・・・。

もし、可決されれば実現できるのです。
でも可決されますかね・・・。

このギリシャのグダグダでマーケットは更に緊張を高めています。
イタリア国債10年物利回り6.30%に上昇。
ドイツイタリア国債スプレッドが450ベーシスに拡大。
ダウは12000ドル割れ。
ユーロドルは1.36ドル割れぎりぎりにまで落ちてきています。

そういえば今日11/1はマリオ・ドラギ氏がECB総裁として初日を迎えたわけですが
トンデモない事態からのデビューです。
ECBはかなりイタリア国債を買ってますよね。。

今週の理事会では利下げがあるか否かに注目が集まっていますが、
ギリシャ問題も抱えて難局をどう乗り越えていくのでしょうか。

というわけで、「ギリシャはもう破綻の道を逃れられない」ような事態に突入している
のですが、私はユーロドルSを1.3803で降りちゃったんですよね。
ギリシャの国民投票の話がでる前。昼間です。
その後1.36ドルまで下げているので200pipsの利益機会の喪失・・・失敗したな。
でも1.4208ドルで売ったポジションなので十分利益はありました。
頭と尻尾はくれてやれといいますが、お腹までくれてやった気分・・・

先ほど再度1.3672で売りなおしていますが、底値売りにならないか気が気じゃないです(笑)
でもユーロドル、1.3145☞ 1.4245の上昇の50%以上の下落となっていますので
この先も売り相場継続だとは思っています。

それからドル円。
今日は瞬間的に78.97円まで約50銭急騰するなんちゃって介入場面がありましたが
実弾は入っていないようですね。その割には意外と下げど待っているので
一定の効果があったのかな。
しかしながらくりっく365の個人投資家のポジションの売り玉が凄まじく増加しており、
日銀が買って、輸出が79.20でしこたま売って、個人もそれに乗じてしこたま売った構図が
現れています。このポジションがしこりになってしまうと意外にドル円はしばらく強いかも
(円高にならず、ドル高となるかも)
※前日は27422枚の売り玉だったが、介入日には106002枚と4倍近くに増加。

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2011年11月1日火曜日

G20,FOMCとビッグイベントを控えては介入はやれないのではないか、と
思い込んでいました。意外に日本独自でやれちゃうものなのね、と認識を
改めましたが、よくよく考えれば今日は31日、月末でした。

月末のタイミングで尚、ドル円が史上最高値を更新(5営業日連続?)
ってのが「やるかもしれない材料」ではあったかと思います。
過去にも輸出企業を助けるためだけに行われたとと勘ぐりたくなるような
介入がありましたが、、といいますか、震災後の協調介入時を除いて
これまでの介入はほぼ目的はそれだけだったのではないか、というような
やり方に終わってます。いつもたった1日でやめてしまうんだもの・・・。

先週は日銀の金融政策決定会合で追加緩和策が発表され、
市場では同じタイミングで実弾介入を実施するのではないかという
予想が広がっていましたが、やらずに終わり、介入警戒ムードは
急速に薄れていたことは事実。

介入なしとみた投機筋が膨大な円ロングポジションを構築したとも
言われていましたが、さて、今日の介入で投機筋はそのロングを
投げたでしょうか?ちょっと意外なタイミングであったことは事実です。

「75円割れは防ぐという意思を感じる」との指摘も。
そうであれば、タイミング(月末)ではなく
レベル感からの決断ということになります。
どちらでしょうね。どっちもかな。

今回の介入、安住さんが連日「断固たる措置」的
介入匂わせ発言をしながらやらなかったということも相当叩かれていましたが、
今日は「納得行くまでやる」という新しい表現を使ったことで
SNB式でやるんじゃないか?!という期待が広がりました。

※SNBスイス中銀は201.8月、自国通貨上昇を阻止するために、
 対ユーロでスイスフランの上限を設定し(ペッグ)為替介入を実施し
 スイス高トレンド阻止に成功(今のところ)

介入経緯を振り返ってメモしておきます。

8:45 安住財務相「投機的動きには断固たる措置を取る」
10:20 ドル円75.59円
10:25 ドル円76円台半ばまで急落。
10:45 安住財務相単独円売り介入実施を発表。
     指示は10時25分だったことを明らかに。
     納得いくまで介入したい」

正午前あたりから79:20銭近辺で動きが止まる。
SNBのようなペッグを指摘する声も。
79.20近辺に大口のビッド(買いオーダー)があったとの噂。
EBS(電子ブローキングシステム)を使って日銀がビッドを置いていたという
新しいやり方を採用していたとの指摘。
☞ いわゆる「79.20円の指値注文」ですね。
これがSNB式採用?(真似という言い方をする方も)と関係者を驚かせました。

この79.20ビッドは1000本(1本100万ドル)だったとかで
国内輸出企業などの注文を市場で大量に吸収していたとか。
やはり輸出を助ける意味合いもあったでしょうね。
ただ、やるなら仲値前にやれば良かったんじゃない?という指摘はごもっとも。
時間的タイミングから安住さんがよくわかってないんじゃないかという声もありました。

15:50  78円台に崩れる
17:50 77円台に崩れる

~24:00 78円を挟んで小動き継続

ということで、SNB式ペッグ方式、
欧州時間入りのタイミングでは買注文を下げちゃったみたいで、
それ以降、介入が入っていないようです。
SNBスタイルで欧州、NY時間で断続的にやることも期待されていただけに
拍子抜けといいますか、やっぱり・・・・という気持ちもありますが、
しかしながら「納得いくまで」のセリフが気がかりでドル円Sにも勇気がいるという
膠着相場に入ってしまったということでしょうか。

昨年9月から4回目の介入となりますが、ことごとく失敗に終わっているわけで
今回も79円台は売りだったか、と今更ながら思っていますが、
「納得いくレベル」って80円台回復ってことじゃない?と勝手に推測して
80円Lowに売り指値を置いて出かけたのは失敗だったかな。期待しすぎちゃった。
それでも今日はたまたま介入時モニター前にいたので
78.02でドル円買いで飛び乗り、外出前、78.67円で利食いに成功、
60pipsはしっかり取れたので悔しいというほどでもありません。

過去の介入も振り返って置きます。
       2011年     2011年     2011年       2010年
実施日   10月28日    8月4日     3月18日      9月15日
規模    5~6兆円    4.5兆円     6925億      2.1兆円
値動き 75.57☞ 79.52  76.98☞ 80.20  78.82☞ 81.97   82.87☞ 85.76
持続効果   ?       3日間      17週間       3週間
*3/18は10年ぶりの協調介入

早速ECBゴンザレス理事が
「単独での介入は好ましくない」「単独介入の効果は限定的」
という意地悪発言を。
前にもトリシェさんが聞いてないとかなんとかおっしゃって不快感を示していましたが
もう少し日本の事情も考えてくれてもいいんじゃないかと思います。。。
「このような介入は多国間の総意に基づいて実施される必要があると考えている。」

さて、注目は「納得のいくまで」がどれほどの意味を以って発言されたか、です。
今日1日の介入、79.50台で納得したのかどうか・・・。
なんか発言時の映像を見るかぎり、
策があっておっしゃったわけじゃなさそうでしたけどね。
流れでぽろりと納得行くまでやるといっただけっぽかった・・・。

明日も継続するのか。
これまで最速で失速したのは8月の3日で行ってこいという記録がありますが、
後日再度75円を割り込みそうになったらやるということなのか、
安住さんのお考えを予想するしかありません。

でも Technical的には200日移動平均線を超えることができずに失速した形になっており、
このまま頭を叩かれて失速というシナリオも濃厚なイメージです。

金曜に作ったユーロドル1.4208ドル売りポジションはうまくいってます。
現在1.3946ドル。やはりやりすぎた相場の天井は一旦売り参入してみるものですね。
継続保有で下を狙います。

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